職業婦人通信
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2005年05月27日(金) 「親バカ」と「心配」のあいだ

お久しぶりです。生きてます。

入社10年目にしてはじめて味わう、
10年分の5月病にやられていただけみたいです。
どうも最近、弱気でいかん。

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先週の週末。
相方とバイクで国立駅近くまで、遅めのランチを食べに出かけた。

相方のバイクとは少し離れた場所に自分のバイクを停め、
さーメシ食うぞーと歩きはじめたところで

「あのう・・・ちょっとよろしいですか?」

と、ひとりのおばさんに声をかけられた。

50がらみのおばさんは
国立あたりではよく見かけるタイプの
お金も時間もそこそこ持ってますわよワタクシ的な
人品いやしからぬいでたちであったが

道を訊ねるのとはちょっと違った
思いつめた表情をしていた。

私が立ち止まると
おばさんは
「あの・・・そのバイク・・・バイクなんですけどね?」
と言う。

このように、見知らぬおばさんに声をかけられた場合に
想定されるシチュエーションとして

 屮丱ぅの停め方がまずい」と注意される
◆屮泪侫蕁爾硫擦ウルサイ(何も改造とかしてないけど)」と注意される
宗教系のお誘い

などが考えられ、一気に腰の引けた私であったが
おばさんは遠慮がちに

「バイクに乗ってて、死ぬかもしれないって考えたことはあるの?」

と、聞いてきた。やばい、やっぱり宗教系?

しかしおばさんは畳み掛けるように

・自分の息子が「バイクに乗りたい」と言い出した
・バイクは危険がいっぱい、もしものことが・・と思うと夜も眠れず心配
・免許を取ることにも反対だが息子が聞いてくれそうにない
・悩んだあげく、こうして声をかけてしまった

という内容の話を一生懸命、つっかえつっかえ私に語るのであった。
あ、そういうことね・・・。

私としては
・当然「死ぬかも」という想定はして乗っており(下手だしねぇ)、保険も掛けてる
・だからって「死んでもいい」って思ってるわけではもちろんなく、安全第一
・どういうふうにバイクに乗りたいのか(例えば街乗りなのか峠を攻める気なのか)によって
 リスクの大きさも多少は変わってくるのでは
・私も若い頃からバイクには乗りたかったけど、親に大反対されあきらめてた
・が、30歳になったのを期に乗ることにした
・親には少し悪いと思っている

というような返事を、やっぱり訥々とお返事したのだが
もちろん、それでおばさんの心配が解消するわけでもなく
彼女は釈然としない表情ながら丁重にお礼を述べて去って行かれたのであった。

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まぁ、若い頃の私なら、ただの親バカと一蹴した話であるが
今の私には、そう決めつけることができない。

やっぱり親って子供のことが絶対絶対心配なんだよねぇ。

私には子供がいないけど、もしも自分の子供がバイク乗りたいって言い出したら
(自分が乗ってるんだからダメとは言えないだろうけど)
やっぱり心配はするだろうし、できれば乗ってほしくないもんな。

・・・と、親の気持ちがほんの少しはわかる気がしたのは
私が年老いたからなのか、そのおばさんがほんの少し、
ウチのおかんに似ていたからなのか。


千代子 |MAIL
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