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沙夜



 お魚と飛行機と手羽先

28、29日。
本来ならば、日本シリーズ第6、7戦を観る予定だった。
頑張ってチケット取ったのに。(もちろん彼が、だけど)
あーあ、ざんねーん。


ぽっかり空いた二日間。


どうしよう?
どこ行こう?
USJ?
京都?


そんな案も出たけれど、
私の体調がいまいちだったので、近場のドライブ。


知多の民宿にてお昼。


ミル貝のお造り&車エビの塩焼き


ヒラメのお造り&渡り蟹


鯵の煮付け(少し箸をつけちゃった)&ご飯、みそ汁(あと、香の物)
それと写真がないけど、もずくとヒラメの蒸物もあった。
どれも新鮮で、美味しかった〜。
(特に鯵の煮付け!これは今思い出しても食べたくなるなー)

いつもは肉々カップルだけどw たまにはお魚も良いね。



その後、セントレアへ。



カメラ小僧ならぬ、カメラおやじがいた。
離発着の度に、パシャリパシャリ。

「あんなでかいのがどうして飛ぶんだろうね」と、二人して定番のセリフ。
そして心の中で♪ラビザミ〜ステリ〜と歌う私。by 中森明菜






クイーンアリスアクアにて、ティータイム。
特製シュークリーム、ウマーだった。
しかし、ナイフとフォークで食べるのは難しい。


そうそう、お茶してる時にうす茶色のANAが飛び立つのを見た。
なに、あの色〜!変なのー。
あんな色のもあるんだ???
と、妙に気になった。


夜、「世界の山ちゃん」に行った。
あれは、ANA&山ちゃんによるコラボ、「金シャチ号」だということが分かった。


金シャチというより、手羽先色……。




翌日は夕方までホテルでのんびり。
寝ても寝ても眠いのは何故。




2006年10月28日(土)



 メールと、その返事

昨日の私の精神状態は最悪だった。
お盆に続く、2度目の破壊行動をしてしまった。


今朝、彼に少し長いメールを書いて送った。
しばらくして電話が鳴った。


「読んだよ」



「メールの返事、ちょうだいね。長いのをね」
「えーっ。一行じゃダメ?5文字じゃダメ?」
「なに、その5文字って」
「だって……沙夜っちのこと、大好きなんだもん。それじゃダメなの?」

「私は……言葉じゃなくて行動を見てるから」
「……」




電話を切った後
彼からは『F1と野球の応援をしますね』とメールがあって、
返事がないまま時間が過ぎた。





18時半。着信。
「これからそっちに行こうと思うんだけど」

「は?ええっ?今から?」


そっか。
それがメールの返事なんだね。
目頭がじんわり熱くなって、景色がぼやけた。




22時半。
人気のない地下鉄の改札口で彼を待つ。
昨日の自分が嘘のように、とても穏やかな気持ちでいた。






翌日、二人で「イルマーレ」を観た。
最初から最後までずっと、彼の手は私の手に重ねられていた。
こんなのって……3年振りくらいじゃない?



エンドロールで流れる歌に、涙がこぼれた。






2006年10月08日(日)
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