星座物語
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2002年05月26日(日) エウロパ・イオ おうし座(ギリシア神話)

今回は おうし座にまつわる話を2つ書いてみようかな
ヨーロッパの名前の名前の由来となったエウロパの話
牛にされたイオの話です

フェニキアの王女エウロパは、ある日海に近い牧場で友達と過ごしていました
すると雪のように白い牡牛がやってきて
エウロパの横に大きな体でうずくまりやさしい目でエウロパを見つめました。
美しくておとなしい牛なのでエウロパは、背中をなでてあげました
すると、牛は背中にお乗りなさいというような仕草をしました。
エウロパは、おとなしい牛なので大丈夫だろうと背中に乗ってみました
すると牛は立ちあがり友達が止める間もなく走り去り
まるで地面の上を歩くかのように海の上を歩き沖へ出て行きました
エウロパは牛の角につかまり遠ざかっていく牧場と友達の姿を見ましたが
そのうちに陸は遠くなり見えなくなりました
すると周りにイルカの群れがやってきて 華麗なジャンプを披露し
ニンフ(妖精)たちも飛んできて歌を歌い 人魚が現われ楽器を演奏しました
不安だったエウロパの心も落ち着いてきて
白牛に「どこへ連れて行くの?」と尋ねました
すると、牛は人間の言葉で答えをかえしました
「私は大神ゼウスで、お前を花嫁にもらいにきたのだよ」と
そしてそのままゼウスの白牛はフェニキアから海を渡ってギリシアへ渡りました
今のヨーロッパの地名は このときゼウスの白牛とエウロパが渡った地として
エウロパがヨーロッパになったと伝えられています。


イオは川の神の自慢の美しい娘でした
ある日ゼウスの妻ヘラがオリンポスの山から下を見渡していると
川岸にゼウスが愛らしい牝牛の子のそばに立っていました
ヘラは、すぐに夫が自分にばれないように女性を牛の姿に変えたものだと
気づきその牛を無理やり自分の牛としてもらい
怪人アルゴスを監視役につけました
アルゴスは体中に目が100個もついていて 昼も夜も寝ることがないという
監視役にはうってつけの者でした
そのゼウスに姿を変えられた牝牛は、イオで
父や姉妹が自分を探しにきても 言葉は鳴き声にしかならず
角で地面に「IO」と書いて父に知らせました
父は娘の変わり果てた姿にその首を抱いて泣きましたが
アルゴスがやってきて、追い返されてしまいました。
そこでかわいそうに思ったゼウスは、牧神パアンにヨシ笛を吹かせ
その催眠効果でアルゴスの100の目を眠らせ首を落としました
しかしヘラはねたみ深く、イオにアブを放っていじめたので
イオは逃げまわり海に逃げそのままエジプトまで泳ぎ逃げました
その頃になりようやくヘラの怒りもとけ、イオは牛の姿からも解放されました
そしてエジプトの王にみそめられ王妃となり
幸せな一生をおくることができたそうです

ゼウスに惚れられると大変ですよね(笑)


2002年05月19日(日) 正義の女神アストレーア(ギリシア神話)

おとめ座の話の2つ目は、正義の女神アストレーアの話です。
正義の女神アストレーアは、人間の罪を審議する公平な女神でした。
公平を守るために見た目にだまされないよう布で目隠しをし
罪をはかる天秤(天秤座の天秤)を持ち、
罪深きものをいさめる長剣を持っていました。

人間が黄金期にあった頃は、人間と神は同じ大地に住み
一年中が春で、果実や穀物は実り、川には、酒や牛乳が流れ
いつでも食べ物は満ち足りて世界のすみずみまで平和が行きわたっていました
中でも女神アストレーアは人間との交流を好み人間のよき友として
その平和な世の中の中でも正義の大切さを人間に説いていました。

次の銀の時代になると四季ができ人間は家を作って住み
食べ物を得るため畑を耕し、狩をしてだんだんと
強いもの弱いもの・富めるものと貧しいものの差ができてきました
そして強いもの富めるものが弱いものをしいたげるようになりました。
神々は、地上に住むのをあきらめ天へ引き上げていきましたが
アストレーアだけが下界にとどまり人間に公平と正義を説ききかせていました

しかし次の銅の時代になると、いつわりと策略、戦争と暴力の時代になり
人間は船を造り海を渡り領土をめぐって殺し合いをするようになりました
鉄で剣を作り、友人同士、親子同士までもが戦うようになりました
アストレーアは、嘆き悲しみ「私の言葉は、もう届かないのか・・・」と
翼を羽ばたき、天上へ帰っていきました
アストレーアが帰るときになりはじめて、一部の人たちが
いままでの行いを悔い正義に目覚めましたが 
自分の利益だけを求め他人を救わない堕落した人間がはるかに多く
いまだに人間同士の憎しみとおろかな行いは深く続き
銅の時代は続いています。
悲しいことですね


2002年05月18日(土) おとめ座と四季(ギリシア神話)

星座の物語を、書いているのに自分の星座である
「おとめ座」を欠かすことはできないかな
今回は、おとめ座の物語をしましょう
乙女座は、いろんな国での言い伝えがありますが
1番有名なのは、農作の女神の話でしょうか
世界に四季ができたいわれの話です

おとめ座は、農作の女神デーメーテールだと言われています
デーメーテールは、大神ゼウスの妹でシチリア島に住み
穀物・果実・花々・湧き出でる泉の水も大地から出てくるものすべてを
つかさどっていました。
デーメーテールには、ペルセフォーネという美しい娘がいて
髪は黄金に光り輝き風にそよぎ、ほおは、りんごの花のような薄紅色でした。
ある日ペルセフォーネが草原で花を摘んでいると、見たこともない
すばらしく大きく綺麗でいい香りがする花を見つけました
ペルセフォーネは、母に見せようとその花を茎から折ろうとしましたが
茎が硬くて折れません、そして引き抜こうとしました
その瞬間、根元の地面に大きな穴が広がり
四頭の巨大な黒い馬が青い炎をまとい金色の馬車を牽き現われ
馬車には、頭に冠をいただいた冷たい目陰気な顔の王が乗っていました
そしてペルセフォーネを馬車に引き込むと、地中に消えてしまいました。
これは、ゼウスの弟で冥界の王プルートンで、美しいペルセフォーネをみかけ
自分の妻にしようと大地の底の宮殿へ連れ去ったのでした。
デーメーテールは、娘が待っても待っても帰ってこないので
世界中を捜し歩きましたが、地上の上にはいませんでしたが
プルートンにさらわれて后になっていることを聞きました。
デーメーテールは、ゼウスに娘を冥土から戻してもらえるように頼みました
ゼウスはペルセフォーネが冥土の食べ物を口に入れていなければ
戻せる望みがあるとして冥界に伝令神ヘルメスを使いにだしプルートンへ
ペルセフォーネを返すように伝えました。
大神には逆らえないプルートンはしかたなく返すことにしましたが
后が帰っていくときに、ザクロの実を帰り道おなかがすいた時に食べなさいと
渡したのでした、ペルセフォーネは帰り道ザクロの種を
なにげなく四粒食べてしまいました
やがて、ペルセフォーネは地上に戻り母デーメーテールは娘を抱きしめ
喜びに泣きました、すると今まで冬枯れのままだった大地はみるみる緑に覆われ
すべての草木に花が咲き、喜びの大地は、まるで楽園のような
華やかさに包まれました・・・しかしペルセーフォーネの話から
ザクロの種を四粒食べた話を聞き絶望しゼウスに相談しました
そこでゼウスは、ペルセフォーネに毎年8ヶ月は母のもとで暮らし
食べてしまったザクロの種の数である
4ヶ月はプルートンのもとで送ることを命じました。
このため、娘が冥界に行く4ヶ月間デーメーテールは、部屋にこもりきりとなり
すべての植物も眠りに入り地上は冬になるようになりました
ペルセフォーネが帰ってくると春になり 楽しく暮らしてる期間は夏となり
ペルセフォーネが帰るときが近くなると秋になる
こうして四季の変化がおこるようになったと伝えられています。


2002年05月13日(月) ふたご座のカストル・ポルックス(ギリシア神話)

冬の夜 オリオン座おうし座と
もうひとつ肉眼でもよくわかる星座がふたご座です
双子の名前はカストルとポルックスで
この二人も他の星座の主人公によくあるように
ゼウスと人間(スパルタ王妃レーダ)との間に生まれた子でした
双子のうちゼウスの血を多くついだポルックスは不死身でした
カストルは拳闘の名手、ポルックスは馬術の達人になり
アルゴー船遠征隊という各地から選ばれた勇者が乗る船の一員となり
様々な試練や冒険に活躍しました
そのうちのコルキスへ黄金の羊毛を奪い返しに行った時の話です

いままで静かだった海が急に荒れ大嵐になり
船が危なくなると、楽人オルフェウス(こと座のことの持ち主)が
船べりに立ち琴を奏で神々に祈りました
するとカストル・ポルックスの頭の上に星が輝きはじめ
嵐はおさまり晴れわたりました
海の神ポセイドンが、オルフェウスの琴とカストル・ポルックスの仲のよさに
感心して風と波をしずめる力を二人に授けたのです
今では嵐の夜、船のマストの上に現われる火の玉を
「セントエルモの火」と言いますが
昔の船乗りは「カストル・ポルックス」と呼んで
嵐が静まる前触れとして喜びました

このほかにもアルゴー船遠征隊でクレーテ島のターロスという
青銅の体の怪物を魔女メーデアとカストル・ポルックスの連携で倒すなど
様々な冒険で活躍をしました
しかしやがて二人にとって最後の冒険がきました
それはアルカディアへ牛の群れをとりに行ったときのことでした
その冒険に同行したいとこのイダスとリンケウスに
手にいれた牛の群れを横取りされ
カストルが奪い返しに行きましたがイダスに返り討ちにあい
死んでしまったのです
ポルックスは、リンケウスを殺し仇をかえし
イダスは、ゼウスの放った雷撃に打たれ死にました
しかし1人残されたポルックスは いつも一緒にいたカストルの死を悲しみ
無気力となり毎日ゼウスに、自分はなぜ自分は不死身なのかと
死んでカストルのそばに行きたいと願ったので
ゼウスは1日おきに、この世とあの世をつなぎ一緒に暮らせるようにしました
そしてその気持ちをくんで二人の姿を夜空にうつし星座として
永遠に友愛のしるしとしたのです。

カストルとポルックスは、今でもローマの英雄で
レギルスの戦いの時には、白馬に乗って現われ敵を蹴散らし
ローマを勝利に導いたという伝説も残っていて
今でも首都ローマ広場に二人の乗馬像が立っています

日本ではふたご座は双子としてみられていなかったみたいで
二つ並んだ大きな星を ネコの目と呼んでいます
日本以外の国では やっぱり双子と見てる国が多く
イギリスだけが 日本と同じで目と見てるようです


2002年05月03日(金) ペガサス(ギリシア神話)

ペガサスは ペルセウスが怪物メデゥーサの首を切ったとき、
その血が岩にしみいると、その血から飛び出した天馬で
全身雪のように白く大きな翼は、銀色の残像を残し輝き
長い尾を、流星のようにひきながら、自由に大空を駆け回りました。

コリントの王子ペレロフォーンは、父の死後ティリンス王の王宮に
身をよせていました
すると、王の義弟ルキア王が自分のおさめる国を悩ましている
恐ろしい怪物キメラを退治に挑む勇士を求めてきました
ティリンス王は、ペレロフォーンを邪魔だと思い亡き者にしようと
ペレロフォーンをおだてて、キメラ退治に行かせました
ペレロフォーンは、キメラを倒すにはどうすればいいのかわからず
予言者をたよりそこで教えられたとおり
アテナの神殿でお祈りをしました。
すると夢の中に女神が現われ、金のくつわを授け
「ペガサスは、ピレーネの泉に水を飲みにきます。ピレーネの泉にいきなさい」
と教えました。その泉に行きまっていると、輝く羽をはためかせて泉のほとりに
舞い降りました、そこでペレロフォーンは、くつわをペガサスに取り付けると
ひどくいさんで背に乗れとうながしました
ペレロフォーンはペガサスにまたがり空を飛びキメラのすみかへ着きました
キメラとの戦いは ペガサスの機敏な動きのおかげで攻撃をうけず
10本の矢を打ち込みようやくキメラは倒れました
証拠にライオンの頭と蛇の尾を切り取りルキア王の前に差し出しました。
ルキア王は、驚き自分の娘の婿とし 跡取としました
ところがペレロフォーンは、すっかり自分は強いのだと武勇におごるようになり
ついにはペガサスに乗り聖域オリンポス山へ登ろうとしました
ゼウスは怒り、ペガサスをアブに刺させました
驚いたペガサスは暴走しペレロフォーンを振り落としそのまま空へかけあがり
星座となりました。
空の上から振り落とされたペレロフォーンは、命は助かりましたが
視力を失い、歩くのもびっこをひきながらになり
神々の領域へ入ろうとした人間は、どうなるかの
見せしめとなり惨めな最後を迎えました


とものり