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■受付嬢ON BATTLE
2000年04月28日(金)
デパートの受付嬢をしている友達の話。

彼女がいつものように案内カウンターに座っていると、
一人の詰襟高校生がつかつかとやって来て正面に立った。

そして右腕をぬっと出し、カウンターに肘をついて

「横綱でお願いします!」

と腕相撲のポーズを取った。

「???」

初め受付嬢はなんのことかサッパリ分からなかったが、

どうやら受付嬢を一昔前ゲーセンによくあった腕相撲のゲーム機に
見たてたギャグだと気付いた。

要するにからかわれてるんだが、
人の良い彼女は一回だけ腕相撲をしてあげたんだそうだ。

しかも勝ったらしい。

あやしくもおかしな話ではある。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■お姫様だっこの夢
2000年04月27日(木)
「ワタシもあーゆー風にされてみたいなあ」

と彼女。

結婚式場かなんかのCMが流れていた。

ウェディングドレスの花嫁が花婿に
「お姫様だっこ」されてチャペルから出てくる。

お姫様だっことは肩と膝に手をかけてすくい上げる、アレである。
彼女がそれを指をくわえながら見ていた。

「今試しにやってみよか」と僕。

「えー?力ないじゃん」

「(むか)やってやる!そこに横んなれ!」

ふがああ!

で、ムリだった(弱)。腰いてえ…。

「だめじゃん、力ないね」

「…お前、太ったんじゃないの…」

「…まあ、儚い夢だったよ…アナタに力は期待してないよ」

「すまんね俺、自分より重い物持てないんだ」

「そ、そんなことないもん!!」

怒りよった。ちなみに僕47キロ。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■NHK(ねっとりH公開)
2000年04月26日(水)
NHKキャラクターセンターという所に行く。
NHKとは日本ハラキリ協会の略だが、
彼女が新聞で見たところによると
そこで「おじゃる丸」のグッズがたくさん売っているという。

最近おじゃる丸を愛している彼女、情報が速い。
場所は東京駅地下、東京駅名店街B1F。

行ってみたところ「センター」という割には全然広くないが、
おじゃる丸に限らずNHK(日本ハンダゴテ協会:しつこい)の
いろんなキャラクターものが売られていた。

といっても僕はゴンタ君とどーも君ぐらいしか知らないけど。
どーも君って絶対西原理恵子が作ったキャラだと思ってた。

それと田舎から出てきたっぽいおばさんグループは

「銘菓:葵・徳川三代きんつば」

に釘付けだった。

「これ伊藤さんのお土産にいいわよ。毎週見てるって言ってたから」

「いやっおいしそ。ワタシも買ってこうかしら」

アダルト層のハートもガッチリキャッチ。侮れん。

彼女は満足したかと思いきや「ポケモン人形焼き買いたい」と言い出す。
その一言で日本橋にあるポケモンセンター・トウキョウに歩いていく。
そこはポケモングッズ総本山な店。

何と、客、僕ら以外みんなガイジン!!
なんで?コワイよー。

今日ゲットしたもの

僕:おじゃる丸メモ帳2種、おじゃる丸ワッペン、ゲームボーイカラー(ポケモンセン
ター限定Ver.)

彼女:おじゃる丸エプロン、ピカチュウ付箋、ポケモンかすてら


いつの間にこんなオタクカップルになったのか。
もう戻れない…。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■鬼痴害警報!!
2000年04月25日(火)
原チャリで走ってたらお巡りに止められた。検問だ。

お巡りが近づいてきて

「すいません、飲酒運転の検問をしていま…

「はあいやああ♪」

な、何だ!突然僕とお巡りの間に割り込んで来た男がいた。
うわわわ、酔っ払いだああ。

テイ・トウワをガテン風にしたような男。しかしお巡りと僕は無視。

「では息を吐いてください」

「ごっくろうさまでし!」

お巡りに敬礼する絵に描いたような酔っぱ。
相変わらず無視を決め込むポリ。

「はい、ありがとうございましたお気をつけて」(当然僕はシラフである)

やっと酔っぱから開放される、と思ったらすぐ目の前の信号が赤。
ジリジリしながら青に変わるのを待つ。
しかし、

「はあいやああ♪」

うわ、酔っぱがこっち来るううう!お巡りと遊んでろよー。

「な、だよな!≠♂∞±だよな!」

さっぱりわからない事を浴びせ掛けてくる。
堂々と車道千鳥足で歩くなっての!

やっと信号が青になり、思いっきりフカして逃げた。

でもおまわりさーん、どうみてもコイツ、問題あるっしょー。
検問の対象外だといって放っておくのもどうかと思った。

誰か轢いてくれ。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■ひとりでできるもん!!
2000年04月24日(月)
近所の美少女Rちゃんに盛岡冷麺をもらった。

「料理できるよね?」とRちゃん。

「膳・膳」

僕は自慢じゃないが全くできない。炊事大嫌い。

「コレ、麺を茹でないと駄目なのよ」

「…茹でるってどうするの?」

「ナベに水入れて沸かして麺入れるの!これ以上説明しようがない!」

水の量とか熱さの加減とか聞きたかったが、
かなり呆れられてるようだったのでやめた。

家に帰ってトライしてみる。台所に立つ。
それだけで憂鬱になってしまう。

…前料理したのって10年くらい前だっけ。
肉焼いて全部焦がしちゃったんだよな。
その時付き合ってた彼女がその惨状を見て

「…油ひけ」

ってまるで虫を見るような目で言ったんだっけ。
あの時の彼女、元気かな。
ああ、今でも付き合ってるか。バカだな、自分。

早くも鬱だ。やべえ。

しかし気を取り直し、もらった物を手にとってよく見ると、
袋に調理のしかたが書いてあったのでなんとか出来そうな気がした。

えーっと、鍋に2リットルの水を入れて下さい、かあ。よっしゃあ。

…計るものがなかった。

もういい。てきとーにやっちゃった。なんとか食べれた。
ちょっと固かったが偉いよ、自分。

次の料理はまた十年後に。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■アタシが悪うござんした。
2000年04月23日(日)
オフィスで電話が鳴る。ある男性社員が出た。

「はい○○です。」

と電話にでたものの少し間をおいて

「…いません!」

がっちゃこ!受話器を叩きつけてしまった。
それを見ていた同僚達が、オイオイ何だ今の失礼な応対は、と聞いてきた。
すると彼はにやりとして

「イタ電だよ。ドモリ声で『お、おたく…か、かわいい女のコいますか』
 なんて言ってるから速攻切っちゃったんだ」

なんだ、そんな電話だったのかと納得する同僚達。
しかしワンテンポ遅れて、

「それで『いません!』て何よー!!」

女性陣から総攻撃をくらった。彼は、こーゆー電話は断固たる態度で
話を断ち切るのがいいんだ…と苦しい弁明をするハメになった。

その電話に出た男はかじりんという男だったが
はー、とんだとばっちりを食ったもんだ。

春先多いねえ…こーゆー変態。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■江古田四丁目パーク
2000年04月18日(火)
家の向かいに小さな公園がある。時々怪しい人物がベンチに座ってて怖い。
ベンチが家の入口に向いてるので、入る時どうしても目が合ってしまうのだ。

ある朝、家を出ると、その公園に爺さんがベンチに座っていた。
ぽかーっと口を開けてこちらの方を眺めている。
ヒマそうでいいなーとちらっと思いつつ出勤した。

その日の夜10時頃会社から帰ってきた。
家に入ろうとすると公園に人の気配がした。

…朝の爺さんだった。
朝と同じ表情で…。凄い怖かった。

朝からずっといたのか?

家に居づらいのか?

寒くないのか?

ひょっとして恍惚?

ひょっとして他界?

ひょっとして地縛な幽霊?

一瞬にして色々な疑問が浮かんだものの、
超っ速で家に入った。

次の朝はもういなかった。
いや、いたら怖いから。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■組み女ふたり
2000年04月17日(月)
友達 A子とICQをしていたら、ウチの彼女もON LINEになった。

「今、A子とも話しているんだ」

と彼女に伝えると

「へー、話してみたいなあ」

と返事がきた。意外だった。

A子と彼女は2,3度会ったくらいの面識だが以前僕がA子とよく
遊んでいたのに嫉妬していたフシがあったからだ。

僕は今度はA子に

「彼女が話したいってさ」

「マ、マジっすか?…別にいいけど」

彼女の嫉妬深さを知っているA子は少々怯んだようだった。
次に彼女にA子の番号を教え、

「登録してメッセージ送ってみな」

と伝えた。

それからまた僕はA子とICQしていたのだが、彼女からはパッタリメッセージが
来なくなった。

初心者だから操作に手こずっているのかな、と思い
30分後くらいに「どーした?」とメッセージを出した。

すると

「今A子ちゃんと話してるの!彼女に夢中なの!A子ちゃんのこと好きになっちゃった!」

「はあ?お前、昔妬いてなかったっけ?」

「アナタを愛する者同士の結び付きさ」

「ちょっと待てえ!!!同士って何だよ、同士って。
 一体どんな話してるんだよ!」

「ヒ・ミ・ツ」

キーボードを放り投げたくなった。

あ、そうだA子!あいつに聞こう!!

「何話してんだよ〜オイ」

「いや、特にたいしたことは・・・ぷぷぷ」

モニタを割りたくなった。

2人してからかいおって。女が組むと怖いな。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■ポケモン(バッタもん)
2000年04月16日(日)
ゲーセンでピカチュウの耳と、赤いまん丸ほっぺを
つけてうろついたことがある。

訳は聞かないでくれたまえ。

手先の器用な友人P子が作ったピカグッズ。
黄色と黒のフエルトで作り、針金で形を固めカチューシャに固定した
ピカチュウの耳をかぶる。

それと赤いフエルトをまん丸に切って両面テープで頬に貼る。

ぴっかぴっかちゅー♪

もう捨てるものはない。

しばらくその格好でビートマニアをやっていた。
すると背後に2人組の少年がぎょっとした感じで立ち止まった。
暫く僕の姿を見ている。

片方の少年が相手にこう呟いた。

「おい、あのピカチュウ上手えよ…」

そばにいたP子はゲラゲラ笑っていた。
尻尾も作ってもらってればピコピコ振って
返事ができたんだが。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■雨男涙雨
2000年04月15日(土)
買い物しようと街まで♪
出かけようと思ったら雨だった。

オマケに傘が1本もなかった。
全部会社に置きっぱだったことに気づく。
出る気なくす。

職場の同僚で雨男がいる。ウチの職場はシフト制なので
交代で休みを取っている。

その彼が休みの日は高確率で雨。

「今日は降ってますねー」

「ああ、彼が休みだからな」

なんて会話が成り立ってしまっている。彼と休みが一緒だと
とばっちりを食うので嫌ったりする。

その彼、お出かけする予定がある日は降水確率が更にアップする。
聞いた話で1番凄かったのが

海釣りに出かけ、船に乗って沖に出た時、
周りが晴れているのに一塊の雨雲がずっと

釣り舟を追いかけてきたので、
彼らの周りだけ雨だったそうだ。

今日は僕に伝染ったらしい。ふん。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■わかめの至り
2000年04月14日(金)
夜の駅前、近所の大学生が漬物にできそうな程わんさか溜まっている。
酒の臭いが嬌声と怒号の上に乗って充満している。
新歓コンパだ。
彼らの隅っこで、もっと若い野郎共とたむろしてる僕。

「新歓っていーなー」と言う少年達と

「よかったなー」と溜め息をつく僕。

家がバリバリの真言宗豊山派であるが、ミッション系大学を出た。
必修科目でキリスト教の授業があった。先生もクリスチャンだった。

ある日、授業中に新聞をガサガサ見ているウルサイ女の子がいた。
すると先生は

「そこのあなた。お名前は?講義の妨げですから申し訳ありませんが
 出て行ってもらえませんか?欠席扱いにはしませんから」

非常に丁寧で柔らかい口調だが有無を言わせない雰囲気があった。
その女の子はふてくされて出て行った。ここまではまあ、よくある風景だが…

先生はすっすっと十字を切り、胸元で掌を組み

「××さんに、感謝します」

と、祈ったのだ。僕は

「うわー何このひと…」

とカルチャーショックを食らったものだ。

ミッション系を承知で入学したのだから無理矢理な
キリスト教の授業があっても納得できる。
しかしミッション系のもうひとつの特徴であるのが、
先生の中に左寄りな人が多いこと。
講義の時間90分全てを反天皇制の話をするムカつくやつもいた。

別に僕は天皇陛下バンザイな人ではない。こっちは学問の話なら聞くが
あんたの思想なんか聞きたくないよ、講義の時間を私物化すんな。
少なくとも学生の前ではニュートラルでいるべきだ、とムカムカしたのだ。

3年時のゼミの教授がそうだった。ちょうど元号が昭和から平成に変わり、
即位の礼が行われた頃のゼミ。教授は始まりから

「皇室の行事は税金で行なわれている。こんな事に使われていいのか」

などずーっと語り続ける。いらいら。そして

「みなさんは、天皇制についてどう思いますか。一人ずつ発言して下さい」

とゼミ生に意見を求めた。
みんな気を使ってか教授よりの意見を言う。
しかし爆発寸前だった僕は

「天皇は日本の象徴です。即位の礼は世界中が注目しています。
 象徴の晴れのお披露目です。もっと派手にやってもいい。
 あとパレードは自動車じゃなくて牛車がいいと思います」

とあてつけに述べた。教授は「…はい、次」と軽く黙殺したが、
そのゼミの成績は単位こそくれたものの最低ランクであった。

今考えると大人げないことをした。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■東歌
2000年04月13日(木)
名も無き男と女の交わしたる歌。

女、詠みける。

ちりいそぐ さくらのはなに きみおもふ 

そなたのこころ たれぞおもふや


男、返すに、


君とこそ 見まく欲しとぞ 思ひけれ

かくも愛しき ふるさとの花



〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・・〜・〜・〜・・〜・〜・〜・

現代語訳:



彼女がいきなりあんな和歌をメールでよこして来た。
きっとおじゃる丸の影響に違いない。

「またRちゃんのこと考えてるんでしょー」

「違うって。わざわざ実家に連れてった意味分かってんのかよー」


和歌を返すから、
分かってね。

…あと、慣れない事は、やめましょうよ…。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■第一次世界ツラ大戦その2
2000年04月11日(火)
前回のあらすじ:

空港の時間待ちのヒマ潰しに
どこかの国の知らない子供たちと
にらめっこ合戦をしてたら
その子供達の親がやって来た。怒っているのか?

その時家政婦は何を見たのか?(うそ)

お母さんは紙を取りだし、すらすらっと何かを書いて僕に見せた。

こう書いてあった。

「Are you from Japan?」

をを、筆談か!お母さんはにこっと笑った。
怒ってはないらしい。僕も紙とペンを取出し
(しかしよく日本人と分かるよなあ)

「Yes. Where are you from?」

と返した。

「Iran.」

ほーイランでしたか。それからお母さんは

「Tell me your address.」

と書いて来た。へ?住所?

「To send you a letter.」

わはは!スゴイぞ。国際交流じゃーん。
オモシロい事になったと住所を書いて見せた。
メモを取るお母さん。いつの間にかニヤニヤしてるお父さん。

お母さんは僕の住所を書き終えると

「Thank you. Goodbye.」

と僕に見せて、あいかわらず変な顔攻撃を仕掛けている子供達に、

「さ、もう行きますよ」

みたいなことを言った(ように見えた)。

僕は別れ際、最初の男の子にとっておきの

「アッチョンブリケ」

をしてKOさせ、バイバイと手を振った。

彼らがいなくなった後、母が

「きちんとした身なりだったし、大人数で旅行してるし、
 かなりお金持ちなんじゃないの?」

ぽつりと言った。そうかもしれぬなあと思いつつ日本に帰った。

あれから数年、結局手紙は来ていない。住所も変わってしまった。
思い出すと少し寂しい。

ひょっとしたら油田の一つぐらい貰えたかも…?
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■第一次世界ツラ大戦
2000年04月10日(月)
何年か前家族でマレーシアに行った。

帰りの空港。搭乗者ロビーで飛行機に乗れるのを待っていた。

ぼーっとしてるとガラスの壁越しに
中東アジア系の3才くらいの子供が
こちらをにこにこしながら見ているのに気づいた。

僕のいるロビーは航空券がないと入れない。
分厚いガラスの壁のようで
声も聞こえないので話もできないのだが、
ヒマだったのでその男の子に向かって

「べろべろばー」

をしてみた。

ケラケラ笑っている。ウケたようだ。
そしてたたたっ…と去って行った。

…と思ったらすぐ戻ってきた。
しかも兄弟と思われる子供4〜5人引き連れて。

彼らは僕に向かって思い思いに「ヘンな顔」をしてみせた。
僕も負けじと百面相で応酬。どんどんエスカレート。

向こうの子供達はガラスに顔をなすりつけて
必死に面白いカオを作るので、
ガラスの壁はヨダレでべっちょべちょになってしまった。

お互いゲラゲラ笑い合ってる時に、
子供達の後ろからきちんと中東の正装をした女性と、
口髭をはやしたムッツリした
おじさんがつかつかとやって来た。

この子達の両親に違いない。

お母さんと目が合った時、
僕は鼻をつり上げて「豚の顔」をしていた。

ヤバイ。

「お前をアラーの御名において処刑する」

とか言ってくるんじゃないだろうなあ…。

(つづく…眠いの)
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■カシコミカシコミ
2000年04月09日(日)
まず今日会ったオカマ霊能者のプロフィール。

Nさん。58才。職業。↓

演歌のコンサート等の興行師、歌手、霊能者、スナックのママ等。

オスからメスへの性転換手術済み。

…キャラ濃いよねえ。

「ちょっと霊感のあるスナックのママが片手間に見てあげている」

程度のものだと思っていたが逆で、
仙台の「大和教団」とゆうとこの弟子らしい。

彼だか彼女は15:00ごろ来た。金髪、桜色のスーツで、女装はしてなかった。
さすがにお祓いするのに、チャラチャラした格好はできない、とのこと。

ウチに来るなり

「桜花賞見せて」

とテレビを見だす霊能者。大丈夫か?
結果、馬券、おもいっきし外す霊能者。

大丈夫か?まじで。

しばらく話をした後やってもらったお祓いは
極めてスタンダードな神道のもの。

「タカマノハラニカムマツリマス…」

神棚に向かって祝詞をあげ、
幣(ぬさ:神主がよく振り回してるギザギザの紙が
いっぱいついたやつ)でびしばし叩かれた。いてえ。

んで、結果〜♪

僕の左肩に憑いてたのは「黒猫」らしい。

あと僕の名前が悪いから変えなさい、といわれた。
あほか。できねえっつの。

実は今回、僕の憑き物の原因が母親にある、とのことなので
仕方なく受けた。

もしお祓いせずに僕がたまたま事故とか病気になると
母が自分のせいにしてしまう恐れがあるので。

お祓いの後

「家に阿弥陀如来を奉り米、塩、水をあげなさい」

などと言われたがやってける自信は全くない。
僕自身の信仰心というのはあまりないから。

お祓い自体は全然奇抜なものじゃなかったけどそのヒトの話がスゴイ。
58才のくせに25才の恋人がいるんだと。オス+オス。

ほとんど親子じゃん…。
あと、オカマだから必ずしも男だけを好きになるとは限らないらしい。

「時々、お!いい女、と思う時もあるんだけど
 もう(男性自身を)取っちゃったしねえ…」

などとゆっていた。

憑かれていただけに、疲れたよ…。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■また来世!!
2000年04月08日(土)
結局母の強いプッシュにより
明日の除霊の為これから実家に帰ることにナッチャッタヨー!!

僕の左肩についている「四つ足のもの」とは?(…コタツ?)

そしてオカマ霊能者の正体とは?

結果は明日この場所で報告!!

…あーかったりい。
今日もアリガトウゴザイマシタ。


■神の指
2000年04月07日(金)
ゲーセンのビートマニアがおかしくなった。
時々ボタンを押しても反応しない不具合が出てきたのだ。

お店の人に頼んで調整してもらったがダメ。

おそらくこのゲームを一番やっているのは僕。
僕がしょっちゅうビシバシ叩いてたからイカれてしまったんだろうなあ。

それを聞いた近所の超美少女、Rちゃんの一言。

「かじりんの激しいフィンガーテクに機械が
 参っちゃったんじゃないの?ぐへへ」

…この子は僕がオヤジ臭いダジャレを言うと、
まるでダンゴムシを見るような目で睨みつけるくせに、

この子自身はセクハラオヤジも裸足で逃げ出す程の
下ネタを飛ばす。

試しに僕は言ってみた。

「じゃあ君も参らせてやろうか」

「この、オヤジ!!」

ああ、やっぱり…。

激しいだけじゃダメなのね。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■桜の下には人骨が埋まっているの
2000年04月06日(木)
彼女と花見をしようと思ったが、あいにくスケジュールが合わず
一人で近所の哲学堂付近の桜並木をほっつき歩く。

既に落ちている花のひとひらをつまんで、
桜が見たいと言っていた彼女のいる方角へ飛ばしてみる。

が、すぐに落ちて苦笑する。つまんねーやと帰る。

むなしかったので夜、近所の超美少女Rちゃんに
無理矢理ゴハンにつきあってもらう。

わーいわーい。

(いいんかこんなんで…)

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■寝言は寝てイエーイ(すいません)
2000年04月05日(水)
寝言を言いながら寝てる人に話しかけてはいけない。

ある人のページ見て思い出した。
僕は何回かそう言われたことがある。
理由は分からないが寝てる人の身体に良くないのだそうだ。


かなり前、僕の部屋に友達木村と安田が泊まりに来た。
そのうち安田は寝言が凄い男だった。夜は3人でザコ寝。
予想してた通り安田の寝言が始まった。

「あ…どーも鈴木です…」

…お前は安田だ。

「た、隊長に報告しなければ…」

…何をってゆうか誰?隊長って…

話しかけてはいけないとは知りつつも
あまりにもツッコミを入れたくなるような寝言ばっかし
だったので、とうとう聞いてしまった。

「隊長って、誰なの?」

すると安田は寝言で答えた。

「…アンドリュー…」

誰それ…。

更に聞こうとした時に

「おい!」

と横で寝ていたはずの木村が怒鳴った。そして僕に言った。

「おい。そいつを殺す気か?」

え?!死ぬの?…真相求む。

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■空OK
2000年04月03日(月)
カラオケボックスの呼びこみ兄ちゃん。
今日新宿に行った時もたくさんいた。

人通りの多いところでは邪魔。
彼もそんな中の一人だった。

僕が歩いてる前でヘラヘラとしまりのない顔で

「カラオケどおでしょおー」

と道行くカップルやグループに声を掛けるが見向きもされない。

僕が内心邪魔だなーと思って通りすぎようと
した時、ヘラヘラ顔のその兄ちゃんはふうっと

ため息をひとつ吐いた。

そして顔つきがすーっと引き締まった真顔になり、こう呟いた。

「っしゃあ!ファイト!俺!」

僕には聞こえてしまった。兄ちゃんは自分に活を入れ、
また元のヘラヘラ顔に戻り呼びこみを始めた。

みんな一生懸命働いてるんだなあ…。

カッコイイぞ!兄ちゃん。頑張れ!

でも僕はカラオケは嫌いだああ!

今日もアリガトウゴザイマシタ。


■口が裂けても言えませんわ。
2000年04月02日(日)
クサイセリフってあるよね。
(誰に聞いとんじゃ)

「アタシこんな事言われたよ」

と、オノロケ半分で聞かされることがあるけど

そんなチキン肌になりそうなセリフよく言えるなーっての
を耳にすることもある。言ってる本人は大マジなところがなお寒い。

で、僕が聞いた中で一番笑ったセリフ。

シチュエイションは、男と女が星空を眺めています。
冬です。
男はオリオン座の三ツ星を指してこう言います。

「ごらん、あの三ツ星。まるで僕らのようだ。
 左の星が僕で、右の星が君。そして真ん中の星は『愛』だよ」

すいません。頭に虫湧いてます?

僕は「愛してる」すら言えない。

なぜかと聞かれたら…

クサイ答えになるから。

今日もアリガトウゴザイマシタ。

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