スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次|過去|未来
NHKの朝のドラマ「てっぱん」を見ていると、
美味しそうなお好み焼きが出てくる。
焼き立ての香りが漂って来るようでつい食べたくなる。
そして、いつも父のことを思い出す。
5年前に亡くなった父は、お好み焼きが大好物だった。
私が小さいころから
キャベツと天かすをいっぱい入れたお好み焼きを母が焼いてくれた。
今のような贅沢な材料を使わず
シンプルなものだったが、
空腹に食べるお好み焼きは最高のご馳走だった。
また、父はよく、私たちを
自分の行きつけのお好み焼屋さんに連れて行ってくれた。
豚玉、デラックス焼き、焼きそば入りなど、
家では食べない美味しそうなメニューを前に
選ぶのを迷ったものだ。
でも、ただ一つ父と行くと嫌なことがあった。
それは、父が焼く前から仕切るのだ。
材料の混ぜ方はこうしろ、焼き方はああしろ、
ひっくり返すのはまだ待て…などなど
折角のお好み焼きが父のいう通りに焼かれるのだ。
もっと楽しく食べたいのにと思いながらも、
ソースや花かつおや青のりがかかった
アツアツのお好み焼きを食べると、
家族みな笑顔になった。
もしできるならもう一度
父の仕切るお好み焼きを食べてみたい。
スカーレット
|