スカーレットの心のつぶやき
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先日、姉が「バーゲンで半額になっとったけん着ない?」と言って
薄ピンク色のセーターを買ってきてくれた。
スタンドカラーの襟には小さなフリル、
胸元には花の形のボタンがついた少し薄手のセーターだった。
私の着る服は黒い色のものが多い。
今の時期はタンスの引き出しを開けると、
似たような黒いセーターばかりが入っている。
スカートも黒、セーターも黒、全身黒ずくめで居ると、
何か不幸事があったのかと聞かれることもある。
たまには違った色を着てみようと思うのだが、
黒を着ると何故か安心して落ち着く。
黒が好きだし一番似合うと思っている。
だから、姉には悪いが、
もらったピンク色のセーターはまだ着ていない。
でも、この頃は日差しも春めいて、
近くの梅の花も満開になっている。
毎日歩く池の土手は黄色の菜の花の絨毯が広がり、
私の好きな白い雪柳も咲き始めた。
花屋の店先には、
ピンクのスイトピーや黄色いフリージアが並んでいる。
春の足音が聞こえてくるようだ。
私も、花たちに負けないように、
春色のセーターを着て外へ出てみよう。
春を感じて心うきうき、歩く足取りも軽くなりそうだ。
スカーレット
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