夜のつぶやき


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2002年10月31日(木)
温かさ




ふいに握られる手から

伝わる温かさ

逃がさぬように握りしめ




触れた唇から

伝わる温かさ

胸の中まで熱くなる




抱きしめる肌から

伝わる温かさ

身も心も溶けていく



重なりあう温かさ

とけてひとつに・・・


















2002年10月30日(水)
話してくれなきゃ




言いかけた言葉

途中でやめないで

話してくれなきゃわからない




言わなくてもわかる

なんて嘘

話してくれなきゃ感じない




聞きたい言葉

聞かせてよ

話してくれなきゃ眠れない



















2002年10月29日(火)
何気なく




何気ない日常の

ほんのひとコマ



ひとつずつ

ひとつずつ

積み重ねて昨日になる



穏やかに

ひっそりと

積み重ねて明日になる



何気なく・・・

そう言い聞かせて

















2002年10月28日(月)
見知らぬ人





見知らぬ人のように

冷たい視線

沈黙したまま

伸ばした手を振り払う




息苦しさで目をさます

夢だとわかっていても

呼びつづけた




追いかけた幻影に

重なる姿

冷えた闇の中に浮ぶ

こぼれた涙とともに・・・

























2002年10月27日(日)




私は

どう見えるのだろう

どう思われてるのだろう



周りの目ばかり気にしてる



良く思われたいから?

褒められたいから?

好かれたいから?

嫌われたくないから?




ひとりになりたくないから?



作り上げられた

「私」という人形

壊してしまいたい




「私」の中身は・・・



















2002年10月26日(土)
心の中



心の求めるまま

探し求めて



心の望むまま

生きていけたら



翼を持った心で

どこまでも飛んで行く



心だけは自由

誰にも束縛されない

羽ばたける世界が狭くても

想いだけは無限にあふれ出る



心の中だけは

私が私であるところ



















2002年10月25日(金)
逢える、逢える・・・




逢える、逢えない、逢える、逢えない・・・

コスモスの花びら散らせて

占ってみる




逢える、逢える、逢える・・・

望んでいるのはそれだけなんだもの

「逢えない」なんていらない




逢える時だけあればいい

逢いたい気持ちがあればいい


















2002年10月24日(木)
伝えたい




言葉だけでは伝わらないもの

どうすれば伝えられる?




言葉だけでしか伝えられないから

精一杯の思いを込める




届けたい思いは

必ず伝わると信じて・・・



















2002年10月23日(水)




いつの日にか

輝きをなくすものかもしれない



いつの日にか

忘れ去られるものかもしれない




いつの日にか・・・

そんな日がくるかもしれない




だけど

いつの日にかに結びつけるための

「今」じゃない



私にできる「今」

今を後悔せず生きていくこと


















2002年10月22日(火)
守りたい




なにものにも変えがたいもの

守りたい



どうしても失いたくないもの

守りたい



強さだけじゃなく

優しさで

守りたい



私にできる

唯一のこと・・・


















2002年10月21日(月)





握り締めていても

指の間から

砂がこぼれるように

少しずつこぼれ落ちるもの




本当に大切なもの

零れ落ちないように

どんなに小さくても

見失わないように

心の宝石箱にしまっておこう



愛という鍵をかけて























2002年10月20日(日)
蜘蛛の糸




出逢ったえにし

断ち切れず

見えない糸を

もてあます




まるで蜘蛛の糸

切ろうとしてもまとわりつき

手繰り寄せると

雁字搦め




まるで蜘蛛の糸

細く

ただ風に揺れている

触れず

ただ見つめている



















2002年10月19日(土)
怖いこと




思うがままに

生きていけたら

幸せだろうか?



自分の思うこと

全てが手に入ることなど

ありはしない




心を満たすものを

追いつづけている間が

一番幸せなのかもしれない



心を満たすものがないと

知ってしまうことが

一番怖いのかもしれない



















2002年10月18日(金)
貪欲に




求めても、求めても

まだ足りない

貪欲な心は

どこまでも

追い求めていく




愛することも

愛されることも

すべてを満たすまで




乾いた大地が水を欲しがるように

どこまでも貪欲に

追い求めていく




心を潤す

愛という名の水を求めて・・・



















2002年10月17日(木)




静かに夜の気配が

近づいてくる




昼間の喧騒の中

忘れていたものが押し寄せる

人恋しい時間




あなたは何をしているの?

どうやって夜を過ごすの?




ひとりではとても長く感じる

夜がまた始まる


















2002年10月16日(水)
木の葉




舞い落ちる木の葉

もう元には戻らない




風に吹かれて、どこへ・・・?



陽の中青く輝いた

日は去り、色を失い

誰も気付かぬところで

朽ち果てる




舞い落ちる木の葉

もう元にはもどらない




風がささやく

もう戻る樹はないと・・・


















2002年10月15日(火)
絶望




絶望を知った時

心は死んだ




何もいらない

何もしたくない




絶望を知った後

心は拒絶する




生きることさえ・・・


















2002年10月14日(月)
あなたの愛を感じたい




優しい言葉より

その眼差しで



甘い言葉より

口づけで




あなたの愛を感じたい




電話ではなく

耳にかかる吐息で



そして

心ごと抱きしめる

その腕の中で




あなたの愛を感じたい


















2002年10月13日(日)
感じない心




痛みも冷たさも

何も感じない心になれたら




悲しみもさびしさも

何も感じない心になれたら




どんな事でも耐えれるかもしれない

一人で泣く事もないかもしれない




だけど

何も感じない心は無いのと同じ

誰かを愛することも

できなくなる。。





















2002年10月12日(土)
心の居場所




探しているものが

わからずに

探し求めてる




私が求めるものは何?

自分で答えられないものなの?




それが  孤独?




行き場を無くした心は

落ち着ける場所を探して

彷徨うだけ





求めるものがわかったとき

心の居場所も見付けられると

信じて・・・


















2002年10月11日(金)
愛し合うためだけに




何もかも壊して

すべてを粉々にして



どんな過去もいらない

どんな未来も望まない



ただ愛し合う

その時だけが存在すればいい




愛し合うためだけに・・・
















2002年10月10日(木)
ふたりのとき




月明かりの中

寄り添うだけでいい




幾千の星の中

言葉などいらない




月も星も

やがて目にははいらぬ

ふたりのとき・・・



















2002年10月09日(水)
麻薬




また逢えた

あなたの一言一言が

私を狂わせる




まるで麻薬

中毒にならないように

抜け出したのに

気が付けば・・・




まるで麻薬

いないのも耐えられない

いても・・・耐えられない




















2002年10月08日(火)
狂気



愛は

時に優しく

時に強く

人を変える




そして

時に狂気





心狂わすほどの思いは

やがて傷つけあうだけになる



















2002年10月07日(月)
別れの涙





どんなに大切な人であっても

いつかは必ず訪れる

「別れ」





わかってても

予測なんてできない






せめて最後に

「ありがとう」と思えるならば

別れの涙は

歩き出すための力になるのに・・・



















2002年10月06日(日)
絵の具




変わらない

変えられない

心は簡単に塗り替えられない





一度真っ白に塗りなおして

新たな色を塗る





何度も何度

白い色を塗り重ねて

わからなくなるまで

見えなくなるまで

塗り重ねて




心に絵の具

塗れたらいいね。。




















2002年10月05日(土)
とても・・・






とても優しい目だった

とても心地いい声だった

とても繊細な手だった

とても暖かな腕の中だった





とても・・・





思い出す全てのものが

あなたでした


















2002年10月04日(金)
夢と現実





夢と現実の交差点

泣いて夢から目を覚まし

泣いて現実から目をそらす




同じことを繰り返しては

またここへ戻る




ずっと夢の中なら

ずっと夢をみなければ

ここから抜け出せるのでしょうか…





















2002年10月03日(木)
・・・・へ



今は思い出の中

あの人に聞いた

「好き?」

「好きだよ」




私が最後に聞いた

あの人の声

あの人の言葉になった




さよならは永遠に封印されたまま




・・・・へ

「好きよ」



私からの最後の言葉




今やっと言える

あの人への最後の言葉




















2002年10月02日(水)
真実




目に見えるものが真実?

目に見えぬものを信じる?




形あるものが真実?

形の無いものは嘘?




疑えば全ては嘘になる

信じれば嘘も真実になる




私の真実は・・・



















2002年10月01日(火)
温もり



一雨ごとに冬に近づく

少しずつ・・・

寒いのは苦手?





ううん、

とても好きよ

あなたの肌のぬくもりが

一番よくわかるから





あなたを

温めてあげられるから