lucky seventh
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2009年06月16日(火) ミラー

合わせ鏡の2人。

同じ顔は2人もいらない。


「死んでよ?」

鏡の中の少女は言った。












*ミラー***











愛するだけでは 足りなかったの?
惜しみなくそそぐ愛は キミにとってなーんも価値もなかったんだね。

だったら、もういいや。

もう、キミを愛することをやめるよ。


だってキミにとって、そんな事 なんでしょ?
あってもなくっても、同じ 事なんでしょ?






鏡の中の私は、いつだって滑稽だった。
愛をそそいで
そそいで、そそいで、
愛されなくてもいいわ。
私があなたを愛しているから…
そう言って、慈愛の微笑みを浮かべていた。

ウソツキ

本当は愛された分だけ
いいえ。それ以上に愛されたいくせに。

ウソツキ

一方通行の愛に、ほんとーは不安で
哀しくて、虚しい癖に。


だからさ。
アタシが壊してアゲル。




愛されてない現実ごと
私ごと壊してアゲルよ?





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合わせ鏡の2人。

同じ顔は2人もいらない。


「死んでよ?」

鏡に向かい少女は笑った。



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私がアタシに成り変ったのか?
私がアタシになったのか?
知るのは当人ばかりなり。


ナナナ

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