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JIROの独断的日記
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2005年08月22日(月) 堀江などニュースにするな。バカマスコミ。

◆堀江など、国会議員に立候補するだけで、国民を愚弄している。

 

 選挙報道は政策を論ずるべきで、「政治家ニュース」になってはいけない、と昨日書いた。

 だから、こういう稿を起こすのは、自己矛盾も甚だしいことは、分かっている。

 しかしながら、これだけはどうしても許せないので、書かせていただく。

 小泉純一郎は、ふざけるのもいい加減にしろということだ。

 広島の有権者は、まさか、あれを当選させるほどのバカではないと思うが、堀江が目の前に来たら、喜んで握手している。

 大方、田舎で刺激がないから、「有名人」が来ると嬉しいのだろう。

 それにしても、あんな男まで担ぎ出す小泉純一郎には、国民をナメるのにもほどがある、と言いたい。


◆あんな者は最も政治家になってはいけない人間である。

 

 皆、知らないのだろうか?はてなブックマークでは130人以上も登録しているから、実際に読んだ人はその何倍もいるはずだ。

 江川紹子ジャーナル 〜 社会のこといろいろ 〜である。

 江川紹子氏と言えば、自らも命を狙われかけたのにも関わらず、それに屈せず、オウム真理教の実態と奴らが関係した事件を取材し続け、裁判まで見届け、冷静で、客観的な情報を世の中に送り続けた、極めて優秀なジャーナリストである。

 フリージャーナリストであるから、身軽と言うこともあるが、大新聞の記者のように組織の後ろ盾が無いので、危険も大きい。

 リスクを全て自分独りで抱えて真実を追究する使命感は大したものである。現在の日本のジャーナリストで最も優秀な一人だろう。

 その江川氏が堀江貴文にインタビューしている



 このころは、まだ、堀江はニッポン放送とフジテレビを手中にすることに自信を持っていたので、異常なほどの自信過剰である。

 無礼、失礼、無恥、厚顔。不遜、尊大、鉄面皮。といって良かろう。

 このインタビューで堀江貴文は、メディアを買収したら、新聞を発行するつもりだといっている。

 そして、その新聞に載せる記事の選択はインターネットを通じた人気投票で決めるのだそうだ。

 いくら世界の一大事であろうが、日本の一般人に興味が無いことは「ゴミ」だそうだ。

 メディアが「これは大事な情報だから」と、国民が大して関心のないことを「押しつける」のは、「傲慢」なのだそうだ。

 この論理で行くと、杉田かおるの離婚が一面トップになり、景気も、北朝鮮拉致被害者も、イラクへの自衛隊派遣も、教育問題も殆ど取り上げられないということが起こりうる。

 彼(堀江貴文)によれば、「それで、いいじゃないですか」となる。


◆堀江は郵政も年金も北朝鮮もどうでも良いのだ。

 

 テレビを見ていたら、「若い人に、政治に興味を持って貰いたくて、出馬した。」と堀江は云っている。ウソをつくな。

 今回、堀江は亀井に対抗するため、小泉純一郎に担ぎ出されたわけだから、郵政民営化に賛成などといっているが、本心はそんなことは彼にはどうでも良いことだ。堀江貴文は世の中、つまり、自分以外の人間が幸福になろうが、不幸になろうが、障害者が困難な状況に追いやられようが、知ったことではないのだ(気の毒だが、幼少時に母親の愛情を十分に受けなかった人間が、このタイプの人間になりやすいと言われる)。

 
 堀江貴文氏にとっての「良い世の中」とは、「自分が金儲けをしやすい世の中」である。それ以外の基準は無い。

 国会議員は、国民全体に奉仕する公務員である。

 従って、堀江氏のような人間は最も国会議員に適さない人間である。

 こんな男を、代議士に立候補させたこと自体、殆ど犯罪的な行為で、小泉純一郎は国民を愚弄(ぐろう)している、としか表現できない(堀江は形式は無所属だが、当選すれば自民党に入る算段だ)。


◆堀江は「煙突男」と同じだ。

 

 堀江もどうせ落ちると思っているだろう。しかし、とりあえず、世間の話題になりたいのだ。

 この男は、テレビがわーっと集まって、「時の人」になり、テレビに登場出来れば、それでいいのだ。

 ニッポン放送、フジテレビとのゴタゴタのときは、テレビに始終登場できて、かなり満足したが、その後「時の人」では無くなってしまった。

 選挙に立候補すれば、世間の注目を浴びることが出来る。しかも現職の内閣総理大臣に頼まれたのだから、大得意だ。

 だから、わざと、マスコミが騒ぎ立てるような選択をした。

 堀江は、「広島で、亀井静香に対抗して立候補するので無ければ嫌だ」、と小泉に言ったのだろう。

 こういう男をマスコミが真剣に取り上げるべきではない。



 何故か?メディアが騒げば騒ぐほど、奴は嬉しいのだ。もともと天下国家に興味がないような人間にマスコミが振り回されてはいけない。



 最近少なくなったが、 「煙突男」というのがときどき、現れるでしょ?

 銭湯などの煙突によじ登って、周囲の人が騒ぎ出すと「飛び降りるぞ!」という(最近少ないのは、銭湯が少なくなったからだろう)。

 ここで、世間が「止めろ!早まるな!」と説得したら、「煙突男」の思うつぼなのだ。

 騒いで欲しいのだ。構って欲しいのだ。

 こう言うときは、「どうぞ、飛び降りてください」といって、皆が完全に無視すれば良い。

 すると、絶対に「煙突男」は意気消沈して、「降ろしてください」、とベソをかき出すのだ。

 堀江と「煙突男」の心理は、本質的に同一である。


2003年08月22日(金) 「<自殺>薬物使用が11年前の5倍 多い処方薬使用」 そんなの医者にはどうしようもないよ。

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