人生事件  −日々是ストレス:とりとめのない話  【文体が定まっていないのはご愛嬌ということで】

日記一覧pastwill


2008年07月30日(水) 伝言

人生なんて短い。あっという間だ。本当の意味で、やり直しはきかない。

「まだ、伝えたいことがたくさんあって…」と泣き出した。

生きているうちにすべてを伝えてしまったら、あとは死を待つのみということではないか。生が少しでも長く続くことを信じたいから、言い切らないようにどこかでストッパーをかけているのではないだろうか。伝え切れなかったということが、その人を愛していたという本当の証ではないのではないだろうか。

言ったって伝わらないことはたくさんある。言わなくたって伝わることだってたくさんある。

最期に見る最愛の人の表情は、泣き顔がいいのか、笑顔がいいのか、私自身だって選択できていない。


2008年07月27日(日) 自分の思いと家族の思いと選択することの難しさを

器が大きくなったのか、麻痺しているのか。

毎日、例のCMを涙を浮かべながら見ているような感じだ。CMって、小田和正の歌声と共に流れる、生命会社の、あのシリーズ。

しかも、すでに長くない。もう先は見えている本人やその家族に、私は残酷な問いかけをし、重ねて説明をし、選択できるうちに選択せよと、逃げるなと、泣かれようが怒鳴られようが、また日を改めてまいりますと、静かに告げて私は逃げないと釘をさし。

生き方の選択とは何かを、毎日一緒に考えさせられている。惰性で生きることの簡単さに、感謝したり、憤りを感じたり。

夫が働き口を探しているのかいないのか分からない状態や、小さな生き物のアンバランスな発達状態も、とても些細なことに思えて。

微々でも成長する様子を見るのと、生がじわじわと閉じていく様子を見るのと、どっちがどうなんだろう。

最期のことばかり考えて、考えて、考えてばかりで。


2008年07月26日(土) 喪服の威力

本当に突き出せる状態まで待つか、それ以前に逃げるか、それが問題だ。と考えている場合ではなく、

これは喪服コスプレじゃないし、私はそういうお姉さんじゃない!!!

と週末19時台の電車で叫んでやればよかったんだな。と後になって思った。すごく疲れた週の最後が通夜出席だったもんで、心身かなり疲弊してた。逃げるだけでいっぱいいっぱいだった。逃げ出したら追っかけてきたんで、すごく怖かったけど、どうにかこうにか逃げおおせただけでよしとするが…。

まったくもって、くそったれ。


佐々木奎佐 |手紙はこちら ||日常茶話 2023/1/2




↑エンピツ投票釦
My追加