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JIROの独断的日記
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2004年02月09日(月) 「14人全員を救助=凍傷で入院−関学生の雪山遭難・福井」遭難は、他人に迷惑をかけることだ。

◆記事:14人全員を救助=凍傷で入院−関学生の雪山遭難・福井

福井、石川県境にある大長山(標高1、671メートル)で関西学院大学(兵庫県西宮市)ワンダーフォーゲル部員14人が遭難した事故で、現地対策本部は9日午後2時半ごろまでに、山頂付近に残されていた部員全員を、福井県などのヘリコプターでつり上げて救助した。助けを求める無線連絡が入ってから約48時間半で、救出作業がようやく完了した。

現地対策本部や病院によると、いずれも手足などに凍傷を負っており、入院した。1〜3週間程度の治療が必要だが、重傷ではなく治癒する見通し。低体温症にかかった部員も含め、命に別条はないという。勝山署などは、部員らから簡単な事情聴取を済ませ、今後、健康状態を見ながら、遭難に至った状況などを改めて詳しく聴く。(時事通信)[2月9日23時2分更新]


◆コメント:滅多な事で冬山なんか、登るものではない。

冬山登山は、いかなる準備をしても、天候がどのように急変するか予想がつかない。極端にいえば、冬山に登るのは、死を覚悟してから、行うべきである。学生たちは、吹雪で下山できなくなり、ビバークして、無線で救助を求めてきた。救助してくれるのが当然と思っていたのであろうが、救助する方はたまったものではないのである。自分の命が危なくなるのだから。

本件では、福井県と、多分、自衛隊のヘリコプターが出動して学生たちを吊り上げてくれたわけだが、全くご苦労様といいたい。

ヘリコプターで吊り上げるときには、当然、空中で停止する「ホバリング」という技術を用いるわけで、周知のとおり、これがヘリコプターを特徴付ける能力であるが、パイロットは大変な神経を使っているのである。

ヘリコプターがホバリングしているとき、パイロットは、絶えず変化する風の向きと強さ、そして、吊り上げる人間の重量を体感しながら、エンジンの出力の強さとローターの角度を小刻みに調整し続けているのである。経験者に言わせると、とてつもなく難しいことなのだという。ちょっとバランスを崩して、ローターがどこかに触れれば、一巻の終わりなのである。

学生の部活動がいけないとは、無論、言わないが、自分達は学生であり、クラブ活動はどんなに理屈をつけても、大人から見れば親の脛を齧っている者たちの「お遊び」なのである。お遊びで勝手に危険な冬山に登って、遭難して食糧や燃料も尽きかけてきたときに、駆けつけてくれたのは、普段彼らがバカにしているオヤジさんと同じ社会人である。

大いに反省してもらいたい。


2003年02月09日(日) 川口外相、国連決議あればイラク攻撃支持を明言←異議あり。

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