だいありー

2023年11月19日(日) 病院なんだかな事件簿 6

問題の同期クラークについて

9時14時勤務のパートさんでつ。
一般病棟から同期が辞めるんで地域包括病棟に
異動になったんでつが、まずこの時間帯では中々
仕事にはならない。
それでも頑張ってるのなら周りは認めてくれると
思うんだけれど、やりもしないで仕事を回してる感を
出すから皆が怒るわけでつ。
机もグチャグチャだし、入退院は1週間前から
ステーションのホワイトボードに師長さんが
書き出すので入院患者さんのベッドサイドとお部屋に
お名前のプレートを貼るテプラを時間があった時に
作れば良いものを、当日になっても作ってない。
退院と入院は同時刻に起こりますから手際良く処理
しないと大変なことになりまつ。
退院の方については大概は元気になって帰る!
…ではなくて、有料施設に入るか転院されるか在宅で
ご自宅でお看取りになるかなんです。
なので退院が決まると電子カルテにM S Wさんが付箋
機能を使って患者さんに持たせるものを表示してくれる
との事。
因みにぱんちゃんの病棟は死亡退院が主なので、
ご存命での退院は過去に1度しかなかった。
で、それを見て書類は準備しまつ。
死亡退院以外は「診療情報提供書」は必要でつ。
検査結果などなので、在宅の場合は訪問看護
ステーションの看護師宛、転院なら医師宛と
看護師宛と医事課宛(この場合は総合窓口に出せば良い)
がありまつ。
それをケアマネジャーに送ってみたり、
なんだか色んなミスをやらかしてクレーム電話が
来るらしい。
本来は診療情報提供書なる物は退院する患者さん
ご本人に渡してご本人から先の訪看だったり医師だったり
に渡してもらうもの。
だから準備出来てないのは変な話なんですけど、準備して
ないから手がきじゃなくて宛名シール作って後から
郵送という病院ではまず聞いたことがないことやってる
わけざます。
その宛先が違うわけね(^◇^;)

更に、医師事務作業補助者の資格がないので退院証明記入
を医師の代理で入力できず、診療情報提供書がクラークの
手元にない場合はドクターに催促するという事もやらない
から、ドクターも知ってて前日に作ってクラークに
渡してくれる。
翌日ナースに診療情報提供書を患者に持たせるだけに
して渡さないからナースから聞かれると平気で
「この患者はありません」とか言うけどミスだらけ、
仕事しない、フラフラと院内を徘徊するからステーション
にいなかったりする。
何処に行くかも言わないから用を頼みたくても頼めず、
ピッチ持ってるから良いや的な考えでもある。
ドクターも判ってるので前日に作成して渡してくれたのに
翌日「この患者さんはない」と看護師さんに言ったもんで
看護師さんも彼女を信用してないもんだからカルテ見たら
持たせる物に付箋で診療情報提供書とあり、当然、
クラークに「電子カルテには書いてあるじゃん」と
なるわけです。
クラーク本人はというと「あー…」で終わり。
あーじゃねぇだろ! …となる。
で、ドクターに作成依頼するとドクターからは
「昨日クラークに渡したよ」となるので、看護師さんが
「ドクターが昨日あんたに渡したって言ってるけど、
どこにあるの?」
となるわけで。
…無くしちゃってるわけ。昨日貰ったのに。
だからドクターから「昨日渡したよね?」と言われても
返事しないわ固まるわで埒が明かずに再印刷となり、
再三ナースも事務長と師長と部長に

「あのクラーク使い物にならないし、謝らないし、
自分の非を認めないし、どっか行っていないし、
人の病棟のパソコン勝手に弄ってるし、他所の病棟の
ステーションにヅカヅカ入っていくし、辞めさせて
くれ」

って言っても上は動かず。
そしてこの間ってか、昨日、辞めた同期から連絡が来て
クラークが師長と一緒になって病院が作成したマニュアルを
ファイルごと捨てたと聞いた。
あのファイルは病棟・透析室等統一されているファイル
で、マニュアルなんだからどこも統一のもの。
捨てるなんで言語道断でつ。
更には隣の看護師さん達はミスを無くすためにその
マニュアルを見ながら確認しながら仕事をしてたそうな。

「捨てるくらいなんだからアンタ全部網羅してんだよね?
看護師の仕事も全て!」

と言われ、当然何人かの看護師から嫌味を言われ。

・アンタってだらしないよね
・アンタって仕事出来ないよね
・アンタ居ても居なくても同じよね、給料泥棒!

だそうで。
悔しいからぱんちゃんのとこにきて愚痴を溢して
行ったけど、隣のナース達はそれすら見ていてカウント
までしているとか。
だから辞めた同期と繋がっているナースに一部の
ナースが「隣のクラークってアイツと話せるって事は
あの子も不思議ちゃんなの?」って聞いてきたそうで。
だからそのナースは

「イヤイヤあの子はうちのクラークだった◯◯さんと
仲良しで一緒に歩いてたし、今でも連絡取り合ってる
から不思議ちゃんじゃなくて優しいだけだよ。」

って言ったそう。
だから同期からはちょっと隣のクラークとは距離を
保ったほうが良いと言われたわよ。

つづく



2023年11月18日(土) 病院なんだかな事件簿 5

さて。

隣のナース達が退職のオンパレードになっていまつ。
理由はまぁ、大きく分けて3つ。

1 新しい師長さんに失望・幻滅・怒り
2 看護部長・事務長に失望・幻滅・怒り
3 クラークに怒り心頭

まず、師長さんはかなりな個性的さを持っている。
綺麗好きは良いけど度が過ぎる。
必要なもの、良く使うものは所定の位置に置いて
使っているが「邪魔だ」としてあちこちの棚に
突っ込む。
しまうんじゃなくて、突っ込む。
だからどこに何が突っ込まれたのかナース達は
判らないので探し回る。
ステーションのカウンターにお人形だったり、
手消毒のアルコールを置いてあったり、
アルコールのウェットティッシュがあったり、
送迎バスの時刻表が置いてあったりと
色々置いてあるんですけど、全部どこかに
突っ込まれてしまいました。
それらって適当に目隠しになるので、便利でも
あるんだけれどね。(~_~;)

看護部長と事務長は経営者側なので、下からの
意見やクレームはことごとくシカトするわけね。
だから言わずもがな。
けど、看護師としてどうなの?っていう部長の
言葉に呆れてもいる。
例えば。
ある医療行為によって患者さんの容態が悪くなった。
故に部長にその旨を報告した。
「〇〇看護師の行為で容態が悪い」
と。
本来は師長に報告すべきなんですが、
おやすみだったり半日勤務だったりすると
報告は後になり、部長に報告が先になります。
すると部長はこう言ったという。

「でも、◯◯なら◯◯をすれば良いだけだから。
そのほうがコスト取れるから」

これに愕然としたリーダーナース。

「そういう問題じゃないでしょ。
患者=金とでも思ってんの? 部長にとって医療とは
何? 何故ナースになったの?」

何度言っても上が変わらないから変わるわけがない。
諦めて就活し、内定もらっているナースがいる。
ただ、辞めるナースが現在4名、年明けに2名、
就活しているのが数名、補助も1名退職。

クラークに関してはもうありすぎて別枠で書きます。

辞めた同期に話が行くのは、もう外部の人間だから
というのと元々その病棟のクラークだったので、
人間関係や病院の経営や事務長・看護部長の考え方も
知っているからなんでつ。
それが、ぱんちゃんの耳に入ってくる訳でつ。
看護師達のイライラ、補助さんたちのイライラの
吐口が辞めた人なんですね。
同期の前のクラークに行かないのは多分人柄の違い
だろうと思いまつ。
辞めた同期は今年3月末からホボ毎日Lineや顔本や
電話が来るのでつ。

...けど、ぱんちゃんは忘れてないよ、
先輩クラークと同期が話した際に先輩クラークの
妄想に付き合って結局は先日ぱんちゃんを
怒らせたってこと。
結局、顔本とLINEは復活したから、何事も無かった
ようにLineやら電話やら顔本やら見たり
メッセ書いたりしてるけど。
ぱんちゃんも前みたいには入り込まないように
気をつけてます。



2023年11月12日(日) 病院なんだかな事件簿 4

さて、色々書きたい事もあるので前後しちゃうけども、
とりあえずは最近の大きな出来事から書きます。


辞めた同期とは同じ一人っ子ということと、
同期だということ、職種もクラークということもあり
彼女が辞めて半年以上経つけれどもほぼ毎日Line+電話を
していたんでつ。
もう外の人間になったので、彼女はコミュニケーション能力が
高い事もあって、病院のあらゆる部署にLine友達を
作っていた。
その中にはドクターも含まれていて、薬剤課、栄養課、MSW、
M A、自分のいた病棟看護師、補助、ぱんちゃんと先輩クラーク
などなど。
ぱんちゃんは前回書いたと思うが先輩クラークとは繋がる気は
さらさらないので個人的にLineのやり取りはしていない。
でも同期とLineしている中でグループを立ち上げて招待という
形でぱんちゃんのLineと繋がっている。

さて。
先日同期と話をしていて話しの流れから先輩クラークが
パンちゃんについて言ってた事を教えてくれた。
その話の流れとは、うちのナースが他の部署のナースに
出しゃばりだと言ってたというもの。
実はナースの手が足りないが故に、面会が来たら患者さんに
マスクを着けに行くのがぱんちゃんの仕事になりまして。
元々は看護師もしくは補助の仕事なんだけれども手が足りないし、
最近はウロウロと歩ける患者さんも転棟して来ているため、
ナースコールが鳴っても対応が遅れたりもするため、
トイレに連れて行く、連れ帰る、面会は病室じゃなくて
談話コーナーで行える方なので連れてくると言うことを
やっていた。
それを『助かる』ではなくて『出しゃばる』と捉えるナースが
いるんで、それをナースによって広められたわけでつ。
なので今では一切やりませんが、マスクを着けに行くことは
師長に話をしても無くなりません。
さて、その話から同期に言われたのは、

「ねぇ。ぱんちゃんさ、面会票を勝手に変えたの?」

と、言われたんでつ。
先輩クラークがぱんちゃんのことを

「師長と結託して勝手にやってる」

と言ったそうで。
更には

「何の相談もなく勝手にやってるから何かあっても
知らない‼︎」

と言ってたというのです。
これに怒りのスイッチが入ったぱんちゃん。
なのでことの顛末を話した。


ご家族から面会票が判りにくいとご指摘が何度かあったんで
過去に遡って見てみたら皆間違えてたり、ミョウチクリン
だったりだったから師長に報告をしたんだけど。
師長もそれから1ヶ月くらいして看護部長に話をあげて
部長から許可を貰って変えたけど。
(面会票は病院で作ったモノなので勝手に変えてはならず
変えるのであれば許可がいる)
でも部長からは青ズリは見せてねと言われているので
各病棟の面会票を貰って見せて貰ったら、
本来は統一されている物のはずがどの病棟も違っている。
1番違っていたのはパンちゃんの病棟で、この病棟は
退院する患者さんはホボ死亡退院だから面会については
とても厳しくしている。
だから面会に来たご家族が他の病棟のように面会票を
書いて勝手に病室に入られるのは困る。
療養病棟はどの病院も治療しないから。
熱を下げるのに抗生剤を使ったりはするし、褥瘡(床ずれ)
が出来れば薬は塗るけれど治したりはしない。
元々、褥瘡は血流が悪いと悪化して組織が壊死していくので
ワセリンやネグミンシュガーを塗ってあげるだけ。
もちろん皮膚科の医師に診察して貰って処方箋をもらって
やるので勝手にやっているわけではないんだけど。
だから勝手に病室に行かないでという意味も含めて
「◯◯病棟の面会はスタッフによるご案内となります」
という文言を新たに追加したのと、はい・いいえ方式だと
間違えやすいので、有・無にしました。
あと、患者さんに勝手にジュースを飲ませたり
お菓子を食べさせたりしているご家族がいるのと、
マスクを外して話をしていたり、ともすればキスをして
いる人までいる。
療養は透析をしている患者さんも多いし、治療しない
病棟なんでインフルエンザやコロナを持ち込まれたら
患者さんに感染し、瞬く間にバタバタと患者さんが天国へ
出発されてしまう。
なので新たに「面会 許可する・許可しない」+スタッフの
判を押すらんを追加した。
もちろん部長にも見せて許可を貰ったから運用を始めました。
これ、7月の話です。
隣、上の2病棟から1枚ずつ面会票を貰い、先輩クラークの
病棟では先輩クラークから物を貰いましたから、
不思議に思うならそのときに「なんで?」って聞いてくれば
いいだけの話。
なのに

「師長とクラークと結託して勝手にやってる、もう知らない!」

と辞めた同期に話したんですね。
当然、先輩クラークはおしゃべりなんで、自分の病棟の
看護師に話ていて、この人、外来とかにも言いふらしているんで
最近どうも外来のクラークの態度が変だなと思ってたから
これで合点が言った。
ぱんちゃんはどこで怒ったかというと、2つの点で怒った。
1つは「師長とクラークと結託して」というところ。
かなり強い否定語です。
一緒になって。。。ならまだしも「結託して」っていうのは
言葉が過ぎる。
更に真相を知りもせず、知ろうともせずに頭の中で
自分なりのストーリーを作り上げて言いふらすのは侮辱ですよ。
師長とぱんちゃんに対しての。
これ、間違った情報だし、だからといって本当の話を
知ったとしても訂正して歩かないでしょう。
これはケンカを売られたと判断したわけです。

だから同期にはもちろん本当の話をしましたが、
怒りが収まらないので顔本(Facebook)に書いた。
噂を流すなら裏を取ってから流せやゴルァ( *`ω´)凸
自分からは喧嘩売らないが売られた喧嘩は買うでゴルァo(`ω´ )o
侮辱罪で出るとこ出るぜ! これは師長に報告させて貰う。
覚えとけよ!
と、書いた。
それを読んだ同期がビビったんでしょう。
翌日、早速ブロックされ、Lineもブロックされました。
ぱんちゃんだってバカじゃないんで、ブロックされたくらい判るわっ!
だからぱんちゃんもブロックして締め出した。
それから1週間もしないうちに同期からLineが来た。
お互いにブロックしているから見れないわけよ、顔本が。
気になったのでしょうね。
直接は関係ないのにブロックしたからさ、これまたマズイとも
思ったのでしょう。
ブロックしたLineを復活させてメッセージが来た。
なので塩対応でメッセージを返し、その後電話も来たけど敬語で
返した。
その後Lineメッセージが頻繁に今まで通り来るようになったが
顔本は見れないままだったんで、同期からはこう言い訳がきた。

「スマホと顔本の調子が悪くてデータが消えてて。
復活したから皆んなにお願いして登録しなおしてもらった」

はい、ウソ〜!
だってね。
グループのLineも私のグループLineから同期と先輩クラーク
2人の名前が消えたんだよ?
しかも「〇〇さんが削除されました」ってメッセージが
表示されてグループにはぱんちゃんぼっちだったんだから。
同期だけが抜けてたらスマホ不調なんだなって思うけど、
スマホが不調じゃない先輩クラークまで落ちるのは
トラブルじゃないでしょ。
お互いにぱんちゃんが凄い怒っててヤバイと思ったから2人で
削除したんでしょうよ。
たまたま顔本を先輩クラークが知らないのと、
Lineはグループさえ作らなければ先輩クラークにバレない
っていうんで気になってしれ〜っと復活しただけでしょ。
気が付かないと思っているのはこの2人だけで、今もバレてない
とでも思っているんでしょうが、先輩クラークに廊下で
あっても挨拶はするけど、もうにこやかに挨拶はしない
ぱんちゃん。
もちろん、ぱんちゃんの師長にはことの話をしました。
SNSもLineも即効ブロックされた話をしたときは
師長さんも「うそでしょ⁉︎」とびっくりしてました。
器ちいさっ!
間違った噂流して相手が激怒したことにビビってるくらいなら
最初から噂なんか流さなきゃいいでしょう。
しかも嘘の話なんだから。

最後に顔本には書いた。

「君へ。
直接関係ないのに、そうですか。
所詮君はあっち側の人だということですね、残念です。
でも世話になったのは事実です。
1年間本当に楽しかったですよ、ありがとうございました。
今後はどうぞお幸せに」

と。

それともう一つ。



「私はみんなが悪く言う入職同期の事は嫌いではない。
人は仕事が出来ないというだけで人を蔑み、嫌い、
人格否定すらする。
でも、彼女は妄想癖があるし覚えようという努力もしない
けど、少なくとも人を陥れたり、否定はしない。
だから私にとっては先輩クラークよりもまともだと
思っている。
仲良くしようとは思わないけど嫌うつもりもない。
人の怒りのスイッチは本当にひとそれぞれです。
調子こいてんじゃね〜ぞ」

と。



つづく



2023年11月11日(土) 病院なんだかな事件簿 3

病院とは女の職場なのでまぁ、噂話は盛ん。
だからその噂話の中身はやれ誰が院内不倫してるだの
誰それの評判などの噂などまぁ凄いんだわ。
問題はその裏をちゃんと取ってないということ。
なんちゃって詰め込みOJTをたった1日だけした
先輩クラークは面倒くさい事はしたくない癖に
頼って来ないと愚痴る面倒くさい女。
だから辞めた同期はすっごい聞きに行ってた。
でも、下でに出て彼女なりに車で帰りに送って
あげたり、師長さんにもちゃんとご挨拶もし、
そもそも聞きに行くのに内線でお伺いを立ててから
訪れてました。
対して入職同期はいきなり行ってステーションに
ズケズケ入って行ってため口で話、今度は話し込んで
帰らないので評判は頗る悪かった。
そんななかで、ぱんちゃんの耳にも入って来たのが

「〇〇のクラークさん(ぱんちゃんのこと)は
全く仕事を聞きに来ないけど大丈夫なの?
来ないなら来ないで良いけど、責任を押し付けられる
のは迷惑なんだけど」

って。
言ってたというのです。
だからぱんちゃんの耳に入れた同期にはこう話した。




「うちはずっと半年の間クラークがいなくて
師長がクラークの仕事をやってたから
仕事判ってるんで師長に聞けば事足りる。
病棟によって仕事が若干違うから
わざわざ彼女に仕事を聞きに行く必要ない」



って伝えた。
するとしばらくして。
ぱんちゃんは医療系は初めての職場なんで
師長も少しずつ仕事を教えると言ってたんだけど
心の病気も持っているため、しょっちゅう休む。
だから看護師から聞かれても判らない事も多くて
最初のうちは本当に仕事にならないクラークだった
と、思う。
そういった愚痴がナースから別の部署のナースに
話が回って

「態度がデカイ」だの
「仕事が判ってない」だの

言われていたようだ。
なんで、先輩クラークが辞めた同期に

「あの人はあの病棟以外は仕事出来ない」

と言いふらしていた。
ぱんちゃんはそんなのを耳にしても




「現場をその目で見もしないで噂話を
広める女」



と、思っていたし、同期には



「彼女は口が軽いから気を付けろ」


って忠告した。
なのに、同期も一緒になって聞いたり話したり
したんでしょう。
今度は信用して話した事が先輩クラークの
師長にバレてしまい、先輩クラークに
「なんで話しちゃうの?」って詰め寄ったら
「だって話しても問題ないじゃん」
って返答が返って来た。
「だから言ったじゃん」って返したぱんちゃん。
ぱんちゃんは元々信用してないから近寄らない。
当たり障りのない話題は話すけど大事な事は
言わない。

そんな彼女がやらかした。
ぱんちゃんの怒りのスイッチを押したんですわ。




つづく




2023年11月05日(日) 病院なんだかな事件簿 2

つづきです


さて、同時に入職同期の評判も耳に入って来た。
ちょっと気になったのは彼女、物おじしないのは良いんだけど
誰に対してもタメ口を利くんですよね。
同僚であっても先輩は先輩。
友達では無いので、仕事を教わりに行くのに
「ねーねー」とかは無いでしょう。
先輩ご本人も師長さんもビックリだったと思う。
因みに隣のT病棟の師長さんも同期に対しての同期の口調に
ムカっ腹立ったみたいです。
そして彼女はいつの間にかメモを取らなくなりました。
判らなかったら都度人に聞けばいいといういう考えだと
気づきまして、毎度毎度同じことを聞いてくるから皆は
当然教えなくなりますよね?
更にクラークは病棟の窓口なので、極力病棟から出ては
ならないんです。
ぱんちゃんは入退院が少ない病棟ではあるけれど、
看護師さんや補助さんは患者さんのケアや処置に行くので
ステーションにはほぼ居ない時間帯があります。
しかもぱんちゃんの病棟はそれが長い時間…と
なりますのでむしろ病棟にいないとドクターや検査室や
外来から電話が来たら誰も取れないなんて事にならない
ようにしないとならない。
だからトイレすら憚りますよ。
なのにI病棟に配属になったパート同期は平気でフラフラと
どっかいなくなる。
だから探されるが、仕事を頼んでも「私は14時で帰るから
出来ません」と言ってやらないし、本来入院や
退院の患者さんは1週間前くらいにステーションの
ワイドボードに書き出しておいてくれるから
準備はできるはずなのに、やってないんですね。
あまりのやらなさに首にして欲しいとナースたちから
声が上がっているのにもかかわらず今だに首になってない。
事務方の上司が庇ってて、最初は「医療を知らないで
来た子なんだから」って言って庇ってたんだけど、
じゃあぱんちゃんは何なんだよ…ってなる訳です。
だってぱんちゃんだって医療解んないで就職したんだから。
退院日に検査がかる患者さんに検査受けさせないで退院
確定ボタンなんか押したりして、しっちゃかめっちゃかで、
退院ボタン押されちゃうとカルテには何も入力出来なくなる
んですね。
しかも検査受けてからの退院なのに検査受けないで退院させ
ちゃったし。
普通看護師さんに確認するのにしないで勝手にやったもんで
大騒ぎになったんですよ。
こんな調子だからいつもナースや師長さんから叱られて、
仕事も結局誰かに聞けばいいやって思ってるから覚えないし、
だから隣のT病棟の同期も(彼女は仕事覚えるの早い人です)
間違って持って来る書類(病棟を転棟してくる患者さんは
比較的多いので)、返しに行くのが大変なんでね、
クラーク会の後に残って病棟クラークだけで話し合いを
しましたが、全く効果ない。
それどころが暴言を吐くようになって、隣の同期が怖くなって
色々上司に相談したんだけど庇う一方でね。
最終的には色々な理由が重なって病院を半年後に退職
してしまいました。

さてその頃ぱんちゃんの病棟はというと、
イジメは今度は別の若い子に向きました。
彼女も一生懸命なんだけど、先輩から見るとダメダメで。
彼女がいないと「急性期病院なんか行ったら速攻クビレベル」
だとか「病院には向かない、クリニックとか施設の看護師
くらいしかなれない」とかいわれてしまう状態で。
更にはWY'sのSさんから汚物室に閉じ込められて説教
されたり、トイレで説教されたりされてしまい、
ステーションに戻ってきて泣き出し、普段は悪口言ってる
先輩ナースから慰められつつ。。。な毎日を送る常態に。
陰険そのもので、流石にぱんちゃんも入職1ヶ月後の
面談で「悪口が酷すぎて驚いた」って言ったほど。
この若い看護師さんも昨年12月で退職しました。
そして長期休職されている看護師さんに至ってはお正月に
親と旦那と本人で面談に来て、。。。ってかさ、
結婚してお年も27歳なのに親がしゃしゃり出て来るのは
おかしくね?って話なんだけどね。
まぁ、師長が問題だってことで訴えるって言い出して。
師長さんも悪口三昧な人だったから自業自得なんだけども
それが災いしているのに鬱になってしまって、鬱に見えない
程の明るい鬱なんだけれど、薬が合わなくて倒れたり具合が
悪くなったりするもんで、この時は旦那さんに
迎えに来てもらって抱えられて泣きながら帰宅した程
ケチョケチョに言われてしまい、そのまま長期休養となり、
今年6月で退職しました。
で先に長期休暇に入ったナースはこの3月で退職。
それでも周りは悪く言ってまして。

さっさと辞めればいいのに家を買ったからローンも
あるし、長期休養にすれば給料は半額出る上に更に
手当を申請して6月まで休んでて給料泥棒だよね

って言われてしまい。
しかも別の病棟の看護師たちから。
それだけキャラが濃くて独特な方ですたわ。


つづく



2023年11月04日(土) 病院なんだかな事件簿 1

ぱんちゃんはR病棟に配属になりまして、
出勤初日にはK病棟の先輩クラークからの
OJTがありました。
…っつっても、マニュアルも何も無い状態で、
病院でやる仕事を先輩がP Cでやって見せて
くれているのメモを取りながら見たってだけ。
入職日が一緒の同期はパートで9時14時なんで、
昼休憩なしとのことでしたが、ぱんちゃんは
フルタイムなんでお昼挟んで夕方まで。
ともかく2人とも病院勤務は初めてだし、
2人とも資格ないし、なのにマニュアル無し。
こんなOJT無いでしょうよ。(^◇^;)
翌日は朝から病棟へ。
師長さんから送りの時にみんなに紹介されましたが、
知らん顔ですよ、、、態度悪いったらないわ。
「さすが個性強すぎ病棟」とも思った。
噂には聞くけど、ここは特に虐めが酷い病棟
なのかもしれないと思った。

ともかく病院なんて自分が患者として行ったことしか
ないから本当に右も左も判らない。
ともかく朝、間違えて先生の医局へ入って行った
くらいだからね (^_^;)
後々判ったんだけど、ぱんちゃんが来るまで前の
クラークが辞めてから半年クラークがいなかったんだ
そうな。
だから師長さんがクラークの仕事をやってそうなのよ。
だもんで師長さんはクラークの仕事を知っているので
師長さんから仕事を教えて貰うという状況に。
これはある意味ラッキーで、普通はクラークの仕事
なんて師長さんは知らないですからね。
しかも、師長さんが出来ない時は隣の病棟のクラーク
さんが面倒を見てくれていたのだそうで、彼女がこれまた
仕事が出来る方だった事もあり、マニュアルを病棟に
残しておいてくれたんです。
それでもマニュアルって仕事が判っている人が作るもの
だから、OJTなしでマニュアルだけを見て仕事なんて
出来るもんじゃありませんよね。
それでも何とか仕事しましたけども、2日目から師長さんが
3日だか1週間だか休んじゃって。
ナースは更にクラークの仕事なんて判らないから
「クラークさん、仕事何か聞いてる?」とか言われても
ぱんちゃんもサッパリ訳わかめで「何も聞いてないです」
としか答えられない訳ですわ。
当然、「何も聞いてないんじゃ何も判んないよね。
私たちも何を頼んでいいんだか。。。」って言われた。
ま、普通そうなるわな。( ̄∇ ̄)
で、一応、ぱんちゃん的にはしょ〜もない仕事を1つ
貰いますた。
糖尿病の患者さんのインスリンに名前を貼るため、テプラは
勿体無いから紙で名前を作って欲しいというもの。
それもインスリンは注射ですからね、すっごい小さいのを
作るわけです。
すでに看護師さんが作ったものがあるんですけどもね、
家で丸一日かけて作ったそうで、データもなけりゃ、
何もない状態で。
ナースはワードで作ったそうですが、ワードだと限界が
ありますから、ぱんちゃんはエクセルで作りました。
指示は 縦書きであること ・ 色を付けること ・ 
見本より小さくして欲しいこと ですた。
しかも、ナース達・師長さんはパソコンが苦手と最初に
言われましてね。
だから朝11半に持ってきて「夕方までに出来ればいいから」
なんていうの。
どう見たって3分かからない仕事でね。
ここはガラパゴス諸島か?って思ったくらいですたわ。
だから3分後に「これで良いですか?」と持って行った時は
ナース達から驚かれまして。
基本、企業で働いていると正確にスピーディーに
仕事をこなすっていうのは当たり前なんだけど、病院って
職場はそれは医事課だけで病棟クラークは該当しないのかな
って思ったくらいの驚かれようですた。
イヤイヤぱんちゃんの方がびっくりだったわよ!!
そうこうしているうちにまぁ最初の数ヶ月はミス連発で。
でも医療は初めてだと皆んなは聞いていたから大目に見て
くれていたと思う。
そうこうしているうちに色々な事が目につき、色々な事に

巻き込まれていくのでした。

まず、病棟のナース達の悪口大会! これには驚いた。
女が多い職場ですから覚悟はしていたとはいえ、
本当に酷い。
昭和の時代にナースになった人と平成生まれの平成で
ナースになった子の温度差はかなりあるよね。
昭和はそれこそセクハラ、パワハラなんて当たり前で
事件にもならなかったし、そんなんで精神的な病気になる
ような人はそういなかったんですけど。
平成生まれのからの子達はまず叱られ慣れしていませんし、
個人を尊重するように社会の風向きが変わって来ましたよね。
だから先輩から叱られる度に萎縮しちゃう若い看護師が
目につきました。
雰囲気も暗くて私は挨拶しかしたことない若い子で、
まずその子が休みがちになり、ぱんちゃんが来てから
1ヶ月で長期休養になりました。
原因は師長の虐めと看護師達の虐め。。。となっています。
看護師達曰く、「やることをやらないくせに、
仕事も覚えないくせに、自分の主張だけは一丁前」って
言ってましたが。
中を知らないぱんちゃんからすれば「どっちもどっち」
なんだけどね。
それでも確かに師長さんは問題のある人だったと
今でも思っています。
基本誰も信じないというタイプの人。
だから誰も信頼しない。
ご本人も言ってたけど、大きな病院にいた時に新人
看護師とは3年くらい話さないくらい怖い存在だったそう。
この病院に来てだいぶ丸くなったってさ。
いや、かなりなキャラだよ、あんた。。。って感じです。
師長だから彼女に擦り寄る補助さんやナースも
いるんだけど、あんなに可愛がっているのに陰に回れば
他の人と一緒になって悪口言ってるわけ。
これは本当に驚いた。

え?あんなに仲良くて可愛がってるのに?

って。
そんな中ぱんちゃんより1週間遅れで入職してきた
同期からある事を聞かされました。
それは

「ぱんちゃんが仕事を聞きに来ない」


先輩クラークとその病棟師長が言っているというもの。
だから隣のT病棟に配属になった同期には

「うちは師長さんが仕事を知っているので、師長さんから
仕事を教わっているんで聞きに行く必要がないんだよ」
と伝えました。




つづく



2023年11月03日(金) お仕事事件簿

どこから書こうか…
遡ってから書こうか、今、あることから書いて
遡って行こうか…。
取り敢えず今の仕事に着いてから書こうかな。

私は特に医療系の資格を持っているわけではありまてん。
派遣は「専門的にその仕事に従事する」というのが
派遣であり、だからこそ非正規雇用で充分なわけですよね。
ところが近年、特に正社員を雇用せずに派遣で済ませようと
いう企業が多くなりました。
派遣を入れた方が人件費が少し抑えられるからでつ。
そのせいか、大学を出ても就職できなかった子も多く、
その子達だって生活はあるわけで働かない訳には
いきまてん。
イコール「就職できなかった負け組」というイメージが
ついてしまいますた。
またその企業によっては派遣を「使い捨て」と大っぴらに
いう輩もいます。
それでも派遣ですら40歳を超えると仕事はありまてん。
法律で性別・年齢で選んではならないとなっていますが、
矢張り若い子には勝てません。
企業も法律を抜けるために1人雇用するのに10社くらい
派遣会社にお願いして他社競合とし、その中から若い
女の子を選んでいます。
派遣会社からコーディネーターの斡旋であっても
まずは派遣会社の社内選考を通らないとならないし、
40代だとまず通らないですね。
社内選考を通って企業に派遣会社から提案があっても
面談前に企業からお断りが来たり、面談してもお断りが
来ることが多いんです。
そして交通費は自腹ですから受かっても落ちても派遣会社
から交通費が出ることはありまてん。
もし受かってもほぼブラック企業と思った方がいい。
だから大体40代でも雇ってくれる企業は銀行の後方事務か
融資などの事務センターか、通販などのコールセンター
くらいです。
ぱんちゃんも昨年4月からプーになり、失業保険を貰いながら
派遣の登録をしたり、エントリーしてみたり、
本当にモヤモヤしながら就活してますた。
ハローワークで近くの整形外科の事務を募集していたのを
見て、無資格桶(ok)だったこともあり応募。
落ちましたけど、その手もあるのか…と思って無資格桶(ok)の
病院求人を探しますた。
そして今の仕事に就いたのです。
病棟クラークってナニ? から始まった仕事ですた。
この病院は昔からある病院で、ママさんのお友達を数年前に
レスキューして運んだ病院でもありまつ。
ぱんちゃんも巻爪でお世話になり、10年以上前にはバリウムを
健康診断で1リットル飲まされた嫌な思い出がある病院でも
あるのだす。

面接で聞かれたのは

「とても忙しい病棟ととても個性が強い職員がいる病棟と
ありまして、どちらが希望ですか? 一応伺っておこうかな
と思いまして」

と、言われますた。
まぁどっちにしても病院勤務なんて初めてなんで、

「どちらでも構いません」

と答えますた。
結局個性が強い病棟になりますた。
そこは「療養病棟」でして、入退院が極端に少ない病棟
だったんですね。
寝たきりの患者さんが入院していて、療養病棟とは治療しない
病棟なんです。
いかに穏やかに人生の幕を下ろすお手伝いが出来るか。
ご家族が寝たきりの家族の世話は現実的に厳しいものがあり、
施設はお金がかかりますのでね、病院がお引き受けするわけです。
良く病院は長くは入院させないと言われますが、それは本当です。
急性期病院は療養がありません。
命を救うことに重点をおいていますので、3ヶ月しか
入院させられないんです。
ぱんちゃんの職場はケアミックス病院ですので、一般病棟が
それに当たります。
とはいえ急性期病院ではないので、脳梗塞や心筋梗塞などの
患者さんの受け入れは救急でも難しい。
一般病棟は3ヶ月しか入院させられません。
もう一つ、地域包括ケア病棟があります。
この病棟はリハビリを頑張ってお家に帰りましょうね
という病棟ですので、2ヶ月しか入院できません。
もう一つは緩和ケア病棟です。
こちらは末期がんなどで治療が終了し、痛みとって
最後を迎える病棟となりますので、入退院を繰り返す患者さんが
多いんですが、矢張り長くは入院できません。
けれども命の期限が切られてしまった患者さんの病棟なので
色々と特別ですね。
看護師さんの質も良いし、クリスマス会やコンサート、
医師のコスプレ回診などがあって楽しそうですし、患者さんも
治療もないこともあってお酒も自由、タバコも自由、
お菓子も自由に売店で買って食べれます。
そこがぱんちゃんの病棟、療養病棟と違います。
同じ治療しない病棟でも、ぱんちゃんの病棟は命の期限は
フェードアウトな方ばかり。
所謂、病気をそれぞれ持っていても老衰が多いんでつ。
だから長い人は10年いる患者さんもいます。
当然、退院は死亡退院が多くなるわけです。
なので、忙しさは他の病棟とは全く違う忙しさです。
でも、ともかく目も回るような忙しさは酷だろうと人事と
看護部長とで療養に配属にしてくれたわけです。

入職日、ぱんちゃんの他に女の子が1人一緒に
オリエンテーションを受けました。
彼女はパートで一般病棟に配属となり、9時から14時迄の
勤務だそうで、そのせいでお昼休憩はなし。
お昼休憩を取ると殆ど何も仕事できないくらいなんです。
のちに、この子は色々事件を起こしていくことになりまつ。

ぱんちゃんの病棟の隣は地域包括ケア病棟で、
ここもクラークが退職したため募集し、8月にクラークが
決まっていますた。
前職の都合で9月2週目からのスタートとなり、クラーク業務は
初めてだそうですが、医療・介護業界は経験者でしたので
地域包括ケア配属はもう決まったも同然でした。
緩和ケア病棟だけは10年以上働いているベテランの
クラークさんで、彼女からたった1日だけのOJTがありますた。
が、たんに一通り仕事を見せてもらったというだけの形ばかりの
OJTで、マニュアルもなければ何もなくて、翌日から病棟に
放牧されっぱなし。
辞めた隣の地域包括ケア病棟のクラークさんが仕事が出来る
クラークさんだったこともあり、仕事の簡単なマニュアルを
作っておいてくれたので助かりましたが。
後はぱんちゃんの病棟の師長さんが仕事を知っていた事もあり
師長から教えて貰えたのがラッキーでした。
ところがこれがまた色々な事件へと発展してく事になりまつ。
それでは、この次から「病院なんだかな事件簿物語」を
書いて行こうと思いまつ。


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