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JIROの独断的日記
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2003年01月17日(金) 英語を聞き流すだけで話せるようになるわけが無い。

英会話学校や英会話教材というのは、星の数ほどあるけれども、英語を聞き流すだけで話せるようになる、というのはまことに疑わしい。

聴いているだけで話せるようになるのであれば、標準語で放送されているテレビを見ているだけで、日本中、だれでもアナウンサーのような発音で原稿を読めるようになっているはずである。しかし、事実はそうではない。母国語ですら、明瞭な標準語で話すためには訓練が必要なのである。まして、外国語について、何をか言わんや、である。

どの言語にも、特有の口や舌の使い方、動かし方がある。これらを習得するためには自分も口に出してみる、という過程が絶対に必要である。自分の体の一部を動かさなければ習得できないという点では、スポーツや楽器の演奏、自転車に乗ること、自動車の運転の練習など体を使う他の全ての行為と語学は全く同一である。

具体的には、意味の分かった文章を何回も繰り返し音読するのが、語学習得の早道である。この際、ネイティブが吹き込んだCDが付いている教材を購入して、MDにコピーすれば、同じパラグラフを自動的に繰り返し再生できるので、便利である。自分がネイティブに近い発音をできるようになれば、リスニング力は自然に向上する。自分が出せない音を聞き取る事は非常に難しい。

いくら、機械が進歩しようが、語学は自分で声に出さなければ上手くならないという原理は、永久に変わらないだろう。


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