一度だけの人生に
ひろ



 大人になるということについて

それは慣れるということであり、鈍感になるということ。


昔は、それが汚いことで、嫌なことだと思っていたが、
そうは思っても、慣れること、鈍感になること、大人に
なることは止まらない。


気候やにおい、見るものに慣れていくように、
その人の意思に関係なく、人は自然に慣れていく。

そして、慣れたころには、、自然と何も感じなくなる。



2013年09月18日(水)



 死ぬということについて

意義のある死とか美しい死とかドラマチックな死とか。

昔は、そういうものがあると思って、
正直に言えば、そういうものに憧れていた。
たいした将来も無く、たいした人間にもなれない
ということがはっきりと見通せて、それが嫌で嫌で、
何かドラマな、意義のあることで、
とっとと死んでしまいたいと思っていたのだ。

もっと言うと、バカな話だけれど、
「自殺」ということ自体に、普通じゃない何かのドラマ性を
夢想して、憧れてすらいたのだ。




それから10年くらい経ち、
多くの人の死に触れた。


結果、感想としてはっきり言えるのは
「死ぬことなんて、つまらない。」

何も無い。死ねば終わり。それだけだ。



人生はドラマじゃない。
残念なことに、死ぬこともまた、ドラマじゃない。
白々しく興ざめするくらい、死ぬということに意味はなく、
私が死んだら私は「終わり」。
あなたが死んだらあなたは「終わり」。それだけ。


ましてや自殺に「意味」とか「意義」なんて・・・。



人生は、生きていることだけがすべて。

2013年09月16日(月)



 32歳の夜

またまた帰ってきました。

あれから、いろいろありましたが、
いろいろありすぎて、色んなことが変わりすぎて、
なんだか説明するのも無意味なような気がします。

変わりすぎました。


特に自分が。


昔のことは、滅多に思い出しません。
思い出しても、何も感じません。


変わってないことは、後悔してるってことだけで、
今も、相変わらず後悔をしていますが、特にこの日記に書かれている
大学時代のことだけを思うと、
後悔ばかりしていたことをとても後悔しています。


もし、願いがかなうなら、あのころに戻って、
とにかく、それより以前のことについて後悔していないで、
ただ、その時を楽しんで過ごしたいです。


確かに、もう2度と私の人生に訪れることのないだろう、
素晴らしい期間でした。

2013年09月15日(日)
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