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JIROの独断的日記
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2008年06月05日(木) 元スケートコーチ、容疑認める=「ごめんなさい」と供述−愛知県警←「ごめんなさい」で済むか。馬鹿野郎。

◆記事:元スケートコーチ、容疑認める=「ごめんなさい」と供述−愛知県警(6月5日19時31分配信 時事通信)

名古屋市のスケートクラブに通う中学2年の女子生徒(13)が性的暴行を受けた事件で、

強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕された元コーチ酒井康資容疑者(56)が、愛知県警捜査1課などの調べに対し「間違いありません。ごめんなさい」

などと容疑を認めていることが5日、分かった。

同課などは4日、同容疑者を逮捕。当初は「酒に酔っていて覚えていない」と容疑を否認していた。


◆コメント:この事件に対して世間が意外に冷淡なのがショックです。私は。

56歳のコーチにレイプされたのは、まだ13歳の少女である。

あまりにも悲惨な事件であるが、世間の関心が薄いのに、私は驚いた。

「世間の関心が薄い」と判断したのは、mixiニュースで、この事件について書かれた記事がわずかに8件だったからである。

被害者の少女は暴行されたこと自体、悲惨だが、更に可哀想なのは、この事件が深い心の傷になるであろうことだ。

別の記事に寄れば、少女はPTSDを発症し、治療を受けているという。PTSDの治療はカウンセリングと薬物療法を併用し、精神科で行われる。

PTSDは大人であっても、精神科の中で特にそれを専門とする医師がいるぐらい、治療が難しい精神症状である。

しかも、被害者は13歳である。一般的に15歳までの精神科の治療は小児精神科という専門領域が存在するのである。

小児精神科の専門家も少ない。

つまり、被害者の少女は、「PTSDの治療が出来る」「小児精神科医」の診療を受けなければならないのだが、滅多にいない。

たとえ適切な時期に十分な治療を受けても、この子は当分の間(或いは一生)、男性に対するトラウマが残り、電車の中で隣に男性が座っても怖いし、

エレベーターで男性と二人きりになっただけでパニックを起こす可能性が高い。

治療が成功しなければ、一生、結婚出来ないかも知れないのである。

この、58歳のスケベ野郎は、少女の一生を台無しにしたかも知れないのだ。

「ごめんなさい」で済むか。馬鹿野郎。


更に。

人間は残酷だ。婦女暴行の被害者は落ち度が無くても世間から白い目で見られる傾向にある。

勿論、それは被害者が大人の場合に、一層顕著であるが、子供の場合であっても、周囲の人々にとって「格好の」噂話の材料になる。

この子は、近所を歩いていて、大人が立ち話をしているのを見ただけで、自分の噂話をしているように思うだろう(実際はそうではなくても)。

このような、被害者が事件後に周囲から差別的な目で見られることにより受ける精神的苦痛を「セカンド・レイプ」という。

13歳の少女の主治医が適切な治療を施していることを祈る。

少女は家族ぐるみ、どこか別の場所へ引っ越した方が良いかも知れない。

犯人のこと、世間のことを考えると、人間とはつくづく残酷な生き物だと思う。

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