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JIROの独断的日記
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2004年04月27日(火) サマワに小学校を建てるのと、北朝鮮の大やけどの子供を救うのと、人道上、どちらが緊急性を要するのですか?小泉さん。

◆記事:列車爆発の北朝鮮、痛みにうめく子供ら…WFPが視察

【ロンドン=飯塚恵子】北朝鮮・竜川の列車爆発事故で、負傷者が収容されている新義州市の病院を視察した世界食糧計画(WFP)の当局者は25日、ロイター通信の電話取材に対し、「多くの子供が顔に無数の傷を負い、痛みにうめき、のたうち回っていた」と惨状を伝えた。

 病室には、両目を負傷して視力を失った子供も。病院の設備は劣悪で、点滴用の機器が不足し、備蓄食料も乏しい。(読売新聞)[4月26日12時49分更新]


◆コメント:人道復興支援て、こういうときに、行うものなのではないの?

北朝鮮の爆発事故の犠牲者の多くは、子供である。しかも、一番痛くて辛い、やけどだ。テレビに映し出される映像を見ると明らかだが、ガーゼや包帯さえ、足りていない。とりあえず、痛みを抑えてやりたいが、鎮痛剤も勿論、無い。こどもはただ、事故当時の服をきたまま、苦痛にのた打ち回っていて、あまりにも惨い。

小泉首相は、かねて、イラクへ自衛隊を派遣するのは、「人道上の理由だ」と言い切っていたが、それが、建前であることが、今回、完全に確認できた。

人道支援を標榜するならば、イラクよりもはるかに近いところに、生命の危機に瀕している何百人もの子供がいるのを放置しておけるわけが無い。子供達の国籍が北朝鮮であっても、生命の重さは、我々のそれと完全に同一である。

にも、関わらず、小泉首相をごらんなさい。ケロッとしている。10万ドルあげます。後は知りません、ということだそうだ。やけどに苦しむ子供の映像とか、そういう都合が悪いものは、小泉内閣総理大臣の目には見えないのであろう。それぐらいの非情さがなければ、政治家は務まらぬ。立派なものだ。

我々の国は、イラクに侵略している米国を支援することには情熱を見せるが、すぐそばで火傷で死にかかっている子供には、何もしない人物を指導者としている、という事実をよく認識しなければならない。


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