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JIROの独断的日記
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2003年01月24日(金) 公徳心と我慢

昨日、千葉県習志野市の京成本線の踏切で、既に遮断機が下りていたのに、ワゴン車が無理に渡ろうとして、電車とぶつかり、死傷者が出た。遮断機が下りている踏切を渡ってはいけない、ということは誰でも知っている。にも関わらず、遮断機をこわしてまで渡るということは、よほどの緊急事態でない限り、我慢が出来ないということである。

社会生活で守らなければならない道徳を公徳といい、それに従おうとする気持ちを公徳心という。公徳には我慢がつきものである。

電車の中で大声ではしゃいだり、携帯電話をつかわない。救急車などの緊急車両が来たら、急いでいても、道路の左端に寄って停止する、といったことが出来ない人が増えているように思われる。

できることなら、不自由な思いはしたくないのは誰しも同じである。しかし、我慢するべきところで我慢しないと、冒頭に書いたような悲劇が起こり、他人に大変な迷惑をかける。

いじめに耐える、とか、長時間のサービス残業をする、とか、理不尽な我慢はする必要はないが、人に迷惑をかけないための我慢は、公徳心の元になるのであって、人間の重要な能力の一つである。


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