夜のつぶやき


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2004年12月31日(金)
あなたがいれば




同じ日は

一日としてない


今日があったから

明日もあると思える


あなたがいれば

















2004年12月30日(木)
風の音




聞こえる風の音

寂しいのは

きっと

冬だから


そう

今だけだと

言い聞かせて

















2004年12月29日(水)
流れる雲




下ばかり 向いていないで

空を見上げてみようよ


流れる雲を

追いかけていけば

心の雲も

流れていくよ





















2004年12月28日(火)
冬の蛍




街を飾った

光の幻影


忘れ去られた

聖夜の輝き


雪の中

ポツリとひかる

冬の蛍のように



















2004年12月27日(月)
言えたらいいのに





言えないこともある


言いたいのに

言えたらいいのに・・・


言葉の重みは

時を惑わし

時を狂わす



伝えたくても

伝えられないものもある

















2004年12月26日(日)




翼は

誰もが もってる


飛びことを

忘れて

羽ばたくことを

忘れて


折りたたんだ 翼は

まるで殻のよう
















2004年12月25日(土)
もう一歩





近づきたいのに

遠回りしてみたり

伝えたいものを

たとえ話にしてみたり




あと一歩

もう一歩

踏み込めないのは

怖いから
















2004年12月24日(金)
祈り




静かな夜に

胸の中で祈る


十字をきらぬ 懺悔

誓うのは

罪深き 祈り


















2004年12月23日(木)
見上げた空




見上げた空に

星はありますか

月はありますか


太陽のように

眩しい輝きでなくても

見上げた 広い空に

光はありますか


















2004年12月22日(水)
強がり




時には強がりも

必要でしょう


気付かなくてもいい

でも

わかってほしい

私の強がりのわけ


















2004年12月21日(火)
夢で逢いましょう





夢で逢いましょう


離れているから

毎日会いたいから



夢で逢いましょう


夢の中なら

あなたを一人占めできるから


















2004年12月20日(月)





窓を開けて

よどんだ空気を

入れ替えるように

心の窓を開け放ち

ため息と涙の雫

掃きだしましょう


窓から見える空は

きっと青空になる

















2004年12月19日(日)
考えなくても




考えるだけ

無駄なこと


どれだけ愛しているか なんて

どれだけ大切なものか なんて



考えなくても

わかりきったことで

考えてしまったら

苦しむだけだから

















2004年12月18日(土)
あなたがいないと




あなたがいないと

生きてゆけないわ


そう思える人が

いるだけで 幸せ


そう思ってくれる

人がいるなら

もっと 幸せ



















2004年12月17日(金)
空一面の 雲





空一面の 雲

さっきまで

あんなに晴れていたのに


空一面の 雲

今にも雪が

舞い落ちそう


冬が来るんだね


















2004年12月16日(木)
思いがあるなら





どこまでも 行こうよ

道があるなら

思いがあるなら



欲しかった答えは

見つからなくても

その先を歩くための

何かは見つかるはずさ


















2004年12月15日(水)
静かな夜





静かな夜に

聞こえるのは

木の葉と遊ぶ

風の音と

途切れることのない

私のため息



静か過ぎる夜も

困りもの



















2004年12月14日(火)
壊れないように





壊れた心は

どうやって治すのでしょう


治し方がわかっても

必ず治るとは限らない



壊れたものは

どんなものでも

簡単には治らないのです



だから

壊れないように・・・

壊れないように・・・

















2004年12月13日(月)
あなたのせい




夜の長さも

つのる寂しさも

みんなあなたのせい


みんな みんな

あなたのせいにして

長い 長い 夜の

孤独を紛らわすの


















2004年12月12日(日)
列車





一駅 近づくたびに

もどかしさが

苛立ちにかわる

もっと早くと・・・



一駅 離れるたびに

せつなさが

ため息にかわる

まだ足りないと・・・



流れる景色は

すっかり冬だね















2004年12月11日(土)
忘れかけた歌





ふとテレビから流れる

忘れかけた歌


その時私は どこにいた

その時私は 何をしてた


誰かと一緒に

聞いた曲

好きだった曲

忘れないでと

心に歌いかけてくる


















2004年12月10日(金)
寝入るまで





過去の思い出たちを

連れてきても

同じ輝きはない


寝入るまで

冷たい布団の中

あなたの代わりの

つれない添い寝

















2004年12月09日(木)
屈託のない笑顔




明るくはしゃぐ声

屈託のない笑顔

うらやましいと思う



心から笑うことを

いつから忘れてしまったのだろう




















2004年12月08日(水)
震える体





震える体に

毛布なんて

何の役にも立たないわ


あなたの腕で

あなたの胸で

包み込んでください
















2004年12月07日(火)
冬の便り




冬の風に

  雲は急きたてられて


北の里から

  雪の便りが届きました



あなたの空は

  晴れていますか


















2004年12月06日(月)
愛の言葉




縛り付けあうような

愛の言葉はいらない


傷つけあうような

愛の言葉はいらない


慰めあうだけの

愛の言葉はいらない


真っ直ぐにみつめて

それだけでいいから














2004年12月05日(日)




人生にレールなんてないわ

いくつもの別れ道

いくつもの道しるべ

ひとつひとつ選んでいく


気に入らなければ

自分で道を作ればいい

















2004年12月04日(土)
夜明け前





夜明け前の

澄んだ空のように

透き通る心に

なりたい


太陽を待ちわびる

夜明け前の

ほんのひとときだけでも
















2004年12月03日(金)
過ぎ去るとき





どんな時間も

過ぎ去るときがくる


忘却という名の

時の使者が

肩を押すまで

佇み続けるのだろう

















2004年12月02日(木)
留まるのは




もし許されるなら

どんなことでも

やってしまうかもしれない


思い留まらせるのは

理性でもなく

周りの目でもなく



悲しむあなたの顔


















2004年12月01日(水)
真実





私の信じたものが

真実であればいい



他の人にとって

真実でなくても

私にとって

真実であればいい



真実もまた

夢と同じ