スカーレットの心のつぶやき
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私の母は今年87歳、
母の従姉妹であり
亡き父の叔母は今年94歳になる。
二人とも、元気で自分のことは自分で出来るし
叔母など、毎日三越へ行くことを日課とするような
有難い生活を送っている。
数日前、
その94歳になる叔母の娘の一人が亡くなった。
この数年は肝臓がんを患って
入退院の繰り返しだったという。
母がたまたま電話して、そのことを知った。
母は従姉妹が気落ちしていて
病気にでもなりはしないか?と心配したそうだが
案外、元気そうな声だったらしい。
母がそのことを私に話してくれたのだが
私は思わず「年を取ったら、そんな風になるみたいだ」と言ってしまった。
年を取るということは良い意味で鈍感になるということだ。
鈍感は決して悪いことではない。
物事にこだわらず
気にしないでいられるからストレスも感じない。
若い頃は、自分の周りに居る人の存在が気になる。
それは、自分がどういう風に他人に見られているか?が気になるからだ。
年を取るということは
そんな自分の評価を気にせず
他人の思惑とか、目などを気にしないで生きるということだと思う。
それは鈍感になったというか
ずうずうしい生き方が出来るようになったというか
いずれにしても、自分が生きる生き方が楽になるということだと思う。
それはそれで良いのだと思う。
私は母にこんな言葉を付け加えた。
「母ちゃんでも、後10年もしたら
もし、私が先に逝ったとしても
今、思うような悲しみや辛さは感じないと思うよ」と。
少々言いすぎの感もあるが正直な私の気持ちだ。
人はそんな風にして年老いていくのだと思う。
自分のことしかなくなって当然。
人のために生きてきた今までの自分の人生を
やっと自分のことだけ考えて生きていけるようになったのだから。
大いに鈍感になってもらいたいと思う。
スカーレット
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