スカーレットの心のつぶやき
つぶやき 目次過去未来


2006年10月11日(水) ワールド・トレード・センター

昨日、映画を観てきた。

あの9・11テロを舞台にした映画だ。

アカデミー賞候補に上がっているということもあり

封切り前から観たいと思っていた。

テロをめぐる、政治的な事柄には触れていなかった。

そこに描かれていたのは

二人の警察官の生死、

そしてその二人の家族

特に夫婦の愛の人間ドラマだった。

人を愛すること、

お互いの存在を心の支えにすること、

夫婦の間では当たり前になりすぎて

普段では考えないし感じなくなったものを

この映画で考えさせられた。

もし、私の夫がこの警官の立場になったとき、

果たして、夫は私のことを想ってくれるだろうか?

隣に座って観ている夫の心を思ってしまった。

私は夫にとってそれほど大切な存在になっているのだろうか?

夫にとって娘の存在は大きなものだという確信はある。

でも、私は夫にとってどれほどの存在価値があるのか・・・

救出される時の警察官の心の描写、

そして残された妻の心の描写を見ていて

涙が出た。

悲しいのではない。

ただ、感動の涙だった。

観終わって夫とお昼を食べながら話をした。

こんな小さなことが本当の幸せなのだろうと思った。

私は目の前にある幸せよりも

もっと遠くにあるであろう架空の幸せを求め続けていた。

でも、そうではない。

変化の少ない今の暮らしの中の

瞬間瞬間が掛け替えのないものなのだと気づいた。

救出されなかった人たちにもドラマはある。

人が生きていくと言うことが

ドラマなのだから。

久しぶりにいい映画を観たと思う。


スカーレット