スカーレットの心のつぶやき
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一昨日、姉から誠さんからという件名でメールが入った。
誠さんから「お願い」という手紙と写真が届いたが
どういう風に対応したら良いかわからないということだった。
そして、その「お願い」の手紙がファクスされてきた。
それは、一言でいえば誠さんの遺書だった。
最後には「短い間でしたが、有難うございました」と
結ばれていたし
中には告別式も行わない、
自宅から荼毘にふす・といった言葉が出てきたからである。
一読して心配になった。
もしかして、誠さんの状態がとても悪くて
痛みに耐えきれず自殺するのではないかと思ったのだ。
昨日は姉の車で母と三人で誠さんに会いに行った。
結果的には行って良かった。
いつものように店に座っている誠さんが
あの素敵な笑顔で私たちを迎えてくれたからだ。
そしていつもの明るい誠さんの話を聞き
母の自分の辛さの話に
誠さんが励ましてくれたからだ。
私は正直に「誠さんが自殺すると思ったよ」と言った。
姉は「どんな返事をしたら良いかわからなかった」と言った。
誠さんは私が思っていた通り
あの手紙は遺書だと言った。
頭がぼけないうちに書いておきたいと思ったとも言った。
真民先生と同じ生き方をしていると思った。
そして、自分が死んでも来てほしくない人だっている。
姉や私には来て送ってもらいたいが
それは心が通じている人だけに限るとも言った。
誠さんは小学校や中学校、高校と
講演会の予定がいっぱいあると言う。
だから、今は死ねないとも言った。
私が「死ぬならマイクを持ったままね」というと
誠さんは笑って「そうよ」と答えた。
いつものように焼き立てのパンをおごちそうになり
2時間半ほど話をして、美味しいパンを買って帰った。
誠さんが最近はPCをするようになったと聞いて驚いた。
そして、誠さんのメールアドレスを教えてもらった。
以前よりも手が不自由になっている。
握ったまま開くのも大変な手で
PCの操作は大変だ。
だから、返事は要らないよと言っておいた。
そして、帰宅して早速誠さんにメールを出した。
元気でいてほしいし
またあの素敵な笑顔に会いに行くからと書いた。
行った良かった。
ほっとしている。
スカーレット
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