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JIROの独断的日記
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2005年01月05日(水) 「『戦争より遙かに満足』救援活動に従事する米兵。」 「人間の本性は善である。」(孟子)

◆記事:「『戦争より遙かに満足』救援活動に従事する米兵。」

 

 スマトラ沖大地震と津波の被災者に救援物資を届けるため活躍中の米軍ヘリ搭乗員らは「イラク戦争より、はるかに満足できる。」と話しているという。スマトラ沖の米空母エイブラハム・リンカーン艦上からロイター通信が4日、伝えた。

 同通信によると、艦載ヘリの女性パイロットは「ここでは破壊じゃなくて人助けをしている」と意気盛ん。被災者に物資を届けて離陸するとき、みんな笑顔なのが特にうれしいとはなした。

 ある男性航空兵は「僕の人生でこんなに意義深いことはほかになかった」と感激の涙をこぼしている。

 別の同僚はイラク情勢の混迷ぶりと比較しながら語った。「ここでは、立派な大義のためだということが分かっている。」

 イラク戦争は米国民の間でさえ否定的見方が広まり米兵の思いは屈折。救援活動の文句なしの「正しさ」が使命感を満足させているようだ。(毎日新聞夕刊)


◆コメント:「人間の本性は善だ」(孟子)。

 

 数日前、アメリカ人はバカばかりだ。と書いたのを撤回します。ごめんなさい。

無論、教育も、教養も、人徳もあるアメリカ人はいるに決まっている、と分かっていても、頭に血が上ってああいう書き方をしてしまった不明を恥じる。
イラク戦争が間違った行為であることは変わらない。この点に関しては、私は今現在もアメリカ政府の罪を問いたい。アメリカ人にはバカもいることは確かだ。

しかし、上に引用した記事を読んで、過去にも触れたことがあるが、中国の戦国時代の思想家、孟子のことを思い出した。

孟子は、「人間の本性は善である」と説いた。

 勿論、人間には、醜い面、残酷な性質があることは百も承知だった。しかし、人間の善なる心に希望を託した。

孟子は、それを、「井戸に落ちそうになっている赤子がいたら、だれでも飛んでいって抱きとめるだろう。」という例を用いて端的に表現した。


◆アメリカ人だろうが、何国人だろうが、人殺しより人助けの方が嬉しいに決まっている 

 

 冒頭に引用した記事を読んで嬉しくなった。

 やはり、誰だって、人に善を施して、感謝されたら嬉しいに決まっている。「イラク戦争より遙かにうれしい」という米兵の言葉は心の底からの気持ちだろう。兵隊は云われたとおりに動くだけだ。 イラク戦争で、殺せと言われてイラク人を殺した米兵は、その後罪の意識にさいなまれるものが続出しているという。

 今度は、正真正銘の人助けだ。嬉しくないはずがない。

 アメリカが世界中に戦争をもたらす国ではなく、「国際救助隊」になってくれたら、大歓迎だ。


◆自衛官諸氏のご活躍と無事を祈る。
 

 今度、救援活動に自衛隊を派遣することに関しては大賛成だ。こういうことなら、税金だって、納め甲斐があるというものだ。

 日本は、台風、地震の災害が多く、そこらの軍隊よりも、災害派遣出動には慣れている。何より、日本人は神経が細やかで、親切だ。

日本は5億ドルを拠出するが、ドイツはそれ以上の金額を提示しているという。

 まあ、金額はもういい。問題は、この何カ国にもわたる広範囲の被災地を、如何にして上手く分担して、効率よく支援するかだ。

今頃、ジャカルタでは、復興支援会議が開催されているはずだ。人智の限りを尽くして欲しい。頑張れ。人類。


2004年01月05日(月) 「失業デモ、銃撃戦に サマワ、武器野放しも」←こういう場所へ行く必要はない。
2003年01月05日(日) 英語の上達には音読 中途半端な留学は無駄。

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