2003年07月30日(水) ■

通勤電車の嫌いなわけ

なんだかぼくも冷たくて みんなおんなじかんじの服を着たり そのなかで歳をとって 並ばされてるような気がするんです マンガ雑誌でも読んでるうちに

2003年07月25日(金) ■

真夜中のパーティー（2）

引越し先につきものなもの 黒くてカサカサなもの （さわるとベトベト） 実家ではほとんどなかったもの 共存だけは決してできないもの 右にスプレー 左に泡（でかためるやつ） 流し台の裏のすきまを ガムテですべて止めてみる 消極的な戦い方だが 勝ち負けで言うと勝ちなのである

2003年07月18日(金) ■

「唇をかみしめて」

「　ええかげんな奴じゃけ 　　ほっといてくれんさい 　　アンタと一緒に 　　泣きとうはありません 　　どこへ行くんネ 　　何かエエ事あったんネ 　　住む気になったら 　　手紙でも　出しんさいや 　　季節もいくつか 　　訪ねてきたろうが 　　時が行くのもワカラン位に 　　目まぐるしかったんじゃ 　　人が好きやけネ 　　人が好きやけネ 　　さばくもさばかんも 　　空に任したんヨ 　　人がおるんよネ 　　人がそこにおるんよネ　」　 　　　　　　　　　　　吉田拓郎　シングル「唇をかみしめて」から 帰り道に 財布をひろった いつもは気付いても素通りしてしまうのだが 偶然自分の財布に似ていたから 迂闊にも拾い上げてしまったのだ 拾ったのを周りにいたひとは 気付いてないようだったから 当然すぐに中身を見る 現金は４万円 銀行とクレジットカードに ナンタラダイスケと書いてある どないしょ。いま私は借金中である この５万があったらかなーり助かる 電話による友人の助言その一 「中身だけ抜き取ってどこかに置いてくれば？その際 　カードにつく指紋はふき取っておくべし」 その二 「困ってるよ〜？そのひと〜。人の金ってのは 　あとをひくからねぇぇ」 その三 「抜き取って罪悪感の残らない使い方をしろ。　パスネットとか」 どれもなるほどー。なのだがぁ こんな幸運もしくは不運は生まれて初めてなんだもん。 一時間ぐらいうろうろ歩き回ってしまった このまま現金だけ抜き取るか ナンヤラダイスケくん（２４）の電話番号にかけるべきなのか… アタマのなかで天使と悪魔がピヨピヨ飛び回ってはる 悪魔の、たいしたことないじゃんキック。 天使の、そのひといま必死で困ってるぞチョップ。 悪魔の、落とした奴が悪いんじゃパンチ。 天使の、困ってるダイスケくんの想像図作戦。 悪魔の、「金は天下の周りもの」標語攻撃。 天使の、「ろくっっでな〜し〜♪」歌謡ブロック。 悪魔の、お前そんな良識なんかゴミみたいに捨てたやないかいスパイク。 天使の、お前に優しくしてくれた人はどう思うやろなぁビーム。 神様の贈物ととるか 神様は見てるぞととるか いま思えば名前を見てしまったのがいけなかった だいたい４万という金額が微妙なものなのだ 受ける罪悪感に比べれば けっこうすぐ生活費に消えてしまいそうな金額じゃあないか 汗をかきかき 結局交番に 届けました… 疲れ果てた顔をしてるわたくしに おっちゃん警官は「いやあ。それがあんたの正義や」と言いました ちがうんです ただ早く手の届かないところにやってしまいたかったんです いま届けたことをすごく後悔してます 疲労と現実が残り もう一生わたしは募金なんてものはしません！ 次に財布が落ちてたら絶対に抜き取ります！ ええ、宣言しますとも 人間として当たり前のことですからとか言って 自慢して回ってやりますよ！ ばかぁ

2003年07月15日(火) ■

ハッピーエンド

事故でした 救急車のなかは 思ってたよりもずっと殺風景で この時間には 診てくれるところは少ないと そんなことを言われたってさ いいから早く車を動かしてくれよと 見つめ返すしかない 救急外来に着くと 診察室には誰も待ってなかった すぐに救急隊のいおじさんが 呼びに行ってくれたけど テレビでやっている２４時なんとか って何だよ 深夜1時３０分 待っててくださいと言われました 甘苦いコーヒーを少しずつ飲みながら それでもソファーに落ちていくみたいな なんにもいらない この話し ハッピーエンドってことにしてくれよ こんなことを何回 祈ったのかね 診療室の中からは ナースだか誰かの世間話が聞こえてた

2003年07月11日(金) ■

ただいまもどりました

ネット開通おめでとう ありがとう 自分で言わなきゃ誰が言う やっぱり待ってる２ヶ月って長い ああ、ここは東京と神奈川の境目なりや 正確には相模原市というところなんだけど 相模原人かあ。さがみげんじんです。