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■小6女子の憂鬱。
2015年06月27日(土)
土曜日、娘・R(11才)が友達と一緒に近場の遊園地「としまえん」に行くという。

ちょっと前にも行ったはずなのに何故なのか。6年生になってから友達とつるんで遊ぶのが好きになってしまったのか。あの時は小6女子が4人もいるのに誰一人どの電車に乗って行けばいいか分からなかったから僕が駅まで行って教えたんだよな…。

そして4人でとしまえんに行ったことは誰にも喋っちゃだめだからね、とお互い内緒の約束をしたはずなのに、ひとりがものすごいおしゃべりで他の友達はおろか先生にまでベラベラ喋りまくったためその子ははぶんちょにされたというドロドロとした小学生ドラマを聞かされたのであった。

「なんでまた行くんだよ」

とRに聞いてみたところ、理由はそのおしゃべりにあるんだという。

「みんなにばらしちゃったから、Aちゃんが『なんで私も連れてってくれなかったの?』ってなっちゃって、Aちゃんと行くことになっちゃったの」

「はー。大変だな。Aちゃんも最初に誘えばよかったね」

「それはないよ。みんなに嫌われてるから」

「え、なんで?」

「わがままだから」

「なるほど」

納得してしまった。それを聞いていた嫁が

「もうお弁当作らないからね!ママ朝から仕事なんだから!」

と釘を刺す。前の時は嫁が弁当を持たせたが今回はダメなようだ。

「そっかー。じゃあ前も買ったけど、ばくだん焼きでも買うかな〜」

友達と行く前から僕ら家族は何十回もとしまえんに行っているので、Rもどこに何が売っているかは詳しい。ちなみに「ばくだん焼き」というのは、見た目はたこやきがでかくなった感じで、中は外はカリカリで中はもんじゃ焼きみたいにトロトロで、いろんな具が入っている食べ物である。

「カレーもいいぞ。ナンがでかくておなかいっぱいになるし、子供でも食べられる辛さだし、安いし」

そう僕が提案してやると

「いくらだっけ?」

「600円ぐらいだったかな」

「高いよ!」

とRに言われてしまった。

「ばくだん焼きだって450円だろ。大して変わらないじゃん」

「前はばくだん焼きをみんなでお金を出し合って買ったの!」

前回はお弁当があったのでばくだん焼きを分け合ってもおなかいっぱいになったのだろう。しかし今回は…。少ないお小遣いの中でどうやりくりしようか考えるRを見て、僕はちょろっとお小遣いをあげたくなってきてしまった。R自身が行きたいんじゃなくて、恐ろしい女の人間関係ドラマに巻き込まれてしまった感があるから。

「これでなんか食べなー」

1,000円ぐらいそっと渡してやろうか。確か中華料理屋もあったはずだからそこで美味しいものを食べてもらいたい。

遊園地だけにユウリンチー。なんちて。

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■家族内対抗歌合戦。
2015年06月23日(火)
近所に安くてよいカラオケ屋「バンバン」ができたという。

「ふーん、で?」

僕はあまりカラオケで歌うことはないのでそれほど気にも留めなかったけれど、子供たちが行きたいのだというので日曜日の午前中に行ってみた。オープニングセール中なので1時間100円というお得感。

話はそれるが僕らの地元は「カラオケ館」発祥の地であるらしい。そこにこのバンバンが進出してきたわけで、カラ館としては聖地を守るために必死にならざるを得ないであろう。事実、バンバンのすぐそばでカラ館スタッフがクーポン付きチラシを配っていたり、バンバンに入れなくて待っている人達に声をかけたりしており、カラオケ戦争が勃発しているようだ。

もっとも僕らの地元は牛めしの「松屋」発祥の地でもあり、こちらは吉野家・すき家・なか卯などと共存している。

話を戻すと、部屋に案内されて早速歌いだす子供達と嫁。僕は2曲ぐらい歌ってあとは聴くだけにしてしまった。娘・R(11才)が歌うのは主にPerfumeやきゃりーぱみゅぱみゅといった僕が幼少の頃から聴かせて仕込みました系の音楽。あとは友達から影響を受けてはまったセカオワ。

「きゃりぱみゅとセカオワは付き合ってるんだよね」

ドヤ顔で話すRに

「うそっ」

と嫁。

息子・タク(9才)はポケモンの歌やら妖怪ウォッチの歌やらを。何百回「ゲラゲラポー」と歌ったことか。

嫁はこれもまたきゃりぱみゅとか中川しょこたんとかのアイドルの歌ばかりをうたいまくり、かわいこぶってふざけんなと思ったが、これは子供たちが知っているクレヨンしんちゃんやポケモンのテーマソングなどを選んで歌っているのであった。

「じゃあアレも歌ってくれよ。あまちゃんのやつ。曲名なんだっけ…なんとかのメモリー」

「愛のメモリー」

「そりゃしげるだ」

「あ、潮騒のメモリーね」

あまちゃんは家族全員ではまったドラマなのであった。

むかーしむかし、結婚前の嫁と友達と何人かでカラオケで行ったことがあった。昔からカラオケ嫌いな僕はその時も大して歌ってなかったと思うが、嫁は友達に無理矢理「部屋とYシャツと私」歌わされ、歌詞の「あなた」の部分を僕の名前にしてからかわれたりしていたものである。もちろん今ではそんなラブラブな雰囲気は全く残っていない。そんな軌跡の先に今のこの家族カラオケがあるわけだが。

あっという間に2時間が過ぎ、もう歌えるネタは全部歌いきったので帰ることにした。

そんでウチに帰ってやることは、日曜恒例のトイレ掃除である。

部屋と排泄とタワシ。

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■バイキング。手ぶらぶらぶら。
2015年06月14日(日)
嫁の誕生日祝いにホテルのバイキングに行った。

嫁より喜んでいるのは子供たちで、

「バイキングのために、お昼ゴハンは少なめにしてね」

とか、なんかすごい楽しみにしていた。

ビシッとしたホテルマンに席まで案内され、じゃあ食うべか、と気合を入れたところ

「最初に乾杯してからにしよう」

と息子・タク(9才)が仕切るので飲み物を取って来て席に戻ってきたが誰も戻ってこない。

「やっぱ食べ物も」

嫁が皿に可能な限りの種類の料理を乗せているしタクは目移りして落ち着きがないし娘・R(11才)は

「Rね、紅茶が飲みたいの。お茶は何がいいかなー。ダージリンかなー。ミルク入れようかなー。どうしようかなー。砂糖はいくつ入れようかなー。どうしようかなー」

まとまりなさすぎだろ、うちの家族。

ようやく全員が席に戻り、ママ誕生日おめでとう乾杯いただきます!で、食いまくる。僕は美味そうなものだけしか食べないけれど、嫁はいつもメニューのコンプリートを目指す。少しずつ何種類もの料理を乗せているのはそのためだ。

Rとタクはすぐカレーに走ろうとするので

「カレーは罠だ!最後まで食べるな!」

と引き止めカニの身をほじくって食べさせる。元を取らねば。

ここのバイキングでなんか面白かったのは限定タイムサービスがあることだ。オマール海老のなんたら、とかフォアグラのなんたらといった料理を

「ただいまからタイムサービスです。数に限りがございますのでお早めにどうぞ」

という案内が始まると客がずらっと並ぶのである。僕も急いで並んで嫁のためにフォアグラをゲットし、食べさせてみたら

「ふむ」

一言しか言わなかった。海原雄山かよ。

また、ここのバイキングは空いた皿を下げるのがすごい早い。ある時僕が料理を運んで戻ってくるとタクがシクシク泣いている。

「どうしたの」

「マグロ、まだボクが食べてないのに持っていかれちゃったー」

「また持って来てやるからそれぐらいで泣くなよ!」

タクが楽しみに後で食べようとしていた好物のマグロの刺身を、ホテルマンは「食べられないから残しちゃってる?」と勘違いしてしまったのだろうか。

腹がだんだん膨れてくるとデザートを求め出す。ケーキにプリンにフルーツに…。チョコがだばだばとあふれ出るチョコファウンテンもあってRもタクも大喜び。子供ってなんでこれが大好きなんだろう。ウチの子だけか?タクはアイスを3つぐらい食いまくり、嫁は

「あ、あとふた種類食べられなかった…」

惜しくもコンプリートならず。僕も思ってたよりも全然食べられなくて、

「あと山盛りふた皿分ぐらい食べられると思ったんだけどなー」

「年取ったねー」

しみじみ嫁に言われたりして帰ることとなった。年を取ると「食べ放題」とか「飲み放題」とか「やり放題」などのメリットを受けづらくなってくるものだなあ、と老いを感じだ夜であった。

おっぱい見放題ぐらいの「放題」がちょうどよい。どっかにないかなー。

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■抜かれた足毛が5万本。
2015年06月03日(水)
先週末、友達だけでとしまえんに遊びに行った娘・R(11才)は今週末はカラオケに行ってしまった。

急激に親離れし始めているような気がした。でも2時間ほどで帰って来たらゴロゴロとまとわり付いてくるのでそんなでもない気もした。どっちだよ。

「今日も先週行った4人で行ったの?」

「ううん、3人」

「え、もうひとりは?」

「○○ちゃん、としまえんに行ったことは学校のみんなには内緒にしようねって約束したのに喋っちゃったからカラオケは誘わなかったの!」

○○ちゃんは、ウチのすぐ向かい側に住んでいる子である。子供とはいえ、女同士ってドロドロしてるなあ。でも仲間はずれにするほどのことか?

「へえ〜。別に言ってもよくね?」

ぷちっ。

「よくないよ!本当は子供だけでとしまえん行くのは学校で禁止されてるのに先生にまで言っちゃうんだもん!」

「え、ええー!禁止されてたのかよ…じゃあ行っちゃダメじゃん…」

「いいの!」

「いいのってお前…」

ぷちっ。

ウチの子が校則破って親に反抗して反省の色も見せないとは…親離れステージからから一気に積木崩しステージになってしまった。展開早。じゃあアレか。先週R達が違う電車に乗らないよう、必死に駅まで追いかけて教えてやったことは…校則違反を手助けしたってことになっちゃうのか?

「校則破って友達と遊ぶ。裏切った仲間をはぶんちょにして、ばれないようにお互いを口止めとか、なかなか不良少女だな…

ぷちっ。

…って、さっきからなにパパの足の指の毛を抜いてんの!ぷちぷちぷちぷち地味に痛いんだよ!」

Rは何故か僕の足の指をいじくりまわし、指の毛を抜きながら話していたのであった。

「ねえパパ〜?どうしてこんなところにまで毛が生えてるの?」

「知るか。こっちが聞きたいわ」

「Rも足の毛が濃くていやだー」

「しょうがないね。パパもママもそこそこ濃いから。でも女の子は大変だな。中学に入ったら剃ったりするんかな」

「ママは剃ってたって言ってたよ」

「へー」

なんでこんな話をしてるんだと思ったら

「あ、パパ、筆箱壊れたから買って」

急にRがおねだりをしてきた。

「いいよ。じゃあ今買いに行こうか」

と家を出たら、ちょうど帰ってきたと思われるさきほど話が出た○○ちゃんとバッタリ会ってしまった。○○ちゃんはすれ違いざま

「カラオケ楽しかった?」

とRに言い捨てて家に入って行った。

「ば…バレバレじゃないか君」

「…」

小学生女子とはいえおっかねー。口が軽いのは○○ちゃんだけじゃないんじゃないだろうか。そんなんで人を出し抜こうとしても無理な話である。

足の毛でも抜こう。

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