外国為替証拠金取引
JIROの独断的日記
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2002年09月04日(水) アメリカの馬鹿

 世界の株価が暴落している。
 日経平均はバブル後の最安値をつけた。無論発端はアメリカである。アメリカは自国の景気が良かった頃は、世界経済の足を引っ張っているのは日本だといい、金融機関の不良債権を早く何とかしろ、と口やかましかった。今回は企業経理の不正が発覚し、米国経済全体への不信感が引き金となって、株の暴落を招いた。しかし、こういう場合、アメリカ人は、絶対に自分からそういうことに触れない。本来は、世界に向かって「すみません。うちの企業監督が杜撰だったので、皆さんにご迷惑をおかけしています」と謝罪すべきところなのだ。
 
 それどころかブッシュは、何とかイラク攻撃を実現して、国内問題のヤバさから国民の目をそらそうとしている。とんでもない話である。911テロの後、ラディンが潜んでいる国だからといって、世界で最も貧しい国の一つであるアフガニスタンをボコボコに叩き、全くアルカイダと関係のない無実の一般市民を大量に殺害したというのに、ケロリとしている。
 
 この上にまだ、平気で人殺しをしようとしているのである。この、独善性。自己中心性。国務長官のパウエルは任期満了とともに職を辞す、といっている。パウエルは滅茶苦茶優秀な男だ。黒人でアメリカの国務長官にまでたどり着くためには、ぬきんでた実力が必要である。彼は白人の独善性をいやというほど目の前で見て、いい加減、嫌になったに違いない。


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