へっぽこコラムもどき2
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2003年05月20日(火) 成宮くんの「黄昏」観てきたよ

楽しみにしてた成宮くんのお芝居、やっと10日に観れました。
運悪く、イープラスで取れたのが「あずみ」の初日だったんでちょっとな〜って感じだったけど
ナマ成宮くんのお芝居が観れただけで、充分満足!
ストーリーは映画で観てなんとなく覚えてたけど、今回はまた新たな気持ちで観れました。

出演者は杉浦直樹さん、八千草薫さん、浅野温子さん、成宮くん、伊藤正之さん
石田圭祐さんの6人のみ。
主演のお2人はもちろんベテラン俳優さんなのでTVや映画で何度も見ていますが
お芝居は初めてだったので改めてさすがだな〜と思いました。表現力が素晴らしいです。
そして動きのひとつひとつが流れに沿って自然で、お年を感じさせません。
特に、八千草さんの若々しくて綺麗なこと!びっくりしました。
既に老境に入った自身のこれからを漠然と不安に感じているノーマン。
夫の老いを目の当たりにして、ショックを受けながらも暖かい愛情で接している妻のエセル。
2人がお互いにお互いを思いあう姿は感動的です。

浅野さんはホントに華やかな美しさが魅力的な方ですね。登場した時の衣装が赤でしたし
不意に思ってもみないところから現れたのでパッとそこだけ花が咲いたようでした。
そして背筋をピッと伸ばした立ち姿がまたとっても綺麗でしたよ。憧れます。
父であるノーマンに対して大人になった今でも素直になれない、でも何とか仲良くなりたいと
思って苦しんでいる娘チェルシーを熱演されていました。

伊藤正之さん、お顔を見るまでは全然ピンと来なかったのですが、ひと目見て
「あ〜この人か〜」とすぐわかりました。
今はNTTのCMで黒木瞳さんの旦那さん役をしていますが、何年か前、「BOSS」の
CMに出ていた方です。クリントンさんと共演で話題になりましたよね。
今回は郵便配達夫のチャーリーを元気で明るく演じられていました。

文学座の石田圭祐さんはあんまりTVでは見かけませんが、声優さんとしてはかなり
活躍していらっしゃるようですね。
このお芝居ではチェルシーの恋人(後に結婚して夫)ビル・レイ役ですが、舞台中心に
やられている方ということで、メリハリの利いたお芝居を見せて頂きました。特にノーマンと
2人のやりとりはなかなか見ものです。ビルの誠実な人柄が窺われるシーンでした。

そして成宮くん!(ここだけテンション違うよ〜)
かわいい〜!いつものホスト系な成宮くんも素敵だけど、ビルの息子ビリー・レイはなんと
13才になったばかり!ってことで、少年っぽくてかわいい成宮くんが堪能できました。(惚)
なかなか出てこないのでちょっとヤキモキしてたけど、登場の仕方がまたかわいい〜
ってそればっかりだけど、お芝居は堂々としてるし、声はよく通るし、男前だし、言うことなし。
出番が少ないのは物足りないけど、その間目線は釘付けだったよ。4列目だったから
はっきりと顔が見えてたんで、余計に目が離せないって感じ。ドライアイになりそうだったよ。

ノーマンがビリーと心を通わせることによって元気になるように、ビリーもノーマンやエセルと
接することによって、本を読んだり釣りをしたりすること以外にも、得るものがいっぱいあった
んでしょうね。チェルシーも幸せになれそうだし、次の夏にはGolden Pondでみんな楽しく
過ごせることでしょう。


2003年05月05日(月) 古尾谷雅人さんのこと2

私が古尾谷さんのファンクラブに入っていたのは、まだ「砂岡事務所」の所属だった頃で
「アクトレインクラブ」に移られてからもしばらく継続していました。生来の抜けた性格
の為、継続するのをすっかり忘れて期限切れになってしまってからは、TVや映画で見る
のみでした。でも、年々ステキに年を重ねて行かれる姿を、楽しみに見ていました。

そもそもファンになったきっかけは「二人だけの儀式」とかいう単発ドラマを見てからで
雑誌に載っていたニューフェイス紹介みたいな記事を探したりして「ヒポクラテスたち」
が公開されるのを知ったのです。でも最初に観た映画は「スローなブギにしてくれ」で
「ヒポクラテスたち」は数年後に、TVで放送した時でした。役名の「荻野愛作」は
確かオギノ式で愛を作るとかだったと思いますけど、よく記入例なんかで「富士太郎」とか
適当な名前を入れるじゃないですか。人事Gにいた私は、何かの申請書を作る際、
記入例に「荻野愛作」と入れていました。知らないのか誰からも反応は無かったですけど。

古尾谷さんは日活の「女教師」シリーズの1作目がデビュー作で、この映画のポスターに
古尾谷さんの目のアップを使っていたんですが、かなりインパクトのあるモノだったようです。
小さいものを見たことはあるのですが、大きいポスターが欲しくて結構探したりした記憶が。
10年くらい前にこの映画がビデオ化されていて、観てみたいな〜と思ったんですが、さすがに
そっちのコーナーには入れないので諦めました。主演は永島暎子さんなんですよね。

そっちのコーナーといえば、原作を読んだことのある「丑三つの村」に主演が決まって、公開を
今か今かと待っていた矢先、R指定がついてしまったと聞いて当時かなりショックでした。
昭和13年に実際に起きた、通称「津山30人殺し」という事件が題材の映画です。
古尾谷さん演じる犬丸継男は村いちばんの秀才で、神童などともてはやされていたのですが
肺結核に掛ってしまった為、兵役審査にも夢だった「甲種合格」する事が出来ず、「不合格」
になってしまいます。それから村人たちのあからさまなイジメにあい、役立たずの非国民のと
なじられ、村の青年団にも危険分子として殺されそうになってしまうのです。そして怨みが
募って最後には銃や日本刀で大量殺人を犯してしまいます。まず二人暮らしの祖母を殺し
1時間あまりの間に30人を次々に殺して、最後に山へ逃げて自害するという、かなりハードな
ストーリーなんですが、やはり殺戮シーンの残虐さで引っ掛かってしまったようです。
しかも、何故か地元の封切館では何年か前の「ザ・ウーマン」というお色気系の映画と
2本立にされてしまい、観に行くのがとっても恥ずかしかったです。初日の1回目に行ったら
女性は私ひとり、さすがにビビリました。最初が「丑三つの村」だったので、終わると
逃げるようにしてソッコーで帰ったのを覚えています。そういえば、田中美佐子さんが
ヌードになったのは「丑三つの村」が最後かもしれないですね。

当時、ファンの方が発行されていた「MASATO TIMES」とかいう新聞風のかわいい
読み物が会報と一緒に送られてきていたのですが、編集をされていた方は今頃どうされて
いるのでしょう?実家にFILEしてあるので、今度見てみようと思います。


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