スカーレットの心のつぶやき
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| 2008年03月06日(木) |
映画「明日への遺言」 |
昨日の午後、時間が出来たので
先日来、観たいと思っていた映画「明日への遺言」を
一人で観に行った。
観客は結構沢山したし年配の方が多かった。
この映画は先の戦争で
名古屋への無差別爆撃を実行した
米軍機の搭乗員を処刑した責任を問われ、
B級戦犯として戦争裁判にかけられた岡田資(たすく)中将の姿と
その裁判を傍聴する妻・家族の愛を描いた映画だ。
台詞もほとんどなくナレーターで進み
下に日本語のテロップが流れ、耳の不自由な人たちにも
十分伝わる映画になっていた。
そして、席からは涙をすする音が聞こえてきた。
私が感動したのは
一人の人間の責任の取りかただった。
まさに公のために命を捧げることが
これほど勇敢にかつ平静に描かれていた。
部下の責任も全て自分ひとりが背負い、
臆することなく米に対して無差別爆撃を抗議する姿は
今の日本の政治家に見習ってもらいたいと思う。
この岡田中将の凛とした姿勢は
米側の検事や裁判官の心まで動かすほどだった。
彼は法廷を「法戦」として一人勝利に挑んだのである。
結局は絞首刑という判決が決まるのだが、
最後まで彼は自分自身の信念を曲げず
誇り高く立ち向かった。
観る価値のある作品だと思う。
ただ、ひとつ、残念だったのは
冒頭に流れる戦争の記録の中で
日中戦争を描いたものの一つとして
今では中国による捏造写真であることが判明している
線路の上で泣き叫ぶ子どもの写真を入れていたことだ。
これは削除すべきだと思う。
戦争反対を唱える映画であるのは分かるが
事実と違うものを画として流すのは如何なものだろうか。
その点を減点したとしても、
退屈しない映画に仕上がっていると思うし
一人でも多くの人たちが見るべき映画だと思う。(
スカーレット
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