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2016年05月29日(日) 読売、先発投手陣崩壊で苦戦―日本プロ野球序盤戦総括

日本プロ野球(NPB)は各チーム50試合程度を消化して、交流戦に突入する。パリーグは筆者が予想した(というよりもだれもが予想した)とおり、ソフトバンク独走とみられ、優勝の行方は見えた感がある。もちろん勝負事だからこの先何が起こるかわからないものの、興味は薄れた。

一方のセリーグは混戦模様。筆者が独走と予想した読売は5位(借金生活)と低迷し、首位は広島であるが、最下位ヤクルトとのゲーム差は5も開いていない。いわば、「0強6弱」状態である。

首位独走と思われた読売は故障者続出で、なかでも先発投手はマイコラス、ポレダが登録抹消中。杉内、西村は開幕から二軍にも登板していない。最近になって内海、大竹が一軍登板したものの、不安定感は免れない。先発6本柱として、<菅野−田口−今村−高木−大竹−内海>の試運転中といったところか。少なくとも交流戦終了までにマイコラス、ポレダが戻らないと、後半戦は苦しい。小山、宮國(現在、中継ぎ)、先日テスト登板した江柄子、長谷川、平良らの台頭がこの先あるのかどうか。

打撃陣は、4番に構想したギャレットが不調だが、このことは織り込み済みだろう。クルーズ、村田、長野、坂本を4番の代替候補として回していくほかない。阿部の復帰もあるかもしれないが、この先、全試合に阿部が捕手として出場することは不可能。阿部の扱いは難しく、戦力としては交流戦のDHに限定されるはず。

読売が思わぬ連敗をして混戦を招いたが、他球団も万全ではない。広島は監督(采配)が不安要素、阪神は抑え不在、中日は投手陣全体が弱すぎる、ヤクルトは絶対的クローザーのバーネット退団の影響で先発陣までおかしくなった。若手投手陣が頑張っているDeNAは、いまは好調だが、夏場に試練がやってくる。けっきょくのところ、選手層の厚い読売が、相対的関係性において、いずれ首位奪還を果たすであろう。


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