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JIROの独断的日記
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2003年09月29日(月) 「<北極圏>温暖化で最大の氷床崩壊」環境問題は想像以上に深刻なのです。

◆記事:
カナダにある、北極圏最大の氷床が二つに割れ、一部がバラバラになって海に流れ出していることが、カナダ・ラバル大と米・アラスカ大のグループの観測で26日までに明らかになった。北極圏で目立っている温暖化傾向が原因だという。研究グループのマーチン・ジェフェリーズ・アラスカ大教授は「氷床の崩壊によって、近くの湖に海水が流入、貴重な生態系が破壊されてしまった」と指摘している。

 この氷床は、カナダ北部のエルズミア島にあるワードハント氷床。全体の面積が443平方キロで、北極圏で最大とされている。
(ワシントン共同)(毎日新聞)[9月27日11時4分更新]

◆記事2: 地球温暖化で2%の陸地水没 NHKニュース

地球温暖化による海水面の上昇で100年後には世界で1億4000万人に影響が出るという解析結果を茨城大学などの研究グループがまとめました。日本でも国土の2%にあたる地域が水没し330万人が影響を受けるとしています。

◆国連環境プロジェクト報告書(1999年9月18日)
温暖化対策は手遅れか 国連環境計画が報告書 (共同通信)

地球温暖化防止や淡水の保全は21世紀最大の環境問題となるが、温暖化対策は既に手遅れの可能性が高く、熱帯林の破壊は取り返しが付かない状態、水不足も深刻−−などとする、極めて悲観的な「地球環境概況2000」を国連環境計画(UNEP)が19日までにまとめた。

「概況」は日本など100カ国以上から30研究機関、約850人の専門家が取りまとめに貢献、「次の千年紀に人類が直面する環境問題についての最も権威ある評価報告書」(UNEP)という。

UNEPは「対策を取るための時間はどんどん少なくなっている」と、各国政府に環境問題への取り組みを強めるよう求めた。

世界約200人の専門家の意見を基に、今後深刻になるとみられる環境問題は何かを検討した結果では地球温暖化がトップ。次いで淡水資源の不足、砂漠化、水質汚染の順だった。

報告書は「1990年代後半の大気中の二酸化炭素濃度は過去16万年間で最高。京都議定書の目標すら達成できそうになく、地球温暖化の防止はおそらく手遅れだ」とした。

世界中で年間350万−500万人が急性農薬中毒になるなど、農薬やダイオキシンなどの化学物質汚染は現在も深刻だが、今のままのペースが続けば、2050年に環境中に出る有害物質の量は、現在の3倍以上になる可能性がある。

報告書は、水資源不足が世界的に深刻化し、2025年には世界人口の3分の2が水不足に悩むだろうと予測。アジア地域では、工場や自動車からの硫黄酸化物、窒素酸化物の量が2030年には90年の4倍以上になり、大気汚染や酸性雨が大問題になると指摘した。

報告書はこのほか、窒素肥料の大量使用による生態系への影響、日本のブラックバスのように生息地以外から持ち込まれた生物が固有生物種の生存を脅かすことや、環境破壊による難民の増加などの問題が顕在化するだろうと予測した。          (了)

◆所感:人類存亡の危機

 長々と色々な記事を引用したが、まず、北極の氷が溶けたことが何故そんなに問題なのかといえば、二番目に引用したNHKニュースが伝えているように、このペースで氷が溶けつづければ、海水面が上昇して、水没する都市が続出するということである。

 それ以外に恐ろしいのは、北極圏の氷の中には、人類がいまだに出会ったことがない、病原菌やウィルスが閉じ込められていたのに、氷が溶けることによって、それが一挙に外気に放り出される危険がある、ということだ。治療法の分からない伝染病が蔓延する怖れが大きくなったのである。

 しかし、これ以上悲観的な報告書も珍しいというのが、3番目に引用した、国連環境プログラムが4年前に発表した報告書である。これによれば、既に地球温暖化を防ぐのは手遅れだというのだ!

 これが意味するところは、要するに、人類は滅亡するだろうという事なのだ。これほど緊急を要する事柄が他にあるだろうか?

 どうして、対策が進まないかというと、主要国の首脳はいずれも科学の専門家でないため(要するに皆、文科系でしょ?)、理論的、科学的な思考の訓練が出来ておらず、報告書の内容を正しく認識できない、あるいはしようとしない。自分が宰相である間は見て見ぬフリをしよう、と決めている。したがって、一般市民への啓蒙活動も非常に低調である。そのため、温暖化の進行が止まらない、という悪循環に陥っているものとおもわれる。

 小泉改造内閣では小池百合子氏が環境相に任命されたが、この一事をみただけで、小泉内閣総理大臣が、環境問題に対して如何に無知、無関心であるかがよくわかる。環境相は、初めて大事を経験する者がしばしば割り当てられるポストであり、今回もその慣習どおりである。

 自民党の中、連立与党の力関係とか、そういうくだらないことを考えるのが政治ではない。

 それから、アメリカの専門家も、何とかブッシュの馬鹿もこの事態の深刻さを理解させろ。地球温暖化の原因となる温室効果ガスの最たるものが二酸化炭素だが、全世界のCO2の20%を排出しているのは米国なのである。一番何とか手段を講じなければいけない国が京都議定書を批准しようとしない。地球環境的観点からも、アメリカは世界に迷惑をかけているのである。


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