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■年越しそばイヴ
2007年12月31日(月)
実家の栃木に帰って来た。

「おばあちゃーん!」

迎えに来た我が母に駆け足で飛び込んで行く娘・R(4才)と息子・タク(2才)。母、いきなりメロメロ。よし、つかみはOK。

昼飯は佐野ラーメンを食らうため旧国道を車で走る。この道沿いには「死後裁きにあう」「見よ神の国は近付いた」等のいわゆる「キリスト看板」が多く掲げられており、とても生きた心地がしない。

佐野ラーメンとは栃木県佐野市を中心として広まっている、わりとあっさりめのラーメンである。ラーメンの鬼・佐野実とは関係がない。白木みのるとも関係がない。

お目当ての店に着くと

「裏の階段からお2階へどうぞ」

と案内された。2階の座敷席はどう見ても住居部分の部屋を無理矢理ぶち抜いて客席にしたような感じ。テレビや本棚等、生活観溢れるインテリアが散在していた。それらに混じって、

Rとタク
何故かパチスロマシンもあり、ご丁寧にメダルも満載。Rとタクはすぐさま飛び付いた。

「ねえねえパパ、これなあに?どうやってするの?」

「たっくんもする!たっくんもする!」

ああもうふたりしてうるさい。どうやるの?と言われてもメダルを入れてボタンを押して…とそこまでしか教えられない。僕は大学1年の頃ヒマだったので一時期パチンコにはまったことがあるが、スロットはやらなかった。パチンコ専門であった。それもすぐ飽きてしまい、女体に興味が移っていったから今はチンコ専門である。

初めて見るとはいえ、こんなギャンブルを象徴するメカにはまってしまう子供達。僕の子ならギャンブルに対しては淡白なはず。となると

「嫁、これはきっとお前の一族の遺伝だ!」

「ぎく」

嫁がギクリとした訳は、嫁の弟がスロット大好きなのである。本人は否定するがしょっちゅう行っているらしく、パチスロ店から嫁弟宛に会員証が郵送されて来たりしても

「あ、それは友達に名義貸しただけだから」

と苦しい言い訳をしている。それは「痴漢してません」と言いながらナオンのパイオツを揉んでいるようなものであろう。

待望のラーメンが来ても子供達はメダルを握り締めてスロットに熱中。

「あーあー…メダルも汚いだろうに」

せっかく手を拭いたのに、メダル握りまくっちゃって…と呆れながら麺をすする母は太鼓腹。

メダルを見つめるビヤダル…と頭に浮かんで麺が鼻から出そうになったとさ。

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■ボロは着れども心はオギノ式
2007年12月30日(日)
【お知らせ】除夜のテキストラーイク祭りに参加致します。

僕の出番は本日12/30(日)15:00〜18:00です。先に謝っておきます。ごめんなさい。

【お知らせ終わり。以下日記】

「早く着替え用意しなさい。靴下とかパンツとか忘れないで」

年末年始を実家で過ごすため、嫁に準備をするよう急かされていた。わしゃ修学旅行前の小学生か。先生バナナはおやつに入りますか。夏目ナナはおかずに入りますか。

箪笥から適当に靴下とパンツをバッグに放り込んだら、すさかず嫁がそれらをつまみ上げるではありませんか。いやーんブルセラ。

「こんなヨレヨレの持ってかないで!お義母さんに見られたら嫁の立場がない!」

嫁が怒った。こんなボロを嫁に履かされてなんてかわいそうな息子、と僕の母に思われないようキレイなのを選べ、と言うのである。嫁にとっての亭主、母にとっての息子というのは、いつまで経っても手のかかる子供ぐらいにしか思われていないらしい。

靴下もパンツぐらい嫁の手配に頼らず自分で調達するわ。ボロいのも自ら選んだ道である。すんごい勝負パンツを買ったら買ったで「すわ浮気か」とすぐ疑うくせに、なに履けっちゅーねん。ノーパンで過ごせってか。僕は週に一度はスーツの社会の窓を開けっ放しにしてしまう不手際があるため、ノーパンは社会的地位を失うほど危険性を秘めていることが分からぬのか。

そんなこんなで嫁に尻を叩かれながら準備を終えると腹が減ってしまった。ちょうどブランチタイムと洒落たい休日午前10時半。

「嫁、お腹すいた」

「食べるもんなんてないわよ。コンビニで肉まんでも買ってくれば?」

ソックスやパンツの手配は気にする癖にメシの用意は無頓着だとは!ママに言いつけてやる!コンビニに走っていったが何もかも嫁の言いなりになるのはイヤだったので肉まんではなくピザまんを3つ買って来た。

息子・タク(2才)は昼寝してしまっていたが、娘・R(4才)が目をキラキラさせていたので1個の半分を与えた。

食欲が満たされると残る欲というのは、つまり、その、アレである。

「嫁、会社には仕事納めがあるように、まあなんだ、つまりその、今夜あたりヤリ納めしない?」

と嫁をめくるめく桃色イリュージョンナイトに誘ったところ

「私は既に本年の営業は終了致しましたので」

目の前でシャッターをガラガラピシャンと閉められた思いであった。

「ちょ…早えーよ!やる気なさそーな近所の酒屋だって大晦日まで営業するって書いてあったぞ!」

「また来年のご来店をお待ちしております」

ソックスの手配は気にする癖にセックスには無頓着だとは!ママに言いつけて…いや、これはさすがに言えない。

嫁は僕のエロスな囁きを無視すると、やり残した大掃除をてきぱきと進めていった。家事と育児を何よりも最優先する嫁である。

姑への対策も注意を怠らず、年末大掃除もバッチリ。Rとタクの実家で過ごす用意もバッチリ。僕の淫らな誘いはバッサリ。悔しいが一家の母として模範的である。まさに聖なる母に見えてくる。

年末だけに、歳暮マリア。なんつって。

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■痴力・精力・時の運
2007年12月29日(土)
【お知らせ】除夜のテキストラーイク祭りに参加致します。
僕の出番は12/30(日)15:00〜18:00です。

【お知らせ終わり。以下日記】

職場では缶コーヒーをよく買う。

photo
ヤッターマン。コーヒー。ライター

早口で読んでみよう。やーいドエロ。

今日も自販機で缶コーヒーを買うと、

ジョージア
いつもより缶が長いことに気付いた。なんだこりゃ?よく見ると、

ジョージア
「当たり」と称して変な容器が缶に付いているのである。開けてみると

ジョージア
うわー超いらない。誰が喜ぶんだコレ。年末のドン詰まりのこの時期、無駄な運は使いたくない。何故ならば、年末ジャンボ宝くじのために運を取っておきたい。

「無駄な運を垂れ流してるよ」

同僚にも茶々を入れられた。その通りである。これに当たってしまったために3億円が遠のいてしまった気がする。

やがて仕事に没頭しコーヒーも飲み干し、そんなことも忘れていた頃再び缶コーヒーを買った。

ま、また当たってしまった…。何という運の無駄遣い。しかし缶コーヒーの悪夢はこれで終わりではなかった。むしろ始まりに過ぎず、

ジョージア
4連続で当たってしまった。これほどハズレを望んでいたものはないというのに当選率100%。どーなってんの。年末ジャンボだったら3億×4=12億。吉野家の牛丼が300万杯食える。池袋のイメクラ「まいっちんぐ学園」に3万回行ける。むしろ店ごと買い取れる。お父さんもう赤い玉出ちゃう。それなのにこんな下らないガジェットを掴まされてしまった僕の人生の哀れさよ。

年末ジャンボの夢にミソが付いた今、せめて

「年末ちんぽ、3億匹(子種)!」

と家に帰って嫁を襲おうとしたが嫁の反撃を食らいこれもまた夢のまた夢。

僕の人生はコーヒー豆。

どちらも身を粉にされ、そして苦い。

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■お手紙家の一族
2007年12月28日(金)
【お知らせ】除夜のテキストラーイク祭りに参加致します。
僕の出番は12/30(日)15:00〜18:00です。←昨日は曜日間違えてました。

【お知らせ終わり。以下日記】

「おてがみだよ〜」

息子・タク(2才)がポチ袋を持ってやって来たと思ったら

「それRちゃんの!」

娘・R(4才)が引ったくって行った。嫁によるとRはお手紙を書くのがブームのようである。

私はあなたを愛うえお。
だから手紙を書きくけこ。
いつかはちん○を刺しすせそ。
妄想してたら勃ちつてと。

「Rちゃん、どんなお手紙書いたの?」

「えっとねー。おばあちゃんへのてがみ。おばあちゃんだいすきーって書いたの」

「へー。おばあちゃん喜ぶよきっと…」

「みしてあげよっか」

というわけでもっこりと腹が膨れたポチ袋を渡された。中に手紙が入っているらしい。開けてみると…何故かビリビリに破けた紙が出てきた。繋ぎ合わせてみると人物らしき絵が描かれている。

「これは何の絵かナ?」

「きゅあみんと」

プリキュアの絵であるらしい。どこに「おばあちゃんだいすき」と書いてあるんだ、という野暮なことは言いっこなしだが、謎がひとつ残っている。これを聞かないわけにはいかなかった。

「どうしてお手紙破れてるのかな?」

するとRの答えは

「ふくろに入らなかったから」

…その発想はなかったわ。型破りならぬ紙破りの発想。

僕にもお手紙ブームの時期があった。それはRの名前のルーツである近所の美少女Rちゃんとの手紙のやり取り。その当時彼女を超お気に入りで、ほとんど毎日喋っているのに手紙を交換していた。長い文の時は便箋何枚も書いたものである。メール全盛時代に敢えて手紙。だがそれがいい。

当時を思い返して読んでみると、あの頃の思い出が甦って来る。数えるのも面倒だがおそらく300通はあるだろう。

「パパ、なんて書いてあるの?」

初代Rちゃんが書いた手紙を我が娘Rが覗いていた。なんという因果応報であるか。

「どわああああ。見ちゃダメ!」

嫁に見付かったらすべて燃やされる。

Rちゃん…今頃どこで何をしているんだか。僕はこうして未練がましく残しているけれども、僕がRちゃんに送った手紙はとっくに捨てられているだろう。何万字にものぼる下らない文を書いても、遂には書けなかった「好きです」の気持ちと共に…なんてよォォォ。

僕の恋もヤブレター。

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■娘が下半身に関心
2007年12月27日(木)
【お知らせ】除夜のテキストラーイク祭りに参加致します。
僕の出番は12/30(月)15:00〜18:00です。←昨日間違えてました。

【お知らせ終わり。以下日記】

わっかい娘と、うっふん。

息子・タク(2才)とお風呂に入ると湯船内放尿率80%強というチェルノブイリ並みの危険さが伴うが、娘・R(4才)と入るお風呂は幸せである。何しろR以外の若い女の子とインザバスルームしようとすると何故か高額なお金を要求されてしまう。世の中狂ってる。

さて風呂場にて念入りに体を洗っていると、

「パパのおしり、おおきいねえ」

とRが言った。普段人のカラダなど見ていないRにしては珍しいことだった。Rにとっては大きいかもしれないが、僕のおヒップはキューティーハニー程度である。お尻の小さなおやじ。大きなお尻といえば、Rの友達であるみっちゃんのママしかいない。おしりかじり虫が5匹ぐらい齧れるキャパがある。そう思って

「みっちゃんママのほうがかなり大きいじゃない?」

つい口に漏らしてしまったら

「そうか!」

Rは納得してしまった。やばいやばいやばい。

「これは内緒ね。絶対他の人に言ってはいけないよ…」

慌てて口止めをしておいた。最悪本人に言われた日にはRの友達ママ全員に

「人妻のお尻ばかり見ているエロオヤジ」

とされてしまう。女子高生好きの僕としては不本意である。

Rにお尻追求をされてしまったので何やら恥ずかしくなり、お尻を隠し気味に体を洗うことにすると、今度は

「ぱぱ、ちんちんおおきいね!」

しまった。お尻隠してチン隠さず。でもこれは仮の姿。君やタクを作った時はもっと大きくなってたんだよ…と教えるにはまだ早いので

「大きいといってくれるのは大変嬉しい。でもこれも他の人に言ってはいけないよ…」

ナイショね、とこれも口止めをしておいた。これもまたRの友達ママに広まったら

「人妻のお尻ばかり見ている巨根伝説エロオヤジ」

とされてしまう。女子中学生好きの僕としては甚だ不本意である。第一そんなメガディック(ディック:ちんこの意)ではない。持ち運びに便利なコンパクトサイズである。

Rの友達ママとは近所の公園や幼稚園イベントで出くわすことも多いので…とビクビクしながらRに緘口令を敷く僕は、お尻が小さいだけあって

ケツの穴も小さいのである。

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■疑心暗記
2007年12月26日(水)
【お知らせ】除夜のテキストラーイク祭りに参加致します。
僕の出番は12/31(月)15:00〜18:00です。

あまりネタを練る時間が取れず、誤字脱字もチェックできてないまま
文を提出してしまいました。と、今のうちに言い訳をしつつも、
ウチの他にも計48のサイトの文が3時間毎に披露されますので
よかったらご覧下さい。

【お知らせ終わり。以下日記】

「おそろしい子!」

これはマンガ「ガラスの仮面」において、類まれなる才能を持った女優・北島マヤに向けて発せられる名ゼリフである。しかしこれは決して彼女にのみ発せられる言葉ではないことを思い知った。

テレビを見ていたら「ことわざ」を丸暗記しているマリアちゃんという女の子が、次から次へとことわざを披露していた。しかしそれだけではなく百人一首も上の句を詠むと下の句をスラスラと答え、更に世界の首都も覚えていて、マイナーな国の首都も完璧に答えていた。

おそろしい子!

僕なぞことわざはなんとかイケるかもしれないが、百人一首は上の句を伝えられても全て「死して屍拾う者なし」で答えてしまうだろう。

ひさかたの ひかりのどけき はるのひに
死して屍拾う者なし

しのぶれど いろにでにけり わがこひは
死して屍拾う者なし

そしてうちの子供達も当然敵わない。娘・Rは4才なのでマリアちゃんより年上だがひとつも勝てる見込みはない。片や息子・タク(2才)は何を暗記しているかというと…

「たっくん、『プリキュアの絵本』やって」

「ゆめはらのぞみはちゅうがくにねんせい。さんくるみえーるがくえんにかよっています」

YES!プリキュア5の絵本の暗記(数行だけ)。そして

「たっくん、『ポリリズム』やって」

「くりかえすー このぽりりずむー
 あのかんどうはー まるでこいだね」

perfume
アイドル「perfume」の曲「ポリリズム」のサビの歌詞と踊りを暗記。この程度である。マリアちゃんとうちの子らの差といったら一体何なのだろう。

そう、「蛙の子は蛙」(ことわざ)

確かにこれだけの暗記をしているマリアちゃんは「おそろしい子」だが、天才かというと疑問である。ことわざや百人一首の歌の意味まで分かるとなると本物だと思うが、おそらく丸暗記止まりなのではないだろうか。

よそのお子様にケチをつけても野暮なだけである。しかしどうも引っ掛かって考えてしまうのは、僕がそうだったからである。勿論マリアちゃんほど凄くはないが、僕は3才の頃、道行く車の車種を全て言い当てていたという。

「お前は凄かった。車の名前全部当ててたんだもん」

唯一の証言者・母はこう言い張る。僕は当時の記憶が全くないので怪しいと思い、

「でも全部ってことはないでしょう」

「いや、全部正解だった!」

「全部正解の判断が出来るってことは、母さんも車種全部分かってたってことだよね?」

「いや、全部正解だった!」

このように聞いてみたらこの有様だったので、おそらく親の欲目またはチクラッポ(栃木弁で「ウソ」)だろう。但し全てウソとも思えないのである程度ズラズラと言っていたことは事実であるようだ。その暗記力を発揮していた3才の僕が今どうなっているか。

東大を卒業し実業家となり、お金持ちウハウハ。純白のメルセデス、プール付のマンション。最高の女とベッドでドン・ペ二リヨン…

なんてことは全くなく、うだつのあがらない貧乏長屋暮らし。ついでに車の名前なんて今はひとつも分からない。すなわちそういうことである。ハタチ過ぎたらただの人。三十路過ぎたらエロオヤジ。

結論:子供は暗記より元気。

…ということでいいのかな。

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■疲労のプレゼント披露
2007年12月25日(火)
クリスマスイヴの夜が開けて…。

お蔭様でというか嫁のせいで本当に聖なる夜であった。性なる夜の「せ」の字もなかった。寝る前サンタにあれほど「女子高生ください」と頼んでおいたのに、枕元に置いておいた靴下は空っぽで、ヤケクソでレッチリみたいに靴下にちんぽ入れてやろうかと思い、パンツを脱ごうとしたところ

「パパ!パパ!」

息子・タク(2才)が起きた。おおそうじゃ。僕はプレゼントを与えられる身ではなく与える身。ギブミーではなくギブユーでありラブユー。プレゼントも愛も君に与えよう。愛してるぜ!

「ほらタク、サンタさんがプレゼント置いてったよ〜」

「ぶうぶだ!」

タクへのプレゼントはミニカーとガレージセット。遊ぶ姿を写真に収めようとしたが

タク
爆竹のようにはしゃぎすぎて捉えられなかった。

「うーん…」

やがて娘・R(4才)も目覚めたので

「あれ、枕元にあるのはなんだろう〜?」

置いてあるプレゼントをわざとらしいセリフで解説してみた。

「んー…」

目をゴシゴシこするR。

「ほら、サンタさんが持って来てくれたんだよ!」

プレゼントに驚いてとびきりの笑顔を見せておくれ!僕はその笑顔のためにプレゼントを用意したといっても過言ではない!さあその大きな瞳を早く開けてじっくり見るがいい!…と固唾を呑んで見守っていたのだがRは

「めやにが…」

ギャグ漫画だったら大ゴケしてるところだ。顔を拭いてやって改めてプレゼントの包みを解いてやる。中身はシンデレラのドレスである。

「わああ…きれい…」

そう。その笑顔が見たかった。

「きれいでしょう」

「サンタさんが来てくれたの?」

「そうだよ」

父がトイザらスに買いに行って嫁に「それじゃない」と言われてもう一度行かされた、なんてことは言えない。

「着てみる?」

「うん」

R
早速着てみたドレスはRにピッタリ。可愛くて涙が出る。やはりドレスにしてよかった!シンデレラになったRは身も心もお姫様になってしまったようであり、

「パパおうじさま、おどりましょ」

なんと僕は王子様にさせられてしまった。さすがに王子様というわりにはトウが立ち過ぎているので

「王子様はパパよりタクの方がいいなあ」

タクに王子様役を振った。あとは若い者同士ということで。

「じゃあタクおうじさま、おどりましょ」

しゃなりしゃなりとタクをエスコートするR。しかし王子役となったタクは

「たっくんおうじさまじゃないよー。ぷりきゅあだよー」

トンチキ王子が!

Rとタク
それでもRとタクは手と手を取り合って社交ダンスの構え。おお、みすぼらしい我が家が鹿鳴館に。王子様とシンデレラの舞踏会の始まりである。ところが…

「とりゃー!」

「うりゃー!」

10秒後、何故かふたりの投げの打ち合いに。それじゃ相撲じゃんかよ。

舞踏会は武道会に、鹿鳴館は国技館になってしまったとさ。

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■サンタすなわち子供の使い
2007年12月24日(月)
子供達へのクリスマスプレゼントがまだ揃っていなかった。

息子・タク(2才)のプレゼントはオンラインショップで取り寄せたが娘・R(4才)のがまだであった。そんなわけで12月21日、閉店間際のトイザらスに駆け込んだ。松平健は暴れん坊将軍であるが僕は慌てん坊サンタクロースである。

Rにはシンデレラのドレスを買おうと思っている。店内に入るとクリスマス商戦真っ只中とはいえ、閉店間際だったので閑散としていた。そして僕の目的、ディズニープリンセスドレスの商品たちのコーナーもあと3・4着を残すのみという、イナゴの大群に襲われた後の村のようであった。

さてシンデレラはあるだろうか…と思ったら運良くあった。付いているタグにシンデレラと書いてある。但し僕がイメージしていたのちょっと違う。

なんかツギハギのエプロンとか、茶色の袖とか、イマイチみすぼらしいのである。そうか、これは意地悪な継母や姉達にいじめられている時の衣装なのだな、と思った。思ったが確信できなかった。

シンデレラのストーリーなんてまともに覚えてやしない。かぼちゃの馬車に乗せられて七人の小人に手篭めにされて毒リンゴを食べさせられて人間になる薬を飲まされて声が出なくなるんだっけ?

なんか白雪姫と人魚姫のストーリーが混じってしまっている。そもそもシンデレラってどういうエンディングなんだっけ。シンデレラを必死に思い出そうとすると、一番印象に残っているのは…


北海道の漁村で育った少女・野川雪(小泉今日子)。母の遺言で実は天才ピアニストの娘だったという秘密を明かされ、東京の豪邸に移り住む。ところが

ボーン、ボーン、ボーン…。夜12時を告げる柱時計の音と共に

石立鉄男
「うすぎたねえシンデレラ〜」

石立鉄男がドアをバーンと開けてズカズカ入って来て、小泉今日子をいじめるのである。そりゃもう毎晩12時きっかりに必ずやって来る。普通に不法家宅侵入だと思うし、12時までじっと待っている姿を想像すると超ウケたものだった。

(分からないヤングメン&ガールズは「少女に何が起こったか」で検索しよう)

で、何だっけ。ああそうだ。このうすぎたねえバージョンのドレスを買うかどうかなのだ。迷った僕は可愛い女の子店員を捕まえて聞いてみた。

「シンデレラってこれしかないんですか?」

「そうですね。それしかないです」

「継母と姉妹にいじめられるのってシンデレラで合ってますよね?」

「合ってます」

「うすぎたねえシンデレラ〜って知ってます?」

この可愛い女の子店員にわかめ酒してもらいたい…お前はどこのわかめじゃ。

「は?」

しかし若いだけあって彼女は知らなかった。

「いえ、じゃあこれください」

というわけで買って帰って嫁に見せたら

「それじゃないでしょー!」

とえらい怒られた。

「でも店員がそれしかないって」

すると嫁はおもむろにトイザらスの広告を持ってきて

シンデレラのドレス
「これがそうでしょ!これよこれ!」

びしいと指差して僕を責めたのであった。おのれトイザらス店員。僕をはめやがったな。可愛いから油断しておった。今度あったらわかめ酒どころじゃ済まさんぞ。

次の日もう一度トイザらスに行くハメとなり、返品したのであった。せめてもの救いはお目当てのドレスが補充されていたのでそれを買うことが出来たこと。ていうかあるじゃんかよ適当なこと言いやがってあの店員…。

ああもう2度手間で疲れたよ。

僕が死んでれら。

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■リトミックが止まらない
2007年12月23日(日)
娘・R(4才)が通うリトミック(お遊戯)教室のクリスマス発表会があった。

リトミック教室は去年まで土曜日にやっていたので僕が連れて行く時もあったが、今年度からは平日になってしまったのでどんなことをやっているか全く知らない。だから今年はどんな出し物をするか楽しみであった。

「さあR、がんばっておいで」

とRを送り出そうとしたところ

「最初はマチコ先生の歌だよ」

嫁がプログラムを見ながら答えた。どうやら子供達の披露の場だけでなく先生達の晴れの舞台でもあるようだ。さすが揃いも揃って音大出身の先生方。

「ア〜ベ〜マリ〜ア〜」

温泉に浸かっているようなアクメ顔でクリスマスキャロルを熱唱するマチコ先生。僕の膝の上で座って聞いていたRは

R
「安部マリアってだあれ?」

おバカだがそういうボケ、父は嫌いではないぞ。アベマリアサンタマリア山田まりや。

R
そしてようやく子供達の発表の場。Rはぴょんぴょん跳ねたり踊ったり歌ったり、自分のパートをしっかりこなしていた。但しあまり緊張感がなく、他の子のパートの時などは

「あ、アクビしてる」

「あ、ハナクソほじってる」

「あ、しかも食べてる」

そういう意味で僕と嫁をハラハラさせていた。

全ての子供の発表が終わり、先生に花束のプレゼントをしたり(母親達が仕込んだドッキリ)涙なくしては語れない場面があったりで、さあもうおしまいかな、と思ったら

「最後はヨシコ先生のピアノ弾き語りです」

…さすが揃いも揃って音大出身の先生方!いつもはジャージ姿のヨシコ先生がドレスに身を包んでじゃんじゃかじゃーんと旋律を奏でる。

「パパ」

「ん?なあにR」

「はやくおわらないかな」

そう、父もそれを言いたかったのだよ。

「ねえパパ、はやくおわらないかな」

「しーっ。聞こえるでしょ!」

旋律の中で戦慄する僕であった。

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■このサイトがひどい
2007年12月22日(土)
「R(4才の娘)の写真が幼稚園のホームページに載ってるよ」

と嫁が言う。Rの幼稚園のサイト…以前にも何度か見たことがあるが、いかにもホームページビルダーで作りました、って感じの野暮ったいサイトなのである。おそらく初心者に近い人が作っているのだろう。あまり詳しくない人がホームページビルダーの機能に従うまま作ってしまうと、似たり寄ったりのありがちなデザインになってしまうものである。

でもまあRの写真が載っているとのことでアクセスしてみると…相変わらずであった。背景がヒマワリの絵で、それが画面いっぱいに50個ぐらい並んでいる。しかもクルクル回っているのである。ヒマワリ50個が一斉にクルクルミラクル。催眠術にでもかける気か。

そしてその背景画像のせいで文字が見辛い。おまけにBGMまで流れている。これはサイト作りの初心者にありがちなことである。サイトの作り手が、覚えたてのワザを使いたいものだから凝ってしまい、見やすさを置き去りにしてしまうのである。よくある例として

・背景画像が文字の邪魔をしている。

見辛いからイヤ。

・BGMをかける(しかも著作権無視)

自分にとっては好きな曲かもしれないが他人にとってはうるさいだけ。しかもJASRACが新幹線よりも速くすっ飛んで来る。

・わざわざ文字を動かす。

マーキー(marquee)というタグを使う。これも見辛いだけ。

・ステータスバーに「おいでませー☆」とかメッセージを流す。

ステータスバーとは、リンクを張っている文字や画像にマウスを当てるとURLが表示されるところ。リンク先がどこなのかステータスバーを見て確認してからクリックする者にとってはウザイことこの上ない。(広告リンクや騙しリンクであることを隠すために敢えてしていることもある)

・マウスストーカー

マウスを動かすとお星様の画像とかウサギの顔とかが追いかけてくる。なんでウサギの生首と共にネットしなきゃならんのだ。邪魔。

・「現在時刻は12:00です」

わざわざ時計を置いている。言われなくても画面右隅に表示されてるので無駄。

・右クリック禁止

凝りに凝って一生懸命作った私のサイトのソースは誰にもパクらせないわよ!って感じでやっているのであろうが、自意識過剰。誰も真似しねえよ。解除の仕方はいくらでもあるし。

…等々、他にも色々あるがこれぐらいにしておく。サイトを作るものにとって、

「なんか凝ったことをしてみたい」

というのは必ず通る道であるので責めはしない。いつかこれらの小手先の技がジコマンに過ぎず、閲覧者にとってはウザイ以上の何物でもないことに気付き、ステップアップしていけばよいのである。

そのような趣きで僕も我慢しながら幼稚園サイトでRの画像を探していると、こないだのお遊戯会でのRの姿が数枚載っていた。僕も観客席から撮っていたけれども、いかんせん遠かったしR達は踊っているものだからピンボケが多かったのである。これはありがたい。ありがたいのだが、

「幼稚園のサイトとはいえ、知らない内に子供の写真が載せられてるのってどうなんだ…」

「うーん」

嫁も唸る。

「ていうかこのサイトホントに見辛いぞ…」

「若い先生が必死で作ってるらしいよ」

やはり初心者か。

「あ、そうだ」

ここで嫁が何かを思い出したらしく一旦席を外し、チラシを1枚持って来た。

「気を付けて下さいって言われたんだけど」

ずいっと渡されたので見てみると、それは幼稚園からのお便り。

「お子様の写真をホームページやブログ等に載せているご父兄の方がいらっしゃるかと存じますが、許可なく他のお子様やご父兄のお顔、または当幼稚園が特定されてしまう風景の写真は載せないで下さい。プライバシーの保護・防犯の為、ご理解願います」

と書いてあって…

「んなこと初心者丸出しサイト作ってるとこに言われたくないわー!」

思わず切れてしまった。うちのサイトも、Rや息子・タク(2才)の写真に他の子も写ってしまってて、どうしても切り離せない場合は卑猥なほどにモザイクかけて載せてるっての。こちらも自己流とはいえ8年近くサイトを運営してきた。ホームページビルダー頼りの先生ごときに指図される覚えはないわ。

それに幼稚園のサイトにはRのみならず何十人の園児の顔がばばーんと出ちゃってるのだが…これはどうなのだろうか。許可した覚えはないぞオラオラオラ。幼稚園のサイト運営自体がなってないではないか。

僕はぷんすか憤慨していたのだが、はたと逆の考え方を思い付いた。僕が幼稚園サイトのお手伝いをしてみたらどうか。

「一父兄として幼稚園サイトについて考えるところがありまして…」

とか言ってサイト担当の若い先生とお近付きになる。そしてサイトをリニューアルするために夜遅く2人きりで幼稚園で残業する僕と先生。

「じゃ先生、これをアップロードでサイト完成です」

「え、かじりんさん、分かりません」

「ここをダブルクリックで」

「ああっ私の乳頭もダブルクリックしてー」

今夜はサイトー!

とか言っちゃったりなんかして(広川太一郎調)

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■楽をしてもサンタ苦労
2007年12月21日(金)
朝、娘・R(4才)が起きてきて、とてちてと歩いてきて

「パパ、ドーナツありがとう」

と言った。昨日の日記に書いた、僕が買って来たドーナツに対するお礼である。嫁に言えと言われたのだろうが素直な心がやはり嬉しい。

「おお、良い子だな。おいしかったか?」

「うん」

「タク(2才の息子)もおいしかったか?」

「たっくん、ふたつたべたよ〜」

タク、君は「ありがとう」はナシなのね。ともかく、そんな子供達とのやりとりで今日はよい気持ちで一日を過ごせそうだと思ったら、Rがとんでもないことを言い放った。

「Rちゃんねえ、サンタさんにプリキュアのようこく(洋服)もらうの」

「えーーーーー!」

何故驚いたかというと、既に誕生日プレゼントは嫁と協議の結果シンデレラのドレス(とアクセ)と決めているのである。アクセサリーは既にネットで注文してしまった。

■プリキュアの服は反対という証言その1

「来年の2月には新しいプリキュアが始まってしまうからデザインが型落ちになるが、シンデレラはそうは変わらない」

(うちの嫁:練馬区。自称18才)

■プリキュアの服は反対という証言その2

「あんな服、プリキュアショーぐらいしか着れるシチュエイションがない」

(みっちゃんママ:練馬区。旦那がちょいワルオヤジ系)

■プリキュアの服は反対という証言その3

「プリキュア服よりブルマの方が趣がある。メリークリトリス!」

(僕:唐変木。忘年会シーズンで酔っ払い)

シンデレラのドレスもハロウィンぐらいしか着れないと思うが…。確かに以前「サンタさんに何もらいたい?」と聞いた時にはプリキュアと答えていたが、その時僕は肯定も否定もしなかった。いつの間にRの頭の中で

「サンタさん、Rちゃんにプリキュアの服をくれるの巻」

のストーリイが暴走しているのだろうか。6回チェンジしたらヤクザが来たでござる、の巻。嫁に聞いてみると原因は昨日の公園で遊んだ時であったらしい。Rの友達のマユちゃんが

「マユちゃんサンタさんにプリキュアの服もらうんだ〜」

と言っていたのを

「Rちゃんもプリキュアの服もらうの!」

Rが売り言葉に買い言葉。

「じゃあいっしょにプリキュアごっこしてあそぼ!」

「うん、あそぶー!」

それで大盛り上がりしてしまったらしい。マユちゃん親は本当に既に買っているらしいが…。

「先走ってマユちゃんと約束してしまったのか。どうすんべ」

「やっぱりプリキュアしか道はないのかしら…」

「…大丈夫、子供の約束など自民党の公約並にあてにならない!」

僕は意を決してRに意見具申し、今年はプリキュアじゃないらしいよ、ということをさりげなく伝えることにした。

「えー。Rちゃん。そのクリスマスプレゼントのことなんだけど…」

「?」

サンタを信じるRには大人の事情を隠すよう言葉を選ばなければならない。

「プリキュアじゃなくてシンデレラのドレスだよってママ…じゃなかった、サンタさんが言ってたよ」

「…」

ここでプリキュアがいい!と駄々こねられたらどうしよう。

「…それでいいかナ?」

固唾を呑んでRの反応を見ていると

「いいよー。Rちゃんシンデレラすきー」

にぱっと笑った。ああ、よかった…。薄氷を踏む思いであった。サンタは苦労するとはまさにこのこと。

サンタクロースは、パパとママの心の中にいるのです。

夜はやりまくろーす。

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■穴まで愛して
2007年12月20日(木)
日曜日銀座に行った時に嫁が言っていたことがある。

「あ、またあの箱持ってる人がいる…」

「あの箱って?」

「ドーナツ屋の箱。なんだっけ。美味しいからすごい並んでるドーナツ屋があるんだよ。なんて名前だっけ…確かこの近くにあるんだよ…」

スイーツ(笑)ってやつか。嫁はその有名だというドーナツ屋の名前を思い出せないようであったが僕はそんなドーナツ屋があることすら知らなかった。

同じ東京23区とはいえ、練馬と銀座じゃトレンディ(笑)度が違うのだなあ。さすが銀座、歩いているだけでもトレンディに遭遇する。おしゃれ情報満載。地元じゃせいぜい

「ゲーセンのUFOキャッチャーにおしりかじり虫のぬいぐるみが入ったよ」

がいいところである。家に帰ってインターネッツで調べてみると、「クリスピークリームドーナツ」というドーナツ屋が程無く見付かった。

「そうそう、それそれ。すごい並ぶんだよ」

と嫁。流行どころか随分前から話題になっていたようだ。もうこの時点で乗り遅れた感じ。今ようやく「おっぱっぴー」を知りました、みたいな乗り遅れ感。これがオヤジというものか。既に流行が去ったというのに嫌な感じに遅いタイミングで

「チョベリバ」

とか言って周りをドン引きさせる流行遅れオヤジ。僕が今まさにそれなんだな…。

しかし何もトレンディを全力で追いかけるつもりはないが、あまりにも知らな過ぎたため、たまには流行という巨大な怪物の尻尾にチョンと触れるだけでもしとかないとやばいのではないか…と危機感を感じてしまったのである。

で、会社帰りに買って来てしまった。

「え、ホントに買っちゃったの?そんなムキにならなくても」

バカにしながらも実は嬉しそうな嫁。そう、嫁は喜ぶと思っていた。ドーナツと女体に共通するもの。それはズバリ両方とも穴が大事でしょう!

「お前の秘密の穴を食べさせろ」

と詰め寄ったらこれは却下された。

「まあそれはそれとして、ドーナツはR(4才の娘)とタク(2才の息子)が大好きだからな」

「じゃあ明日のおやつに出しましょう」

今は寝ているが、ドーナツを目の当りにしたらどんなに喜ぶだろうか。明日のおやつの時間は僕は会社にいて見ることが出来ないのが残念であるが…。

翌日、仕事中に嫁からRとタクがドーナツをがっついている姿がメールで送られてきた。

「ドーナツを見せたらものすごい喜んでたよ」

昨日の日記にも書いたが、僕は子供達の笑顔が大好きである。満面の笑みを僕も見たかったな…。

ドーナツだけに、穴が開くほど。

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■トイザらスで買うザマス
2007年12月19日(水)
親父が生きてて目黒い内は、私も幾らか五反田。大崎真っ暗恋の鳥。
彼女に贈るプレゼント、どんな品川 よいのやら。

思わず柳亭痴楽のフレーズが出てきてしまうほど、子供達へのクリスマスプレゼントは何にしたらよいかと悩んだ。

この悩みは楽しくもある。娘・R(4才)も息子・タク(4才)もまだ本気でサンタを信じており、プレゼントを目の当たりにした時の表情が素晴らしい。はじめポカーンと何が起きたか分からない顔をして、

「サンタさんからのプレゼントだよ」

と伝えると、パアアアッと一気に眩しい笑顔になる。あんな無防備で嬉しさ最大出力の純粋な笑顔は子供しか出来まい。見ていていつも吸込まれそうになる。真の満面の笑みとはこのことを指すのだろう。

何をプレゼントしたらよいか、一番確実なのは本人達に聞くことである。

「君達はサンタさんに何を持ってきて貰いたいかナ?」

「Rちゃん、ぷりきゅあー」

「たっくんも、ぷりきゅあ!」

巨人・大鵬・玉子焼きならぬアンパンマン・ドーナツ・プリキュア5が大好きなふたりは即答した。その回答を元に嫁と密談。

「ふたりともプリキュアが必殺技出す時にぶん回すバールのような物にするぞ!」

「殺人犯じゃないんだから」

「なんか棒みたいなのあるべよ」

「でもプリキュアはダメなのよ!来年早々違うバージョンになってしまうのよ!」

今買ってもすぐ「型落ち」になってしまうというのだ。ドラゴンボールがドラゴンボールZになっただけで、セーラームーンがセーラームーンRになっただけでおもちゃがリニューアルされ、また新たな物を買わせるという一粒で何度でもおいしい商法のアレか。そういう事情ならばプリキュアは断念せねばならない。

「ところでなんでそんなに情報早いの?君、アニオタ?」

「私の周りのママさんはみんな知ってる」

主婦は様々な情報に精通しているようだ。それに引き換え僕は文字通り精通しているだけである。

改めてプレゼント選びをした結果、タクにはガレージセットがよかろうということになった。次はRのである。こないだデパートを冷やかしていた時、宝石店を通りかかるとRが

「うわあ…キラキラきれい…」

とジュエリーのショーケースに食らい付いて離れなかったことがあった。ケースのガラスにベタベタ触るものだから

「こ、こら、ガラスが汚れるでしょ!」

と慌てて引き剥がそうとすると、そこは接客業の鏡である。イケメンの店員は

「どうぞ、ごゆっくりご覧下さい」

ひやかし丸出し親子相手に懐の広い笑顔を見せていた。チラリと値札を盗み見ると僕が鼻血でケースを汚しそうになったので程々に引き上げたのだが、まさかRがあんなに宝石をそのまま映したようなキラキラな瞳で魅入るとは、やはり女の子である。

このことを踏まえておもちゃのアクセサリーはどうだろうと考え、トイざラスのサイトでちょうどよいアクセサリーセットを見つけた。

「ついでにプリンセスドレスも買ったら?アクセと合わせて着たら可愛いよ」

と嫁が言う。

「えー。プリンセス天功のドレスなんてやだなあ…」

よく聞いたらディズニーの白雪姫とかシンデレラのドレスのことであった。プリキュアのオモチャとは違い、Rの可愛いお姫様姿を僕も楽しめ一石二鳥。この時期人でごった返すオモチャ屋には行きたくないので、タクのと合わせてトイザらスサイトでオンライン購入をしようとしたところ…

「おい、白雪姫もシンデレラもみんな売り切れなんだけど」

「え、まじで!クリスマスで注文殺到してるのね」

「じゃあプリンセス天功でいいよ」

「ねーよ」

他にはないかと検索しまくると

「あ、今度はトイザらスのサーバー落ちた」

「ホントに殺到してるのねえ…」

イベント事にはいつもスタートダッシュで負ける僕ら。果たしてクリスマスまでにプレゼントを調達出来るのだろうか。

プレゼント多難である。

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■愛媛のみかんは世界一
2007年12月18日(火)
家にみかん5キロがドサリと送られてきた。

「当たったー!」

嫁が応募したプレゼントに当選したのだという。ありがとうJA愛媛。

僕はみかんに限らず殻や皮を剥かなければならない食べ物は、可愛い女の子がむきむきして「あーん」としてくれないとイヤである。ただし

「ねえ君、一緒にみかん食べない?」

「え、どこで?」

「みかんだから、俺んぢ(家)」

とナオンをパーナンしても誰も来てくれないし当然嫁もやってくれない。結果的に僕は食べることはないので

「これ食い切れんのか?腐ったみかんが1つでもあると他のみかんまで腐ってしまう…」

金八先生の教えに従い、嫁に腐乱防止を訴えると

「余裕で食べるよ。R(4才の娘)もタク(2才の息子)もばくばく食べるから」

とのことであった。そういえば昨日のゴハンでもふたりとも呪われたように食べていた。まさにみかんの大器。

「しかしこれで今年の運全て使い果たしたって感じだな。昨日年末ジャンボ買わなくて良かった」

昨日銀座に行った際、3億円が日本一出ることで有名な西銀座デパートチャンスセンターの前を通ったので、せっかくだから買って行こうかと思ったのである。

ちょうどその前に帝国ホテルを通りかかり、ガラス越しに見えたロビーでくつろぐ親子連れを見て、

「あの親子は僕らと同じぐらいの年なのに超一流ホテルでぬくぬくと庶民を見下ろし、見下ろされている僕らは寒風の中をトボトボ歩くこの格差社会よ」

とマネー欲がメラメラと燃え上がったところであった。

タモリと並びサングラスを外さないことで有名な浜田省吾は、彼の曲「MONEY」の中で金持ちライフをこう表現している。

「純白のメルセデス、プール付のマンション。最高の女とベッドでドン・ペ二リヨン」

日本といえばフジヤマ・サムライ・スシ・ゲイシャ、みたいな多少滑稽な想像図であるが、それを実現すべく

「いつかこの手につかむぜビッグマネー」

と熱く歌っているのである。僕も浜省のように3億円を手に掴みたくなった。そして並ぼうとした。ところが売り場には休日に大安吉日が重なり長蛇の列。行列整理の人が「待ち時間30分」の看板を持っており、しかもそこが最後尾ではなくまだまだ長い列が続いていた。

「どうする?買う?」

「やめんべ」

「時は金なり」の言葉通り、どこでいつ買おうがまず当たらない宝くじのためにボーっと待つより、もっと有効で確実な時間の使い方があるだろうに、と結局断念してしまった。

1等がたくさん出るのはそれだけ多くの人が買っているからだし、大安だろうが仏滅だろうがいい時はいいし悪い時は悪い。

「大安吉日に有名宝くじ売場で買う」という行為自体をを楽しむならともかく、そういう楽しみ方を見出せない僕らには買う必要はなかった。

「それぐらいで諦めていては3億円は掴めない」

と言われればそれまでだけれども、まあみかんが当たったからいいんじゃないっすか。

「お前らにはこれが分相応のプレゼント」

と神が提示してくれたのかもしれない。3億円のみかんだと思えばこれほど贅沢なみかんはない。キロあたり6千万円。

ろっくせんまん!
ろっくせんまん!

みかんの汁が液ゾチックジャパーン!

ただ、仮にそんな価値あるみかんだとしても、やはり僕は誰かが剥いてくれないと食べる気はしないのであった。やはり3億円当てて最高の女とベッドでドン・ガバチョ…。どうしてもあてもない運頼みのマネー欲を捨て切れない。

誠にみかんに存じます。

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■銀座の変な物語
2007年12月17日(月)
嫁が映画のタダ券を貰ったので見に行こうと言う。

但し映画館は指定されているので日比谷まで行かねばならなかった。

「じゃあついでに銀ブラでもするかね」

「私、銀座なんてここ何年も行ってないよ」

嫁が毎日行っているのは紛い物の地元の○○銀座商店街である。

「僕も行かないな…あ、でも銀座のメイド居酒屋なら行ったことある」

「勝手にひとりで行ってていいよ…」

というわけで恐る恐る銀座まで出向いた我ら。まずは昼飯を食おうとして店を探してみたところ高い!さすが銀座。ひとりぶんのメシが昨日地元の定食屋で頼んだカツ丼と五目ヤキソバより高い!同じ23区内なのにこの価格差は何なのだ。

「嫁、どうする?高い上に少なそうだし僕だと足りなそうだ」

「私達はそんなに食べないからいいけど、あなただけ松屋とかで食べれば?」

「いくら銀座に松屋(デパート)があるからって松屋(牛丼屋)はないだろ…」

でもまあせっかく来たんだし…と腹を満たしてから映画館に入った。結構ガラガラ。嫁がタダ券貰うはずである。娘・R(4才)と息子・タク(2才)にはこれが映画館初体験となる。怖がって泣いたりしたらアウトである。ただ今日見に来た映画は子供向けの内容なので大丈夫だろう、たぶん…と思って入ったのだが

ギャアアアアアア!ずっどーん!

予告編でエイリアンみたいな怪物が暴れており

「うぎゃあああああ!」

タクが一発でアウト。一旦ロビーまで出てあやしていたのだが

「もうやだ!」
「あっち(スクリーン)もういかない!」

おお泣きで最早ダメである。お菓子で釣ろうとして売店でコアラのマーチを買ったところ

「ボク、大丈夫?」

売店のお姉さんが笑いながら声をかけてきた。

「いやっはっは、ちょうど予告編で化け物が…」

とええかっこしいする僕。

「たっくんだいじょうぶだよ」

さっきまで泣いてたくせにお姉さんにかわいこぶりっこする血は争えない息子。タクはやがてコアラのマーチを食べながら嫁の腕の中で眠ってしまった。

Rはというとさすがに怖がらなかったが、飽きてガラガラの席の列を移動して遊んでいた。

僕の映画を見た感想は…眠りに誘われるような穏やかな内容でした(高校の音楽の授業でクラシック鑑賞をした時、爆睡してた際の感想レポート)

家に帰るとRとタクが即座に便意を催したのでトイレに直行。やはり僕らには銀座より便座がお似合いのようである。

ちんちんブラブラすれば便ブラである。

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■ひと冬の経験
2007年12月16日(日)
娘・R(4才)は色々なものをくれる。

「パパ、これあげる」

♪あなたに女の子のいちばん大切なものをあげるわ♪という山口百恵の歌を引用するまでもなく、男は女の子にあげると言われると、胸が高まり脂汗が出て不整脈が発生し尿道から妙な粘液が垂れ流され、健康診断で引っ掛かり再検査となる。それぐらいどんなものでももらいたくなるものである。

それはある時は一生懸命描いた僕の絵。日に日に上達していくさまが分かって嬉しい。またある時は最近書けるようになってきたひらがなを駆使して書いた僕の名前。まだ横棒が1本足りなかったり多かったり変な丸がついていたりで神代文字のようであるが、これも成長の証であり嬉しい。

何よりも父を想って一生懸命せっせと創作している姿を想像すると、涙が出てしまうではないか。女の子のいちばん大切なもの。それは「まごころ」である。Rの純粋なまごころの結晶は、例えそれが僕がプリキュアごっこをしているという挙動不審な絵であっても宝物である。

一方で息子・タク(2才)が

「パパこれあげる」

とつまんで差し出してくるものは、たいてい髪の毛かゴミである。おもちゃや風呂に入った時の自分の体などに髪の毛などが付いていると必ずつまんで僕に渡してくる。

僕なぞ髪の毛だろうが恥ずかしい毛だろうが何処に何が落ちていても結構毛だらけネコ灰だらけ、お前のお尻は糞だらけ、なのだが僕に似ず几帳面な性格で姑みたいである。

この日もRの「これあげる」に対抗してか、タクも「パパこれあげる」と言って来た。つまんでいるものがよく見えなかったのでまた髪の毛だろうかと思い

「ん?なにをくれるのかナ?」

と手のひらを広げると小さな何かがポトリと落ちた。タクは笑って言った。

「はなくそ」

…。娘がまごころの結晶をくれたのに対し、息子がくれたものはエメラルドグリーンの塊、すなわち青っ洟の結晶であった。息子よ。父は父であってゴミ箱ではない。

僕と嫁の愛の結晶達が、形はどうあれしのぎを削ってそれぞれの結晶を僕らに返してくれる。

これぞ結晶戦、とでも言いましょうか。フフ。

嫁との決勝戦(60分1本勝負)はいつになるだろうか…。あなたのガンクリ(ガンガンクリック)が僕の力となります(主に精力)。
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■池脇ぱずる
2007年12月15日(土)
「たっくん、パズルする〜」

朝もはよからパズルをやりたがる知的遊戯っ子・タク(2才)

おもむろにジグソーパズルを出してやると早速ばらららら…とピースをぶちまけて遊び始めた。そんなタクの姿を見て僕は思った。

男女の仲もジグソーパズルである。

すなわちハメてハメてハメ倒せ。

愛という名のピースをひとつずつはめてゆくラブ&ピース。タクよ、ジグソーパズルからさまざまなことを学ぶがいい。

そんなことを考えていたら、急にタクが

タク
「う…」とうめき声を上げて床に倒れ込んだ。

「ど、どうしたタクー!」

一体タクの身に何が起きたというのだ!するとタクは、絞り出すような声でこう答えた。

タク
「たっくん、うんちしてるの」

まあそうじゃないかなーと分かっていたけど、一応火曜サスペンスばりの演出をしてみた。タクはしばらく大自然の欲求と戦い続けていたが、

「たっくん、もう出た?」

「まだでてない」

結構な大物であるらしく、必死にフウフウと全力を尽くして孤軍フン闘していた。

頭脳をフル回転させパズルを解いている最中にタイミング悪く襲う便意。そして便意に対し全力を尽くして戦う。

これぞ知力・体力・時のうん(こ)である。

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■お菓子のお家騒動
2007年12月14日(金)
仕事から家に帰って来ると、家の中に家があった。

アドベントハウス
アドベントハウス!

アドベントハウス!とか、さも知っている風に書いているが、「ロッテアドベントハウス」と書いてあったので初めて知った。窓や扉に日付が振ってあり、1日ひとつづつ開けていくと、その中にお菓子が入っている。最後の24日、すなわちクリスマスイヴには煙突の中からコアラサンタの人形が出てくるという仕掛けであった。

娘・R(4才)Rが幼稚園のクリスマス会でもらったのだそうだ。

「…でももう全部開いちゃってるよ」

「Rがそんな我慢できるわけないでしょ!」

嫁によるとRはそりゃもう大喜びで早速バリバリと窓と扉を全て開け、お菓子はさすがに嫁がストップしたが、既にひとつ食べてしまったという。さすが21世紀、ハイカラなものがあることよ。おらが子供の頃、栃木の田舎にはこんなもんなかったべ。

「Rはいいけど、タク(2才の息子)が黙ってなかったろう」

「そうなのよ」

Rが嬉々としていじくっているのを見て、タクは「たっくんのは?たっくんのは?」とゴネていたという。

これは翌朝R達が起きてからも同じことの繰り返しになるだろうなあ…と思ってたらその通りになった。Rは朝起きるなり

「パパ見て見て〜」

とアドベントハウスを自慢。

「わあすごいね。これどうしたの?」

と何も知らなかったフリをして聞くと

「サンタさんがくれたの」

「よかったねえ」

サンタさんがバスの運転手おじさんだということは決して言ってはならぬ。正体がばれたらおじさんはM78星雲に帰らなければならない。

「ほら、コアラサンタ」

本当は24日まで開けてはならぬハウスの煙突をパカッと開けてコアラサンタのぬいぐるみを僕に見せた。

「たっくんのは?」

そら来た。これを見ていたタクが自分のもないのかと詰め寄ってきた。

「んー。幼稚園に入ったらたっくんも貰えるから…」

そんな生ぬるい説明が通じるはずもなく

「たっくんのは?たっくんのは?あーん」

やはり泣き出してしまった。アドベントハウスをふたつに分ける訳にもいかないしなあ…。2世帯アドベントハウスってないものだろうか…どうしたもんかと見ていたが、嫁が朝ゴハンを運んでくると

「あ、ゴハンだよォ〜」

タクまっしぐらにゴハンに走っていった。よかった。ネコ並みの頭で…。

「じゃあパパは会社に行くからね…」

「パパ、お弁当は?」

「あ、忘れた」

あと弁当はうす。

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■家族ぐるみのぬいぐるみ
2007年12月13日(木)
うちの子達って、毎晩寝る相手をとっかえひっかえしてんだぜ…。

娘・R(4才)と息子・タク(2才)はいろんなぬいぐるみと寝る。多い時には4〜5体ほど布団にぶち込まれるので狭い布団がさらに狭くなってしまい、僕が嫁を襲う時の大きな妨げとなっている。そんなRとタクのしもべとなっているぬいぐるみ四天王を挙げてみることにする。

ぼくはくま
1位…ぼくはくま(まくまくん)

「みんなのうた」で宇多田ヒカルが歌っていた曲のキャラ。僕がゲーセンで取った。特にタクがいつも

「くまちゃんと寝るー」

と言って布団に突っ込んでおり、起きている時も手を繋がれ引き摺られている。メシ時はゴハンを食べさせられることも。どうもタクは自分の弟か子分だと思っているらしい。

ピカチュウ
2位…ピカチュウ

たぶん僕が独身の時からあった。この中で最古参なぬいぐるみ。ずっと飾られていて、Rが生まれた時から見守り続けている。添い寝だけでなく、Rにおんぶされたりおむつを付けられたりと、ままごとの赤ちゃん役としても活躍している。

パンダ
3位…パンダ

中華街で買った赤と緑のチャイナ服パンダ。それぞれR用とタク用である。一体1200円ぐらいした。今考えるとボッタクリである。布団の中に何か異物が…とまさぐってみると大抵コレが出てくる。

トロ
4位…どこでもいっしょ(トロ)

友達のりこちゃんからもらったニューフェイス。一緒に寝たりしているが新入りのためまだクマやピカチュウとのような太い友情は芽生えていないようだ。ちなみにかつて我が家にはトロが50匹ほどいたが、汚れたため殆どを嫁に捨てられた。猫大虐殺嫁。

このように子供達は一緒に寝る相手に恵まれているが、僕だって誰かと抱き合って寝たい夜もある。そのナンバー1はもちろん嫁。

しかし子供達がぬいぐるみを抱くのならならオトナの僕は身ぐるみ剥がした嫁を抱く、とばかりに抱きつこうとしてもほぼ壊滅的に引っ叩かれるので絶望的である。ぬいぐるみと違いナマモノはやはり扱いにくい。

「ダッチワイフとでも寝てろ!」

と言われたこともある。余りの暴言に、ひどいと思うのを通り越して売り言葉に買い言葉で本当に買ってやろうかしらんと思ったこともある。高級品は「ラブドール」と呼ばれるとも聞く。

ラブドール…すなわち愛の人形。

お股割り人形。なんちて。

嫁がもっとエッチワイフだったら良かったのに。

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■しゃがれ30・30
2007年12月12日(水)
嫁の声がブルースの女王になっていた。

「声が出なくなった…喉をやられた…」

「また風邪か」

先月末、家族全員風邪でぶっ倒れて以来、娘・R(4才)と息子・タク(2才)はもうピンピンしている。僕は未だ鼻水と咳を引きずっているがそれ以外の症状はない。

「私、もともと気管支が弱いからいつも喉からやられるのよね…」

しゃがれ声の嫁と可憐な寝顔のRを見比べると、魔女と白雪姫のようである。これから食べようとしているゴハンにも毒が入っていたりして。

「みんなが治ったところでまたお前が風邪を引くとはな」

「あなたが伝染したのよ!」

「なにー!」

いきなり僕のせいにさせられたので憤慨した。

「こないだ…ほら…たから」

嫁がかすかに恥らいながら言った。こないだ契りを交わした時のことを言ったのだろう。いやだわ嫁ったら。

「でもあれだけで伝染るかい?」

確かに嫁の身ぐるみ剥がして蹂躙したけれども、僕もその後嫁がコーラ飲みたいとか言うものだから夜の寒い中買出しに行かされたのである。それでも僕は鼻水と咳が出るとはいえピンピンしている。僕に伝染されたというのであれば、僕もそれなりに風邪の症状がなくてはならぬ。

「あなたが伝染したの!」

それでも嫁は僕のせいだと言って憚らない。僕は無実だ。冤罪である。援交ではない。

「でも僕そんな声しゃがれないし」

「私は風邪になると喉がこうなるの!」

僕がどう言おうが疑いは晴れなかった。

「いやでもさあ…」

「あなたが菌をつけたの!」

僕がつけたのはたま菌だけであるのに…。

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■Hey!Say!19年
2007年12月11日(火)
小さな子供というのは分かっていても正しく発音できない言葉があるもの。

息子・タク(2才)の例を挙げると「すくくた」「へめめっと」「すぶぶだい」である。それぞれ「靴下」「ヘルメット」「滑り台」のことである。

「すくくた履いてへめめっと被って、ママの自転車で公園行ってすぶぶだいで遊びたい」

というようなことをいつも言っているので、この3つはタクが正しく発音できない3大キーワードとなっている。

ところが嫁の話によると、タクは近頃その3大ワードのひとつ、「すくくた」を正しく言えるようになったという。それを聞いて僕は早速検証してみた。

「たっくん、くつしたって言ってごらん」

「くつした」

「うおおおお、ホントだ。言えるようになってる!」

またひとつ成長の証を見てたことは嬉しいことであるが、同時に子供らしい可愛さがひとつ減ってしまったように思え、寂しい気もする瞬間である。

「たっくん、すべりだいは?」

「すぶぶだい」

これは今までどおりであった。

「じゃあヘルメットは?」

「へめれっと」

こちらは逆にひどくなっていた。ハムレットか。これを聞いていた娘・R(4才)が

「すべりだいとヘルメットでしょ!Rちゃんは言えるのよ!」

得意気にお姉さん風を吹かせていたのでちょっと意地悪をしてみた。

「ふふふ…じゃあRちゃん。『男の子』って言ってごらん」

「おととのこ」

「おとこのこ、だよ」

「おととのこ。…あれ?」

Rにもまだ発音できない単語はあるのだ。偉そうにするのは10年早いッ!

しかしRより偉そうにしている僕も、いい年こいて未だ「手術」を正しく発音できないのが悩みの種である。

「こないだ友達がしゅじゅちゅ、いや、しゅずつ、あれ、しゅじゅちゅじゅじゅちゅう…グベッ(舌噛む音)」

先生!シリツをして下さい。

発音は苦手だが摩擦音は得意だ。とくに嫁に拒絶された夜などにそりゃもう発火するかってぐらいの勢いでしゅらしゅしゅしゅ。

そして発音の練習をするRに似合う服はハツオン、じゃなかったパンツオンスカート。なんつって。

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■希望遊戯
2007年12月10日(月)
娘・R(4才)の幼稚園で「クリスマスお遊戯会」があった。

講堂にて全クラスが男子チーム女子チームに別れてお遊戯を発表するのである。Rのチームは「しずくちゃん」というアニメ主題歌に合わせて踊るのだそうな。ただ不安なことがひとつある。

ちょうどこの練習が佳境に入ったあたりでRは風邪を引いて数日幼稚園を休んでしまったため、他の子たちよりも遅れてしまったのである。そのため練習についていけなくて幼稚園で泣いてしまった…という話を聞いている。そしてこないだプレ本番があったのだが、遅れの負い目もあってかRはひどく緊張していたとのこと。

RはRなりの苦労しているんだなあ…とついRを抱きしめて「大丈夫だよ」などと励ましたり「しずくちゃん」の歌を流してイメトレさせたりしたのだがそれでも不安は拭い切れなかった。

当日すなわち今朝、子供達がゴハンを食べている時、場所取りのために僕だけでも先に行っといたほうが良いだろうか、と嫁に相談した。

「席は撮影席と観覧席に別れていて、ビデオは撮影席からしか撮れないのね。カメラは観覧席からも撮れるんだけど…」

「ふむふむ」

テレビではプリキュアがちょうど変身するところだったので、キュアドリームの変身ポーズを真似ながら聞いていると

「ちょっと真面目に聞いてくれる?私も忙しいの」

嫁に怒られた。仕事に恋に家族に、そしてプリキュアに、僕はいつでも大真面目なのに…ブツクサ呟きながら一足先に会場に向かうと途中でRと同じクラスのマユちゃん一行に出会った。

「マユちゃん、すごいキレイな髪型だね」

マユちゃんは髪に派手な飾りを付けていた。踊る衣装は皆統一されているのだが髪型は自由である。そのため少しでも目立たせようとド派手な髪飾りやエクステまで付けてやろうと母親達が企んでいる…確か嫁がそんなことを言っていたことを思い出した。

チラホラと目に付く子供達を見ると成る程マユちゃんのみならず頭がイソギンチャクみたいになっている子が沢山いた。Rも負けるなとばかりにマユちゃんを携帯で撮らせてもらって嫁に送り付けておいた。

講堂に入りなんとか前から3列目の席を確保してしばらく、嫁が息子・タク(2才)を連れてやって来て、タクを僕に預けて後ろのビデオ撮影席に座った。僕は静止画担当。Rは既にスタンバイ中である。

いよいよRの番になった。Rのクラスの女の子達がステージに上がって来た。Rは緊張していないだろうか。僕の姿を見たら緊張の糸が切れて泣いたりしないだろうか。お遊戯が始まってもひとりだけついて行けず、棒立ちのはぐれメタル状態になりやしないだろうか…とドキドキしながらRはどこかと探していると

「あ、Rちゃんだよォ」

僕の緊張とは対照的なタクののんきな声でRを見付けた。

R
こ、こんな姿で…。どこかで見たことがあるような…とデジャヴュを覚え記憶を辿ると温泉街で見たストリップ嬢の衣装だった。

幼児が巻き込まれる犯罪が多い昨今、可能な限り予防策を考えるべき幼稚園が、こんなみだらな格好させて逆に煽ってどうすんだあああああ…!

…。

でも可愛いから許す。

肝心のRはさすがに緊張した趣であったが、ステージの上から僕とタクを見つけても手を振って応える余裕を見せていた。お遊戯が始まってもちゃんとみんなと合わせて踊りを踊っていた。父が思っていた以上にRは強かった。父の心配事は全て杞憂であった。見事である。立派である。可愛いのである。思わず涙が出そうになった。

R
終わった後の余裕のポーズ。

「Rちゃん頑張ったね」

「パパおんぶして」

わずか3分程の舞台とはいえ、大仕事を終えたRは疲れていたようだ。普段なら自分で歩け、と言うところだが家までおぶって帰った。お遊戯よければ全てよし。

嫁も上機嫌だったので夜は「クリ○リスお遊戯会」。

会心の出来かつ回春の出来の日曜日であったとさ。

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■高度お子様成長
2007年12月09日(日)
「パパ、見て見てー」

このセリフを子供達から1日何回聞かされるだろうか。同じ見て見てでも

「お嬢ちゃん、おっちゃんの黒エリンギ見てごらん」

と女の子を追い掛け回す露出狂とは訳が違う。

娘・R(4才)と息子・タク(2才)は「見て見て」と言いながら、僕にブランコの立ち乗りをしてみせたり歌を歌ってみせたりジャンプしてみせたりスキップしてみせたり一発ネタをやってみたり描いた絵や文字を見せたり…様々なことを見せてくれる。これは

「できるようになったんだよ、すごいでしょ」

という言わば性徴、じゃなかった成長の証である(「せいちょう」で変換すると真っ先に「性徴」が出てくる僕のパソコンってなんなの)

ひとりでブランコ立ち乗りできるのよ、こんなに高くジャンプできるのよ、こんな歌を歌えるようになったのよ…昨日はできなかったけど今日できるようになったことを逐一報告してくれる。僕など成人してからは何の成長もしていない。乳毛が長くなったぐらいか。子供の成長は1日単位、いや分単位かもしれない。

子供の成長の何と早いことよ。得意気に新しいアビリティを披露する見せるRとタクの姿が輝かしく見える。これからも父にその成長を見せ続けて欲しい。最終的には

「パパ、おっぱい見て」

「おおー、大きくなったなあ。C?」

「D」

「揉んでいい?」

「1000円」

「それは高いよ」

「石油も値上がりしてるから」

「関係ねーじゃん」

「パパのケチ」

「ケチじゃなくてエッチだぞ。えい。つんつん」

「このエロオヤジ!」

というほのぼの家族が夢である。

さて、今朝Rが起きぬけに見せた一発目の「パパ見て見て」は…


ぱかっ。すー。ぱかっ。すー。


…鼻の穴を動かしていた。

「す、すごいね…」

親としてはすごいとしか言えないではないか。

子供の成長というのは親にとって何よりも嬉しいものであり、時には怖いものである、というお話でした。

ご成長ありがとうございました。

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■ひとつ寝たホイのよさホイのホイ
2007年12月08日(土)
嫁がつれないので娘・R(4才)と一緒に寝るのが唯一の楽しみである。

息子・タク(2才)は嫁派なのでどうにもダメである。朝起きた時からパパみてみてーとかアピール&じゃれつきが絶えないくせに、夜寝る時だけは掌を返したように

「ままとねる!」

と僕を隣りに寄せ付けないのである。これは「俺の車の助手席は彼女専用だぜ」などという少々痛いダンディズムに通じるものがあるのかも知れぬ。

「俺のベッドは朝の通勤電車…すなわち女性専用なのさ」

というポリシーを持っているのかもしれない。

無論平日は帰りが遅くて一緒に練られない日が殆どだが、休日などは

「パパ一緒にねよー」

Rは僕と寝たがるのでハートがキュピイイン。とろけちゃうッ。

僕と一緒に寝れない日は、Rは僕のマクラをして寝ている。Rは以前マクラは嫌いだったはず…と思い嫁に聞いてみると

「パパと寝る、って言ってマクラ抱きしめて寝てるのよ」

ハートがズキュウウウン。しびれちゃうッ。

「パパ早く帰って来てー、とも言ってるよ」

ハートがメメタア。おかしくなっちゃうッ。

そんなRの寝顔を眺めながら添い寝していたら、こちらに伸びているRの手の指がピクピク動いていた。手を握って欲しいのだろうか、とそっとRの手を包むと…

Rの寝顔がニコッと笑ったのである。

ハートがズギャアアアン。もうダメッ。

娘というものはどうしてこうまで父のツボを突くのがうまいのだろう。しかも寝てるときでさえ。これって恋なのかしらどころのレベルではない。草津の湯5トン飲んでも治らない萌え病に陥ってしまっている。

寝る時のみならずRは朝起きた時でも僕ベッタリ。

「パパだっこ」

僕に抱いて起こしてもらい、ねぼけまなこでしばし抱擁タイム。その後

「おしっこ…」

お姫様だっこのままトイレに行き放尿タイム。まさに僕はお姫様に仕える爺のような心境。僕がいる時は必ず僕がトイレ係なのである。

Rは夜中は滅多に起きないが、昨晩丑三つ時にパパパパと起こされた。

「うーん?なんだー?寝ようぜー」

眠いので半分寝ながら答えたらべしっと叩かれて

「おしっこなの!早くいくの!」

ものすごい勢いで切れられた。朝のデレデレ姫とは全く違う鬼気迫る表情。漏れそうだったのだろう。

姫は夜更け過ぎに、鬼へと変わるだろう。
バイオレンスナイト。
ホラーナイト。
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■手袋でコブラクロー
2007年12月07日(金)
寝室で子供達の寝顔をうっとりと眺めていた僕は、うっとり八兵衛。

その時嫁の枕元に、鑑識が現場検証で使うような真っ白い薄手の手袋が置かれていることに気付いた。暗い部屋に浮かぶ白い手袋。何かメッセージ性があるように見てとれる。

西洋貴族は決闘を申し込む際、相手に手袋を投げつける風習があるという。夫婦においての決闘とはまぐわいである。すなわちこれは嫁の「YES・NOマクラにおけるYESサイン」なのではないだろうか。ふふふ嫁め粋なことをする、西洋貴族ならぬ東洋毒婦め、と淡い期待を寄せ、トイレから戻ってきた嫁に問い質してみた。

「これ何」

「手袋。はめて寝るの」

「手袋して寝るの?」

「うん」

片平なぎさ
「君、片平なぎさ?」

嫁はフフ…と笑い手袋をはめ、

「これは指紋を残さないため…」

僕の首筋をそっと締めた。やはりある意味決闘の申し込みなのかこれは。

「これって今流行りの家族が行方不明になっちゃうパターン…?」

僕の裏筋もそっと責めて欲しい…と思いつつも嫁に身を委ねているとスウと手を離し、

「これは『しっとり手袋』なの。みっちゃんママも使ってるのよ。最近手の肌荒れがひどいんだけど、しっとり効果があるのよ」

とケーブルテレビの通販番組のような説明をした。うわババくせ、という言葉が喉まで出掛かって辛うじて押さえた。

「しっとりしてないところが他にもあるだろう」

「は?」

「僕もしっとりゴム袋を装着してしっとりしっぽり」

「何言ってるの?」

僕は遠回しに「契りたい…」と言っているのだが嫁には通じないようだ。君手袋僕玉袋。こんな簡単なことが何故分からぬのか。

「ぬああ!理屈はいい!やらせろー!」

説明もめんどくなった僕は一気に襲い掛かったが、嫁の手袋をはめた手で引っ叩かれた。手袋を反対に言うと「6ぶて」なのに10数回。

6ぶてと ぶってぶってと せがむ僕

姫議員か!嫁は再び僕の首に手をかけ

「やっぱりこれは指紋を残さないため…」

段々冗談に聞こえなくなってきたので

「うわーん。死ぬる前にせめて最後の1回…」

「うるさい」

今宵も諦めざるを得なかった。嫁は布団で寝ている娘・R(4才)と息子・タク(2才)の間に入り、ピッタリくっついて

「この子達が私の心のうるおい」

と言って本当に手袋をしたまま寝てしまった。余計なお世話だがうざくないんだろうか。

嫁には手袋があるが、僕は嫁を振り向かせる知恵袋が欲しい。

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■やばい夜這い
2007年12月06日(木)
真夜中がミッドナイト。

嫁が寝支度を始めていたので僕も夜這いをかけナイト。

「まま、もうねるのォ?」

息子・タク(2才)の真似をして可愛く迫ったら

「寝る!」

嫁はウゼエとばかりに吐き捨てて布団に入っていった。いまいち可愛くなかったらしい。それならばと方向転換して、

「寝る前にやらせろ」

今度は野生の男むきだしに迫ったら

「寝る!」

答えは同じであった。

「いい夢見させてやるぜ」

「寝る!」

「君寝てるだけ。僕入れて出すだけ」

「寝る!」

恒例の、まんこの礼、じゃなかった三顧の礼を尽くしても玉砕。うちの嫁は諸葛孔明より手強かった。

「僕、ようやく風邪が治ったから快気祝いということでひとつ」

快気祝いと称しパンツの中から怪奇なものを出そうとしたら

「全然治ってないじゃないの!さっきから鼻声だしゲホゲホ咳してるし!」

「あ、いや、ゲホゲホゲホ」

そんなに鼻声だったのか僕は。あーあー。やばせばみです。

「もう私もR(4才)の娘もタクもみんな治ってるよ!あなただけよ!」

先週、我が家に風邪が大流行し全員倒れたのだが既に僕以外は皆ピンピンしている。こう嫁に言われると僕だけ取り残された感じで非常にかっこ悪い。既に旬を過ぎたのに廃れた流行語をしつこく遣い続けるオヤジのようではないか。

「あなた、お米買って来て」

「どんだけー?」(←しかも使い方間違ってる)

まったくダサいんだからと僕を残して嫁は寝てしまった。熱くたぎる血のためまだ爛々として寝るどころではない僕は、一人残されてどう鎮めたらよいか。せめてなんかして遊ぼうようおうおう。

…駅前のカラオケ屋にでも行ってひとりカラオケで燃え尽きるか。

風邪を引く→嫁がやらせてくれない→一人残されてエナジーの持って行き所がない→ひとりカラオケ。

これを「風邪をひけばカラオケ屋が儲かる」といいます。

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■クールでフールなヒール
2007年12月05日(水)
朝、会社に行く為に着替えていたら

「パパ、なにきてるのォ?」

息子・タク(2才)が僕をシゲシゲと眺めていた。

「スーツだよ」

これがセーラー服に見えるか。ナース服に見えるか。裸エプロンに見えるか。くさりかたびらとひのきの棒に見えるか。僕は女子高生でも看護婦でも団地妻でも勇者ロトでもない。普通のおやじなのである。

「すーつぅ?」

「うん。スーツ」

いつもスーツを着てバイバイと会社に出掛けていくというのに、何故今日はこうも反応しているのだろうか。

「パパ、なにきてるのォ?」

タクはもう一度聞いた。眺めているというより、警戒しているようにも思える。はぅ。まさか。スーツが臭いとか…そういえば…昨日…トイレに行った時…O-45かかっちゃった…。

「スーツだけど…なんか変かナ?」

僕がドキドキしながら聞いてみると

「パパ、こわいの!」

がーん。僕、何かしただろうか。滅多に怒ることなんてしないのに。むしろ一緒にオモチャ散らかして共に嫁に怒られているのだ。

「ママの方が怖いぞ」

と言っても

「パパ、こわい、パパ、こわい!」

の一点張り。臭いと言われるのは仕方ないとして嫁より怖いと言われるのは不本意である。地震雷火事オヤジは20世紀の遺物となって久しい。さてどうしたものか。タクがよく怖がるのはアニメのプリキュアを見ている時で、昨日も一緒にヴィデオを見ていたが…あ。

ブンビーさん
プリキュアの悪役!

こいつのせいだ。タクはこいつが怖いらしく、ギラリと睨みながらドスの聞いた声で喋るさまが映ると

「そうじゃなあい、そうじゃなあい」

必死に避けようとして泣きそうな顔になるのである。僕はこの悪役と似たような色のスーツを着ているからタクが怖がっているのだ。きっとそのせいである。間違いない!(2007年流行語大賞)

僕はタクが怖がらないよう、そっと前に座り頭を撫でた。

「タク、パパのスーツがブンビーさん(悪役の名前)に見えたんでしょう」

「うん」

ゲッツ!(2007年流行語大賞)大正解。まったくアニメの力というのは怖い。アニメの呪縛から早く解いてやらないとタクはいつまでも僕を怖がり続けることになり、更には嫁がせっかくキムタクにちなんでタクと名付けたのに、アニメの呪縛下にいたままでは将来タクはタクでも宅八郎になってしまう。

「パパはブンビーさんじゃないから大丈夫だよ。怖がらないで」

「うん」

「じゃあパパは会社に行って来るからね」

「ばいばい!いってらっしゃい!」

すっかり気を取り戻したので、会社に行くべくバッと立ち上がると

「パパこわいいい!」

立ち上がっただけでまた泣き出すのであった。何故だ。

立てば悪役座ればおとん、ってか。

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■ギブミーホイミー
2007年12月04日(火)
わりとトロい娘・R(4才)はよく転んで膝小僧を擦り剥いて泣いている。

若いという字は苦しいに似てるわ。涙が出るのは若いというしるしね。

ばんそうこうが痛々しいなあ…などと思っているとほんの3日ほどでピカピカに治っている。ジャムおじさんが「新しい膝だよ」って焼いてくれたかの如く回復が早い。膝のパンだからゲソパン。なんちって。若いという字は苦しいに似てるけれども

「やっぱ若い体はいいねえ…」

Rの膝をなでながら親としてあるまじき台詞を吐き、羨ましく思ってしまうのである。僕なぞは年を取るにつれ目に見えて回復が遅くなったと感じる。この年になって膝小僧に擦り傷を作るのもどうかと思うが。

僕も生傷が絶えなかった子供時代にはは、すぐかさぶたが出来、剥がすのが楽しみであったが、この年になると傷口が長い間グジグジして治りが遅いので

「実は僕の体はもう死んでいて、この傷から腐り果ててゆくのだろう。鬼形礼のように」

僕はもう不倫したい、じゃなかった、腐乱死体なのだと心配することすらある。

ちなみにRは「血が出た」というのを「ちががでた」と発音する。ガガガSPみたいだ。

まだ完全に引かぬ咳をゴホゴホいわせながらそんなことを考えていると

「あなた、老けてんのよ!」

嫁が核心を付く言葉を吐きおった。情け容赦ないディスりである。何故そのようなことを言うのかメーン、と問うてみると

「あなたまだ風邪引き摺っているでしょう。回復が遅いのは年取ってる証拠。私なんかすぐ治っちゃったし」

僕とほぼ同時期に風邪を引いた嫁はもうピンピンしており、すなわち自分は若いのだということらしい。確かにこの差は説得力がある。嫁と僕とでは鍛え方が違うのだろうか。嫁は例の某海軍ブートキャンプをやっていたがその差が現れているのかもしれない。

風邪でダウンしてもブートキャンプでリブート(再起動)、隊長、体調が回復しました、とか言って。あの頭が黒マラ隊長も2007年と共に消え去ろうとしている。彼は一体なんだったのだろう。ムキムキマンみたいなものか。

言わずもがな僕も黒マラ隊長の頭に似ている部分だけは回復力抜群で、ヒドラのように1本切っても2本生えてくるぐらいの勢いがあるが、体全体にまんべんなく回復能力が行き渡り、傷も早く治癒して欲しいものである。

股間だけに、玉に傷。なんちゃってプー。

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■涙のしずくにかしずく
2007年12月03日(月)
Rとタク
風邪が治っていないので土日ずっと外に出れなかった娘・R(4才)と息子・タク(2才)。

Rは先週幼稚園も休んでいた。来週は近所の大学の講堂にてお遊戯発表会があり、その練習も山場のはずなのだが、休んでしまったためRの練習不足が心配である。

何を発表するかというと、「ぷるるんっしずくちゃん」というアニメの主題歌に合わせて歌って踊るのだという。聞いたことのないアニメであった。「ぷるるん」と聞くとどうしても「ぷるるん乳しぼり」とかそういうアダルトヴィデオ的なものをイマージュしてしまう。

しずくちゃん…。のび太さんのエッチ!そりゃしずかちゃんだ。

慌てて調べたところによるとしずくちゃんとはこのようなキャラである。

しずくちゃん
何故ペットボトルハウスに住んでいるのだろう。ネコ除けか?

しずくちゃんの予備知識ができたところでRに発表会の話を振ってみると

「Rちゃんがしずくちゃんやるのよ!」

と嬉しそうに言う。

「おお、じゃあ主役か!すごいね!」

「あとモナちゃんとみっちゃんとマユちゃんとメイちゃんとカレンちゃんとサキちゃんも」

「そりゃクラス女子全員ってことじゃないか」

そもそもRがピンで主役張れるほどのアピールポイントはなかった。

「あと、おととのこ(男の子)はハットリくんやるのよ!」

「ハットリくん?やーまをとーびー、谷を越えー、って歌?」

「パパなんでしってるの?」

「パパが子供の頃にやってたからさ」

どうやら女子はしずくちゃん、男子はハットリくんの歌で別々に演じるらしい。だが何故この21世紀にハットリくんなのだろうか。幼稚園の先生に強烈な藤子不二雄A(アナーキー)のファンがいるとか。もっと流行ってるアニメあるだろうに。6回チェンジしたらヤクザが来たでござる、の巻。

おりしも今日は日曜。しずくちゃんのアニメが放映される日であった。日曜の朝はプリキュアしか見せないというのが我が家の(というか嫁の)掟だったが、Rの練習不足の懸念もあり、掟を例外的に破って見せることにしたのである。

プリキュアの後、チャンネルを変えるとしずくちゃんが始まった。

ぷるん、ぷるん、ぷるんぷるんぷるん♪
ドキドキしちゃうよぷるん♪

という可愛らしい歌。巨乳を弄びながら歌うのにピッタリだと思った。

「ほらR、始まったよ」

ところがRは一向に踊ろうとせず、うつむいたまま。

「Rちゃん、がんばって!」

「R、どうしたの?

僕と嫁が慌てているとRは小声で

「…かしいの」

「ん?なあに?」

「はうかしい(恥ずかしい)の!うわああああん!」

Rの瞳から涙のしずくちゃんがこぼれてしまった。

「あああごめんごめん」

僕と嫁がワクワクしすぎたために逆にRが気後れしてしまったようだ。Rも「恥ずかしい」なんていう年頃になったのね…。親の過剰な期待とリクエストが

涙のリクエストとなってしまったとさ。

ハットリくんやるぐらいならいっそのことチェッカーズでもやればいいのに。

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■おたんこなーすのお仕事
2007年12月02日(日)
風邪が回復に向かったと思ったら休日出勤である。

未だお腹は下り気味だから休日脱糞休日失禁である。昼間会社にて仕事をしていたらなんだか具合が悪くなって来たので夕方家に持ち帰ってまた仕事。

「パパおしごとなの?」

「うん、ごめんね」

娘・R(4才)と息子・タク(2才)の遊んでオーラが身に刺さり痛かった。

「そろそろ(子供達を)お風呂に入れて欲しいんだけど…」

嫁の働けオーラも痛かった。

「すまんがそれどころじゃなくて…」

中断して風呂に入ったら疲れて頭がポヤアンとして仕事の続きなど出来なくなってしまうと思った。まだ風邪も治ってないし…。

「はいはい分かりました。聞かなかったことにして」

すると嫁の態度が一変して冷たくなり、このひとことがこの日嫁と交わした最後の言葉となった。すまん嫁。申し訳ないがこらえてつかあさい。嫁が家事を怠ると子供達が腹を減らせるのと同様、僕がこの仕事を怠ると君達全員路頭に迷う。

今の職場に捨てられたら僕はガリ専男娼として夜の街に立つしか道はなくなる。多分需要はなさそうだからいずれにせよ袋小路である。いや、男娼だから玉袋小路か。

そんな心の叫びも嫁に届くはずはなく(怖くて言えないし)、

「はいはい、誰もお風呂に入れてくれないからママと入りましょうねー」

聞こえよがしに子供達と風呂に入って行き、夕飯になっても

「パパ〜、ごはん食べるの〜?」

Rを遣って聞いて来た。さすが立ってる者は親でも使う嫁。そのくせ僕の勃ってるマーラー交響曲には見向きもしないとはどういうことだ。

夕飯が終わると嫁はとっとと子供達と寝支度を始めていたが、Rだけが僕の仕事部屋にやって来た。

「ん。どうした?」

「あのね、パパ」

「はい」

「おしごとがんばってね」

滂沱。Rもタクも仕事終わるのまだかなー、遊んで欲しいなー、とチラチラ僕の様子を窺いながらも我慢していた。とても偉い。遊んでと言われても当然なのに、我慢する上に励ましてくれるとは…僕はRをぎゅうと抱きしめて詫びた。

「ごめんな、ごめんな、明日はいっぱい遊ぼうね」

「うん」

「なにして遊びたい?」

「ぷりきゅあごっこー」

「分かった。じゃあ今日はもうおやすみ」

「うん。ばいばい」

Rは寝室に戻って行った。寝室に聞き耳を立てていると、Rが

「パパにがんばって、ばいばい、って言ってきたのー」

と嫁に言う声が聞こえ、

「あ、そ」

嫁の面白くなさそうな声も聞こえた。

「たっくんはバイバイしない!」

という嫁派のタクの声も聞こえた。そうか息子よ。さよならは言わないぜ。

Rの愛情の温かさと嫁の怖さと。少しは手伝うべきだったかとは思うが、嫁を恐れながら仕事する1日であった。まるで針の筵の上にいるような。

そういう意味で僕がしていたのは針仕事だったのである。

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■風邪菌全力投球
2007年12月01日(土)
家族全員が風邪でぶっ倒れて2日後の朝。

娘・R(4才)は今日も幼稚園お休み。僕も薬を飲んでいると

「ぱぱ、それおくすりー?」

と息子・タク(2才)が寄って来る。

「そうだよ。苦いんだよ。タクは食べちゃダメ。食べたら死ぬる」

「にがいのォー?」

隙あらば奪おうとしているタクの様子からすると、大好きなラムネと思い込んでいるに違いない。そんないつも通りのお調子者のタクもお腹がゆるい。そして下痢と発熱に苦しんでいた嫁だけが医者に行っていないので

「会社午前中休んで子供達を見てるから行ってくれば?」

とすすめてみたところ

「自力で治した」

「え、まじで」

もう快適だと言う。

「下痢で全部出まくって菌も出まくって治った」

そんなミミズみたいな単純な話なのだろうか。嫁はもう生気がみなぎっており

「むしろ今は生理痛の方が痛い」

とのことであった。性器もみなぎっているらしい。つい昨日までゲリリンの黒い雨を噴出しているかと思ったら今はベルリンの赤い雨。土石流の後のマグマ流。よくかみさんのことを「山の神」と呼ぶが、うちの嫁は活火山だった。女とという生き物は恐ろしい。

しかしこの嫁の解釈には疑問が残った。

「僕も下痢しまくってるけど治らないぞ」

「あなたのは菌が違うのよ」

「え、僕もお前と同じような症状で…」

「違うよ」

「…はあ、違うんですか」

一体どこに違いがあるというのだろう。てっきり僕も嫁も同じ風邪にかかっていると思っていたのに。そして菌が違うとは。難しい謎掛けを投げられて僕の具合もまたひとつ重くなったような。僕と嫁とで違うもの…違う菌…僕にあって嫁にない…

たま菌か!

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今日もアリガトウゴザイマシタ。

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