生存報告―目指せたくまし道。
〜こっそりひっそり編〜


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2003年01月06日(月) 日記らしいにっき。

朝の6時に卒論を書き終え、友人に何時までに行けばいいかメールで訊くと電話がかかってきて。まだ終わっていないらしい。じゃああとでね〜と電話を切ってちょこっとだけ寝て猛烈な眠さを振り切って昼頃大学へ行き、出してきました。出したはいいが、ほんとに卒業出来るのかはまだ不明。

提出用紙みたいなのに所属や題名や氏名やらを3回も記入しなくちゃいけなくて。私は家でファイリングしてきたからよかったけど友人は5分前まで図書館で穴あけやらファイルやらをいじっているので何やら手伝いながら仕上げ、提出してこ〜いと送り出す。なんであんなにぎりぎりなのに余裕なんだろう・・素敵だ。

同じ学部の子たちが皆来てる。ひさしぶりに会って若くなったと言われてうれしかったり。高校生役の延長でいま若メイクになってるからか。当時バイトのし過ぎで疲れてたからか。髪型はもちろん女の子はメイクで随分印象変化する。でも私シャドウ入れないなあ。綺麗に入れてる女性を見ると羨ましい。ゼミ友とお茶、会えたのが嬉しいのかべらべらべらべらしゃべる。

夜は鍋。水炊きです。美味。二人暮しの家が広い安いでびっくりする。お得だ〜!仲良い同士で共同生活7年目らしい。それもすごい。芝居の話やら、アニメの話やら、最近再放送してるからドラゴンボールトークで戦闘力がどうとか天津飯がどうだったとか一緒に話してたら女の子でここまでしゃべるのはじめて見たとか言われ。でも兎人参化出してくるほうがオタクだと思う。実はカードダスとか好きだったのよ。小学校が共学だったらDBネタで男子と楽しく遊べたのかなと思ったっけ。

というかネットで兎人参化の名前を確認してたらファミコンの攻略ページが結構ある・・やばい(←2持ってるがクリアしてない)。ファミコンジャンプとかのもあるんだよー!うわー!2月公演が終わったら家にこもってファミコンやりそうな予感大。2月は寒いから家にいたいんだけど、いやー、どうだろう。でも学生最後だし。アアア。あ、オタクじゃないですから。全然ふつう以下レベル。

そして飲みは最後何故だか優しさ大会になっていた。日本にはない文化だけどレディーファーストはやっぱり良いと思う。女の子に優しくする(機嫌をとる)のは出来たほうが好感を持たれるしその人の人生にも役立つ、と思う。女性に対してだけじゃなく我慢して背負ってくれる男性の内面の力強さはやっぱり魅力的です。

そんなこんなで帰ったら午前様。明日も朝9時から稽古なのに。


2003年01月03日(金) ネット散歩し過ぎ。

パソコンで書いてるもので、いろいろ寄り道をしてしまう。マラルメはよい。高村光太郎も許そう。でも何故モンパチについて調べているのか私。

公演後のことについていろいろ考えてしまう。去年だったら鬼が笑うといえたけれどひと月先何をしているかわからないので笑われてしまいそうに思える。それだけ自由って事。

しようと思っていることはあるけれど、自分だけじゃどうにもならないことも自分次第で出来ることもある。自分次第だからむずかしい。

とりあえず今すべきことは書くことである。では、失礼。


2003年01月02日(木) ひとり、時間。

今日明日は寒いらしいけれど、卒論を書くために家にいる。パソコンで書いているので壊れやすいバイオがこの酷使に耐えられるか心配。画面を見つづけると頭痛がしてくるのでちょこちょこ休みながらキーボードを叩いている。

久しぶりに家でゆっくりしながらの、家族も親戚の家に出かけて居なくてひとりでゆったりとした時間。小さい頃の、いろんな映像や感覚を思い出す。引っ越す前の家で、買い物に行った母の帰りを待っていた感覚。二階の窓から、自転車に乗った母の姿が見えると手を振って下までかけおりていった。今の家にいた頃も、母の帰りを待ちきれなくて大通りまで行ったことがあるらしい。

休日の朝は早く目が覚めて、家族が起き出すまで暇な時間をひとりで待っていた感覚。いつから、こんな風にバラバラに過ごせるようになったんだろう。私は不器用なようでなかなか素直になれない。二番目よりも一番目のほうの子が大切にされていると感じることへの僻みもあるのかもしれない。愛されているはずなのに。

よく空を見上げた。人と話すとき上を見て話すことが多いせいか今も自然とよく空を見上げるけれど、小さい頃は人には言えない理由で自分は違う星からやってきたんだと本気で信じていた。だからその時がきたら自分は星に帰らなきゃいけないんだと思っていた。自分の机にはそのためのアイテムが大事にしまってあった。

永遠の命が得られるなら欲しいと思っていた。古代から続くこの地球の生命の営みを、生き死にを繰り返しながら延年と見つめつづける自分の姿を想像した。それはCGのような自由で勝手な想像で『コンタクト』でジョディ・フォスターが見たような世界だったかもしれない。

好きだったのはグリム童話やアラビア物語。空を飛ぶ魔人や不思議な力憧れて、何度も何度も読んだ。少女漫画を読むようになると、魔法を使える漫画が流行っていて「空を飛べる能力と、人の心を読める能力だったらどっちが欲しい?」と母に訊くと「人の心を読める力」と答えた。私は空を飛びたかった。自分の殻に閉じこもっていた。人が知らない、自分だけの秘密。

努力して人とコミュニケーションが取れるようになってきて、心が読めたらおもしろいと思った。そうしたらもっとスムーズに人間関係が築けると思った。自分から求めたい?人に求められたい?得られないもの相手ではやはり疲れてしまうんだろうか。

わからないことだらけで頭が混乱する。きっと考えないほうがいいんだ。私が感じることがすべて。抱きしめたい。信じたい。でも、それが何になるの?感じていたのはどろどろとした黒い沼の中にずぶずぶと引き込まれて行く感覚。

稽古がなくて一人でいて声を出さないから叫びたい衝動にかられる。とりとめのないことを考えてしまうのも、きっと独りでいるからだ。


2003年01月01日(水) あけましておめでとうございます

昨年はお芝居はじめていろんなことがありました。

その中で出会えたひとりひとりの方に感謝しています。

今年もどうぞ宜しくお願いいたします。


***

今年の目標は?と訊かれて。

『拡張』です。

ちなみに昨年は『建設』でした。



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