過剰書き日記
宝塚歌劇など、自分のはまっているものについて、書きたい放題しています。

2007年07月28日(土) 雪組「エリザベート〜愛と死の輪舞」

待ちに待った水夏希さんのトップお披露目公演。制作発表で、水さんは「いい意味で皆さんの期待を裏切れるように頑張る」、娘役トップ白羽ゆりさんは「宝塚人生を懸けて」と語っていたので、期待していたのだけど、残念ながら消化不良な感じ。「期待はずれ」とまでは行かないが、「想定内」の満足度だった。もちろん、「エリザベート」の音楽は大好きなので、劇場を出てもルンルンした気分ではあったけど、お芝居の世界にあまり引き込まれず、最後まで「鑑賞」というより冷静に「観察」できてしまった。

前トップ朝海さん時代、雪組はわーっと客席に強く訴えかけてくる感じ、押し出しの強さが足りないなあと感じていた(私の好きな組が押し出し強すぎなのかな)。水さんは同じダンサーでも朝海さんとは全然違うタイプで、体格もよく本物の男性に見えるし、野性味もある。だから組の雰囲気も変わるのではと期待していたのだけど…やっぱり雪組だ。

水さん、歌はあまり問題なかった。相変わらず身のこなしはかっこいいが、歌えてはいても歌いこなすほどではないので、やはり強く訴えかけてこないと言うか、さら〜っと聞き流してしまう。水さんには、いつももっとうっとりしてたし、会見の発言もあって期待してたんだけど、期待しすぎたかな。

白羽さん、星組お披露目のマリー・アントワネットではきれいな歌声→2作目の「愛するには短すぎる/ネオ・ダンディズム!」では、以外に声が不安定?→「エリザベート」では「あれ?もっと歌うまかったよね?」と言う感じ。下手ではないのに、力が入りすぎて歌い方があまりきれいでない。容姿は娘役として申し分ないのに(化粧栄えするし、背も高すぎず、華奢で「脅威のウエスト50センチ」にぴったり。シシィにしては意志の強さが足りない顔だが、かわいくて品がある)、あまり引き込まれない。いや、「ちゃんと歌えるのかしら?」と、違った意味で引き込まれてたかも。

皇帝でシシィ夫・フランツ=ヨーゼフ、彩吹真央さん。花組時代から歌のうまさとスタイルの良さ、ほわっとした笑顔で好感を持っていた。今回も、唯一歌で魅せられた。「あ〜、ミュージカル観てる」という気分にさせてくれた。ただ、花組「ファントム」でも思ったが、老け役は苦手?フランツの青年時代はともかく、中年以降、どうしても若さが滲み出ちゃって、子どもっぽく感じた。でも、トップ2人が歌が苦手な雪組では貴重な存在。

ルキーニ、音月桂さん。彼女も歌・お芝居がうまく、色気もあって期待の星だけど、今回は…想定内。でも、おぉっ、そんなこともできるのか!という驚きがなかった、というだけで、歌も安心して聞き惚れられるし、ルキーニ役として全く違和感はなかった。

皇太子ルドルフ、凰稀かなめさん。うーん、主要キャストの中で1番残念だったかも。歌も台詞もあまり感情が感じられず。「闇が広がる」なんて、ルドルフがトートに惑わされて反乱という大それた決断をする歌なのに、単調な歌い方で、感情の起伏、葛藤、動揺などが伝わってこなかった。

お芝居本編のほうは「エリザベート」にしては退屈だったが、フィナーレは一転して「さすがエリザベート!」と大満足する出来。特に「闇が広がる」の群舞、トップがダンサーの組だけあって、かっこいいよぉ〜!やっと、セクシーな水さんに会えた。音月さんの踊る時の表情も色っぽくて、ようやく舞台に引き込まれた。水&白羽ダンスで「最後のダンス」がタンゴにアレンジされてたのもびっくり。大胆で素敵。それに水さんてタンゴが似合う。やっぱり水さんは歌うより踊る方がいいわよね♪(別に歌もそんな悪くないんだけど、安蘭さんやスミレさまのように、私の心にガツンと来ないんで…)


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