| 2008年10月31日(金) |
室町誕生日オメデトウ!の突発SS(携帯) |
室町クンハッピィバースデー! ハロウィン生まれ。 さぞ山吹では色々といじってくれることでしょう。
何かしたくて、突発テキスト超駄文殴り書き。 室→千です。
室→千とか千室もかなり好きな気がしてきている今日この頃…。
**********
「誕生日おめでとう」
その言葉と共に、千石さんは小さな紙袋を渡してくれた。 朝早く、朝練の為に登校するオレを校門で待ち伏せて。
「敬われるべき先輩としては、やっぱり朝イチで言わなきゃでしょ?」
千石さんはそう言って笑った。 けど、千石さんは朝に強い訳じゃ無いはずなのに。 部活を引退して暫く経つ今頃なら、早起きの習慣だって抜けてしまうだろうに。 それなのに、わざわざ。
「……ありがとう、ございます」
うつむき加減になって、やっとそうお礼を言う。 …サングラスがあれば良かった。 そしたら、赤くなってる顔も少しは隠れたのに。
「…どういたしまして」
返事を寄越す千石さんの顔が楽しそうな、満足そうな笑顔を浮かべている。 オレが照れてるのを面白がってる、と分かって少しムッとしたけれど、それでも嬉しさが勝る。 自分の為に時間を割いてくれた。 自分のことを考えてくれた。 それが、嬉しくて仕方なくて。 紙袋を握る手にそっと力を込める。 どんな物でも必ず大切にすると、そう、こっそりと誓いながら。
**********
|