| 2005年08月24日(水) |
小説色々読んでます。「はるかな国の兄弟」 |
エムのテキスト、名前漢字間違ってた……!! 友紀ではなく有紀です。訂正しました。 なんか違うような気がするな〜?とは思っていたのですがそのまんまアップしてしまった(調べろよ)。
時々来る小説ブームというのが今来てて、「ラッシュライフ」「暗黒童話」などを文庫で買ってよんでます。面白い。伊集院大介も新作出てたし。
でもタイトルはそれとは違いまして。 「はるかな国の兄弟」は児童文学です。 長くつしたのピッピとか書いたひとのです。うちにあって昔から呼んでたんですけど改めて読み返したらいやいやはまってしまう。 万能で美しい兄ヨナタンと、兄を慕う弟のカールのお話です。 カールの一人称で語られるんですけれども、兄のヨナタンは美しいしカッコイイし弟想いだし、弟は弟で兄が大好きで、兄の為に勇敢になろうと頑張ってて可愛らしいの!! カールは病弱でずっと家で寝ていて、そう長くは無いと言われている。そんなカールの自慢は、金髪で王子様のように美しく、そして優しい兄ヨナタン。 ヨナタンはカールが大事で、いろんなお話をしてくれる。カールが死ぬのが恐ろしいというと、「怖くなんか無いよ」と慰めてくれる。「この世界を離れてナンギヤラに行くだけなんだから」と。ナンギヤラというのは素晴らしい世界で、おとぎ話のようなところ、誰だってそこにいくのだと。 「君が先に行って、僕を待ってるんだよ。でもそしたら僕は大事な弟なしで何十年も生きなくちゃならないんだ」 で、そうなるはずだったんだけれど、家で火事が起こってしまう。 家で寝ていたカールは逃げることが出来なくて、駆けつけたヨナタンがカールを助ける。 ドアからは逃げられなくなって、ヨナタンはカールを背負って、迷わず3階の窓から飛び降りて。カールは助かったけれど、ヨナタンはそれで息を引き取ってしまう。弟に「ナンギヤラでまた会おう」と言い残して。 カールも勿論間もなく後を追うことになって、兄弟でナンギヤラでの冒険が始まるのです。 でもこれがまた凄くて、最後は私結構泣けました。 頑張って勇敢に頑張るカールが可愛いしカッコイイし、ヨナタンはもう最初から文句なしにカッコイイですし。 児童文学が好きな方にはオススメです。
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