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JIROの独断的日記
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2003年04月09日(水) 記者死亡に米作戦副部長が「危険性は説明」、謝罪なし  ←マスコミは、同業者が死んだときだけ大騒ぎするのはおかしい。

◆記事: 「米軍の砲撃などによりバグダッド市内で8日にジャーナリスト3人が死亡した問題について、米統合参謀本部のマクリスタル作戦副部長は同日の会見で、「市街戦の危険性は何度も説明してきた。それでも、そこに身を置いたのはあなた方だ」とメディア側に責任を転嫁する一方、兵士には自衛権と応戦義務があることを強調した。謝罪の言葉は一切なかった。 米軍は、メディアの取材拠点であるパレスチナ・ホテルを戦車で砲撃した。先にホテルの方向から狙撃されたのが理由、と米軍は説明しているが、現場にいた記者たちは全面否定している。 クラーク報道官は会見の冒頭で、新たに戦死した米軍人の名前と所属を1人ずつ紹介して功績をたたえた。3人のジャーナリストには短い哀悼の言葉のみで、「戦争は本質的に悲劇的なものだ」と述べるにとどめた。  国際ジャーナリスト連盟(本部ベルギー)のホワイト事務局長は「米軍はジャーナリストを故意に攻撃したと思う。重大な国際法違反だ」とAP通信に語った。 」

◆所感:無くなった記者には申し訳ないが、戦場で報道しているのだから、危険なことは分かりきっている。はっきり言えば、戦争の報道は死ぬ覚悟がなければ、できない。マスコミは「報道関係者が攻撃された」ことをやたらと強調しているが、それでは、今までに何千人もの罪の無い一般市民が、子供が、殺されたときは何故もっと騒がなかったのか?報道関係者は自らの意思で危険な場所に赴いたのであるが、イラク人たちは普通に暮らしていただけなのに、殺されたのだ。

◆各国の新聞・テレビは、いままでは、淡々と「市民が何人死亡」などと伝えていて、この戦争を終わらせるためにはどうすればよいのか、その考え方を提示していなかった。自分たちの「身内」が殺されたときにだけ、大騒ぎするのは、おかしい。


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