外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
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2003年04月19日(土) ネット上のカードの不正使用

 ネット犯罪の被害に遭いそうになった。

 私は、英語のオンライン百科事典を利用するサービスに加入しているのだが、このサービスの使用料は毎月クレジットカード決済される。

 ところが、先日、そのサービスを提供している会社から、「今月の引き落としがカード会社に拒否されて出来ない」というメールが届いた。私の使っているカードは、WEBサイトでパスワードを入力すると、SSLがかかった画面で利用明細を確認できる。

 早速見てみたら、最近、ネット上で買い物などのためにカードを使った事がないのに、(アダルトサイトなど、怪しげなサイトを見たことも無い)幾つかの海外の良く分からないアカウントから数十万円分の請求が来ていた。全て外貨であった。

 要するに、今まで使った日本国内か海外のサイトのどこからか、或いは(多分海外の)決済処理会社から私のカード番号が盗まれて、勝手に使われたわけである。店頭での買い物にカードを使う事はここ数年全くないので、所謂「スキミング」はされる可能性は無い。

 数年前から、本、サプリメント等をインターネットショップで購入する事が多かった。日本の店も、海外(アメリカとイギリス)の店も使った。勿論いずれもセキュリティのかかったページであることを確認してからカード番号を入力していた。

 自分のパソコンに関しても、ウィルスチェックソフトは常に最新のパターンファイルと検索エンジンにアップデートして、定期的にウィルスチェクをしているし、パーソナル・ファイアウォールも適用していたし、ウィンドウズのセキュリティの欠陥が報告されるたびに、こまめにパッチを当てることも怠らなかった。

 それでも、こういう事件が起きたのはちょっと、ショックだった。同時に、世の中には本当に悪い事をする奴がいるものだと、嫌になった。

 ネット犯罪の記事を検索したら、2月に、アメリカのカード決済処理会社から、800万枚のカードの番号が盗まれたという事件があったのを思い出した。私のカードの番号がその中に含まれていたのかも知れぬ。

 不正使用された金額は私に支払い責任はないということになった(但し、全てのカード会社が同じ結論を出すとは限らない。カード所有者の信用度にもよるだろう)し、すぐに新しいカードを発行してくれたので、実損は被らなくて済んだが、ネット取引の危険性を身に沁みて知った。

 だからといってネットショッピングを止めようとは思わないが、カードの利用明細はこまめにチェックして、身に覚えの無い請求があったら、すぐにカード会社に連絡をする、という「常識」の大切さが良く分かった。


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