| 2006年10月18日(水) |
WOWOW「ファントム」(2004年宙組) *編集中* |
劇場で見たとき、宙:感動、花:物足りない、だったのは、きっと宙が初演だったから、新鮮味があったのよ!と思っていた。TVのほうが客観的に観るから、あまり感動しないかも、と期待してなかった。
でも、劇場で3回観て、またTVで観たにも関わらず、やはり感動してしまった!物語に引き込まれて、ラストまで食い入るように観てしまった。なんなんだ、この違い。考えてみた。
・和央ようかと春野寿美礼の外見や芸風の違い。まず、和央さんは長身だからファントムの衣装が似合い、それだけで絵になる。芸風では、和央さんはよくも悪くも普通の人タイプだから、容姿を気に病む、などの身近な感情を抱く設定でも違和感ない。対してスミレさまは、夢の世界の王子様タイプで、どんなときも美しく、かっこよく振舞うし、どんな役でもかっこよく演じる(田村正和タイプとも言える)。そこが、エリック役に合わなかったのでは。もちろん、和央さんは決して汚くも、生々しくもありませんでしたよ。本当にリアルに演じたら、もっとドロドロする話でしょ、ファントムって。天上のきれいな人と、お隣のきれいな人の違い、ということです。
・宙組と花組の違い。宙組は、よくも悪くも宝塚らしさが1番薄い組だから、ブロードウェイ・ミュージカルの垢抜けた雰囲気に合っていた。長身の男役が多いので、外国人役にも違和感ない。花組は逆に、最も宝塚らしいと言われる組。宝塚的な、日本人の作った洋物は演じられても、西洋人の描いた西洋の物語には雰囲気が合わないのかも。その古臭さ、懐かしさが花組の魅力でもあるんだけど。
・主要キャストの歌唱力の違い。確かに、劇場で観た時も、TVで観ても、登場人物のみんな嘘付け!クリスティーヌちっともうまくないじゃん!という不満はあったが、あくまでそれは「クリスティーヌとしては」うまくない、ということ。役として見なければ、花總まりの歌自体は聞くに耐える。桜乃彩音は、それ以前だったから…。キャリエールはどちらもうまかった。フィリップ・真飛はうまかったけど、感心するほどのレベルではないし(別に安蘭さんと比べなくても)、ベラドーヴァも花はいっぱいいっぱいと言う感じだった。宙・音乃の「You are music」は、TVで聴いても心に沁みた〜。クリスティーヌ以外、みんな歌うまい!と引き込まれた。ただ、エリックは、歌い方が癖ありで、上手いんだか下手なんだか分からなくなったが。
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