狼森、笊森と盗森

2008年02月29日(金) 間に合った!の日

さじ加減が難しくて、間に合わないかと思いました
とりあえず描きあがったのでアップ


誕生日だから

人気者でいこう!
〜Kiss the Future編〜

勘違いしないでほしいのだけれど
誕生日だから気が向いただけだよ

レギュラー陣やら、クラスメイトやら、果ては教師まで
みんなに祝われて、校門をでると芥川君が待っていた
機嫌が良かったのでつきあってあげることにする

「誕生日おめでとうー、不二」

そういわれて悪い気はしないから

「うん。ありがとう」

笑顔でそう返してあげた
せっかくなので、そのまま少し遠回り
だって朝、僕の好きなモノを作るといって母さんがはりきっていたから
あんまり早く帰ると準備がまだ終わってないかもしれないし
姉さんもなにかたくらんでいる風だったから
家に直帰したんじゃ、やっぱまずい現場に出くわしそうだ
ひとりでもいいのだけれど、せっかくなので、芥川君とあちこち見て回る
誕生日だから機嫌がいいだけだよ

暗くなるまで遊んで、一緒に家に帰った
だって、ほら、まだ芥川君からプレゼントをもらっていないんだ
まぁ、少しくらい遅くなっても許してあげるよ
だって、今日は誕生日だからね

母さんは張り切りすぎで夕飯を作りすぎていた
どう考えても量が多いので、芥川君と一緒に食べる
その後、姉さんがやいてくれたケーキも食べる
美味しいのだけれど、辛党の僕なので自分の分だけで精一杯
ケーキは当たり前のようにホールなので、甘党の芥川君がいて助かった

おなかがいっぱいになったので、二人揃って部屋にあがる
だって、そのまま芥川君を帰すと途中でねちゃいそうなんだもの
彼になにかあると、いろいろ面倒なので、安全策をとる

もうじき春とはいえ、まだ寒い、2月
芥川君は子供体温なので、湯たんぽがわりには丁度いい

気が付くと、もうじき日付がかわりそうになっていた
ふいに、側で寝ていた芥川君がおきて

「そだ、不二。誕生日ぷれぜんとー」

「時計?」

聞き返した時には、もう芥川君は寝ていた
あきれたけれど、誕生日で、機嫌がいいから、許してあげる
一日、いろいろあって、流石に僕も眠かった
読みかけの雑誌をおいて、消灯

暗くなった世界で、ふいに、隣の、彼の寝言

「来年もー、いっしょにー、お祝いしよー、なぁ…Zzz…」

来年も、だって
君は来年も僕と一緒にいるつもりなのかな?
人の明日なんて誰にもわからないのに
芥川君の望みが高すぎて、ふいに笑いがこぼれてしまった
緩んだ口元が自分で許せなかったので、罰も含めて
しまらない芥川君の唇でふさぐ

まぁ、仕方ないか

「そうだね」

そんな君につきあってあげられるのなんて、僕くらいのものだもの
今日は誕生日
一年、無事に生きてこれたという再確認の日
機嫌がいいから
君のその夢に付き合ってあげるよ

来年も一緒に



happy birthday!



でも、その前に、五月の誕生日を覚えているといいよ


熱のせいか手が震えます
わりとやばいっぽいので、寝ます



2008年02月28日(木) なにが卑怯って…の日

そのマスクの下が一番卑怯な感じがした
くそぅ、うっかり萌えてしまったじゃないか
そんな金剛番長…(笑)

具合悪いなぁと思っていたら、どうも熱があるようなので
寝ます(ぱたりっ)



2008年02月27日(水) 速報!の日

はやいところなんかでは、もう、あれですよ、WJ14号(3/3)の
ネタバレなんかが転がりだしてますね。どうなるんだろう。
こんな祈りたくなるような気持ちは、リョーマvs跡部戦の決着回以来です

ここ数日、あれこれいってたREBORNですが、結局、こういう感じに
落ち着きそうです。(とりあえず現時点の印象で)

メインCPは 雲山
山受巡回するとこのCPが圧倒的でした(逆はさらに多かったですがorz)
まぁ、どちらも第一印象からお気に入りでだったので、好きなキャラ同士
をくっつけることができる同人の醍醐味を遺憾なく発揮。
それとやっぱ、リボ山(笑)
赤ん坊と雲雀さんが山本をはさんで火花ちらしているといい
ツナと獄寺がそれをハラハラしながら見守っているといい
そして 本 人 自 覚 な し だといい
あとは、獄山と鮫山が多かったんですが、私的にこの組合は微妙にしっくり
こないんでパス。むしろ鮫っていうより ザンザス 気になる。
わりと地味にザン山多かったです。なんで?と思いつつ、惹かれた(笑)
接点は微塵もありませんが!あー、でも個人的に

上着を羽織っているという時点で、ザンザス大好きですがw

(テニスでもジャージはおってる部長さんと元柱が大好きですよ)
まぁ、これはこれで、同人の醍醐味。
でもそれ以前に、ザンスクかスクザンがいいです(マテ)
というか、両ボスは雨の守護者を大事にしているといいよ。
あーとー、ディノ山もよく見かけたんですが、これはあれだ、旅行に
いったからですよね。雨戦のときも助けようとしてくれてたし
しかしこれも、CPとしてはパスかなぁ。和む組合せではありますが。
あと、何人かのオトモダチやら常連さんやらが予想してくれていたCP

白山

大好きですが …なにか?
言わなきゃ気づかなかったのに、ばかーっ!(逆切れ)
そうだよ、好きだよ、悪いかよ、大好物だよ、ツボったよ、うわーんっ!

それ以外はまぁ、とくにない感じです。なんでもいけます。
おにいちゃんとコロネロが好きです
王子とマーモンに癒されます
リボーンと山本にテラモエス。

しかし、アニメのほう、声優さんがぜんぜんわかんにゃいorz。
ディーノさんはもう、KENN君にかわっちゃってるし…(これはこれで)
大人ランボの乾声にはしびれましたが。株あがった。大人ランボ。
あー…骸みたい。骸!というか雨戦!雨戦はまだか?!

………あっれぇ?(首かしげ)



2008年02月26日(火) CPの話…の日

昨日のリボーンのCP話でひとつ思い出し。
去年の今頃に、同じく銀魂を借りて読んでそっちもCPナシ!って
いっていたと思うんですが、新八好きーっていったと思うんですよ。
ぶっちゃけると、新八受なんですけれど…という話題でした。

で、先月くらいの話しなんですが、うちでお茶会しているときに
JACKちゃんがAちゃんに借りてた銀魂の同人誌を返すときに、おいらに
「読む?」って聞いてくれたんですが、まぁCPが違うんで
「いやー、CPがあわないからやめとくよー」と断ったわけです
と「あー、そうだねぇ」と納得してもらったんですが
次の瞬間、驚きの一言

「流石に 近藤受 は持ってないわw」

オレ、近藤受?!

えぇぇぇぇー
銀魂借りて一年と少し、どうも近藤受と思われていた模様
いや、確かに

好きか嫌いかといわれたら 大好き ですが

むしろ、あれだ、せんせー編のあたりで、沖近とか凄い萌えたケド!
あ、それか?!あの頃「近藤さんのピンチに沖田が助けにきたよーv」
とか嬉しそうにいってたからか?!それは仕方ないだろう!
あれは萌えるしかあるまいよ!!
…と、まぁ、こういう話題してりゃ、そう思われても仕方ないんですが
しっかし、びっくりしたなぁ、もう。
そんなわけで、銀魂は

新八受!

でも、これもきまったお相手っつーとでてこないんですよね
だからもっぱら読み専に…
なんていうかな、ジャンルまで昇格する条件ってのはやっぱ、相手が
いるかいないかの模様。(OOもそうだし)
受だけだと創作意欲に微妙にたりないんですよねー
逆に受・攻が揃ってしまうと、テニスみたいなことになるんですがw

というわけで、不二誕がんばりますv



2008年02月25日(月) ごめん、嘘。の日

先月、REBORN!を読破した時に

CPなし!

って言ったと思うんですが、その後、某友人の誘導尋問により
再度、骸編〜十年後の未来編までを読み直したところ
CPできました!
いやー、CPできてから読み直すと凄い楽しかったです!
そのCPとはー

山本受で!

オネガイシマース(ノ∀`)
マイナーすぎる予感がバリバリして、泣けてきます
しかもお相手が決まってません!
個人的に見ていて楽しい組み合わせはリボーン×山本ですが
(肩定位置とか、山本が怪我したときには遠慮してるとことかわりとツボ)
それだと同人本来のお楽しみは無いなぁっつーことで、等身大のお相手を
募集中っつーか、模索中っつーか。うーん、誰がいいかなぁ…
ちなみに、先達はなにが多いんだろう?
聞いた話、ダイナマイトか風紀委員長かセリフに濁点付く人らしいんですが

それって全部、名前、前だよね?!

山本の名前が後ろにくる組み合わせを探しておりますよー



2008年02月24日(日) ナガシマスパーランドの日

ナガスパいってきましたー!
ちょーたのしかったです!
しかし、絶叫系は朝少し、昼少しでギブアップ
怖くはないんですが、三半規管が弱くって…orz 酔う…
あと、ひさぎと観覧車3周とかした(笑)
その前に2回のっているんで、計5回(笑)
でも、奴はおいら以外とものっているんでそれ以上ですよ
どんだけ観覧車好きやねん!って話しですよね
でも、めっちゃ有意義な時間を過ごしましたよ。
むしろ、贅沢のきわみですよ(笑)
あと、強風でスチールドラゴンが運転休止だったんで、絶叫系大好きな
JACKちゃんが悲しい顔(´・ω・`)をしていました

しこたま遊んだのですが、まぁ、寒かった!
というわけで、帰りはスパを堪能、これはこれでw

そこまではおおはしゃぎだったわけなんですが
帰りの車で再び酔いがリバースしまして
クスリ飲み飲み堪えて帰って来たんですけれど
遊園地で一回飲んでたからなのか効きやしねぇ
というわけで、本格ダウン

でも、まぁ、たまにはこういう外出もいいもんですよね



2008年02月15日(金) 自重…の日

どうも、今年は、自分からなにかやりだすと
おかしなことをしてしまうので

自重、というか

自戒、というか

自粛、します

おとなしくしていよう



2008年02月11日(月) はぴばーの日

お友達sのお誕生会が終わりました
幹事は持ち回りで、今回はおいらの番だったのですが
あれやこれや助けられている間に終了
楽しんでもらえたのならなにより。
というか、Jackちゃんと小松ミュにいったときも思ったんですが

友達って偉大だ

引きこもってる場合じゃねぇな!ねぇよ!
そんなことをしみじみ思いつつ、パワーをわけていただいたので
今月も残りがんばろうと思われます。
いや、もう、ほんとにね、今日は時間がたてばたつほど元気がでました
ありがたいことですよ(合掌)

で、そんな感じでおうちに帰ってきましたらですね
妹につきあって作った、ヴァレンタイン用のチョコがですね

全部食われている

という、最悪の事態がまっておりましてですね
………姉ちゃん引き篭りたくなったorz
明日、また、がんばって作ります。えぇ。がんばります。

ガンバレー、負けるなー、ちーからーのーかーぎーりー…



2008年02月09日(土) 笑ってゴメンの日

いや、じつは、先週、吹っ飛ばされた技術顧問に

爆笑

してたんですが、大怪我でしたね;ごめんよ、技術顧問。
ケガをおして整備する姿に感動。
そしてこんなに早くそのカードきっていいのか?!という
下ろしたポニテと白衣の下に萌えました。
堪忍袋のおがきれた人ともあいまって、今週、巡回のグラビリサイトさんが
慌しくていいことです(笑)
話的には鬱展開MAXですが。死亡フラグがところどころみえるよ…
しかし、OOに拒絶反応が少ないのは、まだ地面に足がついてるから
だなぁ…と今週見てて思いました。
しかし、教授がいってしまわれたので、ビリーの死亡率も格段に
あがってしまったなぁ。どうなんだろうなぁ。

君は生き残ることができるか?!



2008年02月08日(金) きゃー!の日

篠田君のイベントゲスト、午前が栄治さんで午後が卓也ってどんだけ!
(ぶっちゃけ8日の大阪よりそっちにいきた…マテ)
ルドビコも好きな役者さん多いのでいってみたいです
御題が「義経」ってのもポイント高い(判官贔屓)
おさむちゃん(兄様)がいるのもいいなぁ

ま、無理なんですけど(涙)
東京は遠いや(っふ)

今日はりょんりょんのblogの卓也がテラカワユスですよ!とタカナシ嬢に
ソニックメール頂いたんで「そりゃいかな!」と、とんでいったんです
けれど、確かにwというか、相葉君のblog見てる時にメールが来たんで
そのままりょんりょんのblogに移動だったんですが、どっちにも漣君が
いたという(笑)
いや、しかし、漣君と卓也という組み合わせもなかなか(黙れ)

そういえば、けっきょく…
「すけだち」はやっぱりDVDを買おうと思って、狙っていたshopに
いったら売り切れてました orz
一回、底値を見ちゃうと他でなかなか買えなくなるんですよね(うーん)
も、もうちょっとだけ、かんがえてみます



2008年02月07日(木) 中の人ではないけれど…の日

この前の中の人ネタ、わりと好評で嬉しいです(笑)
中の人のせいか、殿も、デスノートの人も、ガンダムのってる子も
「石田です!ヌンッ!」に聞こえる、この不条理。しょうがない。
ちなみに似たような理由で、最近見たスクランのOVAのほうで烏丸君が
つぶやく人に聞こえました。でも、これは仕方ないよな(喋り似てる)

で、中の人ネタじゃないんですけれど
新刊読んでたら、なんか無償に悪戯心が沸いてきたんで
落書きしてみたことですよ。
あぁ、描きたいときに書きたいものを描ける、この喜び

なんの漫画で、誰を、どうパロったかは、【日替】にて




2008年02月05日(火) おおあたり…の日

昨日、ドーナツの話をしたら

本日、お土産としていただきました(笑)

すげぇな!
で、こっそり応募していたアレなんですけれど

当選通知が!

マジですかー?!
で、でも、これ、ど、どうしたもんか…(おろおろ)



2008年02月04日(月) キムチの日

キムチ食いたい。

JACKちゃんが日記で面白いことをやっていたので
便乗してみました(日替にupしてあります)


キムチ食べたいなぁ
※不二とためはれるほど、辛いものが好きです

………
カタギリ技術顧問を見ていると、無償にドーナツが食べたくなるのは
自分だけですかね?



2008年02月03日(日) 今年最初のSSの日

今年最初のSSです。
…のわりに、CPモノじゃなくてもうしわけない(笑)
あの3人のおはなしです。


「いたい…」

人気者でいこう!
〜結成編〜

朝起きたら爪が割れていた
でも、まぁ別にいっかと思って部活にでたら
珍しく跡部が試合してくれるっていうんでラッキーvと思ったんだけど
試合がヒートアップしてきたらあのおぼっさま
ロンドなんてぶちかましやがんの

「ジロー?!」

それがまぁ、運の悪い場所にあたっちゃってさ
血なんかボタボタたれてきちゃって、これがほんとの出血大サービス?
いや、そんなアホなこと考えてみても、痛ぇもんは痛ーんだけどさ
ま、おもしろいくらい真っ青で取り乱す跡部とか見れたからいいよ
樺地が救急箱もってきてくれて、忍足が慣れた手つきで手当してくれたし
岳っくんや亮ちゃんが「だいじょうぶか?」って心配してくれたし
最後には監督が「今日はいってよし」といつものポーズ
お休みになったのはいーんだけど、暇だなぁ
跡部と中途半端な試合したせいで、ちょっと消化不足だなぁと思ってたら
滝が、今日は立海が近くの学校で練習試合をしていると教えてくれた

「で、どこだ、ここ?」
チョタがくれた地図はわかりやすいんだけど、迷った
ウロウロしているうちに時間がたって、もう夕方
うーん、試合おわっただろうなぁ
まぁ、帰る分には困らないんだけど、でもせっかくだし
もしかしたら、会うくらいはできるかもしんねーもんね
そう思って、再び歩き出すと
パコーン
いい感じのボールの音がひとつ聞こえた
「お?」
音がした方に向かってみる

「なんだぁ、このチビ」
「やんのか、おらぁ!」

揉めてた
っていうか、ケンカっつーの?
なんか図体デカくて、ガラ悪いのが
「取り消して下さい!」
やったら威勢のいい、ちっこいのを囲んでる
あれ、これ、イジメ?
夕暮れのストリートコート
片方には、いかにも雑魚っぽい集団
ネットをはさんで、どっかの学校のジャージきてるちっちゃいの
よくみると、コート外におんなじくらいチビなのが数人
完全にビビッた顔でオロオロしてる
うーん、どうしようかなぁ
まぁ、どっちもまったく見たことのない奴なんだけど
で多分、俺のことにあちらさんは気づいてないんだけど
みちゃったらなんとなく、立ち去れないものってあるよね

「本当のこといっただけだろー?」
「そうそう」
「違います!取り消してください!!」
「うぜぇなー、チビ!」
「調子にのりやがって、このガキぃっ!」
「僕のことはなんていわれてもかまいませんけど…
 先輩たちの悪口は許しませんよ!」
「あぁ?はっ!じゃぁよー、テニスで決着つけようや」
「…いいですよ」
ガタイのいい奴が手をはなす
ちっこいのは乱れたユニフォームを直しつつ、手に持ったラケットを握りなおした
うん
「おっと、ここはダブルス専用コートなんだ。坊主」
「え…」
「俺らはいいけどよぉ、お前、相方いんの?」
ゲラゲラ、下卑た笑いがあがる
遠巻きにこっちをみている連中は、その言葉だけで泣きそうだ
「それとも一人ででもやるか?」
「どーすんだよ?できねぇっていうんなら、そうだなぁ、土下座してあやまれば…」
「やります!」
うんうん
「だから、僕が勝ったら、さっきの発言、取り消してください」
あからさまに、空気が凍る
連中の顔には、さっきまでの小馬鹿にした感じじゃない、本気の苛立ち
「なめやがって、この坊主」
「もうあやまっても遅いからな、本気で泣かしてやる」
「いいですよ。僕が勝って、あなたたちに謝ってもらうだけですから」

うん!

「お前、おもしれーなぁ」
「え?」

とても気に入りました

「俺、ジロー。芥川慈郎。ボレーヤー」
「え、えっと、あ、あの…」
「なんだぁ、てめぇ!」
「お前さんは?」
「えっと…一応、オールラウンダーです…あの、あなたは…」
「ふぅん、じゃ、後衛よろしくー」
「おいおい、兄ちゃんよ、いきなりでてきてなんだぁ?」
「Eーじゃん。別に。っていうか、2対1とかみっともないC」
「んだとぉ…」
トントン
手をあげかけた奴に、何か気づいたらしい、もう一人が合図した
ん?
(みろよ、あの手…)
(あぁ?)
どーやら、俺の包帯に気づいたみたい
む。敵ながら、目のつけどころがなかなか
「は!いーぜ兄ちゃん」
「よかったなぁ、チビ!」
「っても、助っ人もえらいチビだけどよぉ!」
え、そこ笑うとこ?!
ってくらい、後ろが爆笑する
テニスに身長なんて関係ないんだけどなぁ

ちっこいのは、思った以上に、面白いテニスをした

1-0
「どうやったら、あの角度でボレーがきまんだよっ!」

2-0
「なんで今のがはいんだっ?!」

3-0
「くそっ、おい、しっかりとれや!」
「うっせぇ、そっちこそきっちり守りやがれ!」

「うーん、見事なくらいの仲間割れだなぁ」
ちょっと痺れてきた手をふりながら、ひとこと
「あ、あの、すいません」
「ん?」
「見ず知らずの方をまきこんじゃって…」
「おまえさー」
「はい?」
「面白いの打つよな。あのコードボール、わざとだろ?」
申し訳なさそうなイガグリ頭に、無事なほうの手をのせる
五分刈が気持ちE
「えっと、はい。あ、でも、貴方もあの、ボレー。凄いです!」
「さんきゅー。なぁ、今度は俺と試合しよーぜ」
まぁ、この手が治ったらだけどさ
「はい!」
「よっしゃ、いい返事」
さて、あと3ゲーム
この調子なら、なんとかなるっしょ 
とスムーズにいければ、この話しはここでおしまいだったんだけど

バシッ
「っと」

ビシッ
「おわっ」

あ、やばい
ボールをこっちに集めだした
というか、これは集めるっていうよりも

「卑怯ですよ!」
「あぁ?」
「怪我してる人の手を狙うなんて」
「んなことは、しったことじゃねぇよ?」
「そうそう、別にわざとぶつけてるわけじゃねーんだぜ」
たしかにね
いっちゃえば、ロンドほどの決定打にはならないもんね
じわじわと凍みてはくるんだけど
「たまたま、俺たちの打ったボールがー」
「そう、たまたま、そっちの、怪我してる兄ちゃんのほうにいくだけでー」
「っていうか、その兄ちゃんが怪我してる手で打つのが悪いんじゃねーの?」
「くっ」
「いーよ、別に」
「で、でも…」
たしかに手は痛むけど
それを承知で首をつっこんだんだ
絶対、負けてなんか、やるもんか
バシッ
「痛っ」
カラン
しまった、ラケットが
なんとかボールは返ったけど
あー、包帯に血がにじみはじめてるしー
せっかく忍足が巻いてくれたのになぁ
まぁ、綺麗に巻いてくれたから、ずれたりはしてねぇけど
握力もおちてきた…ちょっと、震える
何度か力をこめてみる
「だいじょうぶですか?」
そういうお前のほうが大丈夫か?
なんか泣きそうな顔してるし
「ほんと、すいません」
「いーって。それに、あと2ゲームだし」
「………残りは、僕ひとりで、なんとかします」
「へ?」
「もともと、僕が売られたケンカですし、それに、これ以上悪化して
 あなたが試合にでれなくなったら、申し訳がたちません」
「あー、だいじょうぶ。うち、もう大会ないC」
「え?」

今年の夏はあっという間だった
凄く楽しくて、凄く悔しくて、凄く熱かった
その炎は、まだくすぶっている
こんな手の痛み、ほんとうは、なんてこと、ない
「でも、ま、フォローは…」
言いかけたところで


「なーにやってんだ?芥川」

ヒーロー登場

「!」
「あぁ?お前、血がでてんじゃねぇか!ほんと、なにやってんだよ!」
「ま、るいくん?」

颯爽と現れたのは、燃える様な紅い髪にグリーンアップル色のフーセンガム

「おぅ。ったく、お・ま・え・は・よー」

ぎゅむっ

「いひゃい…まひゅいくん、いひゃいよぅ」
「あんな、おまえな、人がわざわざ氷帝まで足運んでやりゃ、いねぇしよ」

え?

「まぅぃひゅん?」
視線をむければ
「…ま、せっかくこんなとこまできたんだし?
 ちょっくら芥川の顔見て帰るのも悪くねぇかなぁと…」
ふてくされたような、照れたような、俺のヒーロー
「まひ?!」
「ったら、お前よー」

跡部は世界が終わったみてぇな顔で、コートのすみっこに転がってるんだし
肝心のお前はってきけば、手ケガしたっていうじゃねぇか
そんで俺のこと探しにいったとか、ありえねぇし!
仕方ねぇから引き返したら、こんなところで試合してるしよー

「コラ、笑ってんじゃねぇ!」
「ひゃってー」
「んで、こいつらなんなわけ?つーか、このチビなに?」
「ち、ちび…」
「あえ?そーいや、なまへなんらっけ?」

ふと、現実に戻った

丸井君が口から手を離してくれて
俺たちの視線が一緒に、隣に流れる

「六角中一年、葵剣太郎です!」
「ふぅん。で、お前、プレースタイルは?」
「オ、オールラウンダー、です」
「丸井くんこいつすげぇの!コードボール、狙ってうつんだぜ!」
「へー。じゃ、お前が後衛な。シクヨロ」

「「へ?」」

俺と剣太郎の声が揃ったところで、丸井君はラケットを手に取ると

「ほら、芥川。もってろ」
「ま、丸井くん!」

もってた鞄を俺に預けた

「で、でも…その、これ以上、他校の方に迷惑をおかけするわけには」
「剣太郎だっけ?」
「は…」

パチン!

丸井君の指が、デコでいい音を出した



「あんま、俺を、かっこ悪い男にすんなぃ」



にっ

「「か、かっこいい…」」

ニコリと笑う丸井くん
惚れ惚れする俺たち
そこに

「てめぇら!なにかってに、ごちゃごちゃいってやがる!」
「そうだ、だいたいなんだぁてめぇ、急にでてきやがってよ!」
「うっせーなぁ、ザコはザコらしく、イベントが終わるまで黙ってろよ」
「あぁ?!」
「つか、そこの二人はてめぇらで試合するっていったんだぜ?」
「事情も知らずに首つっこむのは関心しねぇなぁ」
「うるせーよ、んなこと俺のしったこっちゃねぇし?」
丸井君は、面倒くさそうに髪をかきむしる動作をひとつ
そして、やっぱり、ニッと口端をあげると

「っていうか芥川が味方するって時点で、俺も味方になるわけ。わかる?
 つか、芥川に血流させやがってよ。ぜってー泣かす!」

「丸井くん、俺、キュン死する…」
「はぇ、か〜っこいい…」

5-0
「ほぃっと。天才的ぃ?」

そして、第6ゲーム
剣太郎のコードボール狙いが、綺麗に決まって
「っし!」
「くそがっ!」
「あー、もう、やってられっかよ!」
6-0のスコアボードのむこう
汗だくでまみれる二人に、それを遠巻きに冷めた空気で見守る、その他
「さぁ、約束ですよ。前言は撤回して下さい!」
連中に臆することなく、ネットにまで詰め寄る剣太郎
荒い息を吐きながら、連中はすさんだ視線をひとつ
そして
「んだぁ、ちょっと勝ったぐらいでいい気になりやがってよー」
「そーだそーだ、助っ人なんざ卑怯だぞ、小僧」
あ、これ、ヤバイかも
俺と丸井君は目配せをひとつ
ところがその間に
「どっちがですか?」
最初からの押しの強さで、剣太郎が更に一歩前へ
「調子にのんなぁっ!」
「「剣太郎っ!」」
俺と丸井くんが駆け出すのと、ラケットが振り下ろされるのがほぼ同時
さすがの剣太郎も目をつぶる


その衝撃はこなかった
「へ?」
視線をあげる
目にはいってきたのは、コートにいた丸井君より、駆け出した俺より早く
その手をひねり上げる、腕が一つ
「なにをしているんです?」
「…っ、…ってめ」
「ぶ、部長…」
奴らと同じジャージ姿の男がひとり
そいつは、流れるような動作でつかんでいた腕を払う
どさっ
別に勢いがあったわけでもないのに、男は尻餅をついた
同時に、危機が去ったことをしって剣太郎からも緊張が抜ける
「あまりみっともない真似はよしてくれませんか?」
「け、けどよ…」
ばつの悪そうな顔をする男たちに一瞥もせず
その男は剣太郎のほうに向き直ると
「怪我は?」
「あ、いえ…僕は…」
「うちの部員が大変失礼をしました、かわってお詫びいたします」
「あ…いや、そんな…」
「3年間レギュラーにもなれずくすぶっているような連中ですので
恥も外聞もありません。本当に申し訳ないことをしました」
「梶本っ!てめぇっ!」
「あぁ、安心しなさい、華村先生にはいいませんよ。自分の実力もわからず
 相手をみくびってケンカをふっかけた挙句、六角の一年部長や氷帝・立海
 のレギュラー相手とはいえ無様に1ゲームもとることなく負けた。
 …なんて、そんな恥ずかしいこと」
男はしれっと言い放った

「「…六角の、一年部長?」」
「氷帝と立海の、レギュラー?」
その横で俺たちは顔を見合わせる
お互いのいいたいことは丸分かりだ

俺たちが鳩が豆鉄砲をくらったような顔をしている間に連中は
「覚えてろよ!」
といかにも悪役っぽいことを言い残して去っていった
まぁ、これはその際、どうでもいいっちゃいいんだけど
「まったく。しょうのない連中だ。同じ部員として恥ずかしくなります」
「あ、ありがとうございました」
「いえ、ご迷惑をおかけしたのはこちらですから。
 自分の監督不行き届きでもありますし」
「…えっと…」
「あぁ、申し遅れました。城成湘南中、部長の梶本貴久といいます」
男はそこでニコリと笑うと、軽く頭を下げた
左耳のピアスが夕陽にキラリ
「城成湘南…あの僕は」
「存じてますよ。六角中一年部長の葵剣太郎君。後ろにいらっしゃるのは…
 金髪の方が氷帝・芥川慈郎君。赤髪の方が立海・丸井ブン太君」
「は、はぁ」
「氷帝とは残念な結果になりましたが、六角、立海とはこの先コートで
 お会いすることもあるでしょう」
そのときはどうかよろしくお願いいたします
付け足して、梶本は手を前に
あわてて、剣太郎がその手を握り返した
それはいたって普通の光景なんだけれど、騒動のあとで?
そう思うと、目の前のヤツがなんとなく空恐ろしく思えてくる
「では、これで。失礼いたします」
梶本はもう一度、ニコリと笑うと、やはり何事もなかったかのように
その場をあとにした

「城成湘南…神奈川だよね。丸井くん、知ってる?」
「さぁなー。俺の覚えてる中にゃいねぇけど…あぁ、そういや、
 次の青学の相手ってたしかソコじゃなかったか?」
柳がなんかそんなこといってたような、いってなかったような
ぶつぶつ言いながら、丸井君が首をかしげる
なるほど、なら今頃はウチと戦っていたかもしれねぇんだ
じゃぁ、俺や丸井くんのことをしってるのも変じゃないのかなぁ
うーん
そこまで考えて、うん、やっぱやめた
考えるのは、跡部や忍足の仕事で俺の柄じゃないもんね
っていうか、俺たちはもう負けたC
今年の青学はメチャクチャつえーから大丈夫っしょ

「あのっ!お二人とも、本当にありがとうございました!」

二人で考え事をしていると、いつのまにかもどってきたらしい
小さな六角の部長様

「おぅ」
「ってゆーか、おめ部長なの?!一年で?!跡部みてぇ!まじすっげー!」
「はい。といってもオジイがきめたことなんで、僕が凄いってわけじゃ…」
剣太郎は困ったように笑ってみせる
そこへ

「剣太郎ー!」

ストリートコートの入り口近くが騒がしくなる
見れば、六角のユニフォームをきた一団
「あ、サエさん!みんな!」
そういえば試合をしている間、剣太郎と一緒にいたチビっこが消えてたな
そんなことを思っていると
「お仲間もきたみたいだし、俺たちもそろそろいくわ。な、芥川」
「そだねー」
「え、で、でも」
「あ、そだ。剣太郎、手が治ったら試合する約束、忘れんなよ」
ポフポフ
小さな頭を、無事なほうの手で軽くたたくと
「じゃーな」
「ばいばーい」
俺と丸井君は示し合わせたように走り出す

向かう先は夕暮れ
長く長く伸びる影は二つ分

そして

「ありがとうございましたぁーっ!」

追いかけて、声が、ひとつ

本当に偶然と偶然だけで出来上がった
そんな初夏のおはなし


というわけで、3グァバ編です。もっとCDだせばいいのに。
本当はこの話、助けにはいったのは丸井君じゃなくて

サエさんと不二

というそりゃーもう末恐ろしい話になる予定だったんですが
今、わりとブンジロブームなのと、サエ&不二ネタは次の収録編に
とってあるんで、今回は結成編ということで、ブンジロ+剣ちゃんで!
ブンちゃんはジローのヒーローですし。
ちなみに人気者でいこう!はこれで10本目となります。
わりとたくさん書きましたよね。ありがとうございますvしかし、
このくらいのぬるい話でちょうどいい。でも次はもっとお馬鹿な話が
かきたいなぁと思いつつ、次の予定なんですが
・ファンタジーパロの2本目
・青学の魔王様の4年に一度の本当のお誕生日SS
のどちらかとなっていますんで、どんなもんかなぁ
余裕があれば、長太郎のお誕生日は今年も祝ってあげたいです
あと、テニスじゃないですが、今回も何気にスルーしてしまった
GAの某副長官のお誕生日SSもなんとかしたいところであります


 < 昨日なくしてしまったもの  もくじ  ポストの中の明日 >


かみぃ [MAIL] [HOMEPAGE]