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■嫁が猪狩増代。
2013年11月30日(土)
夜、仕事から帰って来たら、異様な雰囲気に包まれていた。

台所で嫁が鬼のような形相で娘・R(10才)を睨み付けており、Rはショボーンとうなだれたまま固まっていた。何か嫁に怒られるようなことをやらかしたらしい。

ふたりの間をそーっと通り過ぎて、隣の部屋でテレビ見ながらゴハンを食べていた息子・タク(8才)に

「どうしたんだ」

とヒソヒソ耳打ちしたところ

「××しちゃったらしいよ」

とのこと。何をやらかしたかはRが可愛そうなので伏せておこう。可愛いフリしてあの子、わりとやらかしちゃうもんだね、と。

「…どうしてそういうことするの?」

台所では時々嫁の低くて重い声がボソボソと聞こえてくる。未だRを睨み付けていて、Rは固まって答えられない。いい加減いい時間だし、Rはゴハンも食べていないようなので、Rの頭を撫でて

「素直に言った方がいいよ?」

と促してみたところ、

「空気読んでよ!あっち行っててよ!」

僕も嫁から目からビームが出る勢いのメンチを切られ、追い出されてしまった。はいはいとばっちりとばっちり。触らぬ神に祟り無し、触らぬ嫁に孕み無し、ということで大人しくタクとテレビを見ていたら、ようやくケリが付いたようで、膠着状態が解け、

「あなたもゴハン食べる?」

と嫁の声がかかったので、食うぞと答えると

「ほら、Rもパパと一緒に食べなさい」

Rもゴハンを食べることが許されたようだ。しかし、いつもは僕に甘えてくるRだが、バツが悪いのか僕と目を合わせようともせず黙々と食べていた。追い打ちになってしまうので、僕から何か言うのはよすことにした。

そんなぎくしゃくした雰囲気のRも寝る時になると

「寒いよう〜」

と布団の中でくっついてきて、うい奴や、近う寄れ。なにか下らない話でもしようかと思ったら、やはり余程疲れていたらしく、すぐ寝息に立ててしまっていた。

説教の後のこういうやりともまた一興…ってか。

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■クリスマスプレゼントの品定め。
2013年11月27日(水)
「ねえパパー、パソコンでポケモンカード検索してー」

息子・タク(8才)が、最近発売されたポケモンカードの情報が見たいのだと言う。言われた通り検索ワードを打ち込むと

「あ、これだ!」

ポケモンカードセットなんたら、というのが出て来た。これが今、タクが最も欲しい物らしい。そろそろクリスマスなので、プレゼント候補として確認をしたかったようである。

タクは娘・R(10才)は、まだサンタを信じてるのかな?と思ったら、

「サンタさんは世界中の子供達にプレゼントを配らなきゃならないから大変だよね」

「どうやってるんだろう」

「あっわかった!きっとサンタはひとりじゃないんだよ!いっぱいいるんだよ!」

などとカヤカヤ議論しているのでまだ当分は大丈夫のようだ。タクのポケモンカードを見終わると、

「こんどはRが見たいのを探して?『ぴたポケ』っていうんだよ」

Rがプレゼント候補なのだという「ぴたポケ」なるものを検索してみた。そしたら

ぴたポケハウス
どーん。ちっちゃいポケモンが吸盤でピタピタくっつけられる、これがぴたポケというものらしい。

「R、このおうちは?」

「あのねー、これはね、ぴたポケハウスっていうんだよ!ピカチュウとかミジュマルのぴたポケとままごとするの」

「ふーん…」

…。なんだか、幼稚園児用のオモチャな気がする。6才の時に買ってあげたシルバニアファミリーのおうちセットと同じレベルではないか。さすがに

「Rちゃん、これってちっちゃい子用のオモチャじゃないかなあ…」

と言ってみた。嫁も

「君、いくつ?」

ひきつった笑い顔で心配そうにRを見つめているし。

「いいの!ほしいの!」

しかしRは怒りだしてしまい、どうやら別のものにするつもりはないようだ。本当に買わなきゃならんのか、ぴたポケ…。

Rはいつも頭の中がぴたボケじゃなくておおボケだからなあ…。

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■ボウリング娘。
2013年11月24日(日)
「花やしきに行きたい!」

珍しく嫁が積極的にオススメしてきた。どこかでもらった入場券があるので、有効期限が切れないうちに行こうと言う。浅草のレトロな遊園地で遊んだり、近くのうまい洋食店とかで食べたりするのもいいかもね、と、子供達を連れて行こうとしたら

「えー…」

娘・R(10才)と息子・タク(8才)も全然食い付いてこなかった。

「どうせ行くならボウリングに行きたい」

「そうだそうだ」

なまじ近くに「としまえん」があり、しょっちゅう行っているため既に遊園地は食傷気味のようすである。贅沢なやつらだ。それよりもたまーにやるボウリングの楽しさに目覚めた様子。

嫁も僕も寂しさを覚えながら、じゃあどこのボウリング場にすんべかねえ…とインターネッツで探してみたら、午前中はすっごい安くなっているところがあったので、とっととレッツラゴー。

タク
「うおりゃー!」とタク。

タク
直立不動でボールの行方を見守るR。

子供達はレーンの両脇にバンパーが付いていたのでガーターにはならなかったけれども、まあ50〜60点ぐらいで。そして嫁はガーターありで同じぐらいで。

そして僕は、今日は回転をかける系の練習をしていたらものの見事にスコアがガタガタ、工藤のカーブばりに曲りすぎてガーターになったり逆に曲らなかったり、散々であった。スコアは僕の母の年齢より少ない始末。で

「わーい、パパに勝ったー」

タクにすら負けてしまった。おろろーん。3ゲームやったが、最後の方はみんなあまりにもヘボ過ぎて口数が少なくなってしまった。誰もストライクとかスペア取れないもんだから「イエーイ」とかなくてお通夜のようであった。

それでもまだやりたいというRとタクを

「これぐらいにしておくべ。腕も疲れてるだろう」

となだめてボウリング場を後にした。外に出てなんか昼飯でも食ってく?と話していたところ、

「ああーっ、靴がー!」

急にタクが叫ぶので、何事かと思ったら、借りたボウリングシューズを履いたまま出て来てしまったのであった。

「何やってんの!」

嫁が慌ててタクの手を引っ張ってボウリング場にUターン。程なく戻って来て

「タクの靴探したらうちらがやったレーンにそのまま。隣でやってたおじさんに笑われたよ」

この日記的には面白いボケであったが。

「このへんに靴ありませんでしたか?つい今しガーターまでやってたんですけど」

なんつって。

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■子供は風の子。
2013年11月23日(土)
朝、登校する子供たちと一緒に家を出ると、息子・タク(8才)が半そで半ズボンだった。季節感がない昭和の子供かよ。

「なんか上着着なさい。寒くないのか?」

こないだインフルエンザの予防接種を受けたばかりだというのに、こんなんで風邪とかインフルになってしまってはたまらない

「やだ、寒くないもん」

しかしタクは頑なだ。

「お前が寒くなくても見ているこっちが寒いんだよ」

そう言ってハッと強烈なデジャブが。そういえば、僕も昔、細かい状況は思い出せないが、母に同じことを言われたことがある。僕も冬にこんな格好をしていたのだろうか?

いや、むしろ僕は寒がりで、冬の体育の時間の強制半袖半ズボンにはとても不満を持っていて、一揆を起こすぐらいの勢いだったはずだが…。今でもそうなんかね。モンペからものすごいクレームが来そうだけど。そんな寒い恰好させてウチの大事な息子ちゃんがインフルエンザにでもなって受験できなかったらどうしてくれるんざあます、みたいな。

上着着ろ、着ないでタクとカヤカヤやりながらウチの外に出て、一緒に登校する子供達と合流すると、

「ウチのクラスは年中ノースリーブの子がいるよ〜」

と、6年生の女の子が言う。そりゃまた端から見てるだけで寒そうな。インフルエンザの予防接種するには楽だろうけどさ。冬でも半袖子供って男の子のイメージがあったが、女の子でもいるんだな。まあ年中生足の女子高生もその仲間と言えないこともない。こちらはむしろ大歓迎である。スカート&ジャージとか無粋なことはやめてもらい、是非冬場を乗り切ってもらいたいものである。

「じゃ、行こうかね」

歩き出しましょう、とみんなに言って出掛けようとしたら、タクが擦り寄ってきて

「ねえパパー、ポケモンのゲーム買ってー」

ドサクサに紛れておねだりを始めた。

ははは、ない袖は振れん!

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■ごちそうさん。
2013年11月22日(金)
「なにかご馳走食べたいのある?」

と嫁が聞いてきた。そりゃお前若いオナゴが何よりのご馳走じゃてフエッフェッフェ、と思ったがそういう下ネタは効きそうにない。僕の誕生日なので、何か好きなモノを食わせてくれるらしい。ありがたいことである。

「去年とかはどうしてたっけ?」

と思い出そうとしてこのブログをカチカチ遡っていったが、

「去年はお寿司、一昨年はディズニーランドだね」

嫁が書き続けている10年日記をササッとめくってパパッと答えた。ちっ。ちっとも役に立たないなあこのブログ…。

そう、去年は息子・タク(8才)の同級生のお父さんがやっているお寿司屋で食べ、一昨年はディズニーランドに行っていたのである。僕の要望というよりは、娘・R(10才)と息子・タク(8才)の食べたい&行きたい欲に誕生日を利用された形だが。

今年はディズニーランドは夏に行ってしまったし、寿司も先月の今頃タクの遅い誕生日祝いで食べてしまったし、

「特に今んとこないなあ…」

別に特別なことはしなくていいよ、と答えたら

「じゃあRが宿題が今日の晩ご飯ということで」

ちょうどRが、何か料理を作ってレポートを書かなければならない、という宿題があるのだという。

「へえ、何作るの」

と聞いてみたら

「わかめごはんとサンドイッチとカップケーキ」

主食と主食とスイーツ…。こ、これは、

「バランス悪くね?」

「Rが作りたいって言うんだからしょうがないでしょう!」

怒られた。メニューはそれで既に固まっているようなので、口出ししないことにした。で、夕方頃から嫁とRが一生懸命台所で奮闘しているのを隣の部屋から陰ながら応援していたら、いつの間に昼寝してしまっており、どれくらい経ったのだろう

「邪魔なんだけどこの人!」

と嫁が僕の頭上でブツクサ言っているのが耳に入ってむっくり目が覚めた。

「あら聞こえた?おほほ」

「そりゃもうバッチリ。邪魔ですいませんね」

R
夜、Rが作った、わかめごはんおにぎり、サンドイッチ、カップケーキが並んだ。

「おう、よくがんばったじゃないの」

Rを褒め称えると

「食べる前にボクがハッピーバースデー弾くよ!」

タクがキーボードでハッピバースデーツーユーと弾いて、みんなが歌ってくれた。タクの誕生日の時はRが弾いたのだが、それが思いっきりつっかえつっかえだったので、ボクはもっと上手く弾けるんだぞ、とドヤ顔であった。そして嫁は

「これだけだとバランス悪いのでスーパーで買ってきた」

と刺身を出してくれた。みんなが祝ってくれるありがたさ。そしてなんだかんだ言って嫁は優しい。

僕と刺身はよく似ている。

ツマとセットじゃないとダメでしょう!

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■誕生日だった!
2013年11月21日(木)
朝、目覚めたら

「せーの、パパ、お誕生日おめでとーう」

娘・R(10才)と息子・タク(8才)から祝福された。そうか。僕も17才か(大嘘)。

「パパ見てー」

と、ふたりが描いたイラストや、お手紙をもらった。プレゼントはRとタクが描いた絵が欲しいな、と言っていたのである。壁にも「パパおたんじょうびおめでとう」という貼り紙があって泣ける。

「どうもありがとうね」

ふたりの頭を撫でながら、それぞれの手紙を開く。まずRが書いてくれた手紙を。カワイイ封筒に入った便箋だ。広げて読むと

R
「パパへ おたんじょう日、おめでとう!!
 これからも、いっしょに遊ぼうねヽ( ^v^ )ノ」

と書いてあり、その下に

「けしてみて!」

エンピツで真っ黒に塗りたくった部分があった。

「ケシゴムで消すんだよ!」

とRが嬉しそうに言うのでやってみたら、あっという間に消しゴムが真っ黒になってしまい、全然消えない!親の仇かっていうぐらいに(親は僕だが)これでもかとグリグリに塗り潰しているのだ。

「おいR、塗りすぎだ。消えないぞ」

「ぎゃはははは!」

Rは嬉しそうに笑う。この子が一生懸命エンピツで塗り潰している姿を想像してみる。きっとすごいワクワクしながらやってたんだろうなあ。

黒くなった消しゴムを別の紙にこすりつけて白く戻し、また消す…の繰り返しを何十回繰り返したろうか、15分ぐらいして

R
ようやくここまで見えてきた。Rが描いた僕ら家族の絵が描かれていた。いつまでも4人家族、仲良くいられるといいね…はあはあ…疲れた。

そして今度はタクの手紙。Rの女の子らしいカワイイ便箋とは対照的に、霊園のチラシの裏に書いてあった。どんなチョイスだよおい。

「パパへ。おたんじょうびおめでとう。
 パパは子どものころ、なんのたん生日
 プレゼントもらった?
 こたえろ。」

タク
こたえろ?

なんで偉そうなんだッ。

「教えない」

タクにはそう答えた。

「なんでだよ!」

「偉そうだから」

こうしてまたひとつ僕は年を取ったのであった。


誕生日と子供はよく似ている…。

どちらもめでたい(愛でたい)!

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■麺は熱いうちに食え。
2013年11月20日(水)
家族でどこかに食べに行こうという話になった。

「何が食べたい?」

と聞いてみると

「ラーメン!」

すさかず娘・R(10才)と息子・タク(8才)が答えた。ウチはチープなところにしか外食していないので、子供達がリクエストするのは、だいたい5割ぐらいの確率で「ラーメン」である。

で、僕も嫁もラーメン好きなので特に異論はなく、じゃ、ラーメンで、ということで行くことにした。ちなみにラーメンの次にリクエストが多いのが「なか卯」である。Rなどは熱を出した時でも

「なか卯のうどんが食べたい…」

とか細い声で訴えるので僕は買いに行ったものである。ただ、なか卯はウチに限らず人気のようで、必ずと言っていいほど知ってる家族に会ってしまう。ウチだけじゃなかったんだ…と安心する。

さて、向かったラーメン屋は嫁が好きな店。この辺では一番美味しい塩ラーメンを食べさせてくれる。嫁は塩ラーメンが好きなのだ。

人気店なので待たされるかなあ、と思ったけれども運良く4人座れた。待っている間、この店を含むラーメン屋大特集みたいなグルメ雑誌を読む。嫁もまた別のラーメン雑誌を読む。ああ、これちょっと前に行ったところだ、という店を見付けて嫁に見せようとしたところ

「ねえ、ココも行ったよね」

嫁の雑誌にも載っていたようで、同じ店を見せ合ってしまった。こういうどうでもいいことに、無駄に以心伝心。

「おまちどうさま」

ラーメン
やがて僕らのラーメンが出来た。気付けば外に何人もの行列が出来ている。これは早く食べなければならない。ただ、いつもは嫁がブチ切れるほど食べるのが遅いRでも、ラーメンになると早いのであまり心配しなくても大丈夫だろう。

ところが、店内にはテレビが点いており、ちょうどRとタクが好きそうなバラエティ番組が流れていて、ふたりとも釘付けになってしまったのである。

「早く食べろ!」

せっかくの美味しいラーメンがダルダルに伸びまくっているではないか。既に僕と嫁はとっくに食べ終わっているし、後ろと外には行列。とっとと早く出ろよって感じで空気がチクチクするぅ〜。

僕らより15分ぐらい後に入ったカップルが食べ終わって出て行った頃、ようやく子供達を食べ終えて、逃げるように店を出た。行列の3分の1ぐらいはウチのせいだなあ。申し訳なく思いつつ、ただ味の方は

「おいしかった!」

みんな満足であり、そこは幸せな気分。ただ限定メニューと銘打たれた「牛骨塩ラーメン」なる、字面からしてそそりそうなラーメンの貼り紙があって、それにチャレンジしてみたかったのだけれども、売り切れだったことだけが心残りであった。

塩ラーメンだけに、ソールトアウトなんちて。

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■うわばきをはき、ためいきもはき。
2013年11月19日(火)
娘・R(10才)が、嫁に

「ダメじゃん忘れちゃ。明日学校に取りに行ってきなさい!」

と言われていた。何を忘れたんだ、とRに聞いてみたら

「うばわき」

そう答えた。1秒ほど考えて

「ああ、上履きね」

そう理解した。Rは「うわばき」と言えず、必ず「うばわき」と発音する。4年生にもなって…とも思ったが、僕の弟は「お子様ランチ」のことをずっと

「おこさらまんち」

と言っていたし、従兄弟に関しては

「おこそらまんち」

とかもっとひどかった。なのでRに限らず、誰にでも発音しづらい言葉のひとつやふたつはあるのだ、として、そんなに強く注意して直させることはなかった。

で、翌日の土曜日、早く取って来いと言われたRは

「パパも来て」

と僕の手を引くので、僕も行く羽目になってしまった。

「自転車で行くの」

歩いていけばいいのに、楽をしようとチャリに乗って行くR。

R
なんか嬉しそうなので思わず撮ってしまった。

程なくして学校に到着。僕は校門の前で待っていようとしたら

「やだー。パパも一緒に来て」

誰もいないヒッソリとした校舎内は怖いのだろうか、またも手を引っ張られてしまった。

学校の玄関のすぐ横は用務員室だ。窓から新聞を広げ座っている用務員さんの姿が見えた。

「お入りの際はお声かけください」

という貼り紙があったので、すいません、と声をかけてみたが、ノーリアクション。もう一度

「すいません!」

ちょっと声を大きくしてみたら

「んほおっ!」

バサーと新聞をひっくり返して顔を見せた。寝ていたらしい。

「忘れ物を取りに来たんで」

そう伝えると

「そこのノートにお名前と、取りに来たものを書いてください」

1冊のノートを指差した。日付、学年クラス、名前、取りに来た物、を書く欄があった。学校に忘れた物を取りに来た場合はここに記入するのがルールなのだ。

「パパの名前も書いておいて」

Rに記入をさせ、下駄箱まで歩いて行く。他の子の下駄箱は空なのに、Rのところにだけ、ぽつんと上履きが置かれたままになっていた。Rはそれをかっさらい、

「かえろ」

すぐさまUターンして玄関を出た。その時先程のノートが目に入り、ちゃんと書いただろか、と思ってよく見てみたら

R
「うばわき」て…。

発音しづらくてつい「うばわき」って言っちゃうだけだよね、と思っていたのに、ガチで「うばわき」と間違えて覚えていたとは…。

「Rー!うばわきじゃなくてうわばき!ちゃんと書けええええ!」

これにはマジで「4年生にもなって…」と呆れ返った、というか、心配になった。Rは

「えへへ」

と笑うのみ。おのれ、僕がそのはにかみ顔に弱いのを知っていて、可愛い仕草で誤魔化そうとしておる。帰ってから嫁にもこのことを伝えたら、

「はあ〜」

やはり心配そうに溜め息をついた。

そして翌日、今度は嫁が学校に用事があったので出掛けて行ったら、午後になって

「私も見たよ、Rが"うばわき"って書いたノートを…」

非常にガッカリした表情で帰って来た。しかもRの後にも上履きを忘れて取りに来た子がいたようで、Rが書いた数行下に記入があったらしいのだが、それが

「Rより年下の2年生なのに、ちゃんと"上ばき"って書いてあったよ…。正しいし、"上"は漢字だし。まったく情けないったら」

どっちが上級生なんだか、と嘆いておった。ちょっとノンビリさせすぎであり、これからはちょっと厳しめに勉強させないといかんのだろうか。今後は勉強させるにあたって、何かにつけ

「お前はこんな情けないレベルでいいのか」

と発破をかけるため、この『うばわきって書いちゃった画像』は残しておくことにする。

これを「うわばき保存」といいます。なんちて。

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■どうする、インフル2013。
2013年11月17日(日)
今年もインフルエンザ予防接種の季節がやってきたので、子供達を連れて行った。

行ったのはゴージャスな小児科。自社ビルがドカーンと建ってるし、内装はすごいオサレでキッズスペースもゆったりとしつつ、吹き抜けとか空間を無駄に使った贅沢も。更には緑化&遊具も設置されている屋上庭園まであって、どんだけ儲けているんだ、という感じである。

羽振りがよいだけにメチャクチャ混んでいる。去年も1時間は余裕で待たされた。なので本当は違うところで予防接種をさせたかったのだが、娘・R(10才)と息子・タク(8才)は

「ここがいい」

と言って聞かなかった。やはりキレイで屋上庭園があってワクワクするからだろう。早速屋上に駆け上がってはしゃいでいたが、今年は去年より更に待たされた。屋上にも飽きて戻って来たRとタクは、僕のipodに入っているポケモンの映画を観始めた。それでもまだ名前を呼ばれず、

「ねえパパー、飽きたー」

うんざりした顔でこちらを見る。何を言う早見優北天祐。

「待つのを分かってて、ここがいいって言ったのは君たちだろう」

ふたりはしゅーんとなった。とはいえさすがに僕も待ち疲れてヒマなので、隣の嫁の太ももなぞをツンツンしていたら

「調子に乗るな!」

と怒られた。更にヒマなので、受付嬢が次々に呼び出すよそさまのお子様達の名前を聞いていたりした。中には

「キクチモモコちゃーん」

菊地桃子そのまんまの名前の子がいて、もしかしたら親御さんはラ・ムー好きか、もしくは電気グルーヴ好きに違いない。(「菊地桃子に憧れて、この桃の世界に入りました」という歌詞の歌がある)。また、

「シシドレオくーん」

と呼ばれた子もいて、

「おしい!"シシドレ"まで音符なのに。女の子だったら"レミ"って名前にしたに違いない」

と嫁に言ったら

「はあ」

なんかリアクションが薄かった。そういえば、ドレミファドラシド宍戸留美ってアイドルもいたな。
そんなわけで、大繁盛小児科だったために、受付からお会計まで、2時間もかかってしまった。この間に余計なもの伝染されてそうで怖い。

来年は絶対来ないようにしよう。そう誓いながら歩く帰り道、

「いかがですかー、ぜひお越し下さいー」

路上で風船とティッシュを配る人がいた。新築マンションモデルルームかケータイショップの呼び込みかと思ったら、

「無料歯科検診開催中でーす!」

なんと歯医者だった。

「歯医者の呼び込みって初めて見たわ」

「私も」

僕も嫁も驚いたのであった。大繁盛小児科がある一方で、客を呼び込もうと必死の歯医者もある。考えてみれば、僕の最寄りの駅前でも、美容室と歯医者はコンビニ以上に数がある。歯医者も潰れてしまってタダの敗者になってしまった、なんてシャレにならないし。

こうしてなりふり構わず呼び込みするのも、歯医者だけに、歯科たないのだろう。なんちて。

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■ダンス・イン・ザ・バス。
2013年11月14日(木)
子供たちとお風呂に入っていた。

息子・タク(8才)が

「カビゴンごっこする」

と言って、娘・R(8才)も

「ウチもやる」

カビゴンという、いつも居眠りしているポケモンのマネをして、ぐだーっと湯船に浸かっていた。そのうちタクが

「のぼせた」

と言って風呂を出て行った。Rも湯船から出たのだが、

「パパ見て見てー」

と踊り出すではないか。すっぱだかのまんまで。

「ぼくの♪気持ちは100パーセント♪とどけ、どどけ、君に♪」

「きゃりぱみゅの歌だね」

「しんちゃんの始まりの歌になってるんだよ!」

このきゃりーぱみゅぱみゅの曲がクレヨンシンちゃんのオープニング曲になっているのだ、と踊りながら僕に教える。いや、そんなこと教えられても、

「知ってるし!てか君に教えたのパパだし!」

「ぎゃはは!ぼくの♪気持ちは100パーセント♪とどけ、どどけ、君に♪」

Rはごまかしてまだ踊り続ける。

「そろそろ出てちゃんとタオルで拭きなさい。風邪引くよ」

「ぼくの♪気持ちは100パーセント♪とどけ、どどけ、君に♪」

また返事せず歌って踊り続ける。このサビの部分だけずっとループだ。

「そういえば、なんで最近自分のこと『ウチ』って言うようになったの?」

「ぼくの♪気持ちは100パーセント♪とどけ、どどけ、君に♪」

まだ返事なし。

「パパは、今までどおり『R』か『私』にしたほうがいいと思うんだけどね」

「やだ!」

「お、やっと普通に喋った」

「あ、ぼくの♪気持ちは100パーセント♪とどけ、どどけ、君に♪」

また慌てて踊り出すR。

「もういい加減にせーんかーんヤマト!」

ホントに早く服を着ないと風邪引くぞ、と風呂場から追い出した。扉の向こうに追いやっても

「ぼくの♪気持ちは100パーセント♪とどけ、どどけ、君に♪」

まだ歌声が聞こえた。おどけていて、僕の言うことを全く聞かない。これはどういうことかというと、

「…眠いんだな」

もうこの子達がいつも寝る時間をだいぶ過ぎていた。とっとと寝ろって感じである。それにしてもなぜ「ウチ」に変わったのか。ラムちゃんかよ。Rは喋れるようになってすぐは

「Rちゃんはね…」

自分のことをRちゃんと読んでいて、小学校に入ってからだったろうか、ちゃんが抜けて

「Rはこれが好き」

という風に、自分の名前を言っていたのに。何故なのか。しかしRは決して語ろうとしなかった。教えて欲しかったなー。

パパの、気持ちは100パーセント、届け、届け、君にってか。

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■ハウオールドアムアイ?
2013年11月13日(水)
朝、目を覚ました途端、

「パパ、誕生日のプレゼントは何がいい?」

息子・タク(8才)が食らい付いてきた。

「え?ああ、そうか…」

自分の誕生日をコロッと忘れていたことよ。年なんか取りたくないのにふと気付くと恐ろしい数字になっているから、敢えてそのことを記憶から遠ざけておきたいのだ。

「パパ、プレゼントは何がいいの?」

再びタクに早く言ってよ、と急かされる。うーん、そう言ってくれるウチが華なのだろうけれど、やはり何度も年を積み重ねると、誕生日に欲しい物ネタも枯れて久しい。買えるものはサクッと買ってるし、買えないものは諦めている。

欲しい物は特にない。では、やりたいことは…というと…うえっへっへ。文字通りヤリたいことなら。うえっへっへ。ソフトオンデマンドも真っ青のドエロプレイ妄想が走馬燈の如く駆け巡る。うえっへっへ…ってバカ。

どこの世界に

「パパおっぱい揉みたいなあ」

って子供におねだりする親がいる。そんなわけで言葉に詰まり

「うーん、なんでもいいよ」

相手が一番望まない答えを言ってしまった。案の定、タクが困った顔に。さすがに僕もまずったなあ…と反省した。僕は別に何ももらわなくても、子供達がグレずに育ってくれればいいのだけれども…おお、そうじゃ。

「そうだ、じゃあ、タクとR(10才の娘)で絵を描いてくれよ。君達が楽しく遊んでるところを描いてくれ。いつも一緒に遊んでるお友達とかぬいぐるみとか、宇宙で遊んでるとか、好きに描いていいよ」

何か子供達の手作りの物が欲しい、と思ったのだった。ふたりともお絵描き好きだし、なんか面白い絵を描いてくれるだろう。

「よしゃー!描くよー!」

タクは嬉しそうに返事をした。ああよかった。やはりそういうのを望んでいたようだ。Rも

「じゃあRはね、カレンダーにできるように1月から12月までの絵を描くよ。8月はプールで泳いでるところにする」

なんだかアイディアが湧いてきたようである。そうだ。君のお花畑頭を存分に発揮する時が来たのだ。

「いいねー。君たちの楽しい世界を描いてくれよ」

そうお願いすると

「じゃあ、パパも描くよ」

とタクが言うので

「いや、パパはいいよ」

子供達のファンタジーに僕のようなオッサンが入ってしまったら台無しである。さらにRとタクが容赦なく、忠実に、僕を絵に描いたような貧乏くさいオッサンのように描いたらどうしよう。絵に描いたようなも何も実際に絵に描くんだけれども。

以前、父の日だからお父さんの絵を描いて贈りましょう、という幼稚園のイベントで、いつも貧乏神みたいな顔に描かれていて、

「じょうずだねー」

と子供達にはニコニコ褒めて、陰でへこむんでいた。だから断ったのだが

「ダメ!描くの!」

絶対に首を縦に振らないので、好きにやらせるしかないようである…。

これを、絵に描いた父といいます。なんちて。

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■日本尻ーズ。
2013年11月08日(金)
息子・タク(8才)が家の中でふざけてかくれんぼをしていた。

「隠れたよー」

と布団の中に隠れても、お尻が見えてしまっていた。

「ははは、そういうのを『頭隠して尻隠さず』って言うんだよ」

まさにその通りだったのでそうツッコミを入れてみたら

「あ?なんだって?」

分かってない模様。

「自分では隠れたつもりでも、実は頭だけしか隠れてなくて、お尻は丸見えですよ、ってことだよ」

噛み砕いて説明してやると、タクはギャハハハと笑い、

「こういうこと?」

おもむろにフスマの陰に隠れ、お尻だけ突き出して、ズボンとパンツをぺろんと脱ぐではないか。まさに頭隠して尻隠さずなんだけど、

「ほぼその通りだけど、なんで脱ぐー!」

娘・R(10才)などはもう大爆笑している。こちらとしては若い女の子以外のケツは見たくもないので、とっととパンツ履け、と、従わないならそのままお尻ペンペンだと叱ったのだが、内心、キレイなケツで羨ましく思った。

さすが子供のケツである。形よし、色ツヤよしで本当にみずみずしい桃のようである。僕はそっちの気はないけれども、お小姓制度があったのも今なら頷ける。

「パパー、写真撮ってー。そんで印刷してー」

タクはパンツを履くどころかヌードグラビアを目指し始めてしまった。

「ふざけんな、そんなの撮るわけないだろ!それに印刷とか…ケツを印刷するプリンタなどない!」

もう悪ノリが過ぎてクレヨンしんちゃんの「ケツだけ星人」みたいな異様なテンションになっていた。タクはケツを出しながら嫁にも見せようとする。

「ママにもみせよーっと。ママ、見て見てボクのお尻」

そうだ、嫁がいたのだ。嫁ならこふざけた行為をガツンと叱ってくれるに違いない…と思ったのだが、

「ママよりキレイなお尻でいいねえ。羨ましいわ。」

叱るどころか絶賛。確かに嫁の垂れ気味のケツに比べれば…ってそういう問題じゃない。ブレーキの効かないケツだけダンプカーとなったタクは、ケツ出しのまましばらくウチの中をはしゃぎまくるのであった。

そしてこの日記も、ケツだけに尻切れトンボに終わるのであった。

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■タッチ、タッチ、ネットにタッチ。
2013年11月03日(日)
朝、嫁がママさんバレーの大会に出かけていった。

僕は今日一日子守りをしなければならない。

「ママの応援行く?」

子供達に聞いてみたところ

「いく!」

ということなので応援しに行くことにした。僕としては春の高校バレーとかだったら女子高生の汗ムンムンなので、発汗女子高生マニアにはたまらないところだが、おそらくJKより30才ぐらい平均年齢が上なお嬢さん方のバレーなので、ときめくものはない。

しかし子供達もこう言っていることだし、僕が出たオッサンソフトボールの時も嫁は見に来ていたので、行こうかなあ、と。

ただ嫁によると、チームは弱いらしい。メンバーの数がギリギリな上に、主力選手のひとりがアキレス腱をブッチーンしてしまいリタイア。

「コートで立ってるだけでもいいから入って!」

となりふり構わずメンバーを集めてようやくこぎつけたという。会場である某小学校の体育館に入ってみると、ちょうど嫁のチームの試合中で、1セット目負けてしまったところであった。

「ママガンバレー」

必死に応援する娘・R(10才)と息子・タク(8才)。そんな姿を撮りたくてカメラも持って来たのでパシャパシャ撮っていた。そして、嫁は

「ワタシの写真なんか撮らないで」

いつも撮られるのを嫌がっていたので、嫌がらせの意味で撮ってやれ、と思ったが、場所が悪くほとんど後ろ姿ばかりになってしまうので残念ながらやめた。

結果、負けてしまったが、メチャクチャ弱いと嫁が言っていたわりにはボロ負けというわけでもなく、健闘していたと思う。

「よく頑張ってたじゃないの」

終わった後そんなことを言ったら

「○○ちゃんのママがあなたがカメラ向けてたから

『気になって試合に集中できなかった〜☆』

って言ってたよ」

チーム最年少唯一の20代ママがそんなこと言ってたという。

「人のせいにすんなー!!」

そもそもほとんどRとタクにしかカメラ向けてないしママさん1枚も撮ってないし。自意識過剰にも程がある。

昔、試合に勝ったらおっぱいを揉ませてくれる「おっぱいバレー」という小説&映画があったが、僕もちんこぐらいなら差し出そう。

いらないと言われました。

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■オサレブクロ。
2013年11月01日(金)
子供たちの秋モノの服があんまりないので買って来いという嫁の指示で買いに行くことにした。

息子・タク(8才)は、「ランドリー」という、カワイイ男の子のイラストが描かれているメーカーがお気に入りで、今着ているパーカーが小さくなってしまったので、新しいのが欲しいのだという。なのでショップがある池袋に出かけることにした。

ところが洋服とは別に

「コロコロコミック買いたい」

とタクが言う。それに釣られて

「Rも本が欲しい」

娘・R(10才)も言いだした。しょうがないので、電車に乗る前に駅前の本屋に寄って

「自分のお小遣いで買うんだぞ」

服は買ってやるがマンガはダメ、ということで自腹を切らせた。タクは初めから買いたい本が決まっていたのでよいが、Rが

「なめこの本にしようかなー、どうしようかなー、ねえ、子供用の本ってこれしかないの?」

なかなか決まらないわ、もっとデカい本屋に連れてけみたいなことを言うわ、タクは

「早くしろ!」

朝早く起き過ぎたのでもう眠いらしくイライラしているいやーな展開。

「分かった分かった。池袋にデカい本屋があるからさ。Rはそこで決めな」

となだめて電車に乗り、池袋の某でかい書店に入った。それが間違いだった。確かに子供向けの本はたくさんあったが、今度はなまじ広くてたくさん本があるだけに、あちこち歩き回ってじっくり品定めし、やっぱりなかなか決まらない。でタクがまた

「もうボクは帰りたいよ!」

ブチ切れるし。で、結局Rがようやく買ったのが

「なめこの本」

最初の本屋で買おうとしていたヤツだ…。時間と労力をスゴい無駄にした気分…でもRの優柔不断な性格を考えれば予想出来たことだ…。

ようやく本来の目的であるランドリーのショップに辿り着いたところ、悪いことに子供向けの服が種類もサイズもほとんどなくて、タクも眠くてテンションが低いものだから

「それじゃヤダ」

全然気に入ってくれなくて、買わないままショップを出てしまった。

「じゃあどこで買おうかね…」

せっかく池袋に来たのだから、地元にはないショップを覗いてみようと思ったら

「パパこっち来て!Rはこのお店が一番好きなの!」

Rが僕の腕を引っ張って引き返す。Rが一番好きだというお店は、思いっきり地元にあるメーカーのショップであった。ウチだけじゃなくて近所のご家庭も御用達で、その店に入ると

「あ、これ、○○ちゃんが着てるよね」

というのが絶対見つかる程、かぶるパターンが大。

「えー、いつもこの店じゃん、せっかくだから違う店にしようよ」

とRを説得しようとしても

「いや!Rはここの色遣いが一番好きなの!」

色遣いとかいっちょまえのことを言っちゃってるし。まあ本人が気に入った服じゃなきゃ意味がないか、ということで結局ここで買うことにしてしまった。本の時とは逆に、Rは欲しい服をすぐ決めた。

ダメなのがタクであった。

「もーいー。服いらないー」

眠い上に歩き回されてすっかりクタクタになってしまい、テンションが地を這う如く低まって、何に対してもヤダ、イラナイ、となってしまったので、もうタクの服は諦めてRのだけ買って帰ろうかなとも思ったが、

「これよくね?君なら似合うと思うな。着てみてよ」

あの手この手で脱がそうとするグラビアカメラマンの逆を行く口説き文句でおだててみたら、まんざらでもなかったようで、ようやく1着だけ買った。

そんなこんなで、なかなか服を決められないタクに、さすがの僕もブチ切れそうになったが、試着してみると結構似合ってて我が子ながらカワイイ、などと思ったりして怒りテンションも下がってしまうのであった。

アパレルだけに暴れる寸前。なんちて

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