職業婦人通信
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2008年03月06日(木) 出産顛末記 その2

ただの腹痛だと思っていたら
実は陣痛がはじまってた、という
ボケ妊婦。

入院の大荷物を担ぎ、
大急ぎで病院へ向かうのだったが...

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我が家の近辺は流しのタクシーがしょっちゅう通るので
何の苦労もなく一台のタクシーをつかまえた。

「S大学病院までお願いします〜」と告げると
「ハイわかりましたっっ」と、とても威勢のいい返事が返ってきたのだが

え??...ナビで調べてる...???
ここから7、8分の場所にあるS大病院を知らんのかーい!
このへんじゃランドマーク的な、比較的大きい病院なのに。

「S大、わからないですか?」と尋ねると

「ええ、ちょっとすみません、私あの...この仕事はじめたばかりで」
うなだれる50歳代のオッサン。
リストラされた元サラリーマンかなんかか???

しかも
「すいません、行き先もう一回教えてもらえますか?何病院でしたっけ」
と、ボケボケ。

しむらけんのコントでこういうのあったなぁ・・・
などと感慨にひたってる間もなく、陣痛の波が。

タクシー拾いなおすのも面倒なので
「まっすぐ行って中原街道に出たら左折してください!」と
結局自分でナビする羽目になった。

‖膕拱
¬世蕕に妊婦
時折ハラを抱えて痛そうにしている
ど賊,惶泙い任い詬融

と、これだけの条件がそろえば
出産間近の切迫感は伝わりそうなものだったが

ドライバーのおっちゃんはのんびりと
「今日は久しぶりにいいお天気ですねぇ」
などと小春日和なトークをはじめ

ナビをいじりながら
「ナビの使い方もまだ慣れなくて...練習しないとね〜
 S大学病院、S大学病院っと...」

...ナビの練習は客のいないときにやれーーーー!!!

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結局、
まったく空気の読めてないボケドライバーに
道順をナビしてなんとか病院までたどり着いたのだが
ちゃんと教えたのにまんまと車寄せの場所を間違え
病院のはるか手前で降ろされるというオマケつき。

大荷物をがろがろと転がしながら
なんとか診察室へと向かうのであった。

医者の診断はあっさりと
「こら産まれますねー 出てくるのは今晩おそくか、夜中ぐらいかなぁ...」
とのことで そのまま入院となり

その頃には紛れもない陣痛の大ウェーブが
本格的に襲い掛かりつつあった。

どんな痛さかを説明するのは難しいのだが
この時点での陣痛をあえて数値化すると

私がかつて体験した中では一番の痛みであった胃けいれんの
痛さを1イケイレン(勝手に作った単位。略してik)とすると
0.57ikぐらいであっただろうか。
まだまだ歩けたし、周囲に笑顔を見せる元気もあった。

とはいえ痛いもんは痛い。

助産師さんに
「この痛さが深夜まで続くんですかねぇ〜」
と洩らすと

「まだまだこれからが本番よっ。
 これからどんどん痛くなるのよぉ〜 頑張ってね!」

と、ネガティブな未来を予告されてしまったのであった。

つづく。


千代子 |MAIL
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