スカーレットの心のつぶやき
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数日前から、我が家の応接間にどんと座っている
グランドピアノの存在が何か気になって仕方ない。
娘がピアノを習っていた十年ほど前に購入したものだ。
アップライトピアノからグランドピアノにした頃は
娘もピアノが大好きで私も娘のピアノに必死だった。
だから、夫にも相談しないで
私の判断で夫のお金を使わずに買った。
あれから十年。
娘は途中でピアノをやめてしまい
じゃあ私が弾こうと習い始めたものの
父の病気や看護や亡くなったことで
私の中からピアノへの思いはどこかへ飛んで行ってしまっていた。
それが最近、私自身の生活も安定し、
やろうとすることも何となく見つかった考えた。
私にとってこのグランドピアノは何?って。
そうしたら、急にピアノを愛しく思うようになった。
蓋を開けポロンと指でなぞってみた。
音が何か変。
そう、調律も数年やってない。
昨日は今まで頼んでいた調律士さんに連絡を取った。
今週の木曜日に来て調律してくれることになった。
三年半も放っていたとか。
これじゃピアノの音色もおかしくなるはずだ。
弾いてみても指もまともに動かない。
前に弾けていた曲を弾いてみても駄目だった。
そうだ、やり直そう。
もう一度ピアノに挑戦しよう。
バイオリンは部屋の飾りに成り下がってしまった。
せめてグランドピアノには悲しい思いをさせないよう
これから少しずつ弾いていこうと思う。
スカーレット
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