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JIROの独断的日記
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2003年01月29日(水) 日本の「歌手」は下手な人が多い。

 別に、ある人間の歌が上手かろうが下手であろうが、誰も命を失うわけではないし、好きな人は好きで聴いているのであろうから、どうでも良いことなのだが、日本の歌手はあまりにも下手な人が多過ぎる。

 久しぶりに歌番組という類のテレビ番組で浜崎あゆみが歌うのを聴いた。あれは、殆ど音痴だ。要するに、ものすごく音程が悪いのである。素人なら仕方がないが、一応歌を歌うことをなりわいとしている人間が、一般人にもわかるぐらい音程が悪いというのは、恥ずかしい。たまたま浜崎あゆみがはじめに耳に入ったが、他も大同小異である。

 音程が悪いと言うのは、要するに耳が悪いのである。およそ音楽を奏でる側の人間にとって一番重要な資質は耳の良さである。これは生まれつきの資質に加えて厳しい訓練を続けることにより、初めて獲得できる能力である。

 クラシックの弦楽器奏者などは、1Hz単位の音の高低を聞き分ける。オーケストラで、たとえば、第1バイオリンセクションは多いときは20人前後の人間が同じ旋律を奏でる(ユニゾンという)が、音が濁らずにひとつの正しい音に聞こえるのは各人がそれぐらいの厳密さで音程を取れるように永年にわたり、また、毎日訓練しているからである。

 それに比べるのは、オケの人たちに失礼と言うものだが、日本で「歌手」と呼ばれている人たちの多くは、殆ど素人のレベルであると言ってよい。


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