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JIROの独断的日記
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2003年07月06日(日) 「たばこ注意文言」 身体に悪いのはタバコだけじゃないのですが・・・。

◆記事:毎日新聞社説より

 「たばこの包みに印刷する、喫煙の害の注意文言が改定されることになった。新文言は8種類で、包みの30%を占める大きな表示になる。包装デザインの変更などで、実際に新しい文言を印刷したたばこが店頭に並ぶのは、1年ほど先になりそうだ。しかし、発展途上国並みだった日本のたばこの注意文言が、ようやく先進国並みの厳しい表現に変わる。当然のことといえよう。」

◆所感:タバコの箱の言葉を変えたぐらいで喫煙者が減ると本気で考えているのだろうか?

 アホな社説。タバコが身体に悪いことなど誰もが知っている。それを承知で喫煙を続けるのは自己責任だ。いちいち国が注意を喚起する必要はない。少々、言葉を変えたって吸う奴は吸うさ。この社説を書いた人はタバコの箱の言葉を変えたぐらいで喫煙者が減ると本気で考えているのだろうか?

 それに、身体に悪い物質はなにも、タバコだけではない。極端にいえば、人間が口にするどんなものでも有害な影響を人体にもたらしうる。単なる水だって、一度に10リットルも飲めば、人間は死ぬんだよ?水中毒というやつね。

酒を飲みすぎれば急性アル中で死ぬ。急性中毒を起こさなくても、確実に肝臓に負担をかけて、肝障害の原因になる。また、アルコール依存症で社会生活を営めなくなる人間もごまんといる。そもそも、医学的には、アルコールは麻薬や覚醒剤と同様、ドラッグであって、たまたま、現代の日本では合法とされているだけの「合法ドラッグ」であるにすぎない。法律がどうなっていようと、飲み続ければ依存を形成し、脳や身体を破壊するのは他のドラッグと同様である。このような危険なドラッグに何故、注意表示をしないのか。

 ケーキを毎日山のように食えば、糖尿病になるか、極度の肥満から心臓病になる怖れがある。イカの塩辛を毎日大量に食べれば高血圧になる。醤油を一升飲んだら高ナトリウム血症で死ぬだろう。

 タバコに注意文言を印刷するのであれば、ケーキの箱や清涼飲料水の容器には「食べすぎ(飲みすぎ)は糖尿病の原因になるので注意しましょう。」 あらゆる酒の容器には、「アルコールの飲みすぎは肝硬変を招く恐れがあるので、気をつけましょう。また、アルコールはドラッグであり、飲み続ければ依存症となり、脳を破壊します」、、醤油びんには「この醤油を一度に飲み干すと、死亡するので、気をつけましょう」,イカの塩辛のビンには「食べ過ぎは高血圧を招き、脳血管障害など、深刻な病気の要因になりえます。食べ過ぎないように注意しましょう」等々、全てのものに注意文言を印刷すべきではないでしょうかね?


2002年07月06日(土) 人生

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