スカーレットの心のつぶやき
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2008年06月12日(木) 日々のこと

四川地震が起きて今日でひと月が経つ。

まだ、地面の下で眠ったままになっている犠牲者は数多い。

それでも、人々の生活の時間は

まるで何事もなかったかのように過ぎていく。

わが国では、史上最悪の無差別殺人事件が起きた。

被害者の方々のご冥福と一日も早い回復を

心から祈りたい。

それにしても、この日常はなんと残酷なのだろう。

殺された人の遺族のことを思うと自然に涙が出てくる。

もし、あの若者が私の娘だったらと思うと

居ても立っても居られない心境になるのだ。

何も悪いことはしていない。

平凡でも、皆それぞれが幸せな生活を出来るはずだった。

それが、一瞬にして未来の人生を奪われてしまったのだ。

人の人生を奪った犯人に強い憤りを覚える。

そして、この犯人が育った家庭環境や社会にも

何か原因があるようにも思える。

確かに、犯人と同じような境遇に居る人は山ほど居る。

しかし、その人たちが、犯罪を犯すわけではない。

皆、自分で納得し、自分で探した生活、日々のことを

懸命に生きているに違いない。

私自身、昔、苦しんだことを忘れているわけではない。

ただ、私の場合

人のせいにするのではなく

自分自身を責め、自分の存在を消そうとしたことが

今回の犯人と違う点だと思う。

今の私は、あのとき死ななくて良かったと素直に思える。

日々のことに目を向けられることが出来るようになった。

物事を突き詰めて考えることも少なくなった。

これは多分に年齢を重ねた結果だと思う。

もし、犯人が事件を起こさず、

年を取ったとしたら、

きっと20代の時の自分を笑って考えられていたのかもしれない。

世の中は動いている。

その流れの中に身をおき

たまには流されてみるのも良いのかもしれない。

それが出来なかったことが犯人にとって不幸だったのだと思う。


スカーレット