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■子連れ居酒屋。
2016年03月24日(木)
嫁が職場で「女子会」なる飲み会に参加するから子供達の晩ご飯をヨロシクと言いつつ。

「おばさんしかいないのに『女子会』って」

セルフツッコミをしながら夕方出かけて行った。まあおじさんしかいないのに「少年隊」ってのもあるし。僕も飲みたいなあと喉の渇きを覚えたので、

「じゃあ僕らも居酒屋に行くか」

と子供達を誘ったら

「行く!」

即決だったのでそういうことになった。もちろん飲むのは僕だけだ。過去何度か連れて行ったことがある「魚民」。子供でも食えるメニューもあるし個室だし、子供達もファミレスとはちょっと違う雰囲気になんかワクワクするようだ。

そんなわけでWO民にレッツラゴー。注文を取りに来たのは顔なじみの女の子店員、あーちゃんであった。近所のおっさんソフトボールチームの飲みでもたびたび来ているのである。

「あーちゃん、ひさしぶり」

「お久しぶりです〜。今度、私、店長になったんですよ」

「すごいじゃん、店長!」

「でも店長じゃなくって今まで通り、あーちゃん、って呼んでほしいですぅ」

「そうかそうか、あーちゃん」

そんな風に言われるとなんかオヤジ心にぐっとくるものがあった。今度は指名しよう。あ、キャバクラじゃなかった。

そんな鼻の下を伸ばしている僕をシラーッとした目で見ていたのが娘・R(12才)と息子・タク(10才)。特に

「なんでオヤジって若い女が好きなん?」

と吐き捨てるように言う。

「オヤジは女と酒が好きなんだよ。お前もそのうち分かるさ」

そう説明したら

「ボクはママしか愛さない!」

おお、なんという潔癖男。お家断絶しそうな勢いである。

「おまたせしましたー」

あーちゃんが注文の品を持って来た。で、Rを見て何年生だっけ?と聞く。

「もう小学校卒業」

「えー、そんなになるの!」

「ちっちゃいんだけどね」

「いえ、女の子はちっちゃい方がいいよ!」

絶対!ちっちゃい方がいいからね、と何度も念を押して去って行った。Rは嬉しいような恥ずかしいような顔をしていた。

ひととおり食べて、僕も酔っぱらってまったりしていると

「ねえパパー、ちょっと探検してきていい?」

とタクが言う。腹が満たされて店内を探索したいと言う。

「走ったり騒いだり他の個室覗いたりしたらダメだぞ」

一応念を押して出してやると、すぐ戻って来た。

「どーもどーも、こんばんはー」

なんとタクの少年サッカーチームのコーチたちとバッタリ会ったようで、僕らの個室にドヤドヤとやって来た。この店は必ずと言っていいほど近所の人達に出会うのだ。

「あれ、君は妹だっけ?」

「姉です!」

「あはは」

酔っ払いコーチはRを見つけてケラケラと笑う。コーチは「では」とすぐ出て行ったがRはご立腹である。

「妹?って言われるの、これで3回目!」

やはり小さい、と見られるのはあまり好きではないようだ。

「あー、じゃあそろそろ帰ろうかなー」

「お水飲みたい」

「お、そうか。パパも最後にもらおうかな」

そんなわけであーちゃんを読んだ。

「何か飲まれますか?」

「うん。お水もらえる?」

魚民だからウォーター、ミー。なんちて。

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■眠れぬうちの娘。
2016年03月18日(金)
仕事から帰ってきた夜10時半ごろ。

家の中に入ると風呂場から明かりが。嫁が風呂に入っているようだ。

「ポリスが来店イングリッシュマンイン入浴!」

僕もふじこちゃんに飛び込むルパンばりに服をスッポンポンノポーンと脱ぎ捨てて乱入し、浴場で大欲情しようと思ったが、それはラブラブな新婚生活だからこそ許されるのであって、そんな時代があったことが信じられないぐらい枯れた今では、

「いい年だしそういうのはもういいから」

とガチギレされるので辛うじて理性が抑えた。老いたな王大人…。

で、風呂場をスルーし、子供達の寝床。子供達ふたりとも既に布団の中。時間も時間だし当然であろう。…と思ったら

「ばあ!びっくりした?」

娘・R(12才)が布団から飛び出して来た。なんだよこんな時間でもまだ起きていたのか!ああ、浴場で欲情しないでよかった…。

「もう11時近いぞ。寝ないと明日がヤバいぞ」

「眠れないの〜」

こんな時間まで夜更かししていると明日に響くなあ、と渋い顔をしながらも最愛の娘に甘えられると弱いものである。一方息子・タク(10才)はさすがにガーガー寝ていた。

「でもパパが帰って来たからホッとした」

とRが言う。

「なんで?」

「ママはお風呂だしたっくん寝てるし、ひとりだったからパパが帰って来てよかった」

そういうこと言われると、パパはグッと来てしまうではないか。すぐさま添い寝して子守唄でも歌ってやりたいところであるが、スーツ姿なので一旦隣の部屋でいそいそと着替え、ついでに歯を磨いたりして改めてRの横に添い寝してみたら…。

「ふごおおお」

R、寝ていやがった。何が眠れないだ。僕が帰って来てから寝るまでの短さ、のび太並みではないか。確かに僕が帰って来たからホッとした、ということですぐさま安心して眠りにつくことが出来たのかもしれないが…。

ひとり悶々とした寂しさや眠れない焦りからの解放。寝る子は解脱。なんちて。

ついこないだ産まれたかと思ったら、もう4月から中学生だもんなあ…と寝顔を眺めながらしみじみと思う。いつまでも一緒にいられるわけではないと分かっていても、もう一緒にいられる時間の半分は経過してしまったのではないか、とハッとして僕が眠れなくなったりして。

寝る子は巣立つ。なんちて。

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■SYOGAKKOU NO OWARI
2016年03月09日(水)
土曜日、小学校の授業が見られる日であった。

普段は土曜日は休みだが、月に1回だけ午前中の授業があり、その日は保護者が見に来てよい日になっていた。

6年生である娘・R(12才)の小学校での授業風景を見られるのはこれが最後になるだろう。そう思って見に行くことにした。Rに時間割を聞いてみると

「1時間目は○○の説明会(なんだったか忘れた)だからつまんないよ。面白いのは2時間目の音楽だよ」

「なに、音楽!」

音楽といえば、有名な美人音楽先生がいるんである。某センテンススプリング系タレントにちょっとだけ似ているので僕ら父兄のオヤジ達から「○ッキー」と呼ばれ、絶大な人気を誇っている。これはますます行かなければなりますまい。

嫁は仕事があるので途中ちょっとだけ来るとのことなので、ひとまずひとりで学校に行く。

Rが1時間目の授業はつまらんとのことなので、まず息子・タク(10才)のクラスをのぞいてみた。意外と見に来ている親が少ない。というか、いない。親は僕ひとりに対し、クラスの子供30人。

「あ、たっくんパパだ」

「たっくんおとうさんだ!」

ちびっ子たちにはわりとツラが割れているためヒソヒソチラ見され、当のタクからは道に落ちたうんこに向けるようなまなざしで見られ、超アウェイ感であり早々に退散。

2時間目になりいよいよRの授業を見に音楽室へ。ここでも僕以外誰も親がいないっぽい。音楽室の扉は閉められていて、扉を開けて入るのはキツイ。ひとり焼肉の10倍ぐらいハードルが高いなあ…と扉の小窓からそーっと覗いていたら、

「がらららっ」

急に扉が開いたのでびっくりした。出てきたのはRの担任の先生。威勢のいい体育会系女性教師である。

「あらっやだもーこんなとこにいないで入ってくださいよさあさあ」

容赦ない力で僕の腕をぐいぐい引っぱり教室の中に。ポン引きか。そんな感じで迷い込んできたオヤジに突き刺さる子供達24の瞳(数は適当)。最上級生だけあってさきほどのタクのクラスと違い、クールな視線であった。

「いえーい」

とRに手を振ったら、道に落ちたうんこに向けるようなまなざしで見られた。クソオヤジということか。

音楽室の壇上には○ッキーちゃん。担任の先生も一緒にいるのは、この授業が卒業式で披露される歌と演奏の練習だったからだ。6年生全員がこの教室におり、ソプラノとアルトに分かれて一生懸命歌う。僕なんかこういうの大嫌いで、児童200人もいたしどうせばれないとタカをくくってので口パクだったけど、1学年まとめても50人程度のこの子達はみんな真剣で偉い。

そして○ッキーちゃんが要所要所で褒めたりダメ出ししたりピシピシと指導する。いつもニコニコ愛想がよい姿しか見ていないのでちょっとびっくり。こちらも真剣だ。

合唱の後は続いて全員での演奏。曲はセカオワのドラゴンナイト。Rはキーボードを弾いていた。主メロしか弾かないので超楽そうだなおい。

「みんなで合わせるのは今日が初めてなんですけど」

○ッキーちゃんが言うとおり、初めてだけあって当初はみんなバラッバラであったが○ッキーちゃん渾身の指導により繰り返すうちにだんだんと良くなってきて、僕もつい小声で歌いたくなる。ドラゲナイ、ドラゲナイ、ふーふふん、ふーふふん(歌詞知らん)。

この頃にはもう嫁とか他のお父さんお母さんもチラホラと来ていて一緒に見ていた。だんだん卒業式本番の風景のように思えてきて、もう卒業しちゃうんだな…、歌も演奏も立派じゃないかよ…と

「ちょっとグッとくるものがありますね…」

と隣にいたRの同級生のお母さんに話しかけたらそのお母さん、既に涙がボロボロ。

「ちょっと××さん、まだ早いよ!」

などとウチの嫁も突っ込んでいたがみんなそんな気持ちだったろう。

惜しむらくは○ッキーだけにセカオワじゃなくてゲスキワにして欲しかったな。なんちて。

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