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JIROの独断的日記
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2004年01月28日(水) 身心の具合が悪かったら、早く医者へ診てもらうことだ。心配しながら過ごすのは損。

◆具合が悪いなら、早く医者に行け。

昨日に続いて、医療の話を書くが、今日の話は以前から書きたかったことである。世の中には病的に医師や病院を怖がって、身体が変調を来たしていても、なかなか、診てもらおうとしない人が意外に多い。そういう人たちに言いたい。それは、

身体の具合が悪かったら、怖がらずに、なるべく早く医師に診てもらう事。その時、できるだけ、その分野の専門医に診てもらうことがポイント

ということになる。

これは、今は、私は普通に生活できるし、食餌制限もないけれども、過去二回、小さな手術を受けたことがあり、その時の経験から他人にも勧めたいことなのだ。


◆扁桃摘出術

まず、子供の頃からすぐに喉が腫れて、発熱する、というパターンを繰り返した。さっさと、子どもの頃に手術してしまえば良かったのかもしれないが、そこまで悪くないだろう、というのが近所の内科の先生の判断だった。

ところが、大人になってから、縁があって東京の大きな国立病院の耳鼻科の医長さんに診てもらったら、この人が、やけにはっきりと宣告する先生で、「明らかに、手術適応です」という、ありゃーと思って「他に治療法はないでしょうか?」と訊くと、きっぱり「無いと思います。」と仰る。こういうのは一見、乱暴なようだが、そうではない。私の手術への逡巡を断ち切る上で、極めて有効だった。

手術は医長さんだけあって、あっという間に終わった。上手いものだ。それから、全然、風邪をひかなくなった。こんなことなら、もっと早く手術してもらえば良かった、と思った。この時、初めて、医学の有難さを身体で味わった。


◆痔の手術(血栓除去術)

この後、社会人として働くうちに、以前から少し怪しかった痔が悪化した。痔には痔核(いぼ痔)、裂肛(切れ痔)、 痔瘻(うみ痔)とあって、私のは、痔核であった。このときは、ある人が教えてくれた、東京、いや多分日本で一番上手い肛門科の先生に診察してもらった。この先生も一目で、「これは、取っちゃわないと、治りませんよー」と仰った。患者は初めての先生でも、自分の病気を心配してくれているかどうか、ということを、本能的に見抜くものである。私はこの先生なら大丈夫だとおもった。

以前、ある「有名人」が痔の手術の前にかける腰椎麻酔の針が、背骨の真中に達するときの、全身に電気が走ったような感じが、恐ろしいとか、痔の手術は術後の痛みがあまりに有名で・・・・などと書いていたのを読んだ事があった。それが、私が専門医の門をたたくチャンスを遅らせた。

実際に手術を受けた。腰椎麻酔は何とも無かった。手術は10分ぐらいで終わった。先生にとっては朝飯前、と言う感じだった。助手と医者仲間の噂話なんかしている。これぐらい余裕があるのが、名医の証拠だ。テレビドラマでよくやるようにやたら、看護婦に「汗!」なんて言っているようでは、却ってやばいのである。

手術が終わり、腰椎麻酔が切れてくる頃、いよいよ激痛が襲ってくるのかと身構えたが、何ということであろう、痛くも痒くもない。翌日の朝、ふつうに立ち上がって、喫煙コーナーで他の患者さんと喋っていたら、看護婦さんに見つかって、『今日一日ぐらいは(出血するかもしれないので)、おとなしく寝ていてください」と叱られてしまった。但し、それぐらい、違和感が無かったのである。

このケースでは、肛門科、というのがポイントである。痔の手術ぐらい、外科でも出来るのだが、やはり、場所が場所だけに、失敗されると困る。餅は餅屋なのだ。実際、有名私立大学病院の外科で手術を受けたおばあさんが、予後が悪くて、再手術を受けに来ていた。それに、(私は痔が恥ずかしいとは思わないのだが)、肛門科なら、周り中が痔の患者だから、連帯感が湧く。痔というと、おっさんの病気のように考える人もいるかもしれないが、実際には老若男女、実にいろいろな人がいて面白かった。

手術前は排便後に、ジーンとする痛みが1時間ぐらい続いていたし、会社で椅子に座るときも、立ち上がるときも辛かった。今から思うと、バカな辛抱をしていたものだ。術後、痛みは全くなくなった。全ては悪夢だったかのように思われるほど、何の痛みもなくなった。私は狂喜して、現代医学と先生と看護婦さんに感謝した。この時の恩は今もわすれない。

まだ、他にもあるのだが、それは、またいずれ書くとしよう。とにかく、具合が悪い人(精神的な面も含む)は、早くお医者さんに診てもらいなさい。


2003年01月28日(火) アメリカは何故イラクを攻撃するのか。

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