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JIROの独断的日記
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2003年10月02日(木) 小泉氏が内閣総理大臣になったときの公約を覚えていますか?

 日本人の特徴の一つが、「何でもすぐに忘れてしまう」ことであることは、良く知られている。尤も、自分が行った自分にとって都合の悪いことを、無意識下に抑圧するのは、人間一般に見られる傾向だ。

 ところが、日本人は、自分が受けた酷いことも忘れてしまう。日本人は白人、とりわけアメリカ人が大好きで、この国で「洋画」といえばアメリカ映画を指すほどであるし、その他枚挙に暇がない。

 しかし、このアメリカという国が1945年8月6日に原子爆弾を広島に投下したがために、広島は地獄と化し、何十万という被害者が出たこと。そして、アメリカはそれを見ていながら、残虐にも2個目の原子爆弾を3日後に長崎に投下した事は、いつの間にか忘れている。

 このような民族特性は、日本でずるいことを考えている人々にとっては非常に都合がよいことになろう。

 現在、小泉内閣の支持率は50パーセントをかなり超えているけれども、はたして日本国民のどれぐらいが、小泉純一郎という人物が2001年の自民党総裁選挙時に述べた公約を覚えているのだろうか?

 勿論、誰しも記憶力には限りがあるけれども、小泉氏が、「このぐらいの公約違反はたいしたことではない」と口にしたことも忘れてしまうのだろうか?

 小泉内閣総理大臣は、就任前に少なくとも次の3つのことを国民に対して約束した。

1.首相に就任したら、8月15日に如何なる批判があろうとも、かならず、靖国神社に参拝する。

2.財政健全化の第一歩として、国債発行を30兆円以下に抑える。

3.ペイオフは必ず、予定通りに行う。

 言うまでもなく、小泉内閣総理大臣は3つの公約をすべて破っており、しかもそれを大した事ではないとばかりに平然とした表情をしている。

 今現在、株価が上昇して、景気が底離れしつつあるとかなんとか新聞は現象面のみを報じているが、そのことは、公約を違反した事の意味の重さを軽減するものではない。人間として信用できるかどうかという問題である。

 私は、小泉純一郎氏は信用できない人物だと思っている。従って彼が率いる内閣も政党も、いかがわしい存在とみなしており、支持しない。


2002年10月02日(水) うつ病

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