耳鳴りおやじの日記
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2005年10月31日(月) 深読みおやじ

...やはり、この時期は涼しくて過ごしやすい...
...昨日は福祉活動...なかなか盛り上がる...

...そのあと、飲み会があり、飲むつもりはなかったが、飲んでしまった...こういう会は、あまりお会いできない先生と話ができるので、嬉しい限りだ...

...O先生もそのひとりで、ゆっくりとお話しできた...女性蔑視かもしれないが、フェミニストのばりばり女性研究者よりも、華麗で物腰やわらかいタイプの女性研究者の方が、成功している気がする...私の知り合いの東大出身者もそうだ...女性の立場がどうのこうのと言うことを気にするよりも、他人にとらわれず、自分らしく、研究大好き一直線の性格の方が結局、好感が持てるからかもしれない...

...今日の新聞に”都市部に近い教育、医師養成系が地元枠を拡大”との記事...しかし、本当に必要なのは都市部から遠い大学の地元枠拡大ではないのか?受験者数が減少している地方大学にとって地元枠拡大はさらに入学者のレベルを下げる結果になる...という思惑があるのかも...

...または、大都市部の地元枠を設けると、地方から受けに来る学生が地方に残りやすくなると言う効果も期待しているのかも...

...食欲の秋、思惑の秋、黄昏の秋である...


2005年10月29日(土) おやじの処分

...いやはや、仕事は疲れる...この時期、学祭だがなかなかいいタイミングである...

...おやじになると、言葉やギャグが古すぎて今時の学生さんに通じなくなってくるが、だんだん、それが身に染みてきた...

...昨日も”金太郎飴”の話題で場を盛り上げようとしたが、逆にもりさがってしまう...

...そうやっておやじ教員はばかにされ、なめられるのかもしれないが...

...しかし、最近、教員に対する処分が厳しくなっている...

”ビール工場に生徒を連れていって、ビールを飲んだ校長を処分”
”校庭を車で乗り回した教員を処分”

...なんか、処分のために、理由をつけているようだ...
いいんじゃないの、こんな理由...

だんだん、理由がエスカレートして

”英語の発音が悪い教員を処分”
”腹が出ている体育教員を処分”

...最近のお受験校では、高級感が顕著なので..

”バーゲンのスーツを着ていた教員を処分”
”3日以上、同じ靴を履いていた教員を処分”
”F4に暴言を吐いた教員を処分(花よりだんごバージョン)”

なんて事になってくるかも...

...ところで、最近では金太郎飴は誰かの顔をオリジナルで作ってくれるらしい...切っても切っても”おやじ顔”では

”なめようにも、なめられまい”...教員もおやじの一部である...


2005年10月28日(金) 授業で覚えていること

...PCRが2度増えない...おかしい...これはどうもじっくりやらなくてはいけないか...もうすぐ、研究発表会なのに...

...昨日は講義だった...今はあまり思わないのだが、若いときに講義をやると、

”なぜ、私はこの教壇で話をしているのか”

...どうも、聞き手のイメージしかないので、そんなことを感じていた..しかし、おやじになると、そんなイメージも消えてしまう...

...当然のことかもしれないが、おやじ度が増すにつれ、学生が子供に見えてくる...いずれ、自分の子供が大学生になると、さらに子供に見えるんだろうなあ...と感じる...

...自分が学生の時、面白い授業って何だろうか...と思うと思い出せない...教員の雑談で”昔は給料の振り込みはなく、おやじは尊敬されていた...振り込みになってから、おやじの威厳は失墜した”ということだけ覚えている...
...ただ、もうひとつ、?教授が”面白い事には2つあり、うわべだけで面白いことと、知れば知るほど面白くなることがある”と言っていたことは
覚えている..この言葉はおやじになり、研究をやればやるほど、その意味が深まる...さすがである...

...まあ、研究職にもついているし、おやじになって、おやじの威厳をなんとか取り戻さなくてはという気になっているから、やはり、学生の時の教員の言葉って影響を与えるものである...

...なんか、潜在意識を掘り起こされた感じだ...おやじの誇りは”あの”先生だったとは、ショック....


2005年10月26日(水) さみしいおやじ...

...昨日、家に帰ると長男がいない...学校で1泊のキャンプらしい..

...長男は障害持ちで、それでもなんとか参加できることは望ましいが、やはり、家族がひとりいなくなるとおやじとしてはさみしい...

”幽霊でもいいから毎日出てきて欲しい”

...尼崎の脱線事故で息子を亡くした父が話した言葉だが胸に染みる...子供が連れ去られたり、亡くなったりすることは家族にとって言葉にならないくらいのショックを与える...

...こういうのはやはり、独身の時には感じなかったことだ...家族を持っておやじになって初めて感じる感情である...

...家族が一時的に居なくなると、おやじは眠れなくなる...少なくても私の回りは100%そうである...一度、某番組のなんたらスクープに出してみようか...


2005年10月25日(火) 実験は難しい...

....小さな実験室を作った...この設備でできることは大体やってしまった...

...どろどろした実験を経験した私にとってはあまりたいしたことではないが、ふと、これを誰かに教える事を考えてみた...

...それはとてつもなく大変な事だ..設備があり、マニュアルがあり、多くの研究費がある...それでもなかなかできないと感じる...改めて15年前にわけのわからない私に実験を教えてくれたS先生に感謝したいと感じた...

...半分、職人芸みたいなところがあり、おそらく実験はできるようになってもデータが出るようになるまでには毎日実験して3年はかかる、と感じた...その期間、教え続けるのは、かなり大変かも...

...しかし、面白い世界だ...とにかく、わくわくする...研究するにはこういう感覚が必要なのかもしれないが、もとの研究分野に戻るとそういう気持ちになれるか、不安でもある...

...実験を失敗しても、どの過程で間違っているか、予想がつくというか、実験途中で、結果はこうなってこうしっぱいするかもしれないが、ひとまずやろうと思って、失敗をある程度想定してやっているところもある...

...どんなに実験が上手くいっても結果がしょうもないと論文にならない世界...だから、あまり結果を考えなくなった...結果は神のみぞ知る...埋蔵金を探っている感覚に陥る...

...というわけで、今日もぼちぼち行きましょうか...


2005年10月24日(月) 食い倒れスポット

...ある福祉イベントに参加した...なんとなく、学園祭の拡大版のような感じだ...

...しかし、なかなか面白い...とにかく、こんなに福祉団体があるのかと思わせるぐらい多い...

...そして、なぜか、”くいだおれコーナー”...ベトナム料理、モンゴル料理など世界の美味しいものが食べることができる...大阪弁外人が
”おおきにい”...まあ、これはいいでしょう...

...家に戻って夕飯時に、嫁さんが”近くに話題の店がある”ということで、家族で外食...なんと、もんじゃやきの店である...

...そして、なんと1500円で食べ放題...チーズが入ったお好み焼きもある...食べると確かに上手い!

...近くのお好み愛好者が

”関東の人って一週間に1度くらい、もんじゃたべはるんやってねえ”

...って食べませンって...関西じゃあるまいし...

...しかし、まだまだ開拓すべき場所があると痛感...このもんじゃ焼きの近くに、カレーも出す怪しげ焼肉店もある...今度、もんじゃーカレー焼肉リレーでくいだおれるか...

...近所の食い倒れスポットを新たに発見した...ああ、良かった...


2005年10月23日(日) 幹部の交代

...顧問部活の会があった...

...実際の活動と比較すると、酒飲みの会に出席する学生は異常に多い...こういうのは本当は嫌なのだが、もう慣れてしまった....

...しかし、その中でも、主体的にトレーニングする、自己ベストを出す学生もいる...

...高校の延長で”やらされる”部活を引きずっている学生が多い中で、自己ベストを出せる学生は、大学時代に”自分がやる”意味を気づく学生だ...

...自分は、この活動が本当に好きか、試合に勝とうとしているかと自問自答し、そこから逃げずに自ら回答を出して1人で先に進めるようになる...

...こういう意識の変化は結果が出ても出なくても、今後の人生にプラスに働く...人間的に成長できるのである...実際、自主的に活動できている学生は成績も非常に良いのである...また、いいところに就職できている....

...少なからず、そんな学生がいたことは心強いなあ...おやじも大喜びだ...なんとなく気持ちがいい...おやじもがんばろう(かな)


2005年10月22日(土) のみにけーしょん

...体も仕事に慣れてきた...良かった...

...知り合いの店でライブをやるというので、行ってきた...

...この店はホントいろいろな人がいる...

...最近の若者は人とのコミュニケーションがとれないというが、要するに飲みに行っていないということなのかもしれない...

...この店では若い子もいれば年輩のおやじもいる...お互い何を話すかと言われれば、テーマ無しの会話である...

...同じ職場なら上司の悪口といったところだが、こういう知らない人が集まるところでは”テーマなし”の会話からスタートする...

違う世代の人がどのような話題で盛り上がるかというのはなかなか興味がある...

...私も昔から飲むのが好きで、高校生の合同合宿の時に、隣のキャプテンと梅酒酒盛りして、先生に怒られた経験がある...(まあ、そうだろうな)

...しかし、ゲームおたくよりはよっぽどいいと思うのだが...

...好きなことで盛り上がるのはいいが、好きなテーマだけで話をするだけではだめである...おやじよ!若者と話そう!


2005年10月21日(金) セミナーの論文

...なかなか、過ごしやすい季節になった...

...久しぶりのセミナーで発表...もうひとりの発表者と2人で90分程度だ...

...この論文紹介は、やはり刺激になる...しかし困るのは、論文の中で矛盾となる結果を指摘されることだ...これはどうしょうもない...

...しかし、生命科学系論文とは面白いもので、事実を探るとそこに説明できないことが出てくる...そしてそれを証明できると新しい概念が生まれてくる...

...そうなると、今までの過去論文の解釈が間違っていたかもしれないということになり、再解釈すると新しい事がわかるみたいな、ことがある...

...だから、生命科学系の論文の考察はかなり間違いがあるのではと感じる...先行研究の知識の中でしっかり考察できることはできるが、それが生命現象として正しいかは別問題だ...

...実験で上手くいかないときに、自分で納得することは

”事実はそこにある”ということだ...

どんな研究でもそうかもしれないが、実験から出た現象は本当に求めている事実かどうかは曖昧だ...それが事実か判断するところに考察がある...しかし、それも限界がある...

...そんなことを考えさせてくれる紹介論文だった....ありがたや、ありがたや....


2005年10月19日(水) 議論すること

...会議2本立て...疲れる...特に関係ない話がだらだらと続くと嫌気がさしてくるものだ...

...どこかの会社で”立ち会議”という事をやっていたが、これは大賛成だ...おやじの体力を少しあげるのに貢献するし、早く終わる...

...そして、セミナーの準備...ひさしぶりの担当だ...また、ぼろぼろになるだろうが、しっかり議論するできることは幸せだ...

...最近思うことだが、大学教授でもしっかり議論できるひとはそんなに多くはない気がする...それは会議に出れば本当にわかるのだ...

...議論できるということは、相手を理解する事でもある...

...以前、ある先生に意見したら、その先生をいじめているように取られて、ひどい仕打ちにあったが、別にその先生自身を責めているわけではないのである...だから、しっかり議論すると、そのひとが”わかる”...

...しかしまあ、自分の事を棚に上げて書きたいことを書くのも、実はかなり疲れる...

...まだまだ、議論が足らないと感じる今日この頃...朝まで嫁さんと大激論しようか...と思ったが、嫁さんとはやめておこう...


2005年10月18日(火) 砂って?

ロッテが優勝した...めでたいことだ...

...昨日、お会いした学校カウンセラーの先生...良く知っているが、部屋にはいるとたくさんの小さな人形、そして小さな砂場....

...はこにわ療法といえば、それはそれでいいのかもしれないが、もし、何もなければ、怪しい部屋である...

...砂と言えば、以前ある大学の学部長が殺されて砂がまかれていたという事件があった...砂に何かメッセージがあるのか...

”人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ”という本もあったが、砂場には個々が作り出す創作物、シャベルなどの道具の貸し借りなどのやりとりがある...

...また、うまく山ができていないと、水をかけたらいいよ、みたいな事を助言する子もいたり、うまく山と川ができると砂場の子供達が集まってきて、あーじゃこーじゃと話する...

...そんな時間って子供は大切だ...幼稚園からお受験勉強している場合ではないのである...

...私はどうも砂場というと走り幅とびの着地場所というイメージが強い...どうも歪んでいるな...


2005年10月17日(月) 娘よ!

....なんか、気温が下がってきた...やっと秋らしい...

...本当は今日が娘の誕生日だが、昨日、友達も読んで盛大に?行った...

...以前、T大の先生が”子供の言っていることは面白いねえ”って言っていたが、最近の娘の言動は面白いを通り越している...

...”このおもちゃがいいんじゃない?”
娘..”こんな子供みたいなおもちゃいやや”
娘..”何歳やと思っているん?子供扱いせんといて”

...7才なのに....結局、シナモンのパソコン購入...

”中学生になったら恋愛するねん、7才はまだ早いし”
”もてたいなあ..彼氏いっぱい作りたいし...その中から一番いい人見つけるもん”

...あああああああああああああああああああ...おやじはどうすれば良いでしょう....撃沈....


2005年10月16日(日) あたりまえの生活?

...とあるセミナーに参加した...自分の分野と違うところで議論するのは頭の活性化にいい気がする...老化防止だ...

...障害者の現状...予想はしていたが、まさに”想定外”だった...あまりにひどい現状がそこにある...

...たとえば、朝起きて顔を洗いたいので顔を洗う...朝食を食べ、そして、平日なら仕事、休日なら外へ出て買い物でもしようかと考える...これは特別なことだろうか?

...このあたりまえの生活すべてに制限がかかる...そして生きながら機能が低下するという現実がある...24時間ベット...風邪をこじらせ、死んでいくという現実...

...一方であたりまえの生活が障害者で脅かされると考え、猛烈に反対する人もいる...

...食べたいときに食べる、外出したいときに好きな場所に出るという事はそんなに大変な事なのだろうか?

...まあ、今回は静かな会だったので、良かった...私の名前が名簿にあったが教授になっていた...これ修正してくれって言ったのに...助教授またはおやじでお願いします...ホント...


2005年10月15日(土) タブーなこと...

...郵政民営化が確実になった...これは長年、タブー視されていたらしい...

...郵政民営化が何をもたらすかということは現時点ではわからないが、タブー視されていたことは、それなりのことがあるわけだ...

...たとえば、社会的弱者の障害者...様々な問題を抱えている...タブー視されていることも多い...

...この場合のタブーなことは、踏み込むと障害者の不利益になるという事もあるが、やはりタブーなことはいずれ踏み込まなくてはいけないことだと感じる...

...タブーなことをごまかしたり、放置するといずれ問題が生じる...
そんな歪みが大きくなると人の心は乱れ、混乱する...

...一昨日の会議の後、どうも人を信用できなくなった...電車に乗っている人も、すべて悪者に見えてくる...

...そんな中で、授業の学生の笑顔は救いである...そこには勝ち負けといういがみ合いはない...お互いの考えや立場が違っても、それはそれで楽しい...勝ち負けがあっても共に利益のある関係が望ましいと感じる...

...おやじは疲れましたよ、ホント....


2005年10月14日(金) なんでこんなことに...

...娘が生まれてそろそろ7年...なかなかいい場所だと思っていた...

...しかし、このトラブルは一体何なのか...やくざまがいがうろつく始末...障害者が叫ぶ...

...いろいろ嫌な事はたくさんあるだろうが、人権侵害を平気で主張するのは、論外である...というか、人権侵害であることに気づいていない..また、気づいていたとしても回りが放置している...

...これは一種のテロである...相手を恐怖に陥れ、ひるんだところを叩く...そこには福祉の理念はない...このテロ集団に屈してしまうと多くの社会的弱者はさらに弱い立場に追い込まれ、その姿勢が必ずどこかで批判される...

...ほとんど限界である...今年に大きな転換期を迎えるだろう...


2005年10月12日(水) 結婚記念日...

...連休明け...しんどさもあるが、実験の軌道も乗りつつある...

...ところで昨日は結婚記念日...こういう日があると、家族の有り難みを再認識できる...

...しかし、別に記念日であると言うだけで、何があるわけではない..が、結婚したての旅立ちの日からずいぶん時間がたってしまった...

...30代は非常に不安定な時期でストレスも多い...そんな時期に家族の有り難みは身に染みる...家の中で温かい場所は便座の上なんてことはない...

...とはいえ、実験に明け暮れた昨日...結局、プリンを買って家族で食べた...しかし、これでいいのである...

...秋は枯れおやじにとって、たそがれの季節...結婚記念日くらいは新婚の雰囲気に戻ろうか...と思っていたら、つまらない”鬼嫁なんとか”というドラマの途中で寝てしまった...

...さて、今週はドラマ開始...どうもドラマが始まらないと調子がでない...


2005年10月11日(火) 家族サービス疲れ..

...北朝鮮の話題...”帝王学”というキーワード...これって以前、T先生が教育内容にまじめに書いてきたことだ...ひさしぶりに思い出した...

...昨日は家族キャンプ...数家族で行ったので結構大変だった...私以外にも耳鳴りおやじがいて、耳鳴りおやじ同士なんとなく仲がいい..

...キャンプには薪に火をつけたりするのだが、着火剤を渡されるので結構簡単だ...今年の夏に家族でキャンプをしたときとは大違いだ...

...しかし、びっくりしたのは他のおやじがすべてチェックのシャツにジーパンにベルトというファッション...この姿は今の流行なのだろうか...もしかして、お○くおやじ...それとも電車男に影響されたか...

...キャンプを統括している奥さん”私、キャンプ2回目なのよ...若い頃、もっとやっておけば良かったわ”...ええ...

この家族とは昔一緒にバーベキューをしているので、それも含めて2回!!
..おまけにキャンプの計画をしている...びっくり...私はたぶん100回以上はやっている...私は少数派なのか...

...まあ、子ども達は大喜び...ぎゃあぎゃあ、いいながら遊んでいる...それでいい...

...疲れた...年々きつくなる...


2005年10月09日(日) ちょっと..

...おそらく、そんな可能性はないだろうな...しかし、もしかしたらそんな事が起きているかも...という思いでわざと打診をしなかった...しかし、それは現実となる...

...事務の人に書類は届いていますか?と聞くと届いているらしいが、見あたらない...再度、取りに行ってもらう...

科長に相談すると”すみません。私が勝手に判断して回しませんでした”

....”ああ、遺伝子の研究ですか、それは失礼しました。まさか、そのような研究されるとは思いませんでした”...

...全くひどい話である...各教員の状況を把握していないなら、文書だけでも回すべきだ...まあ、こんなことで驚いていては大学の世界で生きてはいけないが...

...ここ10年のひどさを経験しているだけに、どうも感覚が麻痺している...少々の事ではストレスを感じない体になってしまった...

...今日は家族サービス...こっちの方がストレスかも...


2005年10月08日(土) やっと慣れてきた...

...おそらく、多くの先生に共通することだと思うが、学期はじめはなんとなくストレスが溜まる...

...授業の準備や初回授業は結構、大変である..それも、1〜2週過ぎると慣れてくる...そんな時期である...

...しかし、よく考えれば学生もそうである...長期休暇の後の授業はすぐには慣れない...だから、まあ、教員も焦る必要はない...

...私も年を取るとどうも、自分の子どものように扱ってしまう..
”トイレに行ってから授業に出ろ!”とか”そこの学生、暴れないように!”...自宅で行っていることそのままである...

...そのうち、”手を洗ってから学食に行け!”なんてことになるか...

...まあ、学生に背を向けて板書だけするよりは、ましか...不思議と学生は背を見せると背を見ないが、背を見せないと背を見ようとする..

...これは今の家庭、教育機関全体に関係することかもしれない...

...おやじ教育論は難しい...


2005年10月07日(金) 女性は強い..

...学部の偉い方の日程...ずっと、仕事のためと思っていたが..

...どうやら、奥さんのサークルのためらしい...まったく、ひどいものだ...奥さんの仕事ならまだしもサークルである..

...なにしろ、偉い人が奥さんの都合で振り回されていては、どうにもならない...会議、カリキュラムの予定に大きな影響を与えるからだ...

...そもそも、ひとりでなにもできないなんて...

...最近の女性議員は結婚して子どもを持つ人がいいらしい...家庭も仕事もできる女性が強い時代になってきたのか?

...”負け犬”ブームでなんとなく、女性の意識が変わってきた気がする...私の知り合いの女性も最近、結婚ラッシュだ...

...フェミニストの主張が女性にとっても”遠吠え”聞こえてくるようになったのかもしれない...

...日本人男性のイタリアおやじ気取りと同様に、女性においても自分の個性がどうのと言う前に”スタイル”や”イメージ”が先行する気がする...

...以前は独身キャリアウーマンが受け、バリバリ女性が良かった気がする...それが、最近、どうも違うのだ...たぶん、家庭も仕事もできる女性が”かっこいい”という事になってきたのかもしれない...

...不思議なのは日本のトップの研究者は独身が少ない気がする..女性にしても一時期は独身だが、最終的には良い人を見つけて結婚している気がする..これは何かあるのかもしれない..

...しかも、男性の研究者はどうも見た目がいまいちでおやじだが、日本の一流女性研究者は”エレガント”である気がする...別に美人でなくてもいいが、見た目が良いし、知性もある気がする..

...まあ、これも男性社会の影響もあるのかもしれないが、実は女性研究者にも大きな影響を与えている気がする...知性的で美しいというのが、女性研究者の心をくすぐる...

...男性研究者には”権力”的なイメージを期待されるが、女性研究者には”エレガント”的なものがなんとなく期待されている気がする..

...個人的には家庭を守っている女性も素晴らしくエレガントだと思うのだが...いつか私も尻に敷かれるときがくるのか..ってもう敷かれているか...残念...


2005年10月05日(水) 立命やるなあ...でも...

...小学校からの子ども獲得合戦が激化してきた...

...立命館大が小学校をつくり、その副校長に百マス計算の蔭山さんをひっぱってきたのだ...

...これはなかなかやるなという印象を受けた...この傾向はおそらく他の大学にも大きく影響を与えると思う...

...しかし、子どもの人権がどうのと騒ぎ立てている連中は、こういうお受験みたいな事に関しては何も言わない気がする...

...いくら良い小学校でも子どもが”行きたくない”と言えば、それを尊重するのが、筋ではなかったのか?こういう話は良い小学校は子どもが行きたくないと言っても行った方が将来にとって良いと言うことになっている...

...だから、子どもの人権を尊重するということは、実は建前で親がその学校や先生を信頼していない証拠ではないのか...これでは教員に多くのストレスが溜まる...しかし、学校や先生に対して絶対的なものは存在しない...

...蔭山さんが立命に来たからと行って、それは絶対ではない...近くの小学校の先生の方がその子の将来に大きな影響を与えるかもしれないのだ..お受験の期待が子どもに大きなストレスやトラウマを与えるかもしれない..

...問題は現場の教員がストレスを抱えていることだ...文部科学省が大きなガイドラインをつくり、その範囲内で教員が自由に教育を行う...教員が信念を持って教育を行えば、それは親に伝わる...

...それはそうと、知り合いのT先生から電話...この先生、いつから私に敬語を使うようになったのだろう...敬語を使わなくても良いから、やるべきことを信念を持ってやって欲しい...そうしたら伝わりますから...

....教育って難しい...今日もがんばろう...ふー


2005年10月04日(火) なつばてばて

...どうも疲れが抜けない...やはり日曜日のばたばたは疲れる...

...次の連休も近所とおでかけ...どうも疲れる...

...どうも、夏ばてのようでもある...はやくドラマがはじまって軌道に乗りたいな...

...こういう時はゆっくりいきましょうか?



2005年10月03日(月) 目頭が熱く..

...昨日は、運動会と結婚式...

...とにかく、慌ただしいかったが、素晴らしい1日だった...

子どもの運動会というのは独身の方には無縁である...しかし、子どもを持って良かったと思える場所が運動会だ...子どもが頑張る姿は、おやじや家族に元気を与える...枯れかけたおやじに水を与える感じだ...

...子どもが小学校に入ると一安心だという気持ちもある...どうも年をとると涙腺がゆるい...

...涙腺がゆるいまま、結婚式に...

...決して安泰とはいかない出発...それでもその日ばかりは盛大に行う結婚式...たった一組のためにみんなが集まり、祝う...人生の数少ない晴れ舞台である...

...新郎の年齢が私の結婚年齢と同じ...なんとなく、10年以上前の自分と重ねてしまう...

...人生は長いと思えば長いし、短いと思えば短い..短い人生だと思うと、この盛大な結婚式が”はかなく”も見える...だからこそ、素晴らしいのだが...

...どうも、涙腺がゆるい...どうしてか...そうか、秋だからである...枯れ葉が舞う季節...枯れおやじが熱い季節でもある...


2005年10月02日(日) すこしやばい?

...出勤中にH先生とばったり...大学の内部事情を聞く...そうとうせっぱ詰まっている感じだ...いろいろな議論をして、いつのまにか路上で1時間話してしまった...

...私もかなりやばいが、H教授もかなりやばい..やばいどうしが話すと話が長くなる...

...職場の式典に参加...多くの人との出会いがあった...

...思いもかけないところから、話がバイオに広がり、盛り上がる...生命科学の奥深さを知る....学生の式典とは言え、どうも表面だけに見える...

...そうだ、この前のお礼をしよう...と一番偉いじいさん先生に

”先日はどうもありがとうございました”というと
”あ〜どうも、がんばりましたね...ところでもう卒業はしたかね”
”はあ〜”...完全に学生と間違えている...

...事務部長が慌てて”先生ですよ!!”とじいさん先生に言ってみたが
反応無し...

...世間では”すこしやばい”という言葉が流行っているが、この大学の先生方は私も含めてやばすぎる...

...なんとかやばさは世間並みに”すこし”にしたい!!


2005年10月01日(土) 授業開始...

...しかし、教員というのは何年経っても、難しい...

...だんだん、おやじになるとどうも年齢差が出て、ギャグが通じなくなるのである(それがおやじって!)

...で、まあ、いろいろ試行錯誤すると、少し笑ってくれるが、どちらかというと”失笑”である...

...しかし、まあ、それでもいい...話してくれるだけで幸せである..

...勉強意欲の問題もあろうが、面白いのは不条理なプレシャーをかけたときの反応だ...大きく反応が2分される...

...だいたいが”それはおかしい”と感じる群、もうひとつは”やってやろう”と感じる群...

...教育的には”それはおかしい”と感じる人たちは正しいのだろうが、こういう群は、結局、その段階で前に進めなくなる気がする...

...女王の教室ではないが、教員は”壁である”...高い壁を見て無理だと不平をいうか、無理かもしれないが乗り越えてやろうと思えるかで、個人の力に差が出る...

...大学の単位は与えられるのものではなく、奪うものである...と学生さんが思えれば、授業も面白くなる...

昔、”単位を取るためにどうしたら良いですかあ”と質問されたことがあったが、なかなか聞けない事を直球勝負でプレシャーかけるのも面白い...

...まあ、今日もぼちぼち...


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