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JIROの独断的日記
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2004年04月25日(日) 「日本政府、北朝鮮に10万ドル緊急援助 国連通じ医薬品」イラクには50億ドルだったよね?

◆記事:北朝鮮に10万ドル緊急援助 国連通じ医薬品

政府は25日、北朝鮮の列車爆発事故被害が甚大である点を重視し、緊急人道援助を決めた。国連機関を通じて10万ドル相当の医療物資を提供することで、国連の緊急援助調整官室(OCHA)と調整を進めている。状況によっては追加支援も検討する。

 北朝鮮への援助は、2000年10月に世界食糧計画(WFP)の要請に応じ50万トンのコメ支援を決定して以来。拉致問題など日朝間には重大懸案が山積しているが、中国や韓国が援助に乗り出していることもあり、人道面から決定を急いだ。

 具体的な輸送方法・経路や時期は未定だが、できるだけ早く実施する方針。医薬品や医療器具を世界保健機関(WHO)などを通じて送る方向だ。外務省幹部はこの援助が拉致問題をめぐる日朝政府間協議に直接影響はないとしながらも「北朝鮮が今回の事故を契機に、お互いに助け合う国際社会の一員となるよう考えてほしい」と述べ、協調的な姿勢をとることに期待感を示した。(共同通信)[4月25日21時12分更新]


◆コメント:日本政府の道徳的・外交的感覚の不思議。

今回の事故への政府の対応をめぐって、いろいろと、嫌味をいいたくなる。

イラク復興支援の資金として、日本は50億ドルもの大金を提供する、といち早く申し出た。人道的見地から、というのがその理由だった。

北朝鮮は、今回は異例の動きを見せている。事故の内容を(どこまで、本当かは分からないが)公表して、国連に助けてくれ、といっている。死者は160人前後と報道されているが、実際には、その10倍ぐらいいるかもしれない。

北朝鮮という国家は、日本にとって腹立たしい存在であるけれども、事故の犠牲者には、日本人拉致の責任はない。子供も大勢犠牲になっている。「人道的見地」に考えれば、こういうときは、支援をしてやったほうが良い。ここで、たったの10万ドル(1千1百万円)というのは、なんなの?

イラクに自衛隊を派遣するのは「困った人たちを助けるため」でしたよね?北朝鮮は、イラクよりもはるかに近くて、戦争状態にも無いのですが、こういうときには、自衛隊を派遣しないの?まあ、自衛隊は断られるだろうけどね。理屈から言えば、おかしいでしょう?そういう議論が出てこないというのは?

それから、他人の不幸を自国の利益のために利用すべきではないけれども、ここで、うんと恩を売っておくことは、外交上、損にはならない。援助してやったからといって、拉致問題がすぐに進展すると考えるほど、私は甘くないが、こちらの立場を少しでも有利にするチャンスであることは、確かなのだ。そういうときには、もっと機敏に動かなければ、ダメだ。

救援団を組織して、北朝鮮に送り込む。ついでに、住民に、昨日述べた作戦を実行するために多量のラジオをこっそり渡してくるのだ。北朝鮮では、北部の方が、ラジオを受信しやすいというから、なおさらだ。

本当に、こういうときの対応を見ると、つくづく、日本は外交が下手だなあ、と思ってしまう。


2003年04月25日(金) 「『清潔な日本を見習え』 シンガポール政府 」清潔なのは、多分・・・。

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