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■20世紀のいろいろ
2000年12月31日(日)
…いよいよ今年のまとめ、といきたいところ。

ありがちだが「今年のマイ10大ニュース」でも書こうかと思ったが
1位から5位ぐらいまで書けないネタばかり。まあいいや。

とてつもなく辛い事、悲しい事がたくさんあった。
正直何度死のうかと思った。
それでも「生きてて良かった」と思えることがそれを上回ったので
今年も生き延びた。それが良かったのかどうか分からないが。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

…書こうかやめようか迷ってたがいいや。書いちゃえ。
昨日「コミケ」なるイベントに行ってきた。
近所の美少女、Rちゃんも一緒に。
Rちゃんはお目当てだった同人誌をタクサン買い込みうはうは。

僕は

Rちゃんがかわいかったり
Rちゃんが素敵だったり
Rちゃんが美しかったりでうはうは。

その後池袋で飯を食う。駅前で

♪不思議な不思議な池袋〜    ♪
♪東が西武で西東武〜       ♪
♪たあかくそびえるサンシャイン〜 ♪
♪びーっくびっくびっく…       ♪

「ビックカメラ」の歌を2人で歌いつつ楽しかった…。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



…今日はビートマニアの弾き納めをしようと思いゲーセンへ。
1週間ほど自粛していた。
やりすぎで指に大きな裂傷があったので。
傷はまだ塞がってなかったが1週間ぶりだから多分大丈夫だろう。

そう考えた僕が浅はかだった。

傷は思ったより深かった。

速攻で血がぴゅ〜。血だるまの弾き納めとなった。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

…20世紀最後のカウントダウンはこれから。
青山のManiac Loveというクラブに行ってきます。
皆様よいお年を。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■お互いのサイトは見ない約束。
2000年12月30日(土)
正月、栃木(くそいなか)の実家に帰るのはいいんだが
ネットができない。

彼女を連れて行くとはいえかなりヒマな帰郷に
なってしまうのではないかと思っていた。

しかし…傍らでにんまりと笑うのが一人。

「私、自分のノートパソコン持っていくんだ。使わせてあげるよ」

僕のサイトを見てしまった時から妙な対抗意識を燃やし、
パソコンを買い、HTMLを学び、ホームページ開設…

ここ半年ほどでメキメキとハイテク化してきた彼女が得意げに言い出した。
ちなみにパソコンのスペックは僕以上だし、最近はデジカメを手に入れた。

もう技術面、環境面、全てにおいて追い抜かれた気がしないでもない。

思えば僕の日記、やれRちゃんがどーの、
ヨウコさんがどーのとか書きまくってるあぶなっかしい内容は
彼女にとってみればたまったもんじゃない。

彼女の嫉妬心を大いに煽ってしまった。
彼女の「IT革命」の原動力はコレであろう。

結果的には彼女に新しいスキルを身につけさせるきっかけと
なった訳で、僕のサイトもたまには役に立つんである。

(しかし勝手なこと言ってるな…)

「でも、お前、ホントに大丈夫なの?正月、親元にいなくて…」

「大丈夫だよ〜?」

「なんだったらお前は来なくてもパソコンだけあればいいよ」

…シャレにならない沈黙が生まれてしまった。
なのでこれ以上の冗談はやめる。

来年は彼女をおちょくる癖を控え目にしたい。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■チャイナドレスの織姫が踊る
2000年12月29日(金)
今年の夏、デンマークにある大学の織物の講師として飛び立ったヨウコさん。
彼女も僕も辛党であり甘党であったのでしょっちゅう美味いものを求めて
中華・インド・スペイン・ベトナム料理などを食べ歩き、コンビニでデザートを
チェックしまくったりしていた。

クリスマスにはお菓子をいっぱい送ってきてくれた。

更にヨウコさんから手紙が来た。
大晦日「ゴジラナイト」なるパーティーを開催する、
笑えるフライヤー(チラシ)を作ったので送ります、とのこと。

ゴジラナイトとは?

ヨウコさんが下宿している寮のルームメイト達と企画し、
40人ぐらいを招待するパーティーであり、
ヨウコさんが日本人であることにちなんで

「日本といえばゴジラ」

ということでルームメイトがゴジラの着ぐるみを着て
うろつくんだそうだ。

「ねえ、デンマークってそんなにゴジラが有名なの?」

いろいろヨウコさんに聞いてみた。

「ぜんぜ〜ん。君の好きなピカチュウの方が有名だし人気者だよ〜」

「じゃあピカチュウナイトにすればいいのに。変なの」

「着ぐるみ作っちゃったし。そうそう。私、チャイナドレス着るのよ、うふ」

「…それじゃ中国人になっちゃうじゃんよお」

「ウフフフ。招待状を送ったよ。来てね。なあんてね」

行けるもんなら行くわい。

中身がデンマーク人のゴジラがうろつき、
チャイナドレスの日本人が舞う、
ちょっとピントがずれたジャパンパーティー。

大晦日コペンハーゲンのどこかで行われるのだ。

…遠すぎる。

とりあえずチャイナドレスを着たヨウコさんの写真、
送ってもらうように頼んでおこ…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■女の名前。
2000年12月28日(木)
9月頃に娘が産まれた会社同僚T。
ほとんど出産と同時に僕が違う部署に移ってしまい、
バタバタしていたのであまり話したり飲んだりする
機会がなかったのだがこないだようやく一緒に飲んだ。

「どう、娘。そろそろ初潮だろ」

「馬鹿野郎、んなわけねえだろ」

そういえば娘の名前を聞いていなかった。
誕生の数ヶ月前から産まれてからもTは職場でも散々悩み、
姓名辞典まで会社に持ち込んで

「理沙…いや、美砂…」

とっとと仕事しろよ、と突っ込みたくなるほど迷っていた。
確か最有力候補は「楓(かえで)」だったはず。
みやびであり古風でもあり、なかなかよい。

「そーいえば、娘の名前、なんだっけ?」

「あのな、名前は『亜美 』だよ」

「…は?あみ?そんなのノミネートすらされてなかったじゃん」

「だって浅草寺の坊さんに一応姓名判断してもらったんだよ…そしたら
それがいいって言われてさあ。そしたら嫁も親戚も『亜美 』にしようって
決まっちゃってさあ。」

「お前、そんなんでいいのか?娘がな、大きくなって
『パパ、私の名前はどうやって決めたの?』
 なんて聞いてきたらどうする。浅草寺の坊主が決めた、
なんて答えだったら、超オザナリっぽくて悲しいじゃないか?」

「うるせー。もう決まっちゃったんだよ〜」

「楓…よかったのにな…」

「…」

「パパ…私、本当の娘じゃないんだね…浅草で拾われたんだね…」

「やめてくれー」

そんなパパの名前は「薫」。僕は「かづき」。

並べて書くとAVギャルみたいな名前ではある。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■END OF CENTURY
2000年12月27日(水)
年末は何かと忙しい。

年末は忘年会と年賀状があるから忙しいのだと思った。
だが何とか週末ぐらいにはヤマ場を越して
穏やかな年末年始を迎えられそうである。

「今年のお正月はどうするの?」

彼女から電話がかかってきた。

去年の大晦日は2人で南青山のクラブでカウントダウンをやって
朝まで過ごし、そのままいっしょに実家に帰ったのだった。

今年も大して実家に帰ってないので
正月ぐらいは親に顔を出さねばならない。

「去年みたいに…クラブでも行ってる?
 僕は今年もその足で実家に帰るよ。よいお年を」

忙しいので速攻電話を切ろうと思ったが

「今年は連れて行ってくれないんでちゅかあ?」

思わず関東ローム層に埋めてしまいたくなるほどの
拗ねた声で甘えてきた。なんだこいつは。

「お前、2年連続で正月に家を開けるのはやばくないか?」

「全然」

そーいうわけで二年連続年越し彼女お持ち帰り決定。
いいの…かねえ?
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■赤い靴はいてた女の子は服も赤かった
2000年12月26日(火)
昨日の続き…。江古田で彼女と飯を食った後
いつものゲーセンへ。

友達の美少女店員、Rちゃんがサンタの服を着ていた。

「わあ〜かわいい〜」

Rちゃんを見て声をあげる彼女。
普段何かと僕がRちゃんに気が向いているのに対し、

「ど〜せRちゃんのほうが胸もあるし若いしカワイイですよ〜だ」

異常に拗ねたり北極の氷をも溶かす勢いの嫉妬の炎を
吐いたりしているが、そーいうことは置いといて、
彼女もRちゃんのことが好きだ。

あんなかわいい妹が欲しかった、という。
そりゃこっちの台詞だ。

それはともかく、サンタ姿のRちゃんと何やら
話が盛りあがっている彼女。

唐突に

「ねえ、写真撮ってよ!」

は?僕が?彼女とRちゃんの2人を?

カメラ越しに彼女とRちゃんが並んでいる姿が見える。

お気に入り女の子と、それに強く嫉妬している彼女の2しょっと。
なんかめちゃくちゃ恐ろしい絵ヅラなんだけど…。

シャッターを押す指が少し震えた。呪われやしないだろうか。

ついでに僕とRちゃんの2しょっとも撮らせた。
もちろん彼女に心を鬼にして頼んだ。

わざと僕だけ外して撮ってたりして。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■トナカイの人力車、乗っているのはサンタ
2000年12月25日(月)
クリスマスイヴは彼女に捕まった。夕刻頃、日本橋にいた。
おそらく新宿・渋谷・お台場や横浜といった
クリスマスっぽく盛りあがっている繁華街では
人がむせっけえるほどいるのだろうが、
こちらは至って静かで暗い。

静かに厳かな夜を過ごすのが本来イヴの過ごし方である。
僕らはオトナである。

今日のデートでは日本橋にある「ポケモンセンター」で
ピカチュウグッズを鬼の様にゲットしまくり、
続いて「NHKキャラクターショップ」で
おじゃる丸グッズを嵐の様に買いまくった。

どこがオトナだ。

ただのいつものオタクデートコース。

…えっさ、ほいさ、えっさ、ほいさ。

人力車が僕らの前を横切っていった。
乗客は何故かサンタクロース。
そして人力車を引っ張っている担ぎ手は
角を生やし、赤い鼻のメイク…つまりトナカイのコスプレ。

ようやくクリスマスらしい雰囲気が味わえた出来事だった。

更にクリスマスヴォルテージを高めようと
彼女のリクエストで「東京ミレナリオ」も見てきた。

しかし、イルミネーションのアーケードがすごいという
彼女の言葉を信じてついてきた僕がバカだった。

人の多さに辟易したわりには中野駅前アーケード商店街、
中野サンロードに毛が生えた程度。二度と行くもんか。

それからどうしたかというと、地元江古田で飯食って僕は家に帰ってきた。
彼女も家にいる…。何故だ…。僕は明日仕事なのに。
今、当然のごとく隣で寝そべってテレビ見てる。

まだデートは終わってないらしい。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■血で染まる聖夜。
2000年12月24日(日)
実は彼女のアレが来なくってここ1週間ほど
悶々としていたのだが…。

コレを機会にとっとと結婚しちゃおうか、と。

自分の性格上、追い詰められなければ
何時までたってもずるずるとしてそうだし。

そんな感じでもう覚悟を決めて子供の名前まで考えていた。
考えが煮詰まって本屋で姓名辞典を買おうかと
思っていたところだ。

今日無事開通したとの連絡が入り胸を撫で下ろす。

僕もビートマニアのやりすぎで指から血。
これも何だか月イチペースになってきた感がある。

そんな訳で仲良し流血カップルである。

というわけで

「クリスマスは聖夜じゃなくて性夜だね」

という明治維新以来7000万回は使われているであろう
このオヤジギャグを地で行く羨ましい皆様方とは違い、

僕らは正真正銘おごそかなクリスマスイヴを過ごすことになる。
ちょっと寂しいが…。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■オタク、ゲーセンに帰郷。
2000年12月22日(金)
指の怪我とか仕事が忙しかったとかで、
三日ぶりにゲーセンに行く。

ほとんど毎日ここに来ている僕にとっては
たった三日といえどもかなり長い間留守にしていたように思え、
目に映るゲーセンの光景が既に懐かしくさえ感じられた。

しばしビートマニアの機械の前をうろついていると
ポンポンと背中を叩かれた。

「きゃー久しぶり!一体どうしてたの?」

友達の美少女店員、Rちゃんだった。
彼女にとっても僕がココにいないのは違和感があるらしい。
お地蔵様のような存在か?あたしゃ。

久しぶりに僕を見付けてまるで
珍獣でも発見したようなリアクションである。
なんだかよくTVの企画物でありがちな

「家出したまま音信不通の息子、5年ぶりにニューハーフとなって帰郷!」

みたいなドキュメンタリーの主人公になったような気分だ。

「いや、ちょっと忙しかったんでね…」

僕は少し照れ臭さ混じりに答えた。
三日ぶりに見るRちゃんは、やはりめちゃくちゃかわいく、
久しぶりなのでどぎまぎしてしまった。

ちょっとまともに目を合せられなかったり…。
美人は三日見ると飽きるというが
美少女は三年でも飽きない。

思わず抱きしめたくなったが多方面からかなり怒られるのでやめた。

中途半端に上げた手だけが残り、どこに降ろそうか…と
1秒ほど考えた後

すぐ脇のビートマニアのピアノの鍵盤のようなボタンをばしんと叩く。
指に痛みが走る。まだ怪我が治っていないのでビーマニ自粛中である。

顔を歪めて手を引っ込めた。

なにかと手の目のやり場に困った一日だった。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■炎のコマ〜。みたいな。
2000年12月20日(水)
1人で歩く美少女の前にコートを着た男が近づく。

「お嬢ちゃん、いいもの見せてあげよう」

ほりゃあっ!

男が少女の前に見せたのは…血まみれの左手中指。

「うわあっ!またビーマニ?やっちゃダメって言ったでしょ!」

ビートマニアという、ピアノに似た鍵盤を弾きまくる、というか
叩きまくるゲームをやりすぎて指裂傷。
今年でもう何度目だろうか。

よくゲーセンの美少女店員Rちゃんに

「ウチのゲーム機を血まみれにする気か」

と怒られる。

それでも僕はマニアなのでRちゃんに治ったふりして
やり続けたりする。

いつも指が切れるのは左手中指。一番酷使する指なのだ。
しかし今日、いよいよビートマニアを断念せざるを得なくなった。

右手中指からも血が…。もう痛くて限界。

また傷が塞がるまで大人しくしていなければならない。

何故そこまでしてゲームするのか、という野暮天な質問は
しないでいただきたい。

「俺の恋人はゲームだぜ!」(ゲームセンターあらし)

なのである。

あっ。
嘘。
Rちゃん、怒らないで。
恋人は君のほうがいい。いや、彼女いるけど。

Rちゃんがまじで怖くなってきたので
しばらくビーマニオタクから引きこもりネットオタクへ
移行することにしよう。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■犬女、猫娘。
2000年12月16日(土)
渋谷でデートだった。
渋谷には大型レコード店を始め、ものすごく細分化されたジャンルごとの
レコード屋がかなり散らばっている。

彼女と歩いていたら、大型レコード店のひとつ、
「HMV」の名前の由来を思い出した。



↑の絵を見たことはあるだろうか。

この犬はニッパー君というが、
彼をを可愛がっていたご主人様がある日死んでしまう。

しかし、ご主人様の声が録音されたレコードがたまたま残っていて
それを蓄音機でかけるとニッパー君は蓄音機から聞こえてくる
ご主人さまの声を懐かしそうに耳を傾けるのである…。

HMVとは、ご主人様の声=His Master's Voiceの略だ。

確かそんな話だったと思う。

ニッパー君は忠犬ハチ公と同様、一途な犬なのである。

人によって色々感想は違うと思うが、
犬には忠実とか健気とか、そんなイメージがある。

こんな例えをしていいのかどうか分からないが
僕は女性にも「犬系の女」っているよな、と思っていた。
僕の彼女がまさにそうではないかと睨んでいる。
素直で健気で、愛嬌はあるがどこか野暮ったい。

勿論「犬系の女」の好対照なのが「猫系の女」。
小悪魔的で魅力的だけど気まぐれ。

これは誰だか…とは言わずもがな、近所の美少女であり、
良く行くゲーセン店員のRちゃんである。

犬系の女である僕の彼女は、本当に素直に健気に僕についてくる。
しかし捕まるわけもない猫系の女、Rちゃんに目が移る僕を見て
時折爆発する。

今日もいろいろあって泣かせてしまった。

ニッパー君の話を聞いて少なからずホロリとした僕は、
そのイメージとだぶる彼女にそんな仕打ちをしちゃいけないねえ…

そんな風に反省した1日だった。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■贈り物のネタ探し。
2000年12月15日(金)
そろそろ彼女にあげるクリスマスプレゼントを
考えなければならない。

これが毎年の悩みの種である。
何せ9年も付き合っているのでネタがない。
それにお互い欲しい物といっても買える物は
とっとと自分で手に入れてしまっている。

だから本当に欲しい物というのは高価で手が届かないものしか
ないのだ。

まさかパソコンとか車とかマンションとか愛人をくれ、とは
言えないしなあ。

とか考えてたら彼女が僕と会う時にしている指輪を思い出した。

むかあし昔、まだ僕が大学生だった頃、彼女に贈ったものだ。
思いっきり安物だったけど…。彼女は未だにそれを指にしている。

考えてみれば彼女に贈った光り物なんてそれが
今のところ最初で最後だ。

彼女自身、自分ではそういったものを欲しがらないので
気付かなかったが。

今年は新しいのを買ってやってもいいかもしれない。

などと言いつつ僕と彼女が好きなキャラクター、
「どこでもいっしょ」のトログッズもクリスマス商戦に合わせてか
新作ラッシュで魅力的だったりする。

なんだ。今年はプレゼントネタがいっぱいあるではないか。

向こうは何を考えてるのだろうか。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■C:\マイドキュメント\マイガールフレンド
2000年12月14日(木)
僕の彼女。
何かと僕の友達、美少女Rちゃんを警戒する。
まともに張り合ったら到底かなわないと思っているからだ。

とは言ってもそれはただの彼女の妄想だし
Rちゃん自身には何の罪も無いので普段は仲良しである。

彼女もかわいい女の子が大好きだ。
Rちゃんに会って喋ったりすると

後で僕に

「Rちゃんね〜私を見つけると手を振ってくれるの〜」

などと嬉しそうに言う。
僕が全く同じことを彼女に言うと物凄い膨張率で膨れっ面するくせに…。

こないだ一緒にゲーセンに行った時も彼女はまず

「さ、美少女美少女、目の保養」

とRちゃんを探し始めた。まるで僕のセリフである。
おやじかあんた。

「あなたの女友達はみんな好きだよ」

そう彼女は言うが…。

嫉妬に狂ってるときはスゴイこと言ってるぞ〜。

というのは言わぬが花なのだろう。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■プレゼント当選のお知らせ。
2000年12月13日(水)
よく行くゲーセンの店員、岸さん。

「かじりんさあ〜ん!見てくださいよお!」

嬉しくてしょうがない、という笑顔で岸さんが僕に見せてくれたのは
缶コーヒー「FIRE」のオリジナルZIPPOライターだった。
この缶コーヒーに付いている応募シールを集めて送ると
当たるやつだ。

岸さんはこのライターが欲しくて欲しくてしょうがなかった。
既に過去1回、これと同じプレゼントキャンペーンがあり、
岸さんははずれてしまっている。

ネットオークションで手に入れようとも考えたが
既に4万円の値がついていたらしく、どうしても当てたかったのだ。

そして今回見事当選。すごい。

「いやーこのゲーセンのゴミ箱漁って、空き缶探しまくった
 甲斐がありましたよ」

「そこまでするか?」

「50通出しましたよ」


そんなに出していたとは…。ちなみに僕はたったの2通。
そりゃそんなに出してりゃ当たるわ。

自分の勤めるゲーセンのゴミ箱の中身を活用して見事当選。
これも役得というのかね。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■彼女さんは心配症。
2000年12月10日(日)
彼女と1週間ぶりに会った。1週間に1度、というのは
彼女にとっては不安らしい。いつの間にか自分がポイっと
捨てられてしまうのではないか、と。

その不安の理由は週に1回しか会えないこともあるが
何より僕が気に入っている女友達のRちゃんの存在が大きい。
なにしろ可愛い娘だから。

「もし、Rちゃんに言い寄られたら?」

もう何度も彼女から問われた。

「それは北朝鮮が資本主義国になるくらいありえないから」

僕はその都度同じことを答えた。
しかし今日はこれで終わらなかった。

「万が一、そうなったら?」

今日は何故だかしつこい。

「万が一…?もっと低いよ。百万分の一だな」

う〜と唸る彼女。まだ不安は取り除かれないらしい。
どう言ってやったらいいものか。ちょっと考えて言った。

「そんなことはね、『もし年末ジャンボに当たったらどうするか』
 みたいな話のレベルと一緒だよ。」

「…」

「しかも僕、買ってもないし」

「あはは…その例え、おもしろいね」

これでなんとかこの話題は今日もう出ることはあるまい。
つくづく心配性な奴だ。
しかし今日は彼女にもうひとつ、言わなければならないことがあった。
黙っててもよいのだが、なんとなく心苦しかったので言うことにした。

「土曜日にね、またネットの友達と会うよ」

「え!?」

案の定、また不安そうな顔つきになってしまった。

「男ばっかだから、心配すんなよ」

「その人達、ホモだったらどうしよ〜」

なんでこんなに心配症なんだか…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■サンタは美少女に限る
2000年12月07日(木)
ゲーセンでよくやってるゲーム、ビートマニア。

画面がでかいんである。液晶画面なんである。
で、最近その液晶が劣化してるのか、画面が非常に暗くて
ゲームがやりづらい。

僕はそこのゲーセンの店員であり僕のお気に入りである美少女、
Rちゃんに何とかしてもらえないかとお願いをしていた。

今夜ゲーセンに行ったら、それが直っていた。
嬉々として早速ビーマニをやりはじめたら…。

後ろに誰か立っている。

後ろの風景が画面にぼんやりと写るので
「あ、誰か立っているな」と分かる。

それはRちゃんだった。お気に入り美少女なので
シルエットだけで僕には分かる(大得意)

じいいいいっと僕がゲームやっている様を見ている。
僕に惚れたのだろうか?←バカ。

僕は振り返って声を掛けようとしたが、次の句が出てこなかった。

Rちゃん、サンタの格好をしてる。

赤いサンタ服にミニスカート、白タイツ。

可愛い!!!!!!!!!!!!!!

ここでうっかり性犯罪をしても

「気持ちはわかる」

と、無罪になりそうなぐらい可愛い。

Rちゃんは

「画面、調整したんだよ。明るくなった?」

それで僕がゲームやってたのを見ていたのだ。
しかし僕はもう画面の事なんて考えちゃいない。
サンタサンタサンタ。

よくよく聞いてみると、別にゲーセンの店長からやれ、
と言われた訳ではない。

「クリスマスだから」

と、自らすすんでやっているのだ。
この子、そーいやコスプレ好きだしな。

鼻血が出そう……と思っていたらボタンの叩き過ぎで
指から血が出た。

今年3回目。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■I Want To Ride My Bicycle〜♪(QUEEN)
2000年12月06日(水)
さいくりんぐ、さいくりんぐ、やっほ〜やっほ〜♪

古いなあ…。

赤い自転車〜♪

これも古いなあ…。

つんつんつのだのていりゅうごう〜♪

古いって言ってるだろ!

原チャリが悪戯されてちょっと危なくなってきたので
自転車を買った。
車を買った、ではないところが貧乏臭くて悲しい。

某スーパーの自転車売り場で9800円だったから思わず

「これ下さい」

やぼったい68才ぐらいの爺さんが出てきた。

「あーはいはい。ちょっと店の人呼ぶからね」

おい、あんたも店の人だろ。
この爺さんはただの店番の人らしい。
爺さんは内線電話で店員を呼び出した。

「いやー、コレねえ、今日だけなんだよ、この金額」

ふーん。ていうかあんた突っ立ってるだけかい。

「倉庫に24台もあってねえ。さばかないとがさばって
 どうしようもないんだよ」

そんな貴店、西友沼袋店の在庫事情なんかどうでもいいから。
僕は早く金払って帰りたいんだが。

まだ店員が来ないのだ。

「26型は売れるんだけどこの27型は売れなくてねえ」

要するに僕は売れ残りを掴まされたわけだ。
まじで早く来い。店員。

ようやく15分ぐらいして若い店員が

「ど〜もお待たせしてすみません」

走ってやってきた。速攻で金を払ってそのまま乗って帰った。

ヒマを弄ばした爺さんの暇つぶしの話相手を務めてしまった
と言えなくもない。

それにしても自転車に乗るなんて7、8年ぶりである。
ちょっとこいだだけで足がだりい。

退化している…やばいねえ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■栃木 IS STILL ALIVE。
2000年12月05日(火)
僕の故郷、栃木県には山と田んぼがある。
あとは何もない。

存在感も薄い。これを読んでる方も栃木県がどこにあるか
分かる人は少ないだろう。

そんな訳で僕は18の時故郷を後にした。
で、久しぶりに戻ってきたら隣町の「佐野」というところが
なんとそこらじゅうラーメン屋だらけになっていた。

僕が地元を離れた後、ラーメンで町興しを始めていつのまにか
マイナーながらもマスコミに取り上げられるようになっていたのだった。

「続日本書紀」の記述にある
「下野国(今の栃木県)に流された僧、道鏡が青竹踏みで
 ラーメンを初めて作った」

という記述を元に始めたらしい。



…これは嘘である。

そんでまたしばらくして戻ってきた時、あろうことか県都・宇都宮が
いつのまにか「餃子の街」として町興しをし、
これまたマスコミに取り上げられるようになっていた。

調子に乗った宇都宮市は餃子の皮を背負った
「餃子の女神像」をJR宇都宮駅前に作ってしまったのである。

恥を増やしてどうする。

餃子=宇都宮の繋がりとしては
宇都宮は餃子の消費量が日本一らしいことによる。

これは戦時中,宇都宮には陸軍「第14師団」が駐屯しており、
この師団が中国東北部に進駐した際に覚えた餃子の味を
復員後宇都宮で広めたのがきっかけになったといわれている。



…これは嘘ではない。

いつのまに我が故郷は近所のラーメン屋みたいな路線に
走って行ってしまったんだろうか。

「まいど〜栃木軒で〜す」

って超マヌケ。

しかしながら僕は「佐野ラーメン」はどんなラーメン屋よりも美味いと思う。
故郷の水で作った味が一番なじむ、ということであろうか。

…しばらく帰ってないなあ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■おのろけ倶楽部。
2000年12月04日(月)
ノロケカップルといっても僕のことではない。
(なんだかもう書く気無くなってきた)

昔、よくつるんでいたゲーセン仲間のグループで
とびきりの美人、真奈美さんがいた。

当然のごとく結構な数の男どもが狙っては散っていった。
念のために言っておくが僕はその男どもの中には入っていない。

何故なら僕は近所の美少女Rちゃん一筋であり
飲み友ヨウコさん一筋であり、
今や9年の付き合いの彼女一筋だからである。

(何本筋があるんだか)

グループの中でもフラれた男がちょっとおかしくなってしまって
仲間内がギクシャクした。

しかしその中で益田君という大学生の男の子が
その彼女と付き合うことになった。

よっぽど惚れまくっていたのかよくノロケられた。

ゲーセンに行くと益田君が真由美さんの写真がたくさん詰まった
アルバムをデレデレ眺めている姿をよく見かけた。

僕が後ろから覗くと

「あ、かじりんさん。ぐへ。彼女、ホントかわいいですよねえ〜」

顔面が溶けた蝋人形のようになっていた。
大体謙遜と言う言葉を知らないのか。
自分の嫁のことを「愚妻」と言うではないか。

…結婚している訳ではないが。

アルバムをよく見ると変な写真も見つけてしまった。

「あああああ!!コレ、見ちゃだめです〜」

真由美さんが素肌の上に毛布一枚くるまったセミヌード写真だった。

勝手にやっとれ。この色ボケが。

「かじりんさん、コレ見たこと真由美に言わないで下さいよお!」

はいはいゴチソウサマ…色んな意味で(おかずゲット)

美人は三日で飽きるというのは、益田君を見た限りでは嘘らしい。
それにしてもこんなベタボレな恋愛が羨ましかったのも確かだ。

ちなみに美少女も三日では飽きない。

Rちゃんを押し倒して…じゃなかった
Rちゃんをお慕いしてもう二年ぐらい経つかな。

早く僕の熱視線に気付いて☆
もうっ鈍感なんだからっ♪キャハ。

…どうせ黙殺されてるだけですよ。

けっ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■原チャリに魔の手が伸びた。
2000年12月03日(日)
何者かによって我が原チャリ、ジャングルファイヤー号が
分解されつつある。

土曜日、彼女が家に来た時

「あれ、そういえば原チャリがないよ?」

いつも家の前に停めてあるのに無くなってるではないか。
盗まれてしまった…と思ったのだが、
ほんの20メートル先の道に停めてあったのを発見した。

あーよかった、さ、持って帰ろう。しかし変だ。
ハンドルが思いっきり曲がっている。

ハンドルロックを強引にひねろうとしたに違いない。

この時は既に暗かったので修理するのを断念した。

次の日、取り戻したはずのジャングルファイヤー号が
また無くなっている!!

で、またちょっと離れたところで見つけた。

今度は…正面のカバーがばかっと開けられていた…。
しかもご丁寧に外したネジがちゃんとシートの上に乗っていた。

なんなんだよー。

だんだんばらされつつ盗られやすくなってきている。

この原チャリ、もう5年以上酷使しているのでボロボロである。

実はスピードメーターが動かない。←ポリスにばれたら違反取られる

だからそろそろ買い換えようかと思っていたので
そんなに深刻には考えてないのだが
近所にそんな奴がいるなんて気味悪い。

危ないメカ系オタク犯行説濃厚。
顔が見てみたいもんだ。

ドライバーでぶん殴ってやる。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■彼女のサイトを発見してしまった。
2000年12月02日(土)
彼女のホームページを見つけてしまった。

彼女がだんだんとネットに関することを喋るようになってきて
何気にはまっているようなの感じもしたので

GOOGLEでそれっぽいキーワードを
打ち込んでみたらあっさり引っかかってしまった。

今年の7月から始めているでわないか。
あんの野郎〜。ず〜っと黙っていやがって〜。

日記のコーナーがある。

誰かさん(僕だ!)と同じように、僕以外の男とどーたらこーたら…
などと書いてあったらどうしましょう…。

かなりコワイが日記のページに飛んでみた。

タイトルが

「ダーリンには内緒の日記」

がくっ。すいません。見つけてしまったよ。
ダーリンって。

で、読んだ感想。

読んでるうちに恥ずかしくなってしまった。
当然だが僕がかなりの回数で登場している。
自分で書くのもなんだが、かなり僕にらぶらぶである。

浮気とか、皆無。

自分のことは棚に上げてほっとした。

しかし僕は一応書くのは控えているのだが、
エロス方面の活動のことまで結構書いてあって

あんま書かないでくれええええ!!!

とにかく見つけてしまったことはしばらく黙っている事にする。
何しろ彼女が現在どんなことをやって、どんなことを僕に思っているか
手に取るように分かる。

ああ、こんなことは直接言いづらいのだろう、とか。

ネットってつくづく便利。
我ながらズルイ。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■夜駆け。
2000年12月01日(金)
金曜日の晩、「明日は会えない」と彼女に電話した。

土曜日は休みなのでに会うはずだったのだが
仕事がたまってどうしても家でやらなければ
ならなくなってしまった。今仕事がとても辛い。

更にドタキャンの電話なんて非常に辛いし彼女に申し訳なかった。
彼女の事だから絶対指折り数えて会える日を待っていたはず。
でもしょうがなかった。

電話の向こうの彼女はやはり今でも泣き出しそうな声。

「仕事じゃなかったら許さないからね」

あ、疑われてる。悲しくなって電話を切った。
電源も切った。少し泣いて、寝た。

…。

どれくらい寝たか、ふと何かの気配がして目が覚めた。

ぬあんと彼女が枕元に立っているではないか。
いつの間に来たんだか…。

窓を見るとまだ暗い。時計に目をやると夜中の3時半である。

「謝ろうと思って来たの。車飛ばして来たんだよ」

別に僕は怒ってたわけではない。
悲しかっただけだ。
それにとにかく眠かった。

僕は掛け布団をちょいと上げ

「入って寝ろ」

彼女はごそごそ入って来て2人とも速攻がーがー寝てしまった。

結局土曜日は一緒に過ごした。
仕事があったので外出は出来なかったが
僕が仕事している間脇で彼女は洗濯とか
掃除をしていた。

ああ、あまりいじらんでくれえ…。

余談だが、彼女は夜やってきた時、僕はただ寝ぼけているだけで
朝起きた時

「何でお前がいるんだよ!」

何も覚えてない僕に怒られるんじゃないかと心配していたらしい。

結局世話掛けたような。
でも彼女も思いっきり先走ってるような。
今日もアリガトウゴザイマシタ。

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